キャラクター/カール

Last-modified: Sat, 13 Apr 2019 13:15:34 JST (1854d)
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CV:山谷祥生
この黒い壁を突き破れ!
もっと先へ!もっと向こうへ!
前進せよー!!

プロフィール Edit

所属グループハプスブルク
身長152cm
体重41kg
趣味テーブルゲーム
好きなもの肉、チョコレート
攻撃回数2
キャラクターソングPlus Ultra

カード Edit

カード名レア度属性
英明な貴銃士−I★★★
英明な貴銃士−II★★★
冒険へ★★★
賛美★★★
プレッシャー★★★
受け継いだ名と意志★★★★
大いなるカリスマ★★★★
小さな皇帝★★★★
前進せよ!★★★★
プルス・ウルトラ★★★★★
玉座は誰がために★★★★★

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自己紹介 Edit

やあ、僕はカール。神聖ローマ皇帝、カール5世から名と意志を受け継いだ。
僕の拳銃に刻まれている、この言葉……『PLUS ULTRA(プルス・ウルトラ)』を知っているか?
『もっと先へ、もっと向こうへ、さらなる前進』という意味で、僕の指針でもあるのだ。
僕が共にある限り、君に敗北はない。勝利を確信し、前へ進め。

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世界最古に数えられる美麗な二連拳銃で、
2つのホイールロックが1つのロックプレートに組み上げられている。
撃鉄側には『双頭の鷲』と『ヘラクレスの柱』が緻密に彫金されており、
ヘラクレスの柱にはカール5世のモットーである
『PLUS ULTRA』の文字が刻まれている

絶対高貴 Edit

開放できる貴銃士ランク1
開放に必要なエピソード第1話:プルス・ウルトラ

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セリフ Edit

日常 Edit

初対面の挨拶
神聖ローマ皇帝、カール5世を知ってるな?
僕は、彼のために作られた二連拳銃だ。
君を、勝利の先へ連れて行こう。
マイページ会話
1レオを見なかったか?
市場に同行させようと思ったんだが……
今日のところは、君に頼むかな。
2難しいことは承知しているが……たまには
霜降り牛のステーキを食べたいものだね。
マスターも、そうは思わないか?
3マスター、来たまえ!
レオがお茶を淹れたから、一息入れよう。
マルガリータも、君のことを待っている。
ひとこと
この黒い壁を突き破れ!
もっと先へ!もっと向こうへ!
前進せよー!!
レベルアップ
僕はどこまで強くなれるのか……
限界の、その先を
是非ともこの目で見たいものだねー。
勲章授与のお礼
おおっ、勲章か! いいねー。
兵の士気を上げるには
うってつけのやり方だ。
基地でのお誘い
マスター、いいかな?
なに、ちょっとした世間話ってやつに
付き合ってくれたまえ。
衛生室
回復依頼いやはや、この傷は想定外だよ。
マスター、メディックである君の出番だ。
回復お礼感謝する、が……なぜ頭を撫でるんだ?
そこに傷はないだろう?
……やれやれ、子供扱いはよしてくれ。 
全快お礼この素晴らしい心地……まさに
特大のステーキを平らげたあとのようだ!
基地あいさつ
1……む?
どうかしたのか?
2ほう。この僕に手伝えと……?
まー、聞くだけ聞こうじゃないか。
基地あいさつ(親愛Lv高)
1ちょうどよかった。
君と話したいと思っていたのだ。
2あの棚からおやつを取ってくれ。
任務を完遂したあかつきには
僕が一緒におやつを食べてやるぞ。

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バトル Edit

戦闘開始高貴に戦え! Be noble!
とどめを刺す全力を出すまでもないな!
バトル:回復お礼
1身体が軽くなったよ。
さあ、反撃といこうじゃないか。
2(大いなるカリスマ)君の手は……他者を癒すだけではなく
力を与えるようだ。大切にすることだね。
バトル:回復お願いふむ、油断したかな。
すまんが治療を頼む。
絶対高貴発動僕の進んだあとにこそ
道はできるのだ!
心銃発動もっと前へ!
我らが未来へ!
仲間を庇う隙を見せるな。
バトル:勝利もとより勝利は
約束されていたのだ。
バトル:敗北……どういうことだ?
わけがわからん。
戦闘不能僕が膝をつく?
冗談ではない。

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勲章 Edit

甘い言葉(大いなるカリスマ)君がどう感じようと、君の勝手だが……
僕は君のことを、わりと気に入っているよ。
優しい言葉(プルス・ウルトラ)誰彼となく、情を移しすぎないことだねー。
これは、君の身を案じて言っているんだよ?

