キャラクター/シャスポー

Last-modified: Sun, 14 Apr 2019 21:36:30 JST (1853d)
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CV:江口拓也
ドライゼなんかより、
僕の方が射程距離が長いんだよ、マスター♥

プロフィール Edit

所属グループドイツ統一戦争
身長180cm
体重69kg
趣味銃のメンテナンス、筋力トレーニング
好きなものフランス、テリーヌ
攻撃回数1
キャラクターソングアイソレイション

カード Edit

カード名レア度属性
気位の貴銃士−I★★★
気位の貴銃士−II★★★
思いやり★★★
格上の微笑★★★★
祖国への愛★★★★
向日葵を君に★★★★
君を想う花束★★★★
過去を乗り越えて★★★★★
鏡面に浮かぶ闇★★★★★
手招く亡霊★★★★★
Christmas Advent★★★★★
井戸底に隠す愛★★★★★

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自己紹介 Edit

やあ、マスター。僕はシャスポー。フランス生まれだよ。
とても素晴らしいところだから、いつかマスターを案内してあげたいな。
僕の性能? うーん、自慢に聞こえてしまいそうだから端的に言うね。
僕の愛するフランスのセンスが詰まった銃だよ。
同世代って言われるけど、ドライゼみたいな格下とは同じに見てほしくはないかな。
だって、僕の方があいつなんかよりつうっと遠くの敵を倒せるからね。
ああ、喋りすぎてるね……。
僕は、仲間を救うため身を捧げているマスターのことを心から尊敬してる。
そんな君をずっとそばで、一番に支えたい。力になりたい。ほんとだよ?
だから、マスターも僕の事を一番そばに置いて、頼ってくれたら……
って思っているんだ。

Edit

フランス軍はドライゼ銃を参考に改良したボルトアクションライフルを製造した。
シャスポー銃はドライゼ銃の欠点を解消した上、さらに射程を約2倍に伸ばし、
当時の軍用銃の中で群を抜く高性能さを誇った。
しかし、普仏戦争にて新技術を駆使し綿密に準備をしていたプロイセンの前に、
フランスは大敗を喫することとなる。

絶対高貴 Edit

開放できる貴銃士ランク7
開放に必要なエピソード第7話:旅立ち

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セリフ Edit

日常 Edit

初対面の挨拶
僕はシャスポー銃。フランス産の
素晴らしい性能を、見せてあげるよ。
ずっと……君のそばに置いてね?
マイページ会話
1ドライゼのやつが、僕より強いなんて
ありえないよ。僕はあいつの改良版……
あいつより、格上なんだから。そうだよね?
2マスターのこと、本当に大切なんだ。
僕は君を守れたら、それでいいんだよ。
マスターは、僕のこと……どう思ってる?
3努力を怠らない僕が
格下相手に負けるはずないよね?
僕、頑張ってるから……ね、マスター。
ひとこと
ドライゼなんかより
僕の方が射程距離が長いんだよ、マスター♥
レベルアップ
ただでさえ高性能なのに……
これ以上強くなったら、
僕以外の貴銃士は要らなくなるんじゃない?
勲章授与のお礼
ふふ、ありがとう。
僕が高性能で、素晴らしい銃だってこと
君も認めてくれるんだね?
基地でのお誘い
マスター、こっちに来て?
今日は、君とたくさん
お喋りしたい気分なんだよね。
衛生室
回復依頼こ、こんなはずじゃ……!
本当だよ? 次はうまくやるさ!
だから、お願い……手当て、してくれる?
回復お礼マスターの手、温かいな……
それに、なんだか安心するよ。
……ありがとう、マスター。
全快お礼君の手が触れたとこから
力が溢れてくるみたいだ……
……よし、後は僕に任せて?
基地あいさつ
1マスター、ちょっといい?
次の作戦について相談があるんだけど……。
2うーん、少し頭痛が……
湿気のせいかなぁ……。
基地あいさつ(親愛Lv高)
1マスター、声を掛けてくれて嬉しいな。
君のためなら、僕はどれだけ時間を割いても
惜しくないからね。
2僕の祖国、フランスのことが知りたいの?
ふふ、たくさん話してあげる♥

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バトル Edit

戦闘開始高貴に戦え! Be noble!
とどめを刺す遅いなぁ。止まって見えるよ。
バトル:回復お礼
1ありがとう、マスター……
手当てしてくれたってことは、
僕の性能に、まだ期待してるんでしょ?
2(祖国への愛)マスターの手の温かさを
僕が守ってみせるからね。
バトル:回復お願いごめん、マスター……
治療……頼めるかな。
絶対高貴発動マスターを守ることが
僕のすべてだよ。
心銃発動僕は……過去を
乗り越えるんだ!
仲間を庇う弱いくせに無理しちゃダメだよ?
バトル:勝利格下の君が
僕に勝てるとでも?
バトル:敗北……湿気が
多いせいだよ……。
戦闘不能僕のこと要らないって
言わないで……!

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勲章 Edit

甘い言葉(祖国への愛)マスターは、いつも僕を助けてくれるよね。
僕は、君の隣なら、生きていけるんだ。
優しい言葉(過去を乗り越えて)君のこと、守るって言ったでしょ?
困ったら、すぐに僕を頼ってほしいんだ。

期間限定 Edit

ハロウィン 1マスター、お菓子は持ってる?
今日はずっと、僕が守ってあげるからね。
ハロウィン 2旧式銃のやつらがイタズラしてきても、
僕に勝てるわけがない。そうだよね?
ハロウィン(基地)どんなイタズラからも、守るよ。
クリスマス 1
クリスマス 2
クリスマス(基地)

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エピソード Edit

親愛 Edit

第1話:君とあるために(親愛レベル1) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、君が僕のマスターだね。

