キャラクター/スナイダー

Last-modified: Sun, 14 Apr 2019 23:35:34 JST (1840d)
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CV:柿原徹也
弱いお前に戦場を
うろつかれると、目障りでね……。

プロフィール Edit

エンフィールド銃を後装式に改造したパーカッション式ライフル

所属グループ戊辰戦争
身長182cm
体重60kg
趣味なし
好きなもの炭酸水
攻撃回数1
キャラクターソングKnock Knock Knock

カード Edit

カード名レア度属性
冷然の貴銃士−I★★★
冷酷な愉悦★★★★
蹂躙の悦★★★★
強者の矜持★★★★★
危険な眼差し★★★★★
真夏の滴★★★★★
Paradox Brothers★★★★★
瞳に消えぬ闘志★★★★★
黄昏の戦場★★★★★
バレンタインデーの朝に★★★★★

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自己紹介 Edit

……ほう? おまえがマスターか。俺のことはスナイダーと呼べ。
前装式の傑作と呼ばれたエンフィールド銃を、後装式に改造したのがこの俺だ。
かつて旧式どもが俺に楯突いたように、世界帝軍が俺の前に立ちふさがるのであれば……
一人残らず、葬ってやろう。
さあ、マスター。俺をうまく使えよ?

Edit

前装式ライフルだったエンフィールド銃を、後装式に改造した銃。
最初期の後装式のため技術・構造的に未完成な部分もあり、
エンフィールド銃よりも命中精度は悪かったという。
しかしその優れた速射力で、戊辰戦争はわずか10挺のスナイダー銃を装備した新政府軍が、
ゲベール銃やヤーゲル銃などの旧式銃を装備した旧幕府勢力の軍に大勝するなど、
大きな戦果を挙げた。

絶対高貴 Edit

開放できる貴銃士ランク1
開放に必要なエピソード第1話:俺をうまく使えよ?

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セリフ Edit

日常 Edit

初対面の挨拶
俺はスナイダー。エンフィールド銃を
改造した後装式ライフルだ。
俺をどう使うか……見ものだな、マスター?
マイページ会話
1今日もエンフィールドが元気そうで
何よりだ……改造して俺になるのが
楽しみだな。
2俺が強いのは当然のことだ。
最高の銃を改造すれば
より素晴らしいものができるだろう?
3おまえが俺にふさわしいマスターかどうか……
じっくりと、見極めてやる。
みっともない真似はしてくれるなよ?
ひとこと
弱いお前に戦場を
うろつかれると、目障りでね……。
レベルアップ
いかに強くなろうと……
俺はただ、目の前の敵を倒すだけだ。
勲章授与のお礼
ほう、勲章もずいぶん増えたものだ。
勲章は強さの証……
俺が数多く得るのは当然だがな。
基地でのお誘い
おい、マスター。
……話がある。ついてこい。
衛生室
回復依頼何か用か? ……ああ、怪我のことか。
この程度どうでもいいが、
早く治るに越したことはないな。
回復お礼フ……メディックとしてはおまえも
使い物になるようだな。
全快お礼フッ……いい気分だ。
このまま、すべてを葬ってやる。
基地あいさつ
1……なんの用だ。
簡潔に話せ。
2趣味? ……そんなものはない。
銃に余暇など必要ないだろう。
基地あいさつ(親愛Lv高)
1どうした? ようやく、
俺だけのために尽くす覚悟を決めたか?
2俺の言いつけは守っているだろうな。
勝手な真似をしたら……わかるな?

バトル Edit

戦闘開始高貴に戦え! Be noble!
とどめを刺す消えてもらおう。
バトル:回復お礼
1こんなものか。
まあ、礼は言っておこう。
2(蹂躙の悦)……メディックとしては
それなりに成長しているようだな。
バトル:回復お願いメディックだろう。
仕事をしたらどうだ?
絶対高貴発動俺の進路をふさぐ者は
誰であれ許さん!
心銃発動俺の前に立ったのが
運の尽きだ!
仲間を庇う足を引っ張るな。
バトル:勝利何を驚くことがある?
当然の結果だ。
バトル:敗北この借りは
……必ず返そう 
戦闘不能くっ……
下衆共め……。
修復後お前のささやかな努力に報いてやろう。
あの下衆共は……必ず俺が潰す。

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勲章 Edit

甘い言葉(蹂躙の悦)俺を、これからも手元に置きたいだろ?
俺だけのものになると誓えば、考えてやる。
優しい言葉(強者の矜持)おまえが俺に相応しいマスターになるまで、
俺はどれだけ待てばいいんだろうな?

期間限定 Edit

ハロウィン 1悪戯と称してエンフィールドを改造して
やるのはどうだ? フフ……。
ハロウィン 2菓子が欲しいなら、食堂に行け。
……それとも、俺に悪戯するか?
ハロウィン(基地)俺に悪戯? やってみろ。
ハロウィン(絶対高貴)ハロウィンの悪戯が
高くついたな!
ハロウィン(心銃)下衆共の悲鳴こそ
何よりの甘露だ!
クリスマス 1クリスマスの馳走? いつもと何が違う?
食事は、身体が維持できればそれでいい。
クリスマス 2ツリーだのリースだのを飾る暇があったら
鍛錬のひとつでもしたらどうだ?
クリスマス(基地)プレゼントが欲しいのか?
クリスマス(絶対高貴)銃弾なら……
いくつでもプレゼントするぞ。
クリスマス(心銃)聖夜に逝かせてやる!
……嬉しいだろ?
年末 1年が終わっても、明日は来るんだろ?
わざわざ祝う意味がわからんな。
年末 2部屋の大掃除……エンフィールドが
朝からいないと思ったら、それか。
年末(基地)来年も、せいぜい力を尽くせ。
年末(絶対高貴)下衆共の大掃除なら、
いつでも歓迎だ!
年末(心銃)残念だったな。
貴様らに来年はない!
年始 1レジスタンスに、休んでいる暇があるのか?
ぐずぐずするな。さっさと戦いに行くぞ。
年始 2ゲベールは新年だと張り切っていたが
年が変わっただけだろう? わからんな。
年始(基地)今年も役立ってもらうぞ?
年始(絶対高貴)さあ、誰が最初だ?
潰されたい順に並べ。
年始(心銃)貴様らの今年を
今終わらせてやろう!
バレンタイン 1贈り物か……もちろん
俺の気に入るような品なんだろうな?
バレンタイン 2他の貴銃士にも、贈り物をしているのか?
気に食わん……俺だけでいいだろう。
バレンタイン(基地)俺以外、誰に渡す必要が?
バレンタイン(絶対高貴)下衆共に食わせるなど
銃弾すら惜しい。
バレンタイン(心銃)残念だったな。
俺の弾に愛などない!
ホワイトデー 1チョーカーをくれてやろう。必ずつけろ。
……なに、いい目印になるだろ?
ホワイトデー 2いろんな奴から贈り物がきているな。
……ほう、あいつからのもあるのか。
ホワイトデー(基地)受け取れ、俺からの慈悲だ。
ホワイトデー(絶対高貴)贈り物が欲しいか?
なら、奪ってみせろ!
ホワイトデー(心銃)下衆共の返礼が
俺に当たるものか!