期間限定 Edit

ハロウィン 1カボチャを、レオに似せてくり抜いたんだ。
この髭の部分、我ながら完璧だねー。
ハロウィン 2先制攻撃は、勝利への定石。ということで
……トリック・オア・トリート!
ハロウィン(基地)君の驚く顔が見たいね。
クリスマス 1
クリスマス 2
クリスマス(基地)

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エピソード Edit

親愛 Edit

第1話:プルス・ウルトラ(親愛レベル1) Edit

+  ネタバレ注意

やぁ、僕はカール。偉大なるカール5世の
名と精神を受け継ぐ貴銃士だ。

君もカール5世のことは、
もちろん知っているだろうね。

なに? 知らない?
ふーん。では、説明してやろう。

カール5世陛下こそは、神聖ローマ帝国皇帝
として、全欧州に覇を唱えたお方。

陛下はプルス・ウルトラを人生の指針とされ
彼のピストルにその言葉を刻んだのだ。

……まさか、プルス・ウルトラの意味も
わからないなんて言わないだろうな?

あー、いい、その先は言わなくてもいい。
庶民に学を求めてすまんかった。

プルス・ウルトラとは、『もっと先へ、
もっと向こうへ、さらに前進せよ』
という意味だ。

飽くなき探求心と、たゆまぬ向上心を
象徴するこの精神を貫くことこそ、
僕の使命!

それは時代が移ろい変わろうと、
世界が在り様を変えようと、
なんら変わることはない。

どんな時代の、どんな世界でも、
プルス・ウルトラを体現する。それが
僕という貴銃士なのだ。おわかりかなー。

今、この世界は世界帝とやらが支配している
らしいね。

そんな状況で、僕が反乱者である君のもとに
参じたのも、歴史の妙というものだろう。

かつて世界に覇を唱えた僕が、今度は新たな
帝国を倒すために弾を放つというわけだ。

これほど興をそそられる戦いは、
数多の戦いを勝ち抜いてきた僕の記憶にも
そうはないぞ。

いやー、これからどんな戦いが僕の心を
焦がしてくれるのか、楽しみだよ。

マスター、くれぐれも言っておくが、
僕の期待に背く行いはしてくれるなよ?

僕がいるからには、世界帝軍など
鎧袖一触だろうけどな! はっはっは!

第2話:王者の気骨(親愛レベル3) Edit

+  ネタバレ注意

……なるほどなー。

物見……いや、
この時代では偵察というのだったか。

偵察の者から、敵である世界帝軍の戦力や
状況は聞いてはいたが……。
敵は思った以上に圧倒的優勢のようだ。

雲霞のような敵兵と対峙したとき、
さすがの僕も身震いがした。

あれだけの兵を揃え、統率を乱さないとは
なかなかの軍才の持ち主だぞ、
世界帝とやらは。

あの軍勢をご覧になれば、カール5世陛下も
賞賛を隠さないであろうな。
もちろん僕もだが。

なんだ、今更不安を覚えておるのか?

僕は楽しいぞ。絶望的なまでの劣勢、
そして、賞賛に値する強敵。

これほど胸が高鳴る状況はあるまいねー。

君も、そんな相手を心銃で一掃した時の
快感を想像してみろ。

例えて言えば……僕の顔よりも大きな
ステーキを平らげたときのような爽快感だ!

何? 今の例えでもわからない? そうか?

……とにかくだ! 奴らのトップである
世界帝を倒したあかつきには、より鮮烈な
爽快感が得られるだろうね。

そうして、僕はその先を想像するのだ。
さぁ、世界帝の時代がレジスタンスによって
ぶっ壊されました。

果たして、その先には
どんな新しい世界が構築されていくのか?

いいねえ。僕は今から、この未来が
楽しみでならないのだよ。はっはっは!

んーただ、ひとつ気にかかることがある。
実は戦いのあとの記憶が曖昧でな……。

どう記憶をたどっても、
ある1点から先が思い出せないのだ。

……そう、敵を一掃した快感に
酔いしれたあと……。

気が付くと基地に戻っていた。

なんだろうな?
君、考えてみてくれたまえ。

第3話:肉! 肉!(親愛レベル5) Edit

+  ネタバレ注意

んー……。

ん!?

……僕は戦場にいたはずだが?

いつの間に戻ってきたのだ……。
きちんと着替えてベッドに入っているなど
……全く記憶がない。

引き付けた大量の敵兵を心銃で薙ぎ払った
ところまでは覚えているのだが。

え……? 気を……失っただと?
この僕が?
レオが僕を背負って基地に戻ったのか。

また、レオは僕を子供扱いして……!

……だが、レオには礼を言わねば
なるまいな。まさかこの僕が
戦場でそんな失態を犯すとは……。

それはそうと、うっ……
この……この感じは……。

僕は……空腹だ! しかも猛烈にだっ!

この空腹は、肉を食わないと満たされぬ!
肉だ、肉を持てー!

はむはむ、もぐもぐ……
最上級の肉ではないようだが、
ちゃんと肉の味はするな。

……む? 僕が戦場で気を失う理由が
わかったかもしれないだと?

〇〇の意見ならば、
耳を傾けるのもやぶさかではないな。
聞こうではないか。はむもぐ。

……ふむ、戦闘で僕が体力を出し尽くして
しまうからではないか、と?

