イベント/炎の誓い、大坂の縁(えにし)/エピソード

Last-modified: Mon, 03 Sep 2018 17:04:53 JST (2079d)

第1話 不安な護送作戦 Edit

+  ネタバレ注意
イエヤス恭遠、こんな時間にどうした。
何かあったのか?
恭遠・グランバードああ。世界帝軍に捕らえられていた
レジスタンスの活動家、ハリー氏のことだ。
恭遠・グランバード……軍内部にいる我々の仲間の手引きで、
彼が脱出に成功したという連絡が
先程入った。
ヒデタダなんと……。
あの厳重な奴らの基地から
逃げおおせたのですか?
恭遠・グランバードいや、護送中に隙を見て逃げ出したらしい。
……それで早速だが、
君たちに頼みたいことがある。
イエヤス彼を保護し、
安全な場所まで送り届けること……だな。
恭遠・グランバード話が早くて助かる。先行しているゲベール、
君たちふたりとユキムラ。
そして”彼ら”で作戦を遂行してくれ。
恭遠・グランバードそろそろ出発の時間だが……
準備はできたか?
サカイおう、任しとき!
キンベエのおっちゃんとやった特訓の成果、
ばっちり見したるで~!
クニトモせやな。心配いらへんよ。
サカイのアホがアホなことせんように、
ボクも見張っとくさかい。
サカイアホアホやかましいわアホ!
そっちこそ、
俺ん足引っ張らんよーにせえよ!
クニトモお前に言われんでもわかっとるわ。
フルサトさんにかっこええ活躍した!
って、お土産話したいしな!
イエヤスはっはっは、ふたりとも気合は
十分のようだな。此度の作戦での活躍、
大いに期待しているぞ。
クニトモあっ、イエヤスさん! おおきに。
ボク気張っていきますんで、
よろしゅうおたのもうします~!
サカイいや~、天下の将軍様の銃、
イエヤスさんが采配とられるんやったら
なーんも心配いらへんなっ!
イエヤスはは……俺ひとりでできることは
限られているからな。
皆の助力あってこそだ。
イエヤス……奴らに捕らえられていたハリー殿は、
さぞかし大変な思いをしたことだろう。
イエヤス彼を無事保護したら、
君たちの明るさで元気づけてやってくれ。
クニトモ&サカイはい!
ヒデタダああ、大御所様……
いつものことながら、なんと謙虚、
そして誠実でいらっしゃるのでしょう!
ユキムラ……なんだよ。
ヒデタダはいつものことだけど、
あいつらまでイエヤスイエヤスって……。
ユキムラ別に、イエヤスは、
そんなにすげーやつじゃねーだろ。
ヒデタダな、なんですとっ!?
ユキムラだってよ。
いっつも俺との勝負から逃げてばっかで……
勇気も男気もないじゃねーか!
ヒデタダぐっ……
今の言葉、聞き逃せませぬ。
訂正なさい、ユキムラ!
イエヤスヒデタダ、よい。
確かに俺は、ユキムラとの勝負を
ずっと避けてきたのだからな。
イエヤス……ユキムラ。
俺に思うところがあるのは承知の上だが……
今は目の前の作戦に集中しよう。
ユキムラ…………。
お前に言われなくたって、わかってる。
さっさと行こうぜ。
ユキムラんじゃ、〇〇、恭遠。
行ってくるな。
恭遠・グランバードあ、ああ。
気を付けて行ってきてくれ。
恭遠・グランバードはぁ……大丈夫だろうか。
今回の作戦に大きな危険はないと思うが……
少し不安だな。