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エピソード Edit

親愛 Edit

第1話:俺をうまく使えよ?(親愛レベル1) Edit

+  ネタバレ注意

……おまえ、よくも邪魔をしてくれたな。
拳もう1発で、
ゲベールを失神させてやれたものを……。

早くも俺のマスター面というわけか?
まったく、馬鹿馬鹿しい。

あいつには力関係をハッキリと
わからせてやる必要があるからな。貴銃士で
あっても、この俺が上だということを。

これからもあいつが俺に楯突くようならば、
いつでも完膚なきまでに叩きのめしてやる。

……文句があるなら
ゲベールに言い聞かせるんだな。

あいつは、日本での戦いを
いまだに根に持っているようだ。

愚者は過去を語る……というのは、
あながち間違いでもないらしい。

あいつが負けたのは、
運のせいでも、作戦のせいでもない。

あいつの敗北は、
俺との、圧倒的な性能の差によるものだ。

俺は、スナイダー。
……従来の前装銃を一挙に薙ぎ払った、
イギリスの後装式ライフル。

ただでさえ優秀なエンフィールド銃を
改造して、さらに強くしたのがこの俺だ。

俺1挺で、旧式10挺分……
いや、それ以上の価値がある。

わかるだろ?
旧式が、新式に勝つことなどできない。
考えるまでもない、当然の事実だ。

そんな簡単なことさえ理解できないとは……
ゲベールの奴、いっそ憐れだな。

さて、
おまえは俺のマスターということだが……。

おまえがせめて、
ゲベールよりは役に立つことを期待しよう。

なあ、マスター
……せいぜい、俺をうまく使えよ?

第2話:冷徹な戦場(親愛レベル3) Edit

+  ネタバレ注意

……なんだ。おまえか。

もちろん、作戦は成功した。
俺が参加したんだ、当然だろう。

ゲベールとヤーゲル?
……ああ、あいつらのことか。

あいつらは、戦場で俺の前に立った。
俺の邪魔をしたから、
力づくで退かせたまでだ。

銃床は、鈍器としても使えるんだぞ。
知っていたか?

……戦場で俺の進路を遮る者は、
誰であろうと許さない。

味方だろうが、
俺の足を引っ張るようなら切り捨てていく。
戦場とは、そういう場所だ。

ああ、戦場といえば……
絶対高貴、だったか。
あれは気分が良いものだな。

俺は今まで、
人間に扱われる存在だったが……。

人間の手にありながら、俺はずっと、
自分でも戦ってみたいと思っていた。

……その点、貴銃士は素晴らしい。

絶対高貴という、人間以上の力で……
俺の行く手を遮る奴らを、
思うままに倒せるんだからな。

この快感……
そう簡単には手放せそうにないな。

貴銃士として立つ戦場を、これからも
存分に楽しませてもらうとしよう。

すると……
おまえたちレジスタンスにとって俺は、
心強い味方ということになるか。

レジスタンスは世界帝軍相手に
苦戦している。強い貴銃士の存在は、
心底ありがたいんだろう?

ならば、俺に余計な干渉をするな。
俺が許したときだけ、話を聞いてやる。

おまえが大人しく俺に従うというのなら……
こちらもそれなりに良くしてやろう。

これからのおまえの態度、
楽しみにしているからな。

第3話:貴銃士への違和感(親愛レベル5) Edit

+  ネタバレ注意

おい、おまえ。
……見ろ、さっきの作戦で怪我をした。
治療を頼むぞ。

……ん? 騒ぐような怪我でもないだろう。
死ななければ、なんということはない。

とはいえ、腕が使えないと不便だからな。
いいからさっさと治療しろ。

……ほう? 不思議なものだ。
もう、骨が見えなくなった。

……なるほど、これがおまえの力か。
……この治癒能力は、なかなか気に入った。

喜べ。
これから先、身体を損なったときは
おまえのもとへ来ることにするからな。

それにしても……
人間の体というのは、つくづく厄介だ。

ただそこに在るだけで、体力を消費する。
戦えば汗をかき、食わなければ倒れる。

食事にシャワーに洗濯に……
面倒なことばかりだ。
しかも、この基地の奴らときたら……。

おかしいと思わないか?
今までは、ただの銃だった奴らが、だ。

おまえと出会い、貴銃士になった途端……
人間のような顔をして暮らしている。

……まるで、おままごとだな。

俺は、貴銃士である以前に……ただの銃だ。
戦うことさえできれば、それでいい。

食事も睡眠も……
楽しみだと言う奴らの気が知れないな。

ん? 食事……?
そんなことを聞いてどうする。

基本的に水があればいい。あとは
エンフィールドが食べろと言うから、パン。

ああ、エンフィールドが淹れる紅茶は飲む。
俺には滅多に淹れてくれないがな……。

……は? 野菜……?
俺に、草と木を食えと……?

おまえ……
さっき褒めてやったからと、
図に乗っているんじゃないだろうな。

言っただろう?
許してもいないのに勝手な干渉をするなと。

……他の貴銃士どもから、マスターだの
なんだのと慕われ、おだてられて……。

治療の腕くらいしか長所がないくせに、
思い上がっているんじゃないのか?

……反論したいなら、
少しでもマシなメディックになれるよう、
訓練でもすることだ。

おまえのような弱い存在に、
戦場をうろつかれると……目障りなんでね。

第4話:大事な兄(親愛レベル8) Edit

+  ネタバレ注意

……なんだ、珍しいな。いつも貴銃士どもに
甘やかされているおまえが、力仕事とは……。

……俺に、弱いと言われたから、か?

それで力仕事に手を出すとは、
ずいぶん安直だが……フ、なるほどな。

俺に痛いところを突かれて、
心を入れ替えたというわけか。
……従順なところは、評価してやろう。

だが……くれぐれも、メディックの仕事を
おろそかにしてくれるなよ。
おまえの唯一の長所なんだからな。

メディックの仕事といえば……さっき、
エンフィールドが衛生室に行っただろう。

当然、完璧に治療したんだろうな? ん?