あー、いや、なるほどな。うむ、
その意見には納得できるところがある。

これほど空腹を覚えたというのが、
証なのかもしれないな。

ふむ……もぐもぐ。戦闘のたびに
主戦力である僕が意識を失っていたのでは、
作戦に大きな支障をきたすだろう。

もっと先へ、常に前へ進むためには、あえて
力を抑えることも必要なのかもしれん。

よし、わかった。 次の戦闘では、
少し出力を抑えて戦うとしよう。

僕であれば、抑制した力でも難なく
敵兵を薙ぎ払うことができるだろうね。

そうと決まれば、次の戦いまでに体力を
回復させなければな! お肉おかわり!

第4話:勝利の肝は弱火(親愛レベル8) Edit

+  ネタバレ注意

はっはっは、参った参った。

いや、なに、こんなぼろぼろの格好では
あるが、負けてきたわけではない。

戦闘にはもちろん勝ったが、先日話した、
力の制御。あれに失敗したのだ。

途中までは上手くいってたのだぞ?
ちゃんと力を控えめにして、なおかつ
敵を倒す程度にコントロールできてたんだ。

ただねー、力を抑制したにしろ、僕が
あまりに敵兵を多く倒しすぎたのだろうね。
敵の攻撃が僕に集中してしまった。

僕を取り囲む敵兵の様子を見ていたら……
楽しくなってしまうのは、
仕方のないことだろう。

つい、コントロールを誤ってしまった。

力を抑え込むというのはこれまでやった
ことがない。なかなかに難しいものだ。

うん、自爆した。

敵兵も軒並み散ったが、僕の周りに
いた者たちも巻き込んでドッカンだ。

あー、それは心配ない。
重篤な怪我を負った仲間はいないそうだ。

まあ、まだ絶対高貴になれないような連中
だから、どうなっても構わなかったけど。

はっはっは、失敗失敗。

うーん、だが、やはり、僕の力を
この肉体で扱うことは難しいようだな。

いきなり実践は早計だった。イメージ
トレーニングでもして、繊細なコントロール
を身に着けないと、だめかもねー。

やれやれ、わざわざ弱火を出さなきゃ
いけないなんて……。まったく面倒だよ。

第5話:く、崩れるっ!(親愛レベル11) Edit

+  ネタバレ注意

〇〇、
ゲームをして遊ばないか?

マルガリータと興じた遊びなのだが、ほら、
見てくれ。塔のように何段も積み上げた
木片を、1本ずつ抜いていくのだ。

当然、木片の数か少なくなるたびに
塔のバランスが崩れていって……
先に崩した方が負けというゲームだ。

力任せに木片を取ってしまうと、
すぐ崩れてしまうからね。

僕の課題である、繊細な力使いを学ぶには
まさに適した教材というわけだ。

……ひとりでやってももちろん訓練には
なるが、レオがお茶とチョコレートを多めに
用意してしまってね。

もったいないから、〇〇も
一緒にどうかと思ったのさ。

うむ! 遊んでくれるか!
では、やろうやろう!

よーし、僕からいくぞ。
…………ふぅ、できた。
次は〇〇の番だ。

それにしても、〇〇は
聞いたか? 世界帝軍が新型の兵器を
開発しているという噂がある。

戦争とは常に、技術力が勝敗を
大きく左右してきたものだからねー。

敵よりもより有利で、より強くあるため、
それぞれが進化をし続ける。

我がレジスタンスにおいても、貴銃士たちが
自らの高貴を磨くことに心を砕いている
ように、敵も同じく進化をしているのさ。

それがどうだ。僕に限っては、いかに
高貴になるかではなく、どうやって高貴力を
抑えるか訓練しているのだからな。

つまらん……と言えば、
最高につまらん話だが、それもまた
先を目指す王者の悩みというものか。

あまりに強すぎる力を持つのも
憂鬱なものだね。あ、僕の番か。

…………だ、だめだ。どこを抜いても
崩れてしまうぞ、これ。〇〇、
なんてところを抜いてくれたんだ。

はうっ! く、崩れるっ!
こ、こらっ、揺れるな!
塔のまま頑張らぬか!

……ふぅ
……なんとか、崩さずに済んだか……。

これは思ったより楽し……いや、
力の使い方の勉強になるな。

うん……これは、〇〇、
絶妙な位置に木片を残してくれているな?

僕ともあろうものが気遣われるとは……。

だがおかげで、
なんとなくだが力の加減がわかってきたぞ!

さあ、次は〇〇の番だ!
早く、早くっ!

第6話:反撃の狼煙(親愛レベル14) Edit

+  ネタバレ注意

やぁ、いい報告をしよう、
〇〇。

今日の戦闘では、ついに最後まで意識を
失わずに戦い終えることができたんだ。

これも〇〇と遊んだおかげ……
いや、訓練を積んだおかげだな。

とても、感謝しているぞ。

それにしても……最後まで戦場に立って
わかったことなんだが……。

僕の心銃の威力って、もう、絶大だなー。

たった1撃で、敵集団を一面薙ぎ払う
カバー力と威力の高さ!