第2話 暗躍のWIA Edit

+  ネタバレ注意
アインスおい、奴はまだ見つからねぇのか。
これだけ大勢の兵士がいて何してやがる。
兵士も、申し訳ございません!
巧妙に足取りが隠されておりまして、
行方が掴めず……。
アインス……チッ。
使えねぇ駒はいらねぇんだがな。
兵士ひぃっ……!
そ、捜索網を広げるよう
指示してまいりますっ!
ファルやれやれ……アインス。
兵士を怯えさせたところで、
役立たずが余計役立たずになるだけですよ。
ファルここは、別の手を使ってみてはどうです?
人探しなら、適役がいるでしょう。
アインスん?
……ああ、WIAか。なるほどな。
ファルええ。人数は少ないですが、
世界帝直下の諜報機関ですし。
ただの兵士よりはずっと役立つはずですよ
アインスそうだな。
……よし、ファル。すぐに連絡を取れ。
ファルわかりました。
……命令は、なんと?
アインス奴の居場所が割れたら、その場で始末しろ。
仲間がいれば、そいつらもまとめて殺せ。
ファルその場で……?
そういえば彼、何か重要な情報を
知ってしまったとか?
アインスああ。イレーネ城の
防御システムに関する極秘事項だ。
ファル……ッ、なるほど……。
それはいけませんね。
ファルハリー・ローウェル……
愚かな男です。おとなしくしていれば、
もう少しは生きられたものを。

第3話 銃の宿命 Edit

+  ネタバレ注意
ヒデタダいいですか。決して……決して!
軽率な行動をしないように、
常々細心の注意を払うのですよ。
ヒデタダ世界帝軍は、逃げ出した
ローウェル殿を追っているはず……
油断は禁物なのですから。
ユキムラなんか腹減ったな~。
そろそろ街だろ?
着いたらまずメシ食おうぜ!
ヒデタダユキムラ! お聞きなさい!
私はそなたに言っているのですよ!!
ユキムラへっ、俺!?
ヒデタダそなたです!
それ以外に誰がいるというのです!!?
イエヤスまあまあ……
そう怒るな、ヒデタダ。
ユキムラとて作戦の心得はあるさ。
ユキムラそーだそーだ! なんたって俺は、
策略・知略に富んだ信繁様の銃!
迂闊なことはしねぇよ!
ヒデタダぐぬぬ……
これほど信用ならない言葉は
そうそうありませぬぞ……。
ユキムラおっ、街が見えてきた!
早く行ってゲベールと合流しよーぜ!
サカイゲベールくん、お疲れさん。
首尾はどないな感じ?
ゲベール今のところ、特に問題はねぇ。
町外れにあるシンパの宿屋で
匿ってもらって、おっさんを休ませてる。
イエヤスそうか、それは何よりだ。
……ゲベール、宿まで案内を頼む。
ゲベールおう。こっちだ、ついてきやがれ。
サカイ……しっかし、ちょっと
不思議な感じやなぁ。みーんな日本の銃で、
おまけに徳川さんとの作戦って!
クニトモせやなぁ。日本から遠く離れたとこで、
また徳川さんと一緒に
戦える日が来るなんてびっくりや。
クニトモボクら国友の銃と徳川さんは
250年以上もお付き合いあったけど、
もっともっと長くなるなぁ!
サカイそら堺筒も同じや。
堺にとっても、徳川さんはぎょーさん
注文くれはったお得意様やもんな~。
クニトモふん、豊臣さんにも
バンバン売り込んどったくせに
よう言うわ~。
クニトモ国友は徳川さんの御用鍛冶!
一緒にせんとってや~!
サカイはっ、地味ぃなお前と違て、
俺があっちこっちからモテモテやったから
僻んどるんか~?
ゲベール……チッ。
てめぇら、さっきからグチグチうっせぇな。
無駄口ばっか叩いてんじゃねぇ。
ゲベールつーかよ、過去に縋って
なんになるってんだ。どっちにしろ、
時代遅れになって廃れたんだろ。
サカイ&クニトモ…………!
サカイあっはっは、ゲベールくん、
勉強足らへんで~。なんだかんだで幕末には
盛り返しとったんやからなっ!
クニトモせやせや。
日本の火縄銃舐めてもろたら困るよ~!
ゲベールそーかよ。
……戊辰の戦場じゃ
あんまり見かけなかったけどな。
クニトモそりゃあ……
まあ、そうやろうなぁ。
サカイ盛り返したゆうても、
最盛期よりだいぶ少なかったんは
違いないし……。
サカイ&クニトモ…………。