そうか……あいつが元気なら、それでいい。
あいつは俺の、大事な兄だからな。

俺は、あいつを改造して作られた銃。

前装銃であるエンフィールドを、
後装式に改造したならば……
あいつも、俺になれるということだ。

素晴らしい話だろう?
通常の戦闘でも、
もっと力を発揮できるようになるし……。

ああ……楽しみだ。
そのうち機会を見つけて
改造してやろう……フフフ。

そういえば……
昨日、エンフィールドにショートブレッド
……とやらをもらった。

クッキーのような見た目だが、
人間が生きるために必要な、
あらゆる栄養素が入ったものらしい。

俺が思うに……
あれは、おまえの差し金なのではないか?

ふっ……やはりな。エンフィールドが
俺にプレゼントを寄越してくるとは……
おかしいと思った。

わざわざエンフィールドを通して渡してくる
なんて、おまえも狡猾になったものだな。

だが……俺の身体を気遣う意図があっての
差し入れなのだろう?

戦場で力の限り動くためにも、
ある程度栄養は必要ということだしな。
……まぁ、今回は許してやろう。

次は、お前から直接渡してこい。
わかったな?

第5話:世界帝軍の手招き(親愛レベル11) Edit

+  ネタバレ注意

……ん? なんだ、おまえか。

そうだな、少し……考え事をしていた。
今日の作戦で、気になることがあってな。

作戦の途中、世界帝軍との戦闘に入り……
俺とエンフィールドはいつも通り、
心銃で奴らを追い詰めた。

だが、こちらが優勢になってきたところで、
奴らが突如……引き上げ始めたんだ。

いやに諦めが早いと思ったら、
奴らが戻っていく方向に……
黒塗りの、大層な高級車が停まっていた。

俺はすぐさま事態を察したさ。
戦場に軍の上層部がやって来て、
奴らを呼び戻したんだと。

素晴らしいチャンスだと思った。
世界帝軍高官の首を狙えるなんて、
この機を逃す手はないだろう?

だが……
車を目掛けて一歩を踏み出そうとした瞬間
……なぜか、足が止まった。

心臓に冷たい風が吹き抜けたように、
徐々に意識が霞がかって……。

そのあとは、
世界帝軍の奴らが戦場を去っていくのを……
ただ呆然と見送るだけだった。

……あんなことは初めてだ。
身体が凍りつくような感覚……
あれは、なんだったのか。

世界帝軍の新たな攻撃か……とも思ったが、
エンフィールドには
影響がなかったようだし……。

それに……意識が朦朧としていたせいで、
はっきりとは覚えていないが……。

去り際に世界帝軍の貴銃士が振り返って……
俺を見たような気がする。

そして、招くように手を…………。

……チッ、わけのわからないことばかりだ。
……気分が悪い。

……今日は、もう休む。飯はいらん。
おまえから、
エンフィールドにそう伝えておけ。

まったく……おまえの心配など無用だが……
なら、あとで俺の部屋に
炭酸水を持ってこい。

あれならば、多少気分がマシになるからな。
……じゃあな。

第6話:おまえに免じて(親愛レベル14) Edit

+  ネタバレ注意

おい、おまえ。これを見ろ。
今日の作戦で……。

エンフィールドを、壊してしまった。

……正確には、エンフィールドが勝手に
俺をかばって、壊れた。

だが、エンフィールドがこんなことに
なったのは……今日の俺のせいだ。

俺は、今日……世界帝軍に勧誘された。

なに。
直接、仲間になれと言われたわけじゃない。

作戦の最中に……有無を言わせない、
強大な支配の力に襲われた。

世界帝軍の何者かが、
俺を取り込もうとしている。
直感的にそうわかったが……。

この間と同じように、足が止まり、
銃を持つ手が下がり……、
あらゆる気力を蝕まれそうになった。

……だがな。
俺は、名も知らんような奴の
兵器に成り下がるつもりはない。

それ以上の意志で、はねつけてやったさ。

しかし……そうしている間も、
敵の銃口が俺を狙っていたらしい。

気が付くと、エンフィールドが……
目の前で消えていくところだった。

……ふっ、俺をかばって壊れるなんて、
可愛い奴じゃないか。
おまえもそう思うだろ?

普段はそっけないくせ、に……って……
……おい、なぜおまえが泣く。

この場合、泣くとしたら俺の方じゃないか?
ま、俺はそんな感受性、
持ち合わせていないがな。

ともかく……完全に直るかはわからんが、
修理所に預けてみるか。

ちょうどいい機会だから、このまま
俺に改造してやろうかと思ったが……。

俺が大事に思うのと同じく、
おまえもエンフィールドを大事に思っている
……というのは、悪い気がしない。

今回は、前装式のままにしておいてやろう。
おまえに免じて……な。

……さぁ、ついて来い、〇〇。
エンフィールドを、必ず取り戻すぞ。

第7話:心の在り方(親愛レベル17) Edit

+  ネタバレ注意

おい、〇〇。
……話がある。聞け。

エンフィールドのことだが……
あれ以来調子を取り戻して、
今日も元気にしている。

元気だが……呑気にブラウン・ベスと
ギターを弾いたり歌をうたったり……
やはり、改造してやればよかった。

あのエンフィールドが多めに残るように
改造すれば……今の俺より、もっとマシな
スナイダーになれるだろうしな。

次の機会は、絶対に逃さん。
フフフ……。

さて、ここからが本題だが……。
先日の出来事について、情報を集めてみた。

世界帝軍の貴銃士……奴らにも、
おまえのようなマスターが存在している、
と言われているが……。

おそらく、俺もそいつに
支配されかけたのではないかと見ている。

俺はここにいる貴銃士の中で最も年若い……
それはつまり、
現代銃の型に近いということでもある。

絶対高貴にならずとも、
ある程度は奴らに太刀打ちできる……
その強さがあるわけだ。

もちろん、自分の銃の性能に
頼り切っているつもりはないが……。

どこか……
敵側の考えに通ずるようなところがあって、
そこに付け込まれたのかもしれない。

……いっそ、
ゲベールのような旧式が羨ましいなあ。

あいつら旧式がどんなに頑張っても、
この時代の戦場ではせいぜい『いい的』
といったところだろ?