世界帝軍からすれば、レジスタンスに
これほどの力を持つものがいるというのは
大変な脅威だろう。

もはやこれ以上好きにさせまいと、
全力で叩き潰しにくるに違いない。

君なんて、捕まったら最後、
真っ先に処刑されるだろうね。
いやー、スリリングな人生だこと。

かつてカール5世が治めた
神聖ローマ帝国も、オスマントルコ帝国の
驚異にさらされたことがあってさ。

ハプスブルク家の柱石であるウィーンを
包囲された時には、まさに
心胆寒からしめられたねー。

あー、思い出すだけで蘇る、
あの屈辱と怒り。

あいつらのことは絶対、許さん。
フッフッフッ……。

と、まあ、火力に優れるオスマントルコの
連中にはだいぶ苦しめられたが、
それでも我軍は反撃に成功した。

今我々がすべきことは、世界帝軍を恐れず、
どんどん攻め続けることだ!

先日、噂に聞いた世界帝軍の
新型兵器の話を覚えているか?

どうやらあれは、実際に存在するようでね。
実践に投入されたら、
さすがにキツイと思うぞ。

僕の考えとしては、その新兵器とやら、
完成前にぶっ壊してしまうことだ!

その硝煙を、我らが反撃の狼煙にしよう!

第7話:新型兵器を破壊せよ!(親愛レベル17) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。

いよいよ、世界帝軍の新兵器破壊作戦が
決まったな。

世界帝軍の基地に潜入し、
新型兵器を破壊する……。

口で言うのは簡単だが、
世界帝軍にしてみれば、戦況を一気に
有利にする力を持つ強力な兵器だ。

きっと、分厚い防御で守られているはず。

隠密に侵入して、破壊後は迅速に撤退する。

こんな難しい任務は、
僕がいなければ達成できないだろうね。

まー、僕の心銃があれば、
新型兵器の破壊自体は問題ない。

焦点になるのは、新型兵器が製造されている
場所まで、僕が無事にたどり着けるかだが、
その点も心配には及ばないだろう。

レオポルトとマルガリータを
僕の援護に同行させるつもりだ。

〇〇も知ってると思うが、
あのふたりの実力は本物だからね。

マルガリータは少し危なげに見えることも
あるが、鋭い勘を持っている。
いざという時は頼もしいやつだ。

それにレオポルトがいれば、万事問題ない。

……本当なら、あのふたりをこういう任務で
すり減らすより、絶対高貴になれない
貴銃士のなり損ないの連中がいるだろう?

あいつらを囮にして敵基地の兵力を
分散させられれば、潜入も破壊も
楽なんだけどねー。

ん? 何を驚く必要がある?
絶対高貴になれない貴銃士なんて
穀潰し以外の何物でもないぞ。

君の力を無駄遣いさせるどころか、
見方によっては君を蝕んでいくのだからね。

彼らだって、僕らの陰に隠れる
ぬるま湯のような戦闘ではなく、
自らの命がかかっていると思えば……。

絶対高貴に目覚めるやつが
何人かはいるかもしれない。

言うほど、荒療治だとは思わないけどねー。

やれやれ、君は甘いな。
いいやり方だと思うけど。

まあ、僕は決められた作戦に従って
戦うのみ。期待して待っていることだね。

第8話:皇帝の帝王学(親愛レベル21) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。
いよいよ新型兵器破壊作戦決行の日か。

守りの固い基地に潜入するなんて、
不安じゃないかって?

不安……
あー、僕にはよくわからない概念だな。

どうも、僕には個人的感情というものが
あまりないようでね。

だから、例えこの作戦でレオやマルガリータ
が傷付いたとしても……考えにくいけど、
万一のことがあったとしても。

僕は取り乱すことはないだろうね。

僕はカール5世の意志を受け継いだ
貴銃士だ。皇帝たるもの、
感情に支配されてはいけない。

その点、君と僕は正反対だと思うよ。

僕は常に論理的に勝利を追い求める。
力とは論理的に導かれるものだ。

でも、君はそれとは逆の……
情の力を重んじているように見える。

僕にしてみれば、情の力なんて
不安定で不確実で、全く当てにならない
ものでしかないけれど。

だが、君は絶対高貴になれない貴銃士の
なり損ねどもにも心を配っているね。

言ってみれば、実がつくかもわからない
植物に水をやり、いつか綺麗な花が咲くと
世話をするようなものだ。

素晴らしい美談ではあるだろうね。
メシアかヒーローか、民衆からの支持は
得られるだろう。

皮肉で言っているわけじゃない。
指導する立場の者は民衆からの支持を
得ることに腐心するものさ。

その点で言えば、君のような
シンボルがいればレジスタンスの活動は
きっとうまくいくだろうねー。

君が民衆の支持を集め、その力を僕が使う。
勝利は約束されたようなものじゃないか。

あら、おわかりでないようだ。まー、いい、
話の続きは帰ってからにしよう。

ひとつだけ言えるのは、
帝王学というのは残酷なものだと
覚えておいた方がいいってことだ。

その残酷さがあるから、民衆を救うことが
できるんだってことも、ね。

第9話:想像の先の未来(親愛レベル25) Edit

+  ネタバレ注意

……〇〇。

マルガリータの様子はどうだ?