第4話 ブルーな配給 Edit

+  ネタバレ注意
兵士次の者、前に。
配給切符を見せろ。
市民Aは、はい……こちらです。
ホクサイやあやあ、お邪魔するよ~!
ほらほら、どいてどいて~!
ホクサイ今日は、なんとっ! じゃっじゃーん!
ボクちゃん特製の
新しい食品を持ってきたんだ!
ホクサイまずは……青いパン!
こっちは青い人参!
ホクサイそして最新作はこれ!
ふっふっふ、
普通の赤いトマトに見えるだろう?
ホクサイだ・け・ど!
なんと、加熱すると青くなるんだ!
芸術的大発明!
市民Bあの……
これは食べられるものなのでしょうか……?
ホクサイあは! 食品だよ?
食べられるに決まってるじゃないか。
美味しくて栄養満点、毒はたぶんないよ~!
ホクサイお次のこれはぁ……
あれ、まだカチコチに凍ったままだなぁ。
ホクサイしばらく置いて解凍しないと
食べれないやぁ。
う~ん暇になっちゃった!
ホクサイしょうがないから
配給のお手伝いでもしようかなぁ。
……はい、次の人~!
ホクサイ配給切符を拝見っと。
ふむふむ、3人分だね・はい、どーぞ。
ホクサイ……おや? ずいぶん軽いけど……
3人分で、こんなに少ないのかい?
兵士はっ。この地域での配給は
概ねこの量となっております。
ホクサイおっかしいねぇ~?
普通の配給量の半分くらいしか
ないんじゃないかい?
ホクサイ……はっはーん?
さては配給をくすねてる
欲張りさんがいるのかねぇ。
ホクサイ犯人は誰かなー?
…………君かな?
兵士ち、違いますっ、自分は何も……っ!
ホクサイアハ! 冗談だよ。
配給担当の責任者あたりが
怪しそうかなぁ?
ホクサイいい暇つぶし見~っけ!
ボクちゃん名探偵! アハハハハ!

第5話 思惑渦巻く街で Edit

+  ネタバレ注意
ヒデタダ大御所様、彼の具合は……。
イエヤスうむ。やはり、かなり疲弊しているようだ。
尋問で受けた傷が障ったのか、
熱も出ている。
イエヤス俺は宿に残り、
看病と護衛役を務めようかと思う。
異存ないだろうか。
クニトモボク、賛成です。
薬の心得があるイエヤスさんに
お任せするんが一番や。
サカイほなら俺らは、街を抜ける道筋のあたりでも
付けてきますわ!
サカイ一箇所に留まるんは危ないし……
あん人が動けそうなら、
明日にでも移動した方がええからな。
ゲベールなら、俺ぁ森の方を見てくっか……。
イエヤスそれから……ヒデタダ。
ひとつ遣いを頼まれてはくれんだろうか。
イエヤス薬の材料を
いくつか採集してきてもらいたい。
この紙に書いているものだ。
ヒデタダ承知いたしました。
……さあ、ユキムラ。行きますよ。
ユキムラへっ? 俺も?
ヒデタダ薬の材料は珍しいですからな。
手分けして探すのが賢明でしょう。
ユキムラおう、それもそうだな!
イエヤス……では皆、宜しく頼む。
夜にまた会おう。

 

ユキムラはぁ……やっと最後の材料見っけた!
もうすぐ夜になるし、そろそろ帰るか~。
不審者…………。
ユキムラうおっ!?
な……んだよお前ッ!!
ユキムラうぐっ! くそっ、やめろ!
こ、の……うあぁっ!
……おい、何をしている!!
不審者チッ……。
ユキムラはぁ、はぁ……待て……!
くっ……。
君、大丈夫か!?
ユキムラあ、ありがとな……
くそ、なんなんだあいつは……!
いってぇ……!
もしや、ハリーの追手かもしれんな……。
ユキムラ……え?
ハリーって……。
急がないとまずい……
君、ハリーという男を知らないか?
この街にいると聞いたのだが……。
ユキムラもしかしてあんた……
レジスタンスの仲間か?
ああ、彼の部下だ。さきほどの追手が
向かているかもしれない。
彼がどこにいるか知ってるか?
ユキムラなっ……やべーじゃねーか!
おっさんなら、街の東の端の宿だ。
恩に着る!
すまないが、案内を頼みたい!
ユキムラおう! 任せろ!
こっち……ッ!!
ユキムラがっ……。
フッ……
本当に、ありがとな。