そんな状況でも勝利することを望むならば、
高貴さを鍛える他ないからな。

これは仮説だが……。
銃本来の性能が高いほど、貴銃士としては
不安定な存在なのかもしれん。

……つまり。俺がこのまま
レジスタンスのために戦い続けるのか、
はたまた世界帝軍に寝返るか。

今後を左右するのは……
マスターであるおまえにかかっている。

わかるな?
俺という貴銃士を失いたくなければ、
おまえがちゃんと、捕まえておけ。

俺は、おまえに呼ばれて貴銃士になった。
……今となっては、
おまえ以外に仕えるつもりはない。

さぁ、誓え。俺が生きる限り最後まで、
マスターとしての責務を果たす……とな。

第8話:俺だけを見ていればいい(親愛レベル21) Edit

+  ネタバレ注意

おい、〇〇。
次の作戦について……話がある。

今度は、世界帝軍の基地に
仕掛けに行くそうじゃないか。
そこでひとつ、試したいことがあってな。

世界帝軍の基地ならば、
俺を支配しようとした世界帝軍のマスター
……奴が、再び現れるかもしれない。

そいつを捕まえ、
洗いざらい吐くまで尋問してやろう。
その正体や、能力についてな。

もし本当に、おまえと同じ力を持つ人間が
いるのなら……奴が支配している貴銃士ごと
始末してやればいい。

上手く事が運べば、レジスタンスは
かつてない大勝利に沸くことになるだろう。

ああ、わかっている。問題は、俺が奴に
影響されてしまわないか、だが……。
簡単な話だ。

次の作戦……
おまえは、ずっと俺のそばについていろ。
何があっても、離れるな。

おまえが近くにいてなお、
敵に奪われるなど……
まさか、ありはしないだろう?

おまえが俺のマスターとして、
務めを立派に果たせるか……
つぶさに見ていてやる。

リスクはあるが……
その分、成功したときのリターンは
何事にも代えがたいはずだ。

ハイリスク・ハイリターン……上等じゃ
ないか。そのくらいの覚悟がなければ、
レジスタンスなどやっていけまい。

だがな……おまえに不必要なリスクを
生み出されてはたまらないからな。

いいか。
作戦中は、俺以外の貴銃士など放っておけ。

おまえの全てを、俺だけのために使え。
勝手に他の貴銃士どもの治療などしたら
承知しない。

黙れ。口ごたえをするな。

おまえは……俺だけを見ていればいいんだ。

第9話:治療と序列(親愛レベル25) Edit

+  ネタバレ注意

まったく……残念だ。
世界帝軍のマスターとやらには
遭遇できず終いか。

奴を探しながら、出会った敵兵を
片っ端から始末していったら……
世界帝軍基地が壊滅していたな。

戦果としては上々だが……
俺の目的は敵基地の陥落ではなかった。

今度いつ相まみえてもいいように、
作戦には必ずおまえを連れていくからな。
気を抜かずにいることだ。

そういえば、俺が撃つ心銃の威力が
上がっていたようだが……。

……まあ、当然と言えば当然か。

弱いおまえを守らなければならない分、
いつもよりも
高貴さが磨かれたのかもしれん。

ふっ……治療以外でおまえも
役に立つことができるとは、見直した。

ところで……
おまえ、休養は十分に取っているだろうな?

今回の作戦では、ゲベールやヤーゲルも、
旧式なりに力を発揮していたようだが……。

……やはり旧式は旧式だな。
ずいぶんと怪我をしたそうじゃないか。

おまえはメディックだが……
貴銃士の治療には、特別な力を使うはずだ。

あいつらを治療するにしても、
半分程度にしておけ。
あとは自己治癒でなんとかするだろう。

旧式どもの治療で疲労されては困る。
俺が存分に力をふるえるよう、
俺に集中しろ。

俺の言いつけを破り、無理をするようなら
……気絶させてでも、
ベッドへ連れて行くことになるが?

……〇〇は、
いつも他の貴銃士どもの面倒を
見ようとするからなあ。

おまえがすっかり回復するまで……ベッドに
縛り付けておくのも手かもしれない。

心配するな。
痛くはしないさ……〇〇が、
従順にしていればの話だが。

第10話:鎖(親愛レベル30) Edit

+  ネタバレ注意

……おい、〇〇。
こっちへ来い。

ショートブレッドを取りに
衛生室へ来てみたら……なんだ、あの様は。

……おまえはもう忘れたのか?
俺のマスターとして、
責務を果たすと誓っただろう。

衛生室が貴銃士でいっぱいじゃないか。
……まさか、全員診てやっているわけでは
ないだろうな?

……言っただろう。
俺以外の貴銃士への治療に、
力を掛けすぎるなと。

これから先、おまえの行動の優先度を全て、
俺が管理してやってもいいんだぞ。

……ほう、口ごたえする気か?
いい度胸じゃないか。

そうだなあ、
俺の言いつけが聞けないのなら……。

いっそ、基地にいる間は、
おまえをどこかに閉じ込めてしまおうか。

エンフィールドもおまえを慕っているし……
俺の部屋ならばちょうどいいかもな。

基地では、俺の部屋に。
戦場では、俺のそばに。
……一生、鎖で繋いでおこう。

……本気にしたか?
冗談だ。

だが……言いつけを破った罰は必要だな。

おまえが誰のものなのか……
わからせてやろう。

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勲章 Edit

唯一の目的(冷然の貴銃士−I) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールドスナイダー、今日もお疲れ様。
やっぱり君は強いなぁ。
ゲベールチッ……ひとりで好き勝手やりやがって。
エンフィールドゲベール、舌打ちなんて行儀が悪いよ?
でも、君にしては珍しく的を射た意見だね!
ゲベールああ゛? んだとエンフィールド!
エンフィールドいいかい? 先陣を切るのは
スナイダーの得意分野だろうけど、
ひとりで進みすぎると危ない。
エンフィールド戦場では協調性も大切に……。
スナイダー、聞いているのかい?
スナイダー……ん? ああ、聞いている。
お前が今日も元気そうでなによりだ。
ゲベールおいゴルァ無視してんじゃねぇぞ
エンフィールド!
『珍しく』ってのは余計だろうが!
エンフィールドちょっとゲベール!
口を挟まないでくれるかな?
スナイダーおいマスター、早く次の作戦に参加させろ。
もちろん次も、存分に戦わせろよ?
エンフィールドはぁ……誰も僕の話を聞いてないな。
やれやれ、困ったやつらだ。

お気に入り(冷酷な愉悦) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールド〇〇さん、聞いてください。
最近スナイダーが
妙なものを拾ってくるんですよ。
スナイダー妙なものじゃない。……化石だ。
エンフィールドなんでも、遥か昔の生き物が、
地層の中で形を保って残ったものだそうで。
スナイダー基地の近くに洞窟があるんだが、
そこの壁にたくさん埋まっていた。
スナイダー……見ろ。この鋭い爪の化石は、
特に気に入っている。
スナイダーこれほど大きく鋭い爪があったのなら、
相当に強かっただろうな。
エンフィールド今日は、僕もお休みをいただいていますし、
その洞窟を覗いてみようかと思うんです。
スナイダーエンフィールドがどうしてもと言うからな。
ふたりで行ってくる。異論はないな?
エンフィールドいや、ちょっと興味がある程度なんだけど
……まあ、いいか。
エンフィールドそういうわけで……行ってきます、
〇〇さん! 珍しい化石が
手に入ったら、ご覧にいれますね!