僕が兵器を破壊することができたのも、
マルガリータが僕を庇ってくれたおかげだ。

僕を庇って、
敵の一斉射撃を浴びた……んだ。

……そうか、大丈夫か。
そうだな、安らかな寝息だ。

そうか……良かった。

……まあ、当たり前だがな!
これくらいのことで倒れるほど、
マルガリータは弱くない。

なんせ、この僕が信頼している仲間
なのだからな!

マルガリータの尽力を無駄にしないため
にも、さっさとこの戦いを終わらせて
しまおうじゃないか、〇〇。

今回の新型兵器の破壊作戦も無事成功した
ことだし、世界帝軍を相手に、我らレジス
タンスが完全勝利を収める日も遠くないぞ。

帝国が反乱軍にひっくり返された
先にある世界……。

僕はそんな歴史を見たことがない。

きっと、想像もできない世界が
広がっているに違いないよね。

胸が高鳴るよ。

まだ見ぬ、新しい世界!
もっと先へ、もっと向こうへ!

プルス・ウルトラだ!

皆が……〇〇がいれば、
僕らはもっと先へ進める!

行こう! そして戦おう!
まだ見ぬ自由をこの手に!

第10話:もっと先へ、もっと向こうへ(親愛レベル30) Edit

+  ネタバレ注意

ふーむ、たまには戦いを離れて、
〇〇とお茶を飲む時間も
悪くないな。

レオが淹れてくれたお茶はお気に召したか?

このスイートなチョコレートが合うんだ。
どうぞ召し上がれ。これもレオが
用意してくれたものなんだけどね。

んー、なに、ちょっとした感謝の印だ。

〇〇が僕と共に、
見たことのない世界へ向かって
歩んでくれていることのね。

もっと先へ、もっと向こうへ。

そう、君もすっかり覚えたじゃないか。
プルス・ウルトラ。

君は知らないだろうが、この言葉はもともと
古代の警告から生まれた言葉なのだ。

旅人はプルス・ウルトラを胸に、どこかに
あるという『世界の果て』を目指す。

さて、世界の果てにたどり着くと、
『ノン・プルス・ウルトラ』……この先には
何もないと書かれた柱があるだけ。

それは旅人が自らの生涯をやり遂げた
証の言葉と言われている。

だが、本当の新しい世界は、
『ノン・プルス・ウルトラ』の先にこそ
広がっているのだ。

僕たちが目指す場所は、
この柱を越えたところにあるってことさ!

〇〇。
僕、君のこと気に入ってるよ。

君には僕とは違うカリスマがあるようだ。
人々を、そして僕でさえも惹き付ける
カリスマが。

僕らは、まだ世界の果てに
たどり着く途中かもしれない……。

だが、いつかは君と世界の果てに……
そして、『ノン・プルス・ウルトラ』の柱を
越えて、きっと新世界にたどり着ける!

その日を一緒に迎えたいって、
そう思っているのだ。

さあ、共に行こう。
世界の果ての、その先を目指して!

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勲章 Edit

小さな皇帝のお昼寝(英明な貴銃士−I) Edit

+  ネタバレ注意
カールふたりとも、ここにいたのか。
レオポルトおや……お目覚めかい、カール。
マルガリータおっはよー! ……あれ?
寝癖ついてるよ! アハハ♥
カールむ? 僕としたことが……まあいい。
レオ、何か食料はないか?
そう……、たとえば肉とか、肉とか!
レオポルトふふ……そう言うだろうと思って用意させて
いるよ。今日も大活躍だった君に、
とっておきのをね。
マルガリータカール、バンバン心銃咲かせて
マジすごすぎだったもんね!
カールはっはっは、当然だ。
高貴なる僕にかかれば、
世界帝軍を蹴散らすなど……。
カールんー……レオ、肉はまだか……ふぁぁ。
レオポルトおやおや……。まだ疲れが残っているなら、
もう少し休んでは?
お昼寝にはちょうどいい時間だよ。
カールななっ!? レオ、僕を子供扱いするのは
やめてくれ!
カールまったく……ふぁ……。

素晴らしさを半分こ(英明な貴銃士−II) Edit

+  ネタバレ注意

○○!
まずは、礼を言おうじゃないか!

僕の力が賞賛に値するということは、
誰の目にも明らかだが……
それはそれとして。

勲章を授与されるというのは、
なかなかどうして、嬉しいものだねー。

僕にも人並みに、自己顕示欲なんてものが
あったのだろーか。

いや、くれたのが君だから、かな……?
なんてね。はっはっは。

この僕ですら、少々舞い上がってしまうの
だから……凡百の貴銃士たちは、
言うに及ばず……だろうね!

まー、そんなわけで……今日の僕は、
実に気分がいい!

最高級のステーキですら、君となら、
半分こしてもいいと思うくらいの素晴らしい
心地だ!