僕はシャスポー。欧州の華、
フランスが生んだボルトアクション銃さ。

ボルトアクションといえば……
そう、あの男、ドライゼも同じ仕組みだね。

でも、ダメだよ。同世代って言われるけど、
ドライゼみたいな格下とは
同じに見てほしくはないかな。

だってね、マスター。ドライゼなんかより
僕の方がずっと性能が高いんだから。

あいつよりずうっと遠くの敵に弾を命中
させることができるし、あいつにある多くの
欠点は僕にはないものだよ。

つまり……ここにいる貴銃士たちの中では、
僕が最先端だと言っていいだろうね。

ああ、確かにそういった意味では、僕が
一番の年下ということになるけど、大丈夫。

僕たちの世界では、年下ほど格上なんだよ。
だから、どんな先輩たちにも負けるはずが
ないね。ふふ。

年は若くても、僕にはフランスの第一線で
活躍してきた、誇りとたくさんの経験が
あるんだから。

それに……僕たち貴銃士は、
絶対高貴に目覚めて、
心銃という奇跡を起こせると聞いたよ。

僕ならすぐにその絶対高貴に
目覚めることができると思うな。

だって、僕の雰囲気って
とっても品があるでしょ。

そうしたら、あの頑迷なドライゼも、
きっと僕の力を思い知るだろうね。

僕とドライゼ、どちらが先に絶対高貴に
目覚めるか……マスターはもちろん、
僕を応援してくれるよね。

他の貴銃士の出番がないくらい、あっと
言う間に敵を蹴散らしてみせるよ。きっと、
戦いなんてすぐに終わってしまうだろうね。

そうしたら……ねぇ、
マスターはフランスに行ったことあるかい?

パリ、ニース、プロヴァンス……
かの麗しき地は全て僕の愛する故郷なんだ。

今度、君を案内してあげる。この戦いが
終わったら、一緒にフランスに行こうね。

なに、心配なんていらないさ。

マスターには、この僕がいるんだから。

第2話:本当の僕(親愛レベル3) Edit

+  ネタバレ注意

おかしいぞ……気に入らないな……。

ああ、〇〇。
何がって……その、今日の作戦で……。

どうして、僕よりドライゼが先に
絶対高貴に目覚めるんだ。

銃としての性能は、
僕の方がはるかに高いっていうのに……。

確かに、昔……あいつとの戦争で、我が
フランスはプロイセンに敗れはしたけど。

でも、だからって
僕があいつに劣る証拠にはならないし。

ヴェルサイユ宮殿に土足で入り込むような
真似をした野蛮な男が、高貴だなんて……。

やっぱりどう考えてもおかしい。
こんなの絶対に間違ってるよ。

……まあ、すぐに追い抜かすけどね。
もともとの性能は僕の方が良いし、
努力で負けてるとは思わない。

毎日の日課は、まず銃のメンテナンス。
細部まで入念に磨きあげるんだ。
手を抜くなんてありえないね。

それから、僕自身の体力、
筋力作りも欠かさないよ。

仕上げに、鞄から弾を取り出して
的を貫くまでの時間を
タバティエールに測らせるんだ。

そうしたら今日は、昨日よりも0.5秒
記録更新したんだ!
もちろん、全弾が的に命中さ。

ね、僕ってとっても頑張ってるでしょ、
〇〇。

ただ……そう、どんなに技術を磨いても、
圧倒的な戦力差を埋めることは
不可能なんだ……。

フリントロック式の銃がどんなに頑張っても
僕らボルトアクション銃に
勝つことができないのと同じにね。

世界帝軍の武力は本当に恐ろしいよ。
僕たちが束になっても敵わないことは
絶望的なまでに明白だ。

だからこそ、誰よりも早く絶対高貴になって
〇〇を助けなければいけない
っていうのに……!

ここだよ。ここがおかしいところなんだ。

僕はもう、十分に高貴な精神を持っている
はずなのに、なぜ絶対高貴に目覚めない?

〇〇の役に立ちたい気持ちは
誰よりも強いし、強くなるために
誰よりも努力している。

何かに邪魔でもされてるとしか
思えない……。

ねぇ、今の僕は本当の僕じゃないんだ。

きっと原因をつきとめて、何者からも君を
守れるように強くなってみせるから……。

どうか僕を見限らないでね、
〇〇。

第3話:汚れた手(親愛レベル5) Edit

+  ネタバレ注意

……はっ……。
ここは……レジスタンスの……基地?

……うっ……頭が、痛い……。

……そうだ、確か僕は、作戦中、
廃墟の街で世界帝軍と遭遇して……。

思い出してきた……
背後から現れた敵兵の銃口が、
〇〇を……。

……っ!

……〇〇!?
〇〇は大丈夫!?

……ああ、〇〇、
ずっとそばにいてくれたんだね……。

〇〇、腕に包帯がっ……
撃たれたの?

かすっただけ……そうか、
大事に至らなくて良かった……。

……僕は敵を倒せないどころか
……大事なマスターを
守ることができなかったんだね……。

しかも気を失ってこうして助けてもらって
……もう、貴銃士失格だ。

本当に……ごめん。

戦いの中で……〇〇が撃たれて
腕から血が跳ねて。そのとき、フッと頭の
中にいつかの光景が飛び込んできたんだ。

どこかの街……そう、あれはパリだ。
たくさんの人が路上に倒れ、赤い血と炎が
街を覆う……恐ろしい光景……。

僕はそこで銃を構えて、
動かなくなった愛しいパリの人たちを、
冷たく見下ろしている……。

うぅっ……だめだ、頭が割れそうに痛い。

……ねえ、〇〇。
今日、〇〇を撃ったのは
僕じゃないよね?

……うん、そうだよね。ごめん。
ちょっと混乱したみたいだ。

待って! 〇〇……
僕に触らないで。

僕の手は、汚れているんだ。
愛しい人たちを殺めた、
罪深い、汚れた手だ……。

君みたいな、人の命を救える力を持った、
綺麗な人が触ったらいけないんだ。

だから……ッ! 触っちゃいけないって
言ってるのに……どうして?