マスターの力(冷酷な愉悦) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールド〇〇さん、ご覧ください!
これは、アンモナイトの化石です!
エンフィールド調べたところ、
海に生息する生き物だったようで……。
エンフィールド周囲には海に面した街もありますが、
どうしてこれが洞窟の中にあるのか……
不思議ですね!
スナイダー今日は、何かの骨らしい化石も見つけた。
スナイダー大きさからして、鳥や魚ではなく……
恐竜の化石かもしれないな。
スナイダー……なあ、マスター。
おまえは銃から貴銃士を
呼び覚ますことができるんだろ?
スナイダーその妙な力で、
化石から恐竜を呼び覚ませないのか? ん?
エンフィールドこら、スナイダー。
無茶なことを言うものではないよ。
スナイダー……ふん、無理なのか? つまらん。
エンフィールド仮にできたとしても、
迷惑どころの騒ぎじゃないから!
絶対ダメだからね!

無駄な努力(強者の矜持) Edit

+  ネタバレ注意

マスター、聞いたぞ? 俺たち貴銃士と
おまえで、旅行をするそうじゃないか。

ただの武器が、いよいよ人間じみた真似を
するようになってきたな。

銃同士が親睦を深めたところで、
強さが変わるわけでもあるまい。

くだらん催しだが……エンフィールドが、
張り切っているからな。
今回は、俺も付き合ってやろう。

それに、この旅行には、
旧式どももついてくるんだろう?

ふっ……ちょうどいいじゃないか。
旅には、荷物持ちが必要だ。

貴銃士としては使えなくとも、
その程度の仕事はできるだろうさ。

……それでも、
俺と旧式どもの仲を取り持とうと?

おまえがそうしたいなら、
好きにするがいい。
無駄な努力だとは思うがな。

肉の行方(強者の矜持) Edit

+  ネタバレ注意
ゲベールスナイドル、テメェ何しやがる!
そりゃ俺の肉だぞゴルァ!
スナイダー銃もバーベキューも弱肉強食……
目を離すのが悪い。そうだろう?
エンフィールドスナイダー、
取ったなら責任持って食べなよ?
スナイダー……ああ、いいだろう。
エンフィールドあっ! ほらヤーゲル、野菜も食べたまえ!
スナイダーおい、マスター。
こっちへ来い。口を開けろ。
スナイダー声を出すな、5秒で食え。
エンフィールドに気付かれるなよ。
エンフィールドスナイダー……あれ?
もう肉がない。君、ホントに食べたのか?
スナイダーああ、当然だろう。
ゲベールおい、エンフィールド!
そいつ、肉を……。
スナイダー黙れ旧式。
スナイダーマスター、おまえも……
余計なことを喋ったら、わかっているな?

戻るべき場所(強者の矜持) Edit

+  ネタバレ注意

おい、おまえ……どこに消えたかと思ったら
こんなところで呑気に散歩とはな。

それで? このくだらん旅行で
俺と旧式どもの親睦は深まったのか。

……は?
少しは深まったと……
本気でそう思っているのか?

まったく……
どうしたらおまえの目にはそう映るのか、
一度くり抜いて様子を見てやりたい。

まあ、戯言はいい。おまえに……
これをくれてやろうと思ってな。

香水……というものらしい。
昼に街の露店で押し付けられ、
突き返す間もなかった。

悪くない香りだが……
やはり俺は、硝煙の香りが一番落ち着く。

俺を早く戦場に戻せ。
こんなふうに人間の振りをしていると、
自分を見失いそうだ。

おまえも……。
ああ、そうか。おまえが……。

…………。

この香水をおまえにやろうと思っていたが、
気が変わった。

おまえに一番似合うのは、衛生室の……
消毒液の匂いだからな。

……さあ、休暇は仕舞いだ、メディック。
明日、さっそく基地に帰るぞ。

おまえに休んでいる暇などない。
基地で、戦場で……
今まで通り、俺に尽くせ。わかったな?

取材の対価(危険な眼差し) Edit

+  ネタバレ注意

おい、おまえ。
『NOBLE』とかいう雑誌を知ってるか?

さっき、そいつの記者だという男が、
取材をしたいと言ってきた。

……ん? 当然断ったさ。
そんな面倒なことをしている暇があるなら
俺は戦場に行く。

レジスタンスの活躍を伝えて
士気を高めるだの言っていたが、
弱い奴らの士気が高まったところで、なぁ?

……ほう、お前から礼として褒美をな。
それならば、考えてやってもいい。

ただし、くだらないものを寄越したら……
わかっているだろうな?

さて、面倒ごとを引き受けてやる対価は
何にするか……
ゆっくり、考えておくとしよう。

エンフィールドの改造、
というのもいいが……。

……ああ、そういえば、
前にエンフィールドが何か言っていたな。

先輩の特集がどうこうと
雑誌を見せてきたが、これのことか。

……俺が大々的に載れば、あいつも少しは
改造される気になるかもしれないな。
なぁ、マスター?

貴銃士の本質(危険な眼差し) Edit

+  ネタバレ注意
記者本日は『月刊NOBLE』の取材、
よろしくお願いします。スナイダーさん、
基地での暮らしはいかがですか?
スナイダー……どうということもない。
この身を保つために必要なことをして、
戦場へ行くだけだ。
記者え、ええ……
必要なこと、と言いますと……?
スナイダー睡眠と、あとは食事か。
……エンフィールドや○○が
うるさいからな。
スナイダー他の奴らはなんだかんだと
集まって飲み騒いでいるが……
俺は、人間の真似事に興味はない。
記者真似事、ですか……。
確かに貴銃士の皆さんは、
もともとは古銃そのもの……。
スナイダーそうだろう? 俺たちはあくまで銃。
貴銃士として人の身を得たところで、
その本質は変わらない。
スナイダー……まぁ、
エンフィールドは楽しそうにしているがな。
それはそれで、好きにすればいい。
記者なるほど……そういったお考えですか。
エンフィールドさんとの仲は
よろしいんですね。
スナイダー仲は……どうだろうな。
あいつはいつか俺になるのだから、
分身のように思っている。
スナイダーさあ、取材とやらはもう充分だろう?
写真は好きに撮ればいい。
記者はい、写真も大丈夫です!
スナイダーさん、
ご協力ありがとうございました!
スナイダー……ようやく終いか。
なら、俺は行くぞ。

危険なおねだり(危険な眼差し) Edit

+  ネタバレ注意
スナイダー○○、見ろ。
例の取材とやらに協力してやったぞ。
スナイダー……おい、約束は覚えているだろうな?
面倒事を引き受ける代わりに、
褒美を寄越すと――。
エンフィールドあっ、○○さん、
こんなところに! ささ、ご覧ください!
エンフィールド『月刊NOBLE』にブラウン・ベス先輩の
特集が載っているんですよ。
これが実に素晴らしくて……。
スナイダー……なあ、エンフィールド。
表紙は見たか?
エンフィールドん? ……ああ、そういえば
君が表紙だったね。それよりスナイダー、
君も先輩の記事を読みたまえ!
スナイダー…………よし、決めた。
マスター、
おまえから受け取る褒美のことだ。
スナイダー人間の子供らは
”なんでも言うことを聞く券”を、
お礼の品にすることがあるそうだな。
スナイダー俺もそれでいいぞ。
安上がりのささやかな品だろう?
よかったなぁ?
スナイダーさぁて、何を命令しようか……。
エンフィールドス、スナイダー?
一体なんの話をしているんだい……?