……これで、本当にステーキがあったら、
言うことはないのだけどねー。

むう……ステーキの話をしていたら、
腹が減ってきたな。

○○、一緒に食堂へ行くぞ!
今日は君と共に、食卓を囲みたい気分だ!

念願のうまい肉!(受け継いだ名と意志) Edit

+  ネタバレ注意
カール見ろ、〇〇!
この美しい牛肉を!
カール僕はかねてより、とびきりうまい肉を食したい
と思っていたが……。
カール今回の休みを利用して、朝の市場へおもむき
……ようやく、この肉を手に入れたのだ!
レオポルトふふ……私とグレートルも、
お供させてもらったんだよ。
マルガリータちょー早起きしたんだよねー!
まだ暗いうちに出発して、めっちゃ眠くて
ヤバかったけど……。
マルガリータ着いてみたら、朝の市場ってたのしー♪
人がいっぱいでワクワクしたよね!
カールうむ! 活気のある市場だったからな。
それだけ、いい肉が集まるというものだ!
カールさて、この素晴らしい牛肉を、どう食そうか!
想像するだけで、胸が躍るぞ……!
レオポルトそうだね……まずは食堂へ行ってみようか。
運が良ければ、料理上手な『彼』が
いるかもしれないよ?
カールなに、それは本当か!? よし、さっそく
食堂へ突撃だ! さあ、さあっ!

ひと切れだけだぞ?(受け継いだ名と意志) Edit

+  ネタバレ注意
カールふっふっふ……あの素晴らしい牛肉を、
さっそく料理してもらったぞ!
カール牛フィレ肉のステーキ
〜ソース・ヴァン・ルージュ〜だ!
〇〇、素晴らしい香りだろう?
マルガリータうわ〜! めっちゃおいしそー♥
肉もいい感じに焼けてるじゃ〜ん!
マルガリータえへへ、この赤いソースを、ちょっとひと口
……ぺろっ。
レオポルト……こら。はしたないよ、グレートル。
マルガリータアハハ、ごめーん♥
でもコレ、おいしーよ!
カールまったく……油断も隙もない!
カールマルガリータ、レオ。興味があるなら、
少し分けてやろう。
一緒に市場へ行ってくれた礼だ。
カール〇〇も、ひと切れなら
食べていいぞ!
いいか、ひと切れだからな!?

世界の果てへ!(プルス・ウルトラ) Edit

+  ネタバレ注意

聞いたよ〇〇。
僕に休暇が与えられる、と。

まー、今まで数多くの勲章を
手にしてきた僕には、当然の報酬だねー。

レオポルトとマルガリータも一緒に、
ちょっとばかり遠出をする予定なのだが……。

さてさて、どこに行こうか?

そうだな、例えば……世界の果て、
幻の大陸を探しに行くのはどうだ?

海の底を探検したり、ラクダに乗って
砂漠を渡るのもいいな!

いやー、夢が広がるな。うんうん、
これもまた、プルス・ウルトラだ。

やはり、僕という貴銃士は、まだ見ぬ地を
目指さずにはいられないんだねー。

もちろん、〇〇も一緒だぞ?

さあ、どんな休暇を過ごそうか……
さっそく、レオに相談してみよう!
はっはっは!

街を探検しよう!(プルス・ウルトラ) Edit

+  ネタバレ注意
マルガリータあー、ヤバい! ちょーサイコーだったー!
カールあの時計塔は、この街で一番の高さだからな
てっぺんからの眺めも、
なかなかだったねー。
マルガリータだーよね!めちゃくちゃスリル感じちゃった
もん♥ おじさんと〇〇も、
登ればよかったのに。
レオポルトいやいや……時計塔の下から君たちを
見上げるのも、楽しいものだったよ。
カールレオ、〇〇!
街の向こうには、海も見えたぞ!
大海原だ!
レオポルトふふ、それはよかったね……
ところで、ふたりとも。
そろそろ、どこかのカフェで休憩を……。
カールむ! 見ろマルガリータ!
あっちの通りに、でっかい門があるぞ!
マルガリータえっ、どこどこ!?
待ってよ、カール!
レオポルト……やれやれ、元気なことだ。
〇〇くん、
私たちも急いで追いかけなければね。

たくさん遊んで……(プルス・ウルトラ) Edit

+  ネタバレ注意

はむもぐ……うむ!
このレストランは、いい肉を使っているな。

〇〇も、どんどん
食べるといい。なんたって……。

ふぁぁ……むにゃ……。

……はっ! 失礼、昼間の疲れが出たかな。
つい、うとうとしてしまった。

さてさて、〇〇。この休暇、
君は楽しめたかなー?

さすがに、世界の果てで海底探検とは
いかなかったが……たくさんの
新しい景色が見れたから、僕は満足だ!