どうして、こんなにも……
〇〇の手は、温かくて……。

僕は……駄目だとわかってるのに、
君の手を振り払えないよ……っ。

ねぇ、君は……本当に不思議な人だね。

手を握るだけで、こんなにも安らいだ心地に
させてくれるんだもの……。

ふふ、やだなぁ……
少し涙が出ちゃった。恥ずかしいな……。

頭痛も心の痛みも、
一緒に治しちゃうなんて……
君は本当に素晴らしい、メディックだね。

うん……僕、決心したよ。

君のために、強い貴銃士になりたい。

君の綺麗な手を、二度と血で汚さないために
……僕が、全力で守ってみせる。

第4話:禁断の果実(親愛レベル8) Edit

+  ネタバレ注意

〇〇……今日は、作戦中に
他の貴銃士と口論になってしまって……。

チームワークに支障を出してしまって、
すまない……。

僕……駄目なんだ。
最近何もかも上手くいかなくて、
些細なことでも気に障ってしまって……。

いつも自分の中に不安が渦巻いていて……。

このまま絶対高貴になれなかったら?
またマスターを守れなかったら?
昔みたいにマスターを傷つけてしまったら?

フランスの第一線で活躍してきた僕が、
貴銃士になって
誰の役にも立てないなんて……!

ねぇ、違うんだよ。
こんなの本当の僕じゃないっ!
悪い夢なら、早く醒めてほしいのに……!

貴銃士になってすぐの頃は、貴銃士として
活躍できることを疑いもしなかった。

他の貴銃士の出番がないくらい、心銃で敵を
蹴散らし、戦いを終わらせる……なんて。

ふふ……あの頃思い描いていた僕は
どこにもいやしない……。

最近僕は思うんだ。
きっと、僕がこんなに苦しんでいるのも、
犯した罪の代償なんだと……。

僕が絶対高貴になれないのは……
僕の手が血に汚れているせいだ。

過去の罪がある限り、
僕は絶対高貴になれない……そして、
犯した罪は永久になくなりはしないんだ。

だから……
もう、絶対高貴に頼ることはやめるよ。

僕は絶対高貴以外の方法で、強くなる。

ふふ……大丈夫、そんなの簡単さ。
銃を改良すれば良いんだもの。

こないだの作戦で、
世界帝軍からくすねてきた物資の中に
金属薬莢があったよね。

あれを装填できるように
ちょっと銃を改良すれば、
僕の戦闘力は格段に高くなるんだよ。

大体さ、このご時世にわざわざ
紙製薬莢なんて時代錯誤にも程があると
常々思っていたんだよね。

絶対高貴になれなくても、
銃の性能自体が高くなれば、世界帝軍にも
一矢報いるくらいの活躍はできるはずさ。

よし……
早速必要なものを集めて準備をしよう。

大丈夫、あとは僕に任せておいて。

強くなった僕を楽しみにしておいてね、
〇〇。

第5話:君とあるために II(親愛レベル11) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、君が僕のマスターだね。

僕はシャスポー。欧州の華、
フランスで生まれたボルトアクション銃さ。

ボルトアクションといえば……
そう、あの男、ドライゼも
同じ仕組みをしているけど……。

でも、ダメだよ。同世代って言われるけど、
ドライゼみたいな格下とは
同じに見てほしくはないね。

だってね、マスター。ドライゼなんかより
僕の方がずっと性能が高いんだから。

あいつよりずっと遠くの敵にも弾を命中
させることができるし、あいつにある多くの
欠点は僕には存在しないんだよ。

つまり……ここにいる貴銃士たちの中では、
僕が最先端ってことさ。

ああ、確かに年数で言えば、僕が一番の年下
ということになるけど、大丈夫。

僕達の世界では、年下ほど格上なんだよ。
だから、どんな先輩たちにも負けるはずが
ないんだ。ふふ。

たとえ年は若くても、僕にはフランスの
第一線で活躍してきた誇りと、
たくさんの実戦経験があるんだから。

それに……僕たち貴銃士は、
絶対高貴に目覚め、
心銃という奇跡を起こせると聞いたよ。

僕ならすぐに、その絶対高貴に
目覚めることができるだろうね。

だって、見てごらん?
僕の雰囲気ってとっても品があるでしょ。

そうしたら、あの頑迷なドライゼも、
きっと僕の力を思い知ることだろうね。

僕とドライゼ、どちらが先に絶対高貴に
目覚めるか……マスターはもちろん、
僕を応援してくれるよね。

他の貴銃士の出番がないくらい、あっと
言う間に敵を蹴散らせるよ。きっと、
戦いなんてすぐに終わってしまうさ。

そうしたら……、マスターは
フランスには行ったことがあるかい?

パリ、ニース、プロヴァンス……かの
麗しき地は、全て僕の愛する故郷なんだ。

今度、君を案内してあげる。
この戦いが終わったら、
一緒にフランスに行こうか。

マスター……
この戦いの行く末が不安なんだね。

でも、大丈夫だよ。
マスターには、この僕がいるんだから。

ねぇ、手を貸して。
……こうして誰かに手を握ってもらうと、
安心しないかい?

また不安になったら、
いつでも言ってくれていいからね。

それじゃマスター、これから、よろしく。

第6話:繰り返される過ち(親愛レベル14) Edit

+  ネタバレ注意

まったく、ドライゼのやつ!
何様のつもりなんだ!

あ……っと。〇〇には不愉快な
シーンを見せてしまったね……すまない。

ドライゼとこうして口論になるのは、
最近よくあることなんだ。
心配なんていらないよ。

あいつは、僕がこれ以上
強くなろうとするのを邪魔してくるんだ!

理由はわかってる。あいつは僕よりも
性能が劣っているからね。

それでなくても性能の高い僕が今より
強くなれば、自分が置いていかれるとでも
思ってるんじゃないかな。

格下でもプライドってやつがあるのかもね。
ハン、ばかばかしいったらないよ。

〇〇は知ってる?

