イベント/湯の花舞う癒しの秘湯/エピソード

Last-modified: Mon, 12 Nov 2018 15:22:55 JST (2009d)

第1話 生き残るために Edit

+  ネタバレ注意
サカイくっそ……撃っても撃ってもキリないわ。
あいつらどんだけ大人数で来てんねん!
クニトモこのままやと……
身動き取れへんようになるんも、
時間の問題やね。
ホール○○、傷の具合は?
見せてごらん。
クニトモえ……っ! 手の傷が腕まで……!
これ、相当まずいんやない!?
ホールああ。……〇〇、
ここは一時撤退しよう。
俺がサムライたちに伝える。
ホールイエヤス、ヒデタダ! 一時撤退だ!
心銃で敵を牽制して、
その隙に山あいの隠れ家まで逃げるんだ。
イエヤス撤退か……それが最善だろうな。
――よし。
ヒデタダ、ホール。合わせてくれ。
ヒデタダはっ!
このヒデタダ、全力で参りますぞ!
ホールOK、任せて!
イエヤスでは、いざ――!

(心銃発動)

ホールわーお! バッチリだね。
これで少しは時間が稼げるはずだ。
今のうちに――
イエヤス……っ!
ホール、伏せろ!
イエヤスくっ……!
ホールサムライっ!!!
ホール……あいつか、撃ち漏らしたヤツは!

(心銃発動)

ヒデタダお、大御所様っ! お怪我を!!
イエヤスくっ……案ずるな……ッ、大事ない。
さあ、行こう。
ヒデタダはっ、お支えいたします!
イエヤス……ホール? どうした。
敵はまたすぐに追ってくるぞ。
ホール……俺は、少し別行動するよ。
○○にはサカイたちが
ついてるけど、重傷だ。
ホールイエヤスもその怪我じゃ、
逃げるのに時間がかかるだろ。
ホール……俺は一番軽傷だからさ。
囮になって、時間稼ぎするよ。
ほら、ふたりは早く行って。ね?
ヒデタダ……やむを得ませんな。
ホール。必ず、無事に戻るのですよ。
ホールあったりまえさ! こんなところで
スターがやられるわけないだろ?
さあ、早く!
ヒデタダ参りましょう、大御所様!
ホールさてと……。
それじゃあ俺は、もう一仕事してこようか。
ホールみんなのピンチを救うのも、
スターの役目だからね☆

 

ファルまったく、レジスタンスというのは
どうしてこうも諦めが悪いんでしょうねぇ。
ファル森に逃げ込んだか、そうと見せかけて
市街地へ逃げたか……。
エフ面倒ねぇ。
ね、ファルちゃん。森ごと焼いちゃえばぁ?
ファル駄目ですよ。あちらに「マスター」が
同行していたら死んでしまうでしょう?
あれは生け捕りにしなければ。
きゅるちゅ……あっ! 見て見て! 人影はっけーん!
古銃だったら捕まえて、
いーっぱい苛めちゃおっと♥

第2話 帰ってこないスター Edit

+  ネタバレ注意
カトラリーケインさん、
○○の具合はどう?
ケイン……良くありませんね。
止血は済みましたが、傷の状態も
今まで以上に悪化していますし……。
ケイン何よりマスター自身も、かなりの怪我を……
とにかく、絶対安静で療養が必要でしょう。
カトラリーそっか……。
イエヤスさんも心配だね。
彼、一番重症でしょ。
キセルうん……俺がここに駆けつけたときに、
ちょうどイエヤスさんが
目を覚ましたんだけどね。
キセル○○の様子を見るなり、
手当てを拒んだんだよ。
キセルイエヤスさんは酷い傷だけど、あのままじゃ
○○も危なかったから……。
ケイン……おふたりが少しでも早く
回復できるように、私たちは
出来る限りのお手伝いをしましょう。
キセル&カトラリーうん。

 

イエヤスはは……庇っておいて自分がこれでは
格好がつかないな。○○にも、
負担をかけてしまった。
ヒデタダ大御所様、
今はどうか、無理をなさらず……!
ヒデタダそれにホールとて、
大御所様のとっさのご判断がなければ、
どうなっていたことか。
イエヤスああ……。
俺が気付けたからよかったが
彼からは死角の攻撃だったからな……。
イエヤスして、ホールは戻っていないのだろうか。
彼一人に囮を任せてしまったが……。
ヒデタダ彼なら数刻前に戻ってきました。
ですが……今はいませんね。
どこかへ出掛けたようです。
イエヤスそうか。とにかく、無事ならばよかった。
ヒデタダええ。ホールは大丈夫ですので、
大御所様は御身をご案じなされませ……!
クニトモただいま戻りました~。
……あ、イエヤスさん目ぇ覚めたんやね!
よかったわぁ。
サカイ森で果物見つけてきたんやけど、
食べられそうやったらどーです?
俺、皮剥いてくるで。
イエヤスほう、美味そうだな。お願いしようか。
サカイよしきた、任しとき!
……あ、せや。途中でホールに
会うたんやけど、あいつどないしたん?
サカイなんか知らんけど用事がある~言うて、
急いで街の方に行ったで。
ヒデタダ街の方へ……?
このような非常事態に……?

