イベント/宵闇の空に花は咲き/エピソード のバックアップの現在との差分(No.4)


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**第1話 夏の風物詩 [#episode1]
#region(ネタバレ注意)
|フルサト|金チャン、とっても素敵♪&br;着丈もぴったりでよかったワ〜!|
|キンベエ|うむ、着心地もよく快適で……&br;日本を感じるからかのお。&br;なにやら落ち着くような……。|
|フルサト|ウフフ……金チャンのでコツは掴めたワ!&br;次は○○のを作るわネ♪|
|フルサト|ウフフ……金チャンのでコツは掴めたワ!&br;次は〇〇のを作るわネ♪|
|ナポレオン|むむ……! キンベエよ、&br;何やら見慣れる格好をしているではないか。|
|キンベエ|ああ、これは浴衣といってな、&br;日本で夏の夜に着る着物のひとつだ。|
|キンベエ|フルサト殿から完成したと聞いてな、&br;早速袖を通してみたところだ。がっはっは!|
|ナポレオン|なんと!&br;マダム・フルサトが作ったのかね!?|
|フルサト|そうヨ〜♪&br;今度、街の広場でちょっとした夏祭りが&br;あるって教えてもらったの。|
|フルサト|日本では、夏祭りといえば浴衣だもの。&br;せっかくだから、&br;浴衣を作って着ていくコトにしたの。|
|キンベエ|小さな祭りだと聞いとるが、&br;浴衣に出店にとあれば、&br;充分夏の夜の良い思い出になると思うぞ。|
|ナポレオン|ふむ……&br;夏祭りにユカタとやら、実に興味深い。&br;……よし。|
|ナポレオン|ラ━━━ップ!&br;ラップはどこだ!来い!&br;ニコラとノエルも来たまえ!|
|ナポレオン|ラ───ップ!&br;ラップはどこだ!来い!&br;ニコラとノエルも来たまえ!|
|ラップ|はぁ……&br;一体なんの騒ぎですか、陛下。|
|ナポレオン|我々も○○とともに&br;ユカタを着て夏祭りに行くぞ!&br;よいなっ!?|
|ナポレオン|我々も〇〇とともに&br;ユカタを着て夏祭りに行くぞ!&br;よいなっ!?|
|ニコラ|わぁい!&br;陛下とお祭りだなんて楽しみです!|
|ノエル|きっと、素敵な夏の思い出になりますね……&br;楽しみです……!|
|ラップ|祭りがあることは知っていますが、&br;生憎私はその日作戦で出ております。|
|ナポレオン|ラ━━━ップ!|
|ナポレオン|ラ───ップ!|
|ナポレオン|もちろん私は&br;その作戦の全容を把握しているぞ。&br;確かに簡単な任務ではないが……。|
|ナポレオン|それはお前の前準備次第だ!&br;当日は全力で作戦を成功させ、&br;そして素早く私のもとへ帰還するのだっ!!|
|ナポレオン|それができぬお前ではないだろう?|
|ラップ|また、無茶なことを……。&br;無論、作戦の成功を優先しますが……&br;善処はしましょう。|
|ゲベール|なんの騒ぎかと思ったら……浴衣か。&br;そりゃ、こっちじゃあ見ねぇ格好だよな。|
|エンフィールド|そうだね。日本では&br;ああいう服を着てる人が多かったから、&br;懐かしいなぁ……。|
|フルサト|ウフフ……気になるの?&br;よかったら、ふたりの分も作るワ。&br;みんなで一緒にお祭り行きまショ!|
|ゲベール|あ!?&br;いや、俺は……っ。|
|エンフィールド|ゲベール、人の好意は&br;有り難く受け取っておくべきものだよ?&br;その日はちょうど君も非番じゃないか。|
|ゲベール|……ッチ、しゃーねぇな!|
|フルサト|○○、&br;ワタシのワガママに付き合ってくれて、&br;本当にアリガトウ……。|
|フルサト|〇〇、&br;ワタシのワガママに付き合ってくれて、&br;本当にアリガトウ……。|