僕らシャスポー銃は、開発からしばらく
経ったあと、最新式の薬莢が
装填できるように改良されたんだ。

設計が古くなってそのまま忘れ去られる
のではなく、技術の進歩に合わせて、
常に第一線にあり続ける。

そんな期待に応えるのも、僕ら
フランスの銃に課せられた役割ってわけさ。

だから……貴銃士として求められる活躍が
できていない、今の状況は……
僕のプライドが許さないんだ……!

それで、少しでも戦場で活躍できるよう、
銃を改良しようとしているのだけど……。

煩わしいことに、何かやろうとすると
ドライゼがいちいち口を挟んでくるんだよ。

『貴銃士に銃の性能は関係ない』だの、
『性能ではなく心の高貴さを磨け』だの……
まったく、腹立たしい。

あいつのことだ。それらしいことを言って
僕に油断させようとしているに違いないね。

……え? 〇〇、君も
貴銃士に性能は関係ないって言うのかい?

うーん……ドライゼが言うのは、ただの
負け惜しみかと思っていたけれど……。

……わかった。〇〇が
そう言うなら改良は一旦やめるよ。

でも……この先、いつ、どうやって
絶対高貴になれるのか、
ずっと不安なんだ……。

先が見えない暗いトンネルに
迷い込んでいるような……そんな気持ちだ。

え……どうしたんだい、
急に手を握ったりして。

そっか……〇〇が、
光が見えるところまで
一緒に歩いてくれるんだね。

ありがとう……
僕、君と一緒なら、きっと大丈夫だ。

第7話:旅立ち(親愛レベル17) Edit

+  ネタバレ注意

〇〇……
ドライゼから聞いたよ。

僕は……2挺目なんだってね。

シャスポー銃から貴銃士として目覚めた
最初の1挺は、もうこの世には存在しない。

次に現れた2挺目のシャスポーが、
この僕、だと……。

1挺目の僕は、今の僕と同じように、
絶対高貴になれないことで悩んでいて。

それでも強くなりたくて、目先の強さを求め
銃を改良した結果……
貴銃士の証である、心の高貴さを失い……。

世界帝軍の手に堕ちた。

その日……前の僕は、
世界帝軍基地に近い場所の作戦に
参加していたんだって。

世界帝軍との戦いが始まってしばらくすると
僕は眩暈を起こして、膝をついてしまった。

何か呟いていたらしいけど、突然、禍々しい
オーラに包まれて……まるで世界帝軍貴銃士
のような姿に変わっていた。

そうしてゆらりと立ち上がり、
〇〇、
君に銃口を向けた僕を……。

ドライゼが、撃ち倒してくれたそうだ。

……僕は生まれて初めて、
ドライゼに感謝したよ。

大切な〇〇を、
この手にかけずに済んだこと。
愚かな僕を葬ってくれたこと。

僕は、……本当に。本当に、愚かだった。

マスター。僕はもう、同じ過ちは繰り返さ
ない。目先の強さではなく、貴銃士に
ふさわしい、気高い心を手に入れてみせる。

そのために、僕は……
昔の忌まわしい記憶と、
向きわなくてはいけないと思ってる。

パリが火の海となったあの日……
『血の1週間』の悪夢を。

あまりに辛くて、無意識に、記憶に蓋をして
忘れようとしていたけど……。

そうやって逃げていては、いつまでたっても
高貴になることはできないって、
わかったんだ。

さっき、パリのレジスタンスから、
救援依頼が届いていたね。

〇〇、いつも迷惑を
かけっぱなしで、本当に申し訳ないけど……
これが、最後のチャンスだと思うから。

僕と一緒にパリに来てほしいんだ。

僕が正しい道を歩めるよう、
手を握っていてくれないかな……。

……ありがとう。

君がいれば、僕は道を誤らずに進める。

前の僕ができなかったこと……
絶対高貴の力を、手に入れるんだ!

第8話:パリにて(親愛レベル21) Edit

+  ネタバレ注意

お疲れさま、〇〇。

下でホットミルクをもらってきたよ。
飲むかい?

はい。熱いから気を付けてね。

ふぅー……。

……こんな日が来るとは思わなかったね。

〇〇とこうして、
パリの星空を見ながら過ごすなんて。

……今日は、足が竦んだ僕を……
勇気付けてくれて、ありがとう……。

パリに来て、こっちのレジスタンスと
合流するまでは良かったんだけど。

世界帝軍に追いつめられ、対峙したとき……
また、あの日の悪夢がよみがえって。

恐ろしくて、手足が震えて……
でも、あのとき、君が手を握ってくれたね。

それで僕、周りを見渡したんだ。
窮地にあるのに、パリのレジスタンスたちは
目に光を灯したままだった。

パリ市民って、本当に意志が強くて
素敵なんだよね……ふふ。

今、僕が何もしなければ、
この勇気あるパリジャン、パリジェンヌは
全員殺されてしまう。

だから、僕は──絶対に、助けたい、
もう2度と、大切な人たちを傷付けたくない
って、心から叫んだ。

そうしたら、君も知っての通りだけど……
大きくて高貴な、
薔薇を咲かせることができたよ。

こうして一緒に過ごせるのも、
半分は君のおかげで、
半分は僕のパリっ子たちのおかげなんだ。

〇〇、一緒に
パリに来てくれて、本当にありがとう。

……今度の僕は選択を間違わなかったよ。

1挺目の僕……最後にパリを見たのは
いつだったのかなぁ……。

……。

……もう飲み終わった?

