ゴースト | ……の、…………が……とった…… 今度は誰や。 またベルガーとちゃうやろな……うおっ!? |
アインス | ……っと! 怪我ねぇか、ゴースト。 歩くときゃ前見ろ。 |
ゴースト | アインスの兄さん……えろうすんまへん。 |
アインス | これくらい、どうってことねぇよ、 怪我しなくて良かったな。 |
ゴースト | ワイ…… ぶつかってから気付かれるっちゅうことは よくあるけども……。 |
ゴースト | ぶつかる前に見つけてくれるんは、 あんさんくらいや。 ほんまええヒトやなぁ……祝ったる。 |
アインス | はっはっは! いいってことよ。 |
ゴースト | せやけど……ん? あんさん、今日は珍しくひとりなんか? |
ゴースト | いつもは、エフやファルが ねっちょりくっついとんのに。 |
ゴースト | ……あんな奴らにまとわりつかれて、 いつも大変よなあ。 |
ゴースト | なんなら、奴らがあんさんに近付けんよーに ……ワイが呪ったるで。 |
アインス | 大変って、何がだ? 優秀なあいつらがいつも俺のそばに いてくれて、俺は助かってるぜ。 |
ゴースト | ……うぅん、さよか。あんさんがええなら、 ワイも口出しはせぇへん。 |
アインス | それよりもお前…… さっき、自分のことを見つけるのは 俺くらいだと言っていたな。 |
アインス | 周りに信頼できるヤツはいねぇのか? ひとりぼっちなら俺に相談しろよ。 力になるぜ。 |
ゴースト | ひぇぇ……! こわいわぁ、ときめいてまうやん。 |
ゴースト | そないな優しい言葉かけてくれるなんて…… 感動もんや。 |
ゴースト | ……よし、決めた。 あんさんに何かあったら、いつでも力になったるわ。 |
ゴースト | もちろん、ワイの呪いでな…… くっくっく……! |