暑い日のリフレッシュ(真夏の滴) Edit

+  ネタバレ注意

……おい、〇〇。
これでハーブティーを作れ。

今日、俺が手に入れてきたハーブだ。
種類はよくわからんが、
いくつかあるだろう。

ハーブティーは、
草から作ったものにしては、
すっきりしていて悪くないからな。

これは、この間見た
レモングラスというやつだ。
その他は知らんからおまえに任せる。

……これか?
作戦の帰りがけに通った畑の脇に、
野菜と一緒に並べてあった。

無人、販売……?
ああ、なるほど……あれはそういうことか。

なに、知らなかったのだから仕方ない。
金は明日払いにいけば問題ないだろう。

金ならエンフィールドが
いくらか持ってるはずだからな。

なに……これから行くというのか?
金を払いに? この暑いなか、わざわざ?

まったく……
真面目だな、おまえは。

はぁ……わかった。
行くぞ。ついてこい。

兄が見る虚像(Paradox Brothers) Edit

+  ネタバレ注意

(ナレーション)

作戦へ向かう途中、嵐に見舞われ
本隊からはぐれてしまったスナイダーたちは

森の中で廃墟となった屋敷を見つけ、
そこで雨宿りをすることになった。

無人のはずの屋敷には、なぜか出来たての
食事があり、それを食べた貴銃士たちには。
徐々に異変が現れ始めていた──。
 

エンフィールド……さっきの食事、一体何だったんだろう。
スナイダーが余計なことを言うから、
気味が悪くなってきたなぁ。
スナイダー本物のゴーストがいるだのと浮かれて
勝手に食べたのはおまえだろう、
エンフィールド。
エンフィールドでも、ゴーストがいる古い屋敷だなんて
ロマンがあるじゃないですか。
そうですよね、先輩?
スナイダー…………。
エンフィールド先輩……? どうしたんですか?
……ああ、スナイダーがいないことですか?
エンフィールドまったく……すぐ勝手に行動するんだから。
おーい、スナイダー?

 

スナイダーおい、〇〇。
あいつの言動をどう思う?
スナイダーふむ……やはり、おまえもそう思うか。
スナイダーあの妙な食事をとったせいかは知らんが、
エンフィールドには今、
俺がブラウン・ベスに見えているようだな。
スナイダーふっ……なかなか面白いじゃないか。
これは、教えてやったら
正気に戻るのか……?
スナイダー興味はあるが……滅多にない機会だ。
もうしばらくは、
この状況を楽しんでおくとするか。
スナイダー〇〇。
余計なことは言わず、口を閉ざしておけ。
いいな?

探索と観察(Paradox Brothers) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールドまれに綺麗な部屋もありますが、
大半は荒れてしまって
使える状況ではないですね……。
エンフィールドもう少し、
毛布の類があるといいのですが……。
スナイダー…………。
エンフィールドブラウン・ベス先輩……?
スナイダー……ん? ああ。
エンフィールドやはり、少しお疲れでしょうか……。
そういえば、先輩は食事のあとに
いらっしゃいましたよね。
エンフィールド空腹でしたら、こちらをどうぞ。
スコーンです。
エンフィールドスナイダー用に持っていたものなので、
少し味気ないかと思いますが、
よろしければ……。
スナイダー……いや、今は腹が減っていない。
あとで喰おう。
エンフィールドはい!
必要な時にはいつでもお声がけくださいね!
では、次はあの部屋を見てみましょう!

 

スナイダーははっ……
忠犬もかくやだな、エンフィールドは。
スナイダー今なら『先輩命令』で、
楽に改造できるんじゃないか? ん?

仄暗い愉悦(Paradox Brothers) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールドわぁ、綺麗な場所だなぁ……!
スナイダーそうでもないようだぞ。
おい、あっちを見てみろ。
エンフィールドうわっ! 大きな穴だ!
廊下が半分、崩れかかっていますね……。
エンフィールド万が一足を滑らせてしまっては大変です。
僕が先に飛び越えて、
向こう側からお支えしますね!

 

エンフィールドさあ、ブラウン・ベス先輩、お手をどうぞ!
スナイダー…………。
エンフィールド先輩? さあ、遠慮なさらず!
僕は、銃の性能に慢心せず鍛えています。
ですから、どうぞ頼ってください!
エンフィールドそれに……おふたりの役に立てるのは、
とても嬉しいんです。
……なんて。
エンフィールド先輩はあまり調子がよろしくないようなのに
すみません……。
なんだか浮かれてしまって。
スナイダー…………。
エンフィールドああ、そうだ。休憩の前に、
スナイダーも一応探さないといけませんね。
エンフィールドあいつなら、ひとりでも問題ないと
思いますが……何かあっては困りますし。
エンフィールドあれでも大切な弟ですから。
……僕を改造しようとしなければ、ですが。
エンフィールドそういうわけですので、先輩と
〇〇さんは先に戻っていて
ください。では、また後ほど!
スナイダー……ああ。

 

スナイダー……フ。俺を探すだと?
スナイダーいくら探しても見つかるはずはないが……
せいぜい、ずっと俺を探しているがいいさ。

襲撃(瞳に消えぬ闘志) Edit

+  ネタバレ注意
ゲベール…………。
スナイダーなんだ。またその守り袋を持っているのか。
ゲベールあぁ? なんか文句あんのかよ。
ゲベール……今朝、紐が切れちまった。
縁起がわりぃ……何事もなきゃいいけどな。
スナイダー……ふん、紐が切れたくらいでなんだ。
そんな迷信を気にしているのか。くだらん。
ゲベール……ッ、別に……気にしてねーよ。
ゲベール…………。

 