ふぁ~……身体があったまって、
眠くなってきたよ……。

僕カップを返してくるから、先に寝ててね。

おやすみ、〇〇。

第9話:贖罪(親愛レベル25) Edit

+  ネタバレ注意

ああ、〇〇。おはよう。
そろそろ基地に帰る時間だね。

うん、ちょっと早起きして
パリの街を歩いていたんだ。

街で綺麗な花を買って……
セーヌ川に献じたよ。

セーヌ川は、パリを横断するように
流れているから……僕の想いを
パリ中に届けてくれるかと思ってね。

パリの街並みはいつも美しい。
だけどこの街並みも、
“あの日”は炎に包まれていた……。

“あの日”の話をしてもいいかな。
〇〇に聞いてほしいんだ。

……ありがとう。

あの頃、パリは大混乱に陥っていた。

プロイセンとの戦争に負けて、
パリには革命政府が生まれた。

でも、それはフランスに2つの政府を
作る結果になってしまい、
革命政府と政府軍が対立して……。

その行き着く先は……
パリ全土を炎に包む内戦。

……僕は、その市街戦で、
数多くのパリ市民を殺めた。

本来なら、守るべきはずの愛する市民を、
この手で……。

……大丈夫。以前ならこんなふうに
話すことなんてできなかったものね。

セーヌ川は、朝日にきらきらと反射して、
とても美しかったよ。

辛い思い出を浄化して、
流してくれるみたいだった。

……でも、僕のこの手に染み付いた罪までは
流してくれない。

過去を精算する方法なんて、
存在しないんだ。

結局のところ、僕は銃だから。
誰かを守るためには、誰かを傷付ける。
そういう性質のものなんだね。

君みたいに、人を救うような、尊い行いは
……僕にはできないから。

〇〇、
僕はこの罪を未来永劫背負っていくよ。

僕はこの十字架を永遠に……
胸に刻んで、戦い続けるんだ。

これが僕のできる……
贖罪なんだと思う……。

第10話:君がいてくれるから(親愛レベル30) Edit

+  ネタバレ注意

……〇〇!

戦場で、手を怪我したんだって!?

どっち? 見せてごらんよ。

ああ、そんなに深くはないね。
良かった……。

僕が、手当てするよ。〇〇の
綺麗な手に、傷が残ったら大変だもの。

僕、〇〇の手が大好きなんだ。

いつも、温かくて……傷付いた人に
癒しを与える……美しい手だよね。

銃は人を殺めることしかできないけど、
でも、〇〇は違う。

〇〇は
人を救うことができる人なんだから。

昔……僕がパリで殺めてしまった
数多の人たちより、もっと多くの人を
〇〇は救えるんだ。

そんな〇〇を守ることが、
今の僕の存在意義なんだよ。

そうすれば、僕の……
この汚れた両手を持つ僕でも、
君を守ることで、誰かを救えるから……。

もし君がいなかったら、僕は
贖うことのできない罪という十字架に押し
潰されて、どうなっていたかわからない。

今でも、夜寝ていると……
たまに『血の1週間』の悪夢に
うなされることがあるんだ。

そんな日は、君に手を握っていてほしい……
と思うけど、子供じゃないからね。
思うだけにするけども。

初めて絶対高貴になれた日のこと、パリで君
と過ごした一夜を思い出すと、気持ちが落ち
着いて、また眠りにつくことができるんだ。

……なんて、さすがに子供っぽくて
呆れちゃうかな。ふふ。

……よし、ちょっとこっち側を
きつめに持ってくれるかな。

切るよ。これで結んで……と、
はい、おしまい。

ううん、
僕が好きでさせてもらってることだから。

怪我の手当てでも仕事の手伝いでも、僕に
できることは、なんでもさせてほしいな。

だってね……君のおかげで、
僕は息ができるようになったから。

君には感謝してもしきれないんだよ。

僕が貴銃士でいられるのも、
トラウマを克服できたのも、
全て君のおかげなんだからね。

僕は貴銃士として命ある限り、
いつまでも君を守ると誓うよ。

〇〇、……愛してる。

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勲章 Edit

これだから旧式は!(気位の貴銃士−I) Edit

+  ネタバレ注意
ドライゼ今日の作戦では……
シャスポー、お前の活躍が際立っていたな。
ドライゼお前の機動力がなければ、
今回の成功はなかっただろう。
シャスポーふん……君にわざわざ言われなくても、
自分の能力の高さは、
僕が一番理解しているよ。
シャスポーそれにね、誰かさんのミスがなければ、
僕がそれをカバーする必要は
なかったわけだし?
ローレンツううっ……す、すみません。
シャスポー……まったく。旧式の君は、
ただでさえ僕に劣るっていうのに……。
シャスポーこれ以上、僕の足を
引っ張らないでもらいたいものだね。
タバティエールあはは……まーまー、そのへんで。
シャスポー……ふん。僕だってこれ以上
話すことはないさ。
タバティエール……やれやれ。なんだかんだ言いながら、
ローレンツのカバーしてやるんだから……
あいつも素直じゃねーよなあ。

君の隣にふさわしいのは(気位の貴銃士−II) Edit

+  ネタバレ注意

ああ、〇〇……!

君からもらった勲章は、どうして
こんなにも美しく輝いているんだろう。

きっと、君から僕への信頼が、
この勲章に込められているから……
そうだよね?

つまりこの勲章は……君が僕の性能を、
信じて認めてくれた証なんだ。

そう思うと、僕はたまらなく嬉しいよ……
ありがとう、〇〇。

この基地は、
高性能な僕をねたんで否定する、
ドライゼみたいな奴もいるけど……。

〇〇が認めたのは、
この僕……僕なんだよね?

やっぱり君の隣に立つのは、僕みたいに
高貴で高性能な貴銃士がふさわしいよ。

だから……
これからも、僕をずっと隣に置いてね。
約束だよ?