第3話 街での逢瀬 Edit

+  ネタバレ注意
エフ……レジスタンスを見失ったですって?
やぁね、これだから愚図は。
躾直しが必要かしら?
兵士ひぃっ!それだけはお許しを……!
兵を増員して捜索範囲を広めますので!
エフはいはい、口だけなら何とでも言えるのよ。
……さっさと行って見つけてきなさい!
兵士は、はいっ!
きゅるちゅあーあ、せっかくいいおもちゃが
手に入ると思ったのになぁ~。
逃げちゃうなんてつまんなーい!
ファルこの街に潜んでいる様子がないとなると、
麓の町まで下ったのかもしれませんね。
ファル雑魚どもを深追いするのも面倒ですが……
もうしばらくは行方を追ってみますか。
ホール…………。
ホール街には兵士がうろついてるし……。
もうしばらくは身動きできそうにない、か。
少女ねえねえ、お兄さん。
こんなところで何してるの?
ホールえっ?
……えーとねぇ、
幸せの青い鳥を探しにきたんだよ。
少女へぇ~。それ、見つけられた?
ホールああ、バッチリさ☆
少女ふぅん……じゃあ、幸せになれたの?
ホールああ。
今日も、君みたいな可愛い子に出会えた。
これも青い鳥のおかげかな?
少女うふふ! お兄さんってば、面白い人ね!
ね、一緒に遊んでよ!
ホールOK~!
君のことをいろいろ教えてね。子猫ちゃん♥

第4話 賑やかな心遣い Edit

+  ネタバレ注意
クニトモ…………さん、〇〇さん。
……んー、まだちょっと熱あるなぁ。
クニトモ……あ、〇〇さん!
よかったぁ……もうだいぶ長いこと
眠ってたから心配してたんやで。
クニトモ包帯交換してもええ?
あと、お水も飲んどこうな。ほらサカイ、
ぼさっとしとらんと水持ってきぃや!
サカイお前に言われんでも用意しとるわ!
ほい、〇〇さん。
いっぱい飲んでな!
クニトモ森に食べ物探しに行ったら
綺麗な湧き水があってな~。
そこで汲んできたんよ。
サカイイエヤスさんも喉乾いてへん?
ほい、どーぞ!
イエヤスありがとう。
……ふたりも怪我をしていただろう。
傷の具合はどうだ?
サカイぜーんぜん!
俺らの怪我はかすり傷みたいなもんやから、
気にせんといて!
クニトモもうほとんど治ってるから大丈夫やで。
おおきに、イエヤスさん。
ヒデタダ失礼しますぞ。
そろそろ夕餉の支度に取り掛かりますが、
何かご所望のものは――。
ヒデタダ……おや? 何やら雰囲気が明るくなった
気が……なるほど、窓辺に花を
飾ったのですか。これはクニトモが?
クニトモさすがヒデタダさん、
ええとこに気付かはったなぁ!
そうなんです~。綺麗やろ?
サカイいやいやいや! それやったの俺やから!
何テキトーなこと言うとんねん!
ヒデタダほう……。
掃除だけでなくここまで気を回せるとは、
存外細やかなのですね。
サカイせやろ~?
ボケーッとしたクニトモには、
到底できん芸当ですわ~!
クニトモはあ? ボクはボケーッとしとるんやなくて
落ち着いとるんです~!
雑なくくりせんといてくれる!?
サカイあ~ん? なんやて~!?
ヒデタダこら、静かになさい!
大御所様と〇〇殿は
療養中なのですぞ!
サカイ&クニトモす、すんません!
ヒデタダはぁ……褒めてもすぐこれですからな。
仲がいいのやら悪いのやら。
イエヤスはっはっは。賑やかでいいことではないか。
ふたりがいると、空気が明るくなる。
イエヤス鬱々と療養しているよりも、
ずっと心身に良さそうだ。
なぁ、〇〇。
ヒデタダぐぬぬ点…
大御所様がそうおっしゃるならば、
致し方ありませぬ。
ヒデタダそれはそうと、ホールは一体
どこをふらついているのです?
昨夜から帰って来ていないようですが……。
カトラリー……ねえ、ホールのこと探してるの?
カトラリーそれなら、街で見たよ。
知らない女の子と一緒に、
どこかへ歩いていったけど……。
ヒデタダなっ……なんですと!?