(銃声)
マルガリータおじさんっ!!!
ゲベールくそっ、襲撃か!?
早く応援に行かねぇと……!
スナイダーおい、待て! 迂闊に出るな。
……お出ましだぞ。
スナイダー数が多すぎる。囲まれると厄介だな……。
おまえたち、例の場所へ退くぞ。
スナイダーおい、旧式。何をしている。
ゲベール……俺ぁ、こっから別行動だ。スナイドル、
てめぇは〇〇連れて、
先に行ってろ。
スナイダーほう……殊勝なことだな。
旧式も、こういう時には
少しは使い道があるということか。
スナイダー……聞け、ゲベール。戻ったら、
〇〇がおまえの手当てを
することを特別に許してやろう。
ゲベールハッ……だから、
てめぇが勝手に決めてんじゃねぇよ。
……無駄口叩いてねえで、とっとと行け。

 

スナイダーおい、〇〇。
ぐずぐずするな。振り返らず走れ。
スナイダーおまえが足を鈍らせても、
それはあいつのためにならない。
スナイダー……あいつは、旧式のくせに
俺に突っかかってくる、
根性だけはあるやつだ。
スナイダーそう簡単にやられはしないさ。
……さあ、行くぞ!

背中合わせの共闘(瞳に消えぬ闘志) Edit

+  ネタバレ注意
スナイダーチッ……完全に囲まれた。
この状況では、……ッ。
兵士C間もなく特別幹部2名到着!
標的を逃すな!
スナイダー特別幹部……?
ああ……奴ら、現代銃の貴銃士のことか。
スナイダー奴らが来る前、に……
せめて、この雑魚どもを……。
スナイダーくそ、目が……霞む……。

 

ゲベールおいスナイドル。
てめぇと一緒の方が、〇〇は
安全なんじゃなかったのかよ?
ゲベール俺を散々旧式旧式馬鹿にしといて
そのザマか? あぁ?
スナイダーふっ……おまえ、こそ……いつにも増して
みすぼらしいなぁ?
旧式が来たところで……何ができる。
ゲベールさあな。
だがよ……てめぇひとりよりは、
いくらかマシなんじゃねぇのか。
スナイダーよく言うじゃないか。
……その言葉、半分くらいは
現実になることを祈っておいてやろう。
ゲベールけっ……口だけは腹が立つくらい元気だな。
スナイダーそれはおまえもだろう。
さて……無駄口はここまでだ。
ゲベール、やるぞ。
ゲベール命令すんな。
……わかってらぁ!
(心銃発動)
兵士たちぐああああっ!!!
ゲベールへっ……ちったぁやるじゃねぇか。
スナイダーおまえも、ただの捨て駒になるよりは……
随分と、役に立ったな。
スナイダー…………礼を言う。
ゲベールあ゛? なんか言ったか!
ぼーっとしてねぇで、
さっさと逃げるぞオラア!
スナイダーああ……そうだな。

スナイダーのプライド(瞳に消えぬ闘志) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールドあの……〇〇さん。
先日の作戦のことはお聞きしましたが……
スナイダーが、ですね。
エンフィールド帰ってきてからなんだかぼーっとしていて……
「草」だと言っていた野菜も、
差し出してみたら食べるんです!
エンフィールド銃に異常はありませんし、
そのうち元通りになるでしょうが……。
少し気にかけてやってくださいますか?
エンフィールド……ありがとうございます。
僕の方でも、注意して見ておきますね。

 

スナイダー…………。
ああ、〇〇か。
俺に何か用か?
スナイダーエンフィールドが……?
ふん。妙に甲斐甲斐しいと思ったら、
そういうことか。
スナイダー俺は別に、どこも調子の悪いところなど
ない。ただ……。
スナイダーこの間のことを思い出すと、
妙に、気がざわつく。
スナイダー動かないおまえと、次から次に湧いてくる
敵ども……ゲベールが来なければ、
俺たちは揃って虜囚になっていた。
スナイダーこの基地の誰より強いと言ってきたし、
事実そうだ。だが、十分ではなかった。
それが……無性に気に食わない。
スナイダー……なんだ、その手は。
怪我はしていないと言っただろう。
俺に触れたところで何にもなるまい。
スナイダー…………。
スナイダー……まあ、悪くはない気分だ。
しばらくそうしていろ。

銃は戦場の夢を見るか(黄昏の戦場) Edit

+  ネタバレ注意
スナイダーハァ、ハァッ……。
スナイダーチッ……何故倒れない。
撃たれて無事な場所ではないだろう。
スナイダーならば、これはどうだ。
???…………。
スナイダー弾も心銃も効かない……?
実体があるならば、
そんなことはありえまい。
スナイダー貴様は一体――。
エンフィールド……ダー。
スナイダー、起きろったら。
スナイダー……ん? エンフィールドか。
○○もどうした。
エンフィールドどうしたって……君が唸っていたからだよ。
○○さんも
心配して見に来てくれたんだからね。
エンフィールド魘されるなんて珍しいけど……
何か悪い夢でも見たのかい?
スナイダー夢……?
エンフィールド夢くらい、君も知っているだろう?
僕らはこうして人の身を得ているし、
夢を見るのも不思議ではないよ。
スナイダーそうか。
……ふむ。くだらん夢だった。
エンフィールドならいいよ。……やれやれ、
変な時間に目が覚めちゃったなぁ。
明日は早朝から作戦なんだし、早く休もう。
スナイダーああ……そうだな。

黄昏の戦場(黄昏の戦場) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールド○○さん、
スナイダーをご存知ありませんか?
エンフィールド……あ、あんなところにいたんですね。
おや……
自分から食事を摂るなんて珍しい。
エンフィールド一応ショートブレッドは
持たせておいたのですが、ちゃんと
食べるとは思っていませんでしたよ。
エンフィールド余程お腹が空いたんでしょうか?
スナイダーは相変わらず
凄まじい活躍ぶりでしたしね。
エンフィールド……しかし、全然こっちに気づかないなぁ。
なんだかぼーっとしているような……。
エンフィールドあいつでも、戦場跡を見て
何か思うところがあるんでしょうか。
エンフィールド…………。
エンフィールド○○さん、スナイダーが
食事を終えたら、皆のところまで
連れて来ていただけますか?
エンフィールドあなたが呼べばきっと、
大人しくついてくると思いますので。
僕は向こうで、帰還の用意をしてきますね!

狭間の貴銃士(黄昏の戦場) Edit

+  ネタバレ注意

…………。
……ああ、なんだ、○○か。

ぼーっとしていた? 俺が、か?
……ふむ。おまえやエンフィールドが
言うなら、そうなんだろうな。

特別何かを考えていたわけではない。
ただ、いつの時代も
戦場の空気は大差ないなと思っていた。

戊辰の戦場も、今の戦場も……。

戦う人間や、戦いの目的が変わろうと、
俺たち銃の在り方は変わらない。
ひたすらに、目の前の敵を屠るだけだ。

だが……そうだな。
近頃気に食わないことはある。
……夢、だ。

人の形をした黒い影が追ってきて、
撃っても撃っても倒せない――。

……まったく、くだらん。

……そもそも、なぜ銃が夢など見る。
おまえの力で人の身を得はしたが、
俺たちは銃だ。

そんなところまで人に似る必要はない。
そうだろう。

○○。
夢も、物を食うのも、何もかも……
余計な人間の機能を消せんのか? ん?