僕はもっと……もっともっと、
高貴になってみせるから……ね。

たまの気晴らし(格上の微笑) Edit

+  ネタバレ注意
タバティエールなあ、シャスポー!
お前、今日は休みだろ?
シャスポーそうだけど……だったら何だい?
僕はお前と違って、忙しいんだ。
タバティエールまあまあ、そう言わず……
実は、俺も休みでさ。料理でもするかと
思ったら、食材が足りねぇんだ。
タバティエールそれで、今から街の市場に行くんだよ。
……お前も、手伝ってくれないか?
シャスポーはぁ?どうして僕が……。
タバティエールお前、忙しいって言うけどさ……
昨日もおとといも、
ずっと鍛錬してたじゃねえか。
タバティエールせっかくの休日、ちょっと気晴らしに
出かけたって、バチは当たらねえよ。
シャスポーふん……気晴らしね。
まぁ……僕も買うものがあるし、
付き合ってやってもいいけど。
タバティエールお、ありがとな!
お礼に、お前が食べたいものあったら、
作ってやるよ。
シャスポー……じゃあ、テリーヌとか。
タバティエールテリーヌ?
また洒落たもんが好きなんだな……
よっし、楽しみにしてろよ!

味は悪くない(格上の微笑) Edit

+  ネタバレ注意
タバティエールお、〇〇ちゃん。
〇〇ちゃんも、食うか?
タバティエール俺特製、テリーヌ・ド・カンパーニュだ。
シャスポーの好物なんだってよ。
なかなか上手くできたんだ。
シャスポーふん、少し褒めてやったら、
調子に乗って……。
シャスポー……ほら〇〇。
そんなところに立っていないで、
君も一緒に食事をしようよ。
シャスポーこいつの作ったテリーヌは……
少しばかり上品さに欠けるけど、
悪くないよ。
タバティエールははっ!
お褒めに預かり光栄です……ってね。
シャスポーさあ、〇〇。
テリーヌは僕が取り分けてあげるよ。
シャスポーブリオッシュを添えてもいいんだけど……。
シャスポータバティエールのやつが無能なせいで、
普通のパンしか手に入らなかったんだ。
シャスポーまあ、田舎風のテリーヌには
このパンの方が合かもしれないけどね。
タバティエールやれやれ、言いたい放題だなあ。
ま……口にあったならいいけどさ。

約束してくれる?(過去を乗り越えて) Edit

+  ネタバレ注意

はぁ……ねえ、〇〇。
僕はやっぱり気にくわないよ。

せっかくの休暇なのに……
どうして、あいつらと
旅行をしなければいけないんだい?

タバティエールは、まあいいとして……
ドライゼとローレンツだよ?

あいつらと過ごす休日が、
楽しいものになるとは、
思えないんだよね……はぁ。

……え、〇〇も
来てくれるのかい?

君が、あいつらと親睦を深めろって
言うなら……仕方ないな。

できる限りの努力は、してみるよ。

その代わり……
ちょっとした約束をしてくれないかな?

旅行のどこかで、
僕とふたりきりになる時間を作ってくれる、
って……。

これが、あいつらと旅行をする条件だよ。
ふふ、難しいことじゃないでしょ?

吊り橋効果(過去を乗り越えて) Edit

+  ネタバレ注意
ドライゼふむ……地図によると、
この先に吊り橋があるらしい。
ドライゼどうやら吊り橋には、共に渡った者たちの
親睦を深める効果があるらしく……む?
ローレンツわっ、地図が……!
タバティエールあー……、風が持ってっちまったか。
ローレンツわ〜っ、待って待って! わわっ!
ドテッ
ローレンツう……いたた……。あれ? 地図は……?
シャスポーまったく、君は本当にグズだな。
いっそ感心するよ。……ほら。
ローレンツえっ、シャスポーさんが
拾ってくれたんですか……?
シャスポー……なに、文句でもあるのかい?
ローレンツそ、そんなことはっ!
あの……ありがとう、ございますっ!
シャスポーふん。
……ねぇ、〇〇。
僕はやっぱり、慣れ合うのは苦手だよ。

待ち望んだ時間(過去を乗り越えて) Edit

+  ネタバレ注意

ふふ……〇〇、ふたりきりで
食事ができるなんて、嬉しいよ。

君は、ちゃんと約束を守ってくれたんだね。

…ねえ、どうだった?
親睦を深めるってやつ。

君が言うから、一応努力はしてみたよ。
僕、しっかりやれてたでしょ?

僕は、高性能な貴銃士だからね。
君の期待に応えるのは、当然だよ。

それに……この僕が、
君との約束を破るわけがないだろ?

君が、僕とふたりきりの時間をくれるって
言ってから……。

僕がこの瞬間を、
どれだけ待ち望んでいたか。
君には想像もできないかもしれないね。

……でも、それでいいんだ。
いずれ……ふたりきりでいることが、
当たり前になるからね。

高性能な僕以外の貴銃士なんて、
君には必要ない……そうでしょ?

当然の申し出(鏡面に浮かぶ闇) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。
高性能な僕の働き、今日も見てくれた?

ふふ……今日の作戦の帰りね、
『月刊NOBLE』の記者の男から、
声を掛けられたんだ。

なんでも、レジスタンスを奮起させるため、
貴銃士の活躍を取材しているとかで……。

今日の作戦でも活躍したこの僕に、
ぜひとも話を聞きたいそうだよ。

それも当然だよね?
なんといっても、
僕は飛び抜けて高性能だもの。

この間は
ドライゼが特集されていたけれど……。

ふん、どうして奴を先に取材したのか
理解に苦しむよ。
僕の方が高性能だっていうのにね。

だけど今回は、僕をぜひ表紙にという
ことだから……まあ、取材を受けてあげても
いいかなと思ったんだ。

順序をわきまえていないのは、
いただけないけれど……。

僕がいかに優れているか、
わかっていないようではなさそうだからね。
ふふふ……。

NGワードに気を付けて(鏡面に浮かぶ闇) Edit

+  ネタバレ注意
記者『月刊NOBLE』の取材をお受けいただき
ありがとうございます。
本日はよろしくお願いいたします!
シャスポーああ、よろしく頼むよ。
高性能な僕のことを、より多くの人に
正しく知ってもらういい機会だ。
記者では、さっそく……
シャスポーさんは、ドライゼさんと同じく
ボルトアクションライフルなんですよね!
シャスポー…………。
記者……あの、シャスポーさん?
シャスポー僕とアイツは
確かに同じボルトアクション銃だけど……
同列にしないでくれるかな。
シャスポー僕の方が断然射程距離が長いし、
あいつが持つ欠点の多くは
僕にはないものなんだ。
シャスポー格が違うんだよ。わかるかい?
それに、あいつは貴銃士としても……。
記者あ、ええと……
シャ、シャスポーさんは、
群を抜いて高性能なんですね……!
シャスポー……そう、わかればいいんだよ。
さて、取材を続けようか。
記者本日はありがとうございました!
表紙も素敵なものになりそうです!
シャスポーうん、どういたしまして。
シャスポーああ、そうだ……〇〇には
僕から渡しておくから、雑誌が完成したら
僕のところへ持ってきてね。