第6話 忍び寄る影 Edit

+  ネタバレ注意
諜報員ハリー・ローウェルの
居場所を特定しました。
町外れの宿に潜んでいるようです。
諜報員宿の主人は既に確保済み。
宿泊客が複数いるため、部下が
主人に変装し、さらに内情を探っています。
アインスほう……WIAは流石に仕事が早いな。
ご苦労。だが、それ以上探る必要はない。
皆殺しにするからな。
アインス他の客も、どうせレジスタンスのシンパだ。
今殺すのも後で殺すのも大差ないだろう?
アインス奴らを部屋に閉じ込めて、
宿に火をつけろ。
諜報員はっ、かしこまりました。
アインス街の者たちに見せつけてやれ。
レジスタンスに加担するようなら、
こうなるとな。
エフウフ♥ ちゃーんと鍵をかけて、
絶対に出られないようにしてから
火をつけるのよ?
エフあっつぅい炎の中で、
苦しみと絶望を
たぁーっぷり味わわせてあげましょ。
エフネズミ駆除は容赦なくやらなくちゃね。
ウフフ♥
エフ……さぁ、これで今日のお仕事はおしまい。
アインスお兄様、ディナーに行きましょ♥
アインスん? いいぜ。
今日はどの店に行くんだ? 案内してくれ。
エフはぁ~い♥

 

宿の主人失礼します。
替えの水をお持ちしました。
……ハリーさんの具合はどうでしょう。
イエヤスずいぶん顔色が良くなってきた。
この様子ならじきに目を覚ますだろう。
宿の主人それは何よりです。
それから、こちらはあなたに。
リラックスできるハーブティーですよ。
イエヤスおお、これはかたじけない。
ありがたく頂戴しよう。
……ふむ。仄甘く美味な茶だな。
イエヤスしかし……あなたこそ、
先程までより顔色が悪いのではないか?
少し休まれては……っ。
イエヤス……っ、なんだ、これは……。
急に、目眩が……。

第7話 上がる火の手 Edit

+  ネタバレ注意
ユキムラ……はっ!
ユキムラう! 頭いってェ……っ。
クソ、あいつ……!
ユキムラダメだ……
早く戻らえと、みんなが危ない!!

 

ヒデタダな、なんですかこれは……!
なぜ宿から火の手が……?
大御所様はご無事なのですか!?
サカイ大変なんや、この辺りも探してみたんやけど、
イエヤスさんもハリーさんもおらへん!
クニトモ中に取り残されてるんかな!?
でも、イエヤスさんに限って
そないなことは……!
ユキムラみんな、大変だ!
おっさんの居場所がバレた!
この火事も……きっと世界帝軍の仕業だ!
全員!!!
ヒデタダで、では、大御所様はまだ宿の中に……?
大御所様は唯一無二のお方。
替えなど無い方なのです。
ヒデタダ銃が燃えてしまっては、
いくら〇〇殿といえど
手の尽しようがない……!
ヒデタダ……こうしてはおられませぬ。
今、このヒデタダが助けに参りますぞ、
大御所様……!
ゲベール待て!
入り口には見張りの兵士が
たくさんいるじゃねぇか!
サカイほんなら俺らが
見張りの兵士の相手するわ。
ええな、クニトモ!
クニトモ当ったり前や。
お前に言われんでもそのつもりやったわ。
サカイははっ、上等や!
ほな行くで! 足引っ張んなよ!
ユキムラよし……今だ!
裏口から入るぞ!
ヒデタダええ!
ゲベールおう!

第8話 過去と未来 Edit

+  ネタバレ注意
ヒデタダ大御所様ーっ!
大御所様、どちらにっ!?
ユキムライエヤス! ハリー!
どこだー!
聞こえたら返事してくれーっ!!
???――、―――!
ゲベールおい、今なんか聞こえたぞ!
こっちだ!
ハリー・ローウェル……ゴホッ、君たち、は……!
ゲベール大丈夫か、おっさん。俺の肩に捕まれ。
……おっさんは俺が外に連れ出す。
お前らはイエヤスのところへ行け!
ヒデタダ無論です。
ローウェル殿、大御所様はどちらに!?
ハリー・ローウェル彼は……
他に逃げ遅れたものがいないかと、
上の階へ……。
ヒデタダ承知!
行きますぞユキムラ!
ゲベールおいおっさん、死ぬなよ!
行くぞオラァ!
サカイおーい! ゲベールくん、こっちや!
見張りの兵士は全部片付けたで!
クニトモゲベールくんもおっちゃんも
大きい怪我してへん? 大丈夫!?
ハリー・ローウェルああ、彼のおかげでなんとか命拾いしたよ。
……ありがとう。

第8話 過去と未来.jpg

ゲベール別に……。
俺は俺のやるべきことをやっただけだ。
礼を言われるようなことはしてねぇよ。
ゲベールそれから……サカイ。クニトモ。
お前らが見張りの奴らを引き受けてくれて、
助かった。
サカイへへっ、おおきに。
クニトモま、ボクらも
「やるべきことをやっただけ」やけどな!
ゲベールフン……!
よっしゃ! 水ぶっかけて火消すぞオラァ!
サカイ&クニトモおお!! やったるでぇ!!