第5話 幻の秘湯 Edit

+  ネタバレ注意
ヒデタダく……っ、
あの不届き者はまだ帰らぬのですか!
もう子の刻になりますぞ!?
ヒデタダ今日という今日は、
厳しく言ってやらねば気が済みませぬ……!
イエヤスまあまあ。そう怒るな、ヒデタダ。
ホールにも何か事情があるのだろう。
ヒデタダ大御所様……っ!
大御所様の寛大さに甘えたあやつの無礼、
やはり許すまじ……!
ホールただいま~。ああ、よかった。
○○もイエヤスも
まだ起きてたんだね。
ホール明日、ふたりを連れて行きたいところが
あるんだ。動けそうかな?
無理なら俺が背負って――。
ヒデタダホール! 帰ってくるなり何なのですか!
大御所様はあなたを庇って
大怪我をされたのですぞ!
ヒデタダ○○殿も傷を負いながら
我々を治療し、休息が必須……。
そんな時に何を言っているのです!
ヒデタダフラフラ街で遊び歩いていたかと思えば、
次はこれですか!
寝言ならば寝ていいなされ!
ホール……え? 遊び歩いて……?
ホールち、違う違う! そんなワケないだろ?
俺を庇ってくれたイエヤスには
感謝しているし、申し訳なくも思ってる。
ホール○○のこともすごく心配で……
だから、街で傷に効く薬を探してたんだ。
ヒデタダ…………!
ホールでも、街にはまだ世界帝軍がたくさんいて、
病院や薬局は特に監視が厳しかった……。
ホール薬は手に入らなかったけど、
街の女の子たちから
気になる話を聞いたんだ。
ホールなんでも、このあたりの山奥に、
傷によく効く幻の秘湯があるんだって。
ホール何十年も前だけど、実際に行ったことがある
っていうおじいさんにも会ったんだ。
彼から大体の場所も聞いてる。
ホールだから、すぐにでもふたりを
そこへ連れていきたいと思って……。
それに、ヒデタダも温泉好きだろ?
ヒデタダお、温泉……。
しかも、幻の秘湯とは……!
ヒデタダ……い、いえいえ!
そんなに昔の話では、
今も本当にあるかどうか怪しいものです。
ヒデタダ大御所様の傷も癒えていないというのに、
険しい山道を進むのは
危険ではありませんか?
イエヤスいや……行ってみよう。俺の傷は随分と
癒えたし、ずっと休んでいては体もなまる。
少しは動かねばな。
イエヤス○○は今しばらく
安静にしておく必要があるから、
まずは俺たちで確かめに行こう。
イエヤス本当に温泉があればよし。
そのときは、戻って〇〇も
連れて行けばよい。
ヒデタダなるほど……。
それもそうでございますな。
では、朝を待って出立いたしましょう。

 

ホールそれじゃ、行ってくるよ。
いい知らせを楽しみにしててね、
○○♥
ケイン皆さん、どうぞお気をつけて。
○○さんのことは、
我々にどうぞお任せくださいね。
イエヤスああ。留守の間をよろしく頼むぞ。