これからも僕だけに(鏡面に浮かぶ闇) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。
ちょっと休憩しないかい?
タバティエールがお菓子を作ったんだ。

それと、これ……
今月の『月刊NOBLE』だよ。

ほら、前に話したでしょ?
僕を表紙にしたいって、
取材の申し込みがあったこと。

君も読んでるって言っていたから、
持ってきたんだ。

これは君にあげるよ。
はい、どうぞ。

ねえ、〇〇。
この表紙、どうかな?

……ふふ、ありがとう。
君にそう言ってもらえて嬉しいな。

表紙もだけど、インタビュー記事の部分にも
力を入れたんだ。

無知なやつも、これを見ればきっと、
僕がいかに優れているかを
理解するだろうね。

……まあ、僕のことをよく知っている
〇〇にとっては、目新しい
情報は、そうないかもしれないけれど。

ねぇ、〇〇。
世界帝軍は手強いし、これからの戦いで、
厳しい局面もきっとあると思う。

だけど君のことは、
この僕が、これからもずっと守るから……
だから、安心してね?

弔いの日(手招く亡霊) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。今日は冷えるね。
基地って隙間風が吹くから、なおさらだよ。

温かいハーブティーを持ってきたんだ。
はい、どうぞ。

……え? ううん、僕はなんともないよ。
あれからは特に、意識を乗っ取られるような
ことは起きてないし。

幻覚を見ていた彼らも、すっかり元気だ。
みんな、悪い霊の仕業だったのかなって
話しているよ。

……ねぇ、〇〇。
もうすぐ『死者の日』だね。
フランスでは、故人を弔う日なんだ。

また、あの屋敷にも行ってみようか。
今度は、菊の花を手向けに。

あの夫婦がフランス出身なのかどうかは
わからないけれど……。
弔う気持ちが伝わればきっと大丈夫だよね。

……癪だけど、僕ひとりだと
また何か起きたとき危ないから、
タバティエールも連れていくよ。

もう2度と、〇〇を
危険な目に遭わせたくはないからね。

古城のパーティー(君を想う花束) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。
手紙が届いていたよ。

……なぁに?
僕も読んでいいのかい?

へぇ……君や、僕ら貴銃士を招いた
慰労会か。ここのところ、レジスタンスは
かなり戦果を上げているからね。

慰労と激励を兼ねた催しで、
さらに勢いづけようっていう狙いかな?

まあ何にしても、
古城でパーティーだなんて、
なかなか洒落てるし悪くない考えだよ。

ね、〇〇。
君はどんな格好をしていくの?

迷っているなら、
今度僕と街に行って決めようよ。

君にぴったりな装いを、
僕が一緒に選んであげる。
ねぇ、そうするでしょ?

……ふふ、
お出かけもパーティーも、楽しみだね。

君のための花束(君を想う花束) Edit

+  ネタバレ注意

なかなか素敵なお城だね。
少し、フランスのロワールを思わせるよ。

君と一緒に僕の故郷へ来たみたいで、
なんだか嬉しいな。

それで……
〇〇、はい、これ。
僕からのプレゼント。

君のために、
僕の想いを込めて作ったんだよ。

これは矢車草。
紫がかった深い青色が、
今日の素敵な夜空みたいでしょ?

マーガレットは、
フランスでとても親しまれている花なんだ。
特に白は美しいよね。

そして、こっちは雛芥子。
色も素敵だけど、
花言葉が君にぴったりだと思ったんだ。

君はいつも、
僕に穏やかな時間をくれるから……。

……ああ、ごめんね。
ついあれこれ話してしまったよ。

小さな花束だけど、受け取ってくれるかな?
これは、衛生室にでも
飾っておいてもらえると嬉しいな。

そうしたら、僕が基地にいない間も、
僕のことを思い出してくれるでしょ?
なんてね……ふふっ。

……さ、そろそろ戻ろうか。
お手をどうぞ、〇〇。

アドベントカレンダー(Christmas Advent) Edit

+  ネタバレ注意

ふふ……ねえ、〇〇?
今日は12月1日。
もうすぐ……クリスマスだよね。

クリスマスといえばさ、
……君は、
アドベントカレンダーって知ってる?

12月の初めから、クリスマスまでの日数を
毎日数えるためのカレンダーなんだよ。

僕、君と一緒にカウントダウンを
楽しみたくて……ほら、これ。
実はもう、市場で買ってきたんだ。

ふふっ、驚いた?
けっこう大きいよね。

日付が書いてある小さい箱が24個。
これを開けると……見て?
中にクッキーが入ってる。

今日は、もみの木型のクッキーだね。
半分こして食べようか。

それで食べ終わったら、
こうして箱を反対側にしまうと……。

ほら。絵が描いてあるんだ。
これは……プレゼントの絵かな?