さて、今日までは、
僕たちの予定に付き合ってもらったからね。

明日は、君が気になると言っていた
あの店を、のぞ、い……て……。

……すぅ。

……はっ!? いかんいかん。
まだデザートが残っているし、
君に話したいことがたくさんある。

まずは、明日の予定を決め、て……
それから、いろんな……話を……。

…………ぐう……。

前進する意志(前進せよ!) Edit

+  ネタバレ注意
記者本日は『月刊NOBLE』、
『貴銃士のこだわり』コーナーの取材です。
よろしくお願いいたします!
カールああ、こちらこそよろしく頼むよ。
カールさて、こだわりねー。
一口にこだわりと言っても色々あるが……。
カールやはり、僕にとって重要なのは
『プルス・ウルトラ』の精神だ。
君、この言葉は知っているかい?
記者はい、存じ上げております。
神聖ローマ帝国皇帝、カール5世の
指針でもあったとか……。
カールほう、よく勉強しているじゃないか。
……そう、彼のモットーであり、
僕の銃に刻まれている言葉でもある。
カール『もっと先へ、もっと向こうへ、さらに
前進せよ』……これは、レジスタンスにも
当てはまると思わないか?
カール君たちは、
世界帝に支配され諦めが漂う世の中で、
勇気を持って立ち上がった。
カール新たな世のために、リスクを覚悟の上で
前を向いて進み続ける。
……うん。実にぴったりだ。
記者なるほど……我々にとっても、
とても力強い言葉ですね。きっと、
読者のレジスタンスの皆も励まされます。
記者さて、次は撮影をお願いいたします!

 

カール皆が望む貴銃士らしく……
こんな感じでどうだ?
カメラマンええ、とてもいいですね!
もう何枚か撮ります。
……はい、お写真は以上でOKです!
カメラマン差し支えなければ、銃に刻まれている
『プルス・ウルトラ』の文字も
アップで撮らせていただけませんか!?
カールん? かまわないよ。
はい、手は触れずにねー。

勝利への布石(前進せよ!) Edit

+  ネタバレ注意

おや、〇〇が
勉学に励んでいる?

ああ、この間の取材が記事になったんだね。
ふむふむ……。

雑誌はレジスタンスの
広報部が作っているのだったかな。
皆熱心で感心したよ。

それに、配慮も素晴らしかった!
取材協力のお礼にと、
彼らの伝手で肉を馳走になってね。

レジスタンスのシンパが営んでいる店だと
言っていたが、実にいい肉だったよ。

今度は君も一緒に行ってみるか?
レオの胃には少し重いかもしれんが、
マルガリータは喜ぶだろう。

毎度あのステーキが謝礼の品になるなら、
また取材協力するのも
やぶさかではないねー。はっはっは!

……いや、冗談だ。
半分くらいは。

厳しい戦況の中で、『月刊NOBLE』
のような娯楽物があるだけでも、
皆多少は気が紛れることだろう。

そこに僕ら貴銃士の活躍が載っていれば、
未来への希望を持ち、
さらに前進するための活力にもなる……。

すなわち、彼らに協力するのは
勝利への布石でもあるのだよ。

僕の協力が必要ならば、
また気兼ねなく声をかけるよう、
〇〇からも伝えておいてくれ。

陽気な言伝(玉座は誰がために) Edit

+  ネタバレ注意
マルガリータ〇〇、やっほー!
ねーねー聞いて聞いて!
今日おじさんが街でナンパされてさ~。
カール失礼するよ。
……おや、マルガリータか。
随分賑やかだと思ったが、道理で。
マルガリータあ、カール! おかえり~。
カールああ、ただいま。
マルガリータん? なんか、
カールに言うことがあったような……
なんだっけ?
カールなんだ?
マルガリータう~~~ん…………。
マルガリータあ! 思い出した!
あのね、さっきレジスタンスの広報部の人が
カールに会いに来たんだよ。
マルガリータなななんと!
次は『月刊NOBLE』の表紙を
お願いしたいんだって!
マルガリータ前に特集したときの反響が
かなり大きかったらしいよ!
マルガリータ表紙に選ばれるとかすっごーい!
カール、もちろんやるよね? ね?
カールふむ、表紙の撮影か。以前の
取材のように、うまい肉があるなら……
というのは冗談だ。
カール前にも言ったが、
レジスタンスの勝利に繋がることであれば、
協力はやぶさかではないからね。

皇帝の手腕(玉座は誰がために) Edit

+  ネタバレ注意
記者本日は『月刊NOBLE』の
撮影およびインタビュー、
どうぞよろしくお願いいたします!
カールやあ、よろしく。
会うのは貴銃士のこだわり特集以来かな?
君たちも変わりないだろうか。
記者ええ、その節はありがとうございました!
カールさんは、先日の大規模作戦で
大変なご活躍をされたそうで。
カールああ、あれか……。
あの作戦は、正直無謀だったねー。
カール合流する予定の貴銃士たちが
トラブルに巻き込まれて、
作戦開始時刻に間に合わなかったんだ。
カールしかし情報の伝達が間に合わず、
作戦は開始されてしまい……かと言って、
まるで勝機がないわけでもなかった。
カール僕は指揮官として、進むか退くか……
全滅か辛勝か。常にギリギリの駆け引きを
行っていたのだよ。
記者そ、そんなことが……。
そのような状況でも冷静に戦況を
分析されていたとは、さすがです……!
カール当然だろう。
状況に振り回されていては、
指揮官は務まらない。
カール致命的なリスクを負う前に、
それまでに得た戦果があったとしても、
それらを捨て去って撤退するつもりだった。
カール……まぁ結局、撤退を
決めようとした瞬間に援軍が到着して、
事なきを得たのだが。
記者よかった……!
おっと、撮影の準備が整ったようです。
こちらへお願いします!
カールふむ。
……おい、あそこで撮影するのか?
記者は、はい!
我々の自信作です!
カールふむ……。