第6話 スターの流儀 Edit

+  ネタバレ注意
ホールえーっと……
あの大きな木のところを右だね。
イエヤス、大丈夫かい?
イエヤスああ、問題ない。先へ進もう。
しばらくは道なりだな。
ヒデタダ……ホール。
その地図はあなたが作ったのですか?
ホールん? そうだよ。
知ってる人もあんまりいない温泉だし、
当然地図にも載ってないからね。
ホールいろんな人から話を聞いて作ったから、
シンプルな地図だけど
要点は押さえてるはずさ☆
ヒデタダあなた……本当に、
街で情報収集をしていたのですね……。
ホールえ~!
まだ疑ってたのかい? ひどいなぁ。
ホール……だって、
庇われっぱなしなんてカッコ悪いだろ?
ばっちり恩返ししてこそスターだよね♪
ヒデタダそうですか。
……大御所様を思っての働き、
感謝いたします。
ヒデタダ……その温泉が本当に見つかれば、
の話ですが!
ホールはははっ!
こういう時のスターは『持ってる』ものさ。
だから、ノープロブレム!
クニトモボク、温泉なんて初めてやわ~。
なんかドキドキするなぁ。
サカイ俺も初めてやわ。
ま、火縄銃をお湯に浸けるアホはおらんし、
当たり前やけどな。
サカイそもそも温泉って
どんくらい効き目あるもんなんやろ?
ゆーてお湯やしなぁ。
イエヤスははっ。確かに一見ただの湯だが、
湯治の効果は本物だという。
イエヤス家康様も大の温泉好きで、
半月以上湯治場に留まることもあった。
イエヤス家臣が病に倒れた時などは、
見舞いの品として温泉の湯を届けたほどだ。
サカイお湯を届ける!? ひゃ~!
さすが徳川さん、やることがデカいなぁ!
クニトモその家臣さんも嬉しかったやろうねぇ。
徳川さんは家臣想いやなぁ。
サカイ温泉楽しみんなってきたわ~!
おいクニトモ!
どっちが早く温泉見つけられるか勝負や!
クニトモはぁ? なんやのいきなり。
……まあでも、徳川さんのためやし、
お前に負けるんは癪やしな。やったるよ。
サカイよっしゃ。ほな徳川さん、俺らでぱぱーっと
温泉見つけてきますんで、
ちょーっとだけ待っとってください!
イエヤスこれは頼もしいな。
足を滑らせぬよう、気をつけて行くのだぞ。
サカイ&クニトモはーい!
サカイ……ん!? おいクニトモ!
向こうの方、
ちょっとモヤかかっとるように見えへん!?
クニトモほんまや……!
よーし、ボク行ってくるわ~!
サカイあっ、コラ!
待てやクニトモ!!

第7話 可愛い相客 Edit

+  ネタバレ注意
サカイこっちこっちー!
足元滑りやすいから気ぃ付けてなー。
クニトモはい、イエヤスさん、手ぇどうぞー。
あとちょっとやからね。
ヒデタダおお……!
なんと見事な……!
イエヤスこれは……ここまで歩いた甲斐があったな。
○○によい報告ができそうだ。
サカイなっ、すごいやろ!
これ、お湯結構熱いんかな?
入る前に、湯加減チェックせな。
サカイ……おっ!
ちょい熱めやけど、ええ湯加減やで!
みんな、はよ入ろ~!
ホールよかった……
秘湯の話は、本当だったんだ……。
ホール……よーし!
さっっそく俺も、楽しんじゃおうかな☆
サカイあああ~……。
ええなあ、温泉。こら癖になるわ~。
ホールはぁ~……
身体だけじゃなくて、心にも染みるね~。
クニトモふたりとも寛ぎだすの早すぎやわ。
……でも、そんなにええなら
ボクも入ってみよか。

 
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クニトモふぅ~。
確かにこれは、気持ちええわあ……!
クニトモお、リスがおる!
リスさんも温泉に浸かりに来はったん?
可愛いらしいなぁ~。
クニトモでも、やけどしたらあかんから
君はボクの腕の上な?
ほら、果物もあるで。いっぱい食べや。
クニトモああ~。温泉って、心がこんなに
ふわ~ってするもんなんやねぇ。
クニトモイエヤスさんの言ってた通り、すごいわ~。
山道歩いてきた疲れも取れた気ぃする……!
クニトモあの厳格なヒデタダさんが
そわそわしてまうのもわかるなぁ。
……温泉、最高やん!
クニトモ○○さんが
動けるようになったら、また来んとな……!

第8話 温かな幸せ Edit

+  ネタバレ注意

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ヒデタダ大御所様、お背中失礼いたします。
ヒデタダ傷に効く湯でしたら、
たっぷりとかけておかねばなりませぬな!
イエヤスすまんな、ヒデタダ。
……ああ、いい湯だ。
心なしか、傷も良くなってきたようだ。
ヒデタダふふっ、それはようございました……!
素晴らしき湯に浸かると、
やはり心が安らぎますな!
ヒデタダかく言うヒデタダも、
気力がみなぎってまいりましたぞ!
イエヤスはは、ヒデタダは本当に
温泉が好きなのだなあ。
ヒデタダええ。以前の『さうな』とやらでは
大変な目に遭いましたが、
ここは私の知る温泉そのもの!
ヒデタダ○○殿に
本当の温泉を楽しんでいただく、
またとない機会にもなりましょう!
イエヤスははっ、さうなも興味深い体験だったな。
あれはあれで良いが、
傷のある今は、穏やかな湯治が有り難い。
イエヤス○○も、
きっと気に入ることだろう。
ヒデタダ違いありませぬな! 〇〇殿も
日に日に回復してきておりますから、
数日の後には来られるでしょう。
ヒデタダしかし……最初はとんだ眉唾ものの
噂話かと思いましたが、
かように素晴らしき湯があるとは。
ヒデタダホールにも、今回ばかりは
礼を言っておかねばなりませぬな。
イエヤスああ、そうだな。さぁ、ヒデタダ……
俺の世話ばかりではなく、
君もしっかりと楽しんでくれ。
ヒデタダお、大御所様……!
ありがたき幸せ!
ヒデタダですが、ご心配には及びませぬ。
大御所様のお世話をするのも、
ヒデタダの楽しみでございますれば!
イエヤスはっはっは、それはありがたい。
……俺は、いい仲間を持ったなあ。