全部の小箱が裏側になる頃……
つまりクリスマスの日には、
大きな絵が完成するんだよ。

なんの絵になるのか、楽しみだね。

ねぇ、〇〇。
これから毎日、一緒に小箱を開けて……
一緒にお菓子を食べようね。約束だよ♥

日々、思い巡らせ(Christmas Advent) Edit

+  ネタバレ注意

やあ、〇〇。
今日は12月19日……
クリスマスまで、あと5日だね。

それじゃ、
アドベントカレンダーを開けようか。

今日のお菓子は……
ああ。ボンボン・ショコラだね。

これは半分こできないから……
君にあげるよ。はい。

クリスマスツリーの絵も、
完成が近づいてきたね……。

ねぇ……僕、クリスマスの日を
どう過ごそうか、いろいろ考えてたんだ。

君と一緒ならなんだっていいんだけれど……
できれば手を繋いで、
お揃いの手袋をして……。

きっと、外は息が白くなるくらい寒いけど、
君といれば心は温かいだろうな……なんて。
ふふ。

ただ……フランス出身の貴銃士は、
クリスマスディナーの担当になったからね。

タバティエールはやたらと張り切っててさ。
シャルルヴィルには『お前も手伝え』って
言われたよ。

まぁ……僕が作ったクリスマスディナーを
○○にご馳走できるって
考えれば、悪くないかな。

高性能なこの僕が、フランスの
上品で美味しい料理を作ってみせるから……
楽しみにしててね、〇〇。

クリスマスは君と(Christmas Advent) Edit

+  ネタバレ注意

今日は12月23日……
クリスマスまで、あと1日かぁ……。
なんだかあっという間だったね。

さて、今日のお菓子は……
あれ? スノーマンの人形?

いや、違うな……
これ、チョコレートなんだ。
へぇ……かわいいね。

半分こするのはかわいそうだから……
はい、どうぞ。これは君が食べてね。

ねぇ、見て。
クリスマスツリーの絵……
最後の一つはさ、きっと星だよね?

クリスマスツリーの一番上は
お星さまって決まっているもの。

んー……。

……あ、いや。こうして君と、
一緒にアドベントカレンダーを
開けてきたけれど……。

それがあと1日で終わるなんて、
なんだか寂しいなって。

うん……僕も、毎日とても楽しかったよ。
ありがとう……〇〇。

最後のひとつを開けるのは、
聖夜を迎えてからにしようか。

その時は、必ずふたりそろって……。

だって、君なしじゃ、
僕のクリスマスはやってこないんだから……
ね、〇〇?

彼にとっての陽だまり(井戸底に隠す愛) Edit

+  ネタバレ注意

ただいま、〇〇。
今日は物資補給作戦の
支援に行ってきたんだ。

この間はみっともないところを
見せてしまったけれど……
僕はもう大丈夫。

今朝の作戦でも、敵の小隊と
戦闘になった時、僕が一番に活躍したんだ。
だから、安心してね?

それで……。
今日はもう、他の作戦はないんだ。

皆無事だったし、
僕も怪我なんてしてないけど……
ここにいても、いいかな?

大好きな君のそばは落ち着くし、
温かくて、優しくて……。

できることなら、
ずっといたいくらいだから……
ね、お願い。

……ふふ、ありがとう、〇〇。

そうだ……ねえ、
明日少し時間をもらってもいい?
君に見せたい、素敵な景色があるんだ。

……メルシー。すごく嬉しいよ。

ね、〇〇。
僕たち、
作戦や休暇で色んな所に行ったよね。

でも僕、君と一緒に行きたい所も、
したいことも、まだまだたくさんあるんだ。
だから……。

…………。

……ううん、なんでもない。
明日、楽しみにしてるね。

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日常 Edit

因縁のライバル Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:裏庭付近

シャスポー……誰かと思ったら、ドライゼじゃないか。
何をしているんだ?
ドライゼシャスポーか……見ての通り、薪割りだ。
シャスポー薪割りね……こんなにたくさん、
君ひとりでやったのかい?
ドライゼああ、そうだ。
フォームに気を付けるだけで、いいトレーニングになる。
シャスポーなるほどね……
レジスタンスへの献身をアピールして、
マスターに褒賞でも貰おうって腹か。
シャスポーまったくもってお前らしい、
小狡い策略だな。
ドライゼそんなつもりはない。もちろん、
レジスタンスの助けになれば幸いだが……。
ドライゼ俺はただ、いつでも完璧な備えをしておき
たいだけだ。それが俺の信条だからな。
シャスポー……ふん! 何を話しても、腹の立つ奴だ。
シャスポーこのくらいの仕事……
僕だって、簡単にこなせるんだからな。

わがままな努力家 Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:宿舎付近

シャスポータバティエール。
……おい、タバティエール。
タバティエールはいはい、そんなに呼ばなくたって
聞こえてるよ。どうした?
シャスポーそろそろ、次の作戦の計画書が完成する
頃だ。お前、作戦室へ行って取ってこい。
タバティエールはは……
その作戦、俺は参加しないんだけどなあ。
シャスポーいいじゃないか。どうせ暇だろう?
優秀な僕の役に立てることを、
誇りに思ってほしいな。
シャスポーそれに……僕は、湿気のせいで
頭が痛くて、あまり動きたくない。
タバティエールやれやれ……了解しましたよ、っと。
タバティエール……体調悪いなら、大人しく休めば
いいのにさ。作戦資料の確認ね……
よくやるよ、まったく。
シャスポーう……うるさい!さっさと行け!
タバティエールへいへい。
タバティエールついでに、リラックスできそうな
ハーブティーでも持ってってやるか。

気に入らない Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:作戦室付近

ローレンツあの、シャスポーさん……
今日の作戦では、すみませんでした。
ローレンツ俺、思いっきり足を引っ張っちゃって……。
シャスポーふうん? 君、約立たずって
自覚はあったんだね。
ローレンツううっ、すみません……!
シャスポーま、自覚があるなら……
まだ救いはあるってものだ。
ローレンツお、俺……次は、もっと頑張りますから!
シャスポーはぁ……
余計なことしないでほしいんだけどなあ。
シャスポー旧式くんは大人しく引っ込んでなよ?
……高性能な僕の、
邪魔にならないようにね。

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グッズ Edit

シャスポーのグッズ

コメント Edit

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  • ハロウィンボイス(基地)「どんなイタズラからも、守るよ。」 -- 2018-09-29 (土) 15:15:46
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