自慢の「小さな皇帝」(玉座は誰がために) Edit

+  ネタバレ注意
マルガリータ〇〇! 見て見て~!
カールマルガリータ、そう引っ張るな。
まったく……。
レオポルトはっはっは。大目に見てやっておくれ。
グレートルは君を〇〇くんに
自慢したくて仕方ないのさ。
マルガリータほら、これ!
カールが表紙になった
『月刊NOBLE』だよ!
マルガリータすごいよね~。
これ、どこで撮ったの?
カール町外れにある廃墟だ。
広報部の者が、
古い椅子を玉座に仕立て上げたそうだよ。
カール実に見事なリメイクの手腕だが、
立派な玉座にしようと張り切り過ぎたのか、
僕には大きすぎてね……。
マルガリータホントだ、足が浮いてる~!
アハハッ!
レオポルトしかし、誇らしいねぇ。
我らが小さな皇帝の風格がよく出ているよ。
マルガリータそーだっ!
これ、他のみんなにも見せてこよー。
マルガリータ……お、ローレンツ発見!
ねーねー、ちょっとこれ見てよ~!
カールやれやれ。
マルガリータは、本当に騒がしいねー。
レオポルトふふ……それだけ嬉しかったのだろうさ。
さて、今日はお祝いだね。
君のために、肉料理を用意したんだよ。
カールおおっ、肉! さすがはレオだ!
〇〇、君も一緒にどうだね?
カールレジスタンスの要たる君も、
英気を養わねばならないからな。
はっはっは!

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日常 Edit

自信を持て! Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:森の奥

ローレンツカ、カールくん! こんにちはっ!
カールやあ、ローレンツか。
どうした、僕に何か用か?
ローレンツいえ、その……
特に用事があるわけでは、えっと……。
カールふうん? ちょっとしたお喋りに
興じたいというわけか。
ローレンツご、ごめんなさいっ!
カールこら、何を謝ることがある。
カール君は、もう少し自信を持ちたまえ。
ハプスブルク家の系譜に連なる国で
産まれた銃なのだろう?
カールほらほら、まずはシャキッと背筋を伸ばして
……僕の目を、まっすぐ見るんだ。
ローレンツは、はい……! こうでしょうか……!?
カールふんふん、ちょっとはマシになったじゃない
か。いいぞ、その調子で頑張りたまえ!

優雅なティータイム Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:宿舎付近

カールなあレオ、まだか? まだか?
レオポルトふふ……紅茶を美味しく淹れるコツは、
慌てないことだよ。
カールむ、これはすまない。
僕としたことが、はしたなかったかな。
カール……だが、やっぱり待ちきれない!
この気持ちも、理解してくれるだろ?
カールこの荒れた基地で……レオとの
ティータイムが、どれだけ僕を
癒してくれることか!
レオポルトおやおや。私の小さな皇帝に、そこまで
言ってもらえるとは。これは腕が鳴るね。
レオポルト……さあ、できた。
カール、お待ちかねの紅茶だよ。
レオポルト今日のお茶請けは、チョコレート……
それに合うという、新しい茶葉を
試してみたんだ。どうかな?
カール……うん、うまい!
やっぱり、紅茶はレオのに限るな、
チョコレートとの相性もぴったりだ。
カールほらほら、レオも早く席につけ。
至福のひとときを共に過ごそう!

ふたりの訓練 Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:衛生室付近

マルガリータふっふっふーん。
……どーだっ! フルハウス!
マルガリータ今回ばかりは、
さすがのカールも降参じゃなーい?
カールふっふっふ……それはどうかな?
カール僕は……見ろ!
ロイヤルストレートフラッシュだ!
マルガリータマ、マジ!? もー、
やっとカールに勝てると思ったのにっ!
マルガリータねえ、もっかい勝負しよ!
今度こそ負けないから〜!
カールああ、受けて立とう。ボーカーは、駆け引き
のセンスを磨く訓練にもなるからね。
マルガリータしかも楽しいし、言うことなし!
……はぁーあ。後は勝てれば
カンペキなのにっ。
カールはっはっは。マルガリータは駆け引きの前に
ポーカーフェイスを覚えるべきだねー。

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コメント Edit

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • カール親愛エピ第10話「もっと先へ、もっと向こうへ」 -- 2018-11-02 (金) 20:27:37
  • 勲章エピ 英明な貴銃士‐Ⅰ「小さな皇帝のお昼寝」 , 英明な貴銃士‐Ⅱ「素晴らしさを半分こ」 -- 2018-11-02 (金) 20:32:51
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