|フルサト|ビーチもとっても楽しかったけれど、&br;故郷の風物詩は、きっとトクベツなのネ……。|
|フルサト|ウフフ! これから忙しくなるワァ。&br;張り切って準備しなくちゃ♪|
#endregion

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**第2話 夏祭りの危機 [#episode2]
#region(ネタバレ注意)
|ノエル|今日は邪魔なラップもいないし……&br;陛下と○○と僕たちだけで&br;夏祭りを楽しむチャンス……!|
|ノエル|今日は邪魔なラップもいないし……&br;陛下と〇〇と僕たちだけで&br;夏祭りを楽しむチャンス……!|
|ノエル|……だったのに。&br;はぁ……。|
|ニコラ|ね、ノエル。&br;雨、止むかな……?|
|ノエル|どうだろう……。&br;せっかくのお祭り、&br;中止になっちゃうのかな……。|
|フルサト|……ニコラちゃん、ノエルちゃん。&br;そんなに暗いカオしないで?|
|フルサト|夕方までに雨が止むように……&br;ワタシと一緒に&br;『てるてる坊主』でおまじないしまショ!|
|ニコラ|てるてる、ボーズ?&br;……って何?|
|ノエル|おまじないって、本当に効果あるわけ……?|
|フルサト|むかーしむかし……、&br;あるお坊さんが天気が晴れるように&br;祈祷したケドうまくいかなくてネ。|
|フルサト|そのお坊さんの首を布に包んで吊るしたら、&br;雨が止んで&br;とってもよく晴れたんですっテ……。|
|ニコラ&ノエル|ぴゃああああっ……!?!?|
|フルサト|ウフフ。他にもいろんな&br;言い伝えがあるみたいだケド……&br;きっと、強くお祈りすればダイジョウブよ。|
|ニコラ|うん、やらないよりマシだよね!|
|ノエル|どういう風におまじないするの……?|
|フルサト|まずは紙とか……そうネ、布でもいいワ。&br;くしゃくしゃっと丸めるの。|
|フルサト|それを、&br;白い紙か布でこういう風に包んで……。|
|フルサト|はい、完成♪&br;これを吊り下げて、&br;晴れるようにお願いするのヨ。|
|ノエル|へぇ、けっこう簡単なんだ……。|
|ニコラ|ねえねえノエル、○○に、&br;一緒に作ってってお願いしてこよう!|
|ニコラ|ねえねえノエル、〇〇に、&br;一緒に作ってってお願いしてこよう!|
|ノエル|うん……!|
|ナポレオン|おおっ、わが愛しのピストルたちに&br;笑顔が戻ってきたな。&br;感謝するぞ、マダム・フルサト!|
|フルサト|ウフフ……どういたしまして。|
|ナポレオン|さて……&br;その『てるてるボーズ』とやら、&br;私も作ろうではないかっ!|
|ナポレオン|皇帝が手ずから作り祈れば、&br;天も願いを聞き届けるであろうっ!&br;はーっはっは!|
#endregion

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**第3話 全員集合! [#episode3]
#region(ネタバレ注意)
|ニコラ|雨が止んで良かったね、ノエル!&br;陛下と○○も一緒に&br;おまじないしてくれたからかな?|
|ニコラ|雨が止んで良かったね、ノエル!&br;陛下と〇〇も一緒に&br;おまじないしてくれたからかな?|
|ノエル|うん、きっとそうだよ……!&br;お祭り、中止にならなくてよかったね、&br;ニコラ|
|ニコラ&ノエル|ラップもいないし……ふっふっふ……。|
|ナポレオン|ニコラ、ノエル、菓子の味はどうだね?|
|ニコラ|陛下!&br;陛下の買ってくださったポム・ダムール、&br;とってもおいしいです!|
|ノエル|バーバパパも……&br;甘くてふわふわで美味しいです……。&br;ね、○○。ひとくちどうぞ。|