第9話 想いを託し Edit

+  ネタバレ注意
ヒデタダ大御所様っ! 大御所様――!
くっ、一体どこにいらっしゃるのです……!
ユキムライエヤス! 返事をしろー!
イエヤスー!
ユキムラ(くそっ……俺のせいだ!
俺が油断したせいで……!)
ヒデタダユキムラ!
何をぼーっとしているのです!?
ユキムラ(もしイエヤスが死んだら……
俺は……っ!)
ヒデタダユキムラ、危ないっ!!!
ユキムラうおっ!?

第9話 想いを託し.jpg

ヒデタダぐっ……!
ユキムラお、おい!
ヒデタダ、大丈夫か!?
ヒデタダふん、この程度の傷、大したことなど……
うっ!
ユキムラお前……!
足やっちまってるじゃねえか!
ヒデタダええいお黙りなさい! 大御所様を
お助けせねばならぬのです! こんな
怪我などに構っていられるものですか!
ユキムラヒデタダ……。
ユキムラ……ヒデタダ、聞いてくれ。
お前は先に、外に出てろ。
ユキムライエヤスやハリーが危険な目に遭ったのは、
俺のせいだ。
……俺に責任がある。
ユキムラそれに、イエヤスと決着をつけるのは
俺なんだ! こんなところで、
ヘルメット野郎共にやられてたまるかよ!
ユキムラだから、イエヤスは
俺が絶対に、ぜーったいに助ける!
わかったらお前は逃げろ!
ヒデタダユキムラ、そなた……。
ヒデタダ……わかりました。確かにこの怪我では、
大御所様が脱出なさる際に、
私がお荷物になりかねません。
ヒデタダ事の次第は、あとできっちりと
説明してもらいます。ですが、
今は一刻も早く、大御所様のところへ。
ヒデタダ大御所様を無事お連れしなければ、
私がそなたに仇討ちを申し入れますからな!
ユキムラ任せろ!
イエヤスは俺が絶っっっ対に助ける!

第10話 炎の因果 Edit

+  ネタバレ注意
ユキムライエヤス! イエヤス……!
ゲホッ……
くそ、火の手が強くなってきやがった!
イエヤスん……?
その声は……、ユキムラ、か……?
ユキムライエヤス!
おい、大丈夫か!? しっかりしろ!
イエヤス……ああ。
他に逃げ遅れた者もいなかった……
安心してくれ。
ユキムラそうじゃなくて、
お前が大丈夫か聞いてんだよ!
イエヤスはは、大丈夫さ。
ユキムラが来てくれたおかげで、
なんとかな。

第10話 炎の因果.jpg

ユキムラ冗談言ってる場合か!
とにかく、さっさとここから出るぞ。
ほら、俺に掴まれ!
イエヤスかたじけない。
……これは、あとで礼をせねばならんな。
ユキムラ……いや、元はと言えば俺のせいだ。
礼なんかされる謂れはねぇよ。
ユキムラだけど、こっから出て
お前の怪我が治ったら……。
ユキムラそん時こそは、正々堂々勝負だからな!
逃げんじゃねぇぞ!
イエヤスはっはっは……あいわかった。
今回ばかりは受けぬわけにはいくまいな。
だが……どうする。
イエヤスこの炎では前にも後ろにも
進めそうにないが……。大阪での縁がある
君と炎の中とは、因果なものだな。
ユキムラそんな因果はクソくらえだっ!
……こうなりゃ、突っ切るしかねぇ!
ユキムライエヤス、俺にしっかり掴まってろ!
一気に行くぞ!
ユキムラうおおおおっ―――!

 

第11話 大阪の縁 Edit

+  ネタバレ注意

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