第9話 True or False ? Edit

+  ネタバレ注意
きゅるちゅ……はい、ぼく上がり~!
エフ、富豪のポジション、ぼくと交代ね!
エフんもう!
ファルちゃんもきゅるちゅちゃんも強~い!
せっかく勝てたと思ったのにっ。
ファルふふ。あと一歩でしたねえ、エフ。
兵士……失礼いたします。
逃亡中のレジスタンスについて、ご報告が。
エフレジスタンス? ……ああ、遅かったわね。
もう忘れかけてたわよぉ。
それで、見つかったの?
兵士い、いえ、まだですが……
有力な情報を入手しました。
兵士複数の街の住人が、
負傷者を連れた見慣れない人物を
目撃しています。
兵士怪我人を病院へ連れて行くよう促すと、
断って麓の方へ下りていったとのことです。
エフ麓ねぇ……。
そっちの方が大きい街があるし、
身を潜めるには向いてるわね。
エフレジスタンスと通じてる闇医者も
いるのかもしれないし……。
あんたたちでもう少し調べなさい。
兵士はっ! 了解しました!
ファルふふ……
街の病院には見張りがいましたからね。
避けていった可能性は高いでしょう。
きゅるちゅでもさ~怪我してたんでしょ?
麓の街に着く前に野垂れ死んでたりしてぇ。
ファルその可能性もありますね。
さて……名残惜しいですが、私は先に
帰ります。次の任務も控えていますし。
エフうそぶいちゃってやぁね。
ファルちゃんってば、
お兄様を独り占めしようと――。
エフちょっと! ファルちゃん待って!
アタシも一緒に行くわ~!
きゅるちゅきゅるちゅもパパとお出かけの約束あるしー
早く帰って準備しよーっと!
兵士次は麓の街か……。
奴ら、どこに逃げたんだ?
麓へのルートも押さえているんだがなぁ。
兵士麓へ行ったと見せかけて、別の方向へ……?
いや、目撃情報も多く上がっているし、
それはないか……。

第10話 癒しの湯 Edit

+  ネタバレ注意
ホール○○、こっちだよ!
このあたりは足場が悪いから、ゆっくりね?
ヒデタダもうすぐですぞ、〇〇殿。
ヒデタダ一歩一歩、無理せず慎重に進むのですぞ!
ヒデタダもお支えしますゆえ、
遠慮なさらず。
イエヤス歩くのがきついようなら、俺が背負おう。
なに、心配はいらない。
イエヤス湯の効能は本物だったようでな。
俺の肩の傷も、すっかりよくなったのだ。
サカイあの温泉っちゅーやつ、ホンマに効いたで!
疲れも取れるし傷も治る!
先生も元気んなること間違いなしや!
クニトモうんうん。サカイの胡散臭い口上も、今回は
ぜーんぶホントのことやから安心してな?
ホールおっ、見えてきたよ!

 
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サカイくぅ~っ!
何回入ってもええ湯やな~!
もーすっかり温泉の虜やわ。
クニトモボクもや~……。
3人もはよ、服脱いで入り!
カトラリー&キセルう……うん……。
ケインはい……、いえ……、
……はい……。
ホールいや~、ちょっと街に出ただけで、
幻の秘湯の情報をゲットできるなんて。
さすがスター☆
ホールついでにいろいろ情報も撒いとくあたり、
スターなうえにヒーローって感じだね♪
あっはっは!
ヒデタダまったく、あなたは……
目立つ自覚があるのなら、
少しは控えてはどうなのです。
ヒデタダそんな調子だから、
戦場でも狙われるのですよ。
……聞いているのですか!?
ホールはいはい、聞いてるよ。
でも、スターのオーラは隠せないもんな~。
ヒデタダくっ……ユキムラの方が
まだ聞き分けがあるかもしれませぬな……!
イエヤス○○、湯の温度には慣れたか?
では、あなたもこちらへ。
イエヤス転ばぬように、俺が支えよう。
……さあ、おいで。