|ノエル|バーバパパも……&br;甘くてふわふわで美味しいです……。&br;ね、〇〇。ひとくちどうぞ。|
|ナポレオン|どれ、私も一口もらおうか。|
|ナポレオン|……うむ! これは良いものだな。|
|ナポレオン|さぁ、気になるものがあったら&br;どんどん言うがいいぞっ!&br;もちろん、○○もだ!|
|ナポレオン|さぁ、気になるものがあったら&br;どんどん言うがいいぞっ!&br;もちろん、〇〇もだ!|
|ナポレオン|しかし……ラップは何をしているのだ?&br;夕方には戻れと言ったのに、&br;夜になっても戻らんとは……。|
|ナポレオン|私の副官たるものが遅刻など……&br;もしや、雨で足止めを食らったか!?|
|ノエル|むぅ……&br;ラップなんか来なくていいよね……。|
|ニコラ|うん。だってラップのやつ、&br;いつも陛下のおそばにいるんだもん。&br;今日くらい、僕らに譲ればいいんだ!|
|ラップ|……おや?|
|ナポレオン|おおっ、ラップ! ラップではないか!|
|ナポレオン|まったく&br;皇帝の言いつけに遅参するとはな。|
|ナポレオン|ともかく、作戦ご苦労。&br;さあ、お前も早く&br;ユカタに着替えてくるがいい!|
|ラップ|いえ、私は……。&br;帰りに通りかかっただけですので、&br;少し見たら基地に戻ります。|
|ナポレオン|まったく……この期に及んで&br;何をつまらぬことを言っているのだっ!?|
|ナポレオン|お前のためを思って、&br;○○がわざわざ基地から&br;ユカタを持ってきているのだぞ!|
|ナポレオン|お前のためを思って、&br;〇〇がわざわざ基地から&br;ユカタを持ってきているのだぞ!|
|ラップ|……そう、ですか。&br;マスターのご好意なら、&br;無駄にするわけにはまいりませんね。|
|ラップ|ありがとうございます、マスター。&br;あちらで着替えてきますので……。|
|ラップ|はぁ……私を睨んでいる双子が&br;いたずらをしないよう、&br;見ていていただけますと助かります。|
#endregion

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**第4話 銃の矜持 [#episode4]
#region(ネタバレ注意)
|ミカエル|なんだろう?&br;向こうが少し騒がしいね……。|
|ファル|何か催しでもしているんですかねぇ。&br;様子を見に行ってみましょうか。|
|ゴースト|……へぇ。ちょっとした祭りみたいなこと&br;やっとるんか。&br;えらい賑わっとるやん。|
|店主|さあさあ、見てっとくれ!&br;高得点のお客さんには、&br;豪華景品プレゼントだよ〜!|
|ファル|この小規模なら&br;仕方ないかもしれませんが……。|
|ファル|催しの届け出があったとは&br;聞いていませんねぇ。|
|ゴースト|なあなあ自分ら……&br;ちゃーんと許可取っとるん?&br;それとも……勝手にやっとるんか?|
|店主|ひっ……!&br;せ、世界帝軍……!?|
|ファル|おや?&br;我々が来ると、何か不都合なことでも?|
|店主|と、とんでもございません……!&br;許可もきちんといただいております!&br;ハイ……!|
|ゴースト|……ふぅん、さよか。そんならええわ。&br;んで、こん店は……射的かぁ。|
|ファル|興味でも?|
|ゴースト|んー、特別あるわけやないけど……&br;銃としてこんくらいはできんと、って&br;思わへん?|
|ファル|ふむ……それもそうですね。&br;あなたはどうします?|
|ミカエル|僕はいいよ。&br;遊戯の類にはあまり親しみがないんだ。|
|ゴースト|そんならワイから……&br;なんや、ちゃちい銃やな。&br;ほな行くで。|
|ゴースト|ほい、ほい、もういっちょほいっと!|
|店主|お、おお……!&br;本日一番の高得点です!|
|ゴースト|ふん……ま、ワイにかかれば&br;こんなもんや。|
#endregion

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**第5話 狙った獲物は逃さない [#episode5]
#region(ネタバレ注意)
|フルサト|ウフフ、これがお祭りなのネ。&br;通りすがる人、みんな楽しそうで……&br;いいものネ。|
|フルサト|浴衣も着て、○○と3人で&br;こうして楽しめるなんて……&br;本当に夢のようだワ。|
|フルサト|浴衣も着て、〇〇と3人で&br;こうして楽しめるなんて……&br;本当に夢のようだワ。|
|キンベエ|のお、フルサト殿、&br;あれはなんだろうか?|
|フルサト|あら……『アヒル釣り』?&br;アヒルちゃんを釣るのカシラ?|
|フルサト|なんだか面白そうネ、やってみない?|
|キンベエ|うむ、それがいい!&br;店主殿、3人分よろしく頼む。|
|店主|はいよ!&br;このフックで釣ったアヒルの数だけ、&br;いろんな景品と交換できるよ。|
|キンベエ|ほお! そりゃ、いい土産物になるのお。&br;どれどれ……!|
|キンベエ|よっ! ほっ! そりゃっ!&br;よし、掛かっ━━|
|キンベエ|……むむ! 逃した!&br;ふぅ、なかなか難しいもんだのお。|
|フルサト|アラ、器用な金チャンが&br;苦戦するなんて……ワタシには無理かしら?|
|フルサト|とにかく、やってみなきゃネ!&br;ソーレッ!|
|フルサト|……ワオ!&br;見て、○○、金チャン!|
|フルサト|……ワオ!&br;見て、〇〇、金チャン!|
|キンベエ|おお……! こりゃ驚いた。&br;お上手ですなぁ、フルサト殿!|
|フルサト|ワタシもびっくりしたワァ。&br;……これ、たくさん釣ったら&br;景品をもらえるのよネ。|
|フルサト|それじゃ、&br;みんなの分まで頑張っちゃうワ〜♪|
|フルサト|まだまだいくわヨ〜!&br;ソーレッ!|
#endregion

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**第6話 迷子 [#episode6]
#region(ネタバレ注意)
|ファル|しかし、こんな辺鄙な町の祭りでも、&br;案外賑わっているものなのですねぇ。|
|ミカエル|あの方は&br;こういう催しがあまり好きではない&br;と思っていたけれど……。|
|ミカエル|いや、そもそもこの程度の些事は、&br;あの方の耳には入らないか。|
|ファル|ええ。それに、&br;祭りはそう悪いものでもありませんよ?|
|ミカエル|……おや。&br;君がそんなことを言うなんて、驚いたな。|
|ファル|ふふ……&br;祭りは商業活動の一環ですからねぇ。|
|ファル|浮かれた人々は、&br;つい散財するものでしょう?|
|ファル|そうして市場に回った金を、&br;適当な理由でも付けて徴税し、回収すればいいんですよ。|
|ミカエル|なるほど、道理で。&br;とても君らしい考えだね。|
|ファル|ところで……。|
|ファル|先程からゴーストさんが&br;見当たらないのですが。&br;どこに行ったんでしょう。|
|ファル|彼、いまいち存在感がないものですから……&br;うっかり置いてきてしまいましたかねぇ。|
|ミカエル|ふむ……僕も気付かなかったよ。&br;どこでいなくなったんだろう。|
|ファル|やれやれ……&br;面倒ですが、捜しに行きますか。&br;まずは……。|
|ゴースト|ファルはんにミカエルくん、&br;どこにおるんや……。|
|ゴースト|けったいなお面に気ぃ取られたんが&br;あかんかったか……。|
|ゴースト|どうせワイは存在感ない……&br;見つけてもらえんやろし、&br;ひとりで帰るか……。|
|ファル|はぁ……&br;こんなところにいたんですか。|
|ゴースト|えぇ……!&br;ワイを見つけてくれるなんて……&br;あんさんやるなぁ。|
|ファル|まったく……あなた、&br;ただでさえ存在感がないんですから、&br;もっと目立つところにいてくださらないと。|
|ファル|兵士からも、あなたをよく見失うと&br;聞きますし……。|
|ファル|そうですねぇ、&br;いっそ、鈴でも付けておきましょうか。|
|ゴースト|…………。&br;見つけてもろといてなんやけど、&br;わい、あんさんのこと好かんわ……。|
#endregion

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**第7話 名銃の名にかけて [#episode7]
#region(ネタバレ注意)
|エンフィールド|○○さん、こんばんは。&br;今日はいい夜ですね!|
||ずっと雨が降っていたので&br;どうなることかと思いましたが、&br;無事お祭りに来られて何よりです。|
||ああ、あとは、&br;ブラウン・ベス先輩さええらしたら……。|
||作戦なので仕方ありませんが、&br;やはり少し残念です……。|
||しかし、こうして○○さんの&br;素敵なお姿を見られたので良かったです!&br;ええ!|
||ふふっ、○○さん、&br;浴衣、とてもよくお似合いですよ。|
||……えっ、僕もですか。&br;ありがとうございます。&br;そう言っていただけると嬉しいです。|
||さて……○○さん、&br;僕に少しお時間をいただけますか?&br;折角なので、出店を回りましょう!|
||まずは何にしましょうか。&br;……おや? あちらに射的がありますね!|
||大英帝国が誇る名銃として、&br;僕も挑まないわけにはいきません。|
||それに、得点に応じて豪華景品と……&br;これは、ブラウン・ベス先輩へのお土産にも&br;最適ですね!|
||さあ、○○さん、&br;射的用の銃でも変わらない、&br;僕の優秀さをとくとご覧くださいね!|
||それでは━━&br;いざ!|
|エンフィールド|〇〇さん、こんばんは。&br;今日はいい夜ですね!|
|エンフィールド|ずっと雨が降っていたので&br;どうなることかと思いましたが、&br;無事お祭りに来られて何よりです。|
|エンフィールド|ああ、あとは、&br;ブラウン・ベス先輩さええらしたら……。|
|エンフィールド|作戦なので仕方ありませんが、&br;やはり少し残念です……。|
|エンフィールド|しかし、こうして〇〇さんの&br;素敵なお姿を見られたので良かったです!&br;ええ!|
|エンフィールド|ふふっ、〇〇さん、&br;浴衣、とてもよくお似合いですよ。|
|エンフィールド|……えっ、僕もですか。&br;ありがとうございます。&br;そう言っていただけると嬉しいです。|
|エンフィールド|さて……〇〇さん、&br;僕に少しお時間をいただけますか?&br;折角なので、出店を回りましょう!|
|エンフィールド|まずは何にしましょうか。&br;……おや? あちらに射的がありますね!|
|エンフィールド|大英帝国が誇る名銃として、&br;僕も挑まないわけにはいきません。|
|エンフィールド|それに、得点に応じて豪華景品と……&br;これは、ブラウン・ベス先輩へのお土産にも&br;最適ですね!|
|エンフィールド|さあ、〇〇さん、&br;射的用の銃でも変わらない、&br;僕の優秀さをとくとご覧くださいね!|
|エンフィールド|それでは──&br;いざ!|
|店主|おめでとうございます!&br;最高得点更新です!&br;……今日は凄腕のお客さんが多いなぁ。|
||おっと。皆さん、声援と祝福を&br;どうもありがとうございます。|
||この程度、優秀なこの僕にかかれば&br;当然