……わかっている。
おまえにそんな芸当はできないのだろう。

まあいい。
無駄な機能はじきに淘汰されるものだ。
……そのうち、夢も見なくなるだろう。

とある休日の過ごし方(バレンタインデーの朝に) Edit

+  ネタバレ注意

…………。

……〇〇? 何か用か。

俺は、これを見ていた。
エンフィールドが街で買ってきた
恐竜図鑑だ。

“前に見つけた化石のことも
載っているだろうから、勉強するといい”
──だとか言っていた。

ふっ……あいつは本当に真面目だな。
だが、暇をつぶすにはちょうどいい。

〇〇、おまえも見ろ。
これはアロサウルスという恐竜だ。

この鋭い鉤爪……易々と獲物を
引き裂けそうで、悪くないだろう。俺が
持っている化石とも、少し形が似ている。

それから、こいつ。
最強だと言われている恐竜らしい。

ティラノサウルス・レックス──ふむ。
前足は妙に小さいが、牙は大きく鋭い。
確かに強そうだ。

最強だというのに
滅びたのは気に食わんが……。

……それで、おまえは何のために来たんだ?
次の作戦の話なら聞くぞ。

……?
もう、用は済んだ?

はぁ……
おまえは時々、
わけのわからないことを言うな……。

バレンタインデーの朝に(バレンタインデーの朝に) Edit

+  ネタバレ注意

……ん、〇〇か。

起きたときには置いてあったんだが……
これは何だ?

クッキー……?
おまえが作ったのか。恐竜型とは、
随分と器用なことをするんだな。

……ほう。匂いは悪くない。
味見くらいはしてやるさ。

──ポリッ。

ふむ……。
余計な味はしないな。
夏に飲んだ──レモングラス、だったか。

あれと似た風味がある。
……なるほどな。レモンを入れたのか。

これならまあ、食べられなくもない。
エンフィールドにも残しておいてやるか。

……なんだと? 貴銃士全員に
それぞれ贈り物を用意しているのか?

〇〇……
そんな隙があるのなら、
俺を戦場に連れて行けばよかったものを。

まあいい。敵を屠る力が必要なら、
一番に俺を呼べ、いいな?

真相は夢の中(バレンタインデーの朝に) Edit

+  ネタバレ注意
エンフィールド……おや、〇〇さん。
こんな夜更けにどうなさったんですか?
エンフィールドあまり根をつめないでくださいね。
僕でよろしければ、息抜きの紅茶や肩もみ、
何でもお手伝いしますので。
エンフィールドそれでは、おやすみなさい。
エンフィールド〇〇さん!
ちょっとこちらに来ていただけますか。
エンフィールドええ、そのままそっと……!

 

スナイダー……け、……ロ……ゥス……。
エンフィールド今の、聞こえましたか!?
エンフィールドたまに唸っていることはありますが、
スナイダーが寝言を言うなんて
かなり珍しいですよ……!
スナイダーす……すめ……
ティ……ノサ……ス……。
エンフィールドおや……これはもしかすると、
恐竜の夢でも見ているのでしょうか。
エンフィールドふふっ。図鑑と、〇〇さんの
素敵なクッキーの効果かもしれませんね!
スナイダー…………。
すぅ…………。

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日常 Edit

虎視眈々 Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:作戦室付近

スナイダー……『エンフィールドお兄ちゃん』。
エンフィールド…………え!?
う、嘘だろ?
気味が悪い呼び方しないでくれよ!
スナイダーおまえ、さっき戦場で怪我をしただろ。
傷は深かったように見えたが……。
エンフィールドあ、ああ。応急処置はしたから……
報告が済んだら、衛生室に行ってくる。
エンフィールド用はそれだけかい?
はぁ……いきなり妙なことを言い出すから
驚いたじゃないか。
スナイダー俺だって、心配くらいするさ。
さあ、傷をもっとよく見せてみろ。
スナイダーふむ……ああ、これは重傷だ。
それに、銃もかなり
汚れが目立ってるじゃないか。
スナイダーおまえは早く衛生室に行って休め。
銃は、俺が手入れしておいてやる。
エンフィールドあっ! こら、スナイダー!
勝手に僕の銃を持っていこうとするな!
エンフィールドまったく……
怪我人相手に油断も隙もないんだから。
絶対、君の世話にはならないからね!
スナイダー……チッ、もう少しだったのに。

物騒コミュニケーション Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:作戦室付近

スナイダー次の作戦は、おまえも同じ部隊なのか。
俺の邪魔はしてくれるなよ、旧式。
ゲベールああ……? んだとゴルァ!
いつまでも旧式扱いしてんじゃねぇぞ!
スナイダー大層な自信だな? それだけ吠えておいて、
もしも役に立たなかったら……
ああ、そうだ。
スナイダーおまえを餌にして、
世界帝軍の奴らをおびき寄せるとしよう。
スナイダーよかったなぁ、旧式。おまえのような雑魚にも、
使い道が見つかったぞ?
ゲベールざけんじゃねぇ!
仲間を囮にするなんつう外道が、
まかり通るはずねえだろ!
スナイダー仲間……?
ああ……、おまえも一応は貴銃士だったな。
一応は。
スナイダー実力が違いすぎて、うっかり失念していた。
悪く思うなよ?
ゲベールんなっ……
テ、テメェどこまで俺をコケにする気だ!?
ゲベール今すぐブッ飛ばしてやらァ!!
表出ろやゴラァ!!
スナイダーふっ、はははっ!
何度も懲りずに噛みついてくる、
その根性だけは評価してやろう。
スナイダー……それだけは、な。

放浪するふたり Edit

+  ネタバレ注意

発生場所:森の奥

エセンふわぁ……。
今日は暖かくて……眠くなる……。
スナイダー……ん?
エセン……あ。
すみません、起こしてしまいましたか。
スナイダー…………。
エセンあの……湖のそばにある大きな木、
登りやすいですし……
あそこなら誰も来ないので、おすすめです。
スナイダー……なぜ、それを俺に言う?
エセン昼寝を邪魔してしまったお詫び、
みたいなものです。
スナイダーそうか。
……気が向いたら行ってみるとしよう。

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グッズ Edit

スナイダーのグッズ

コメント Edit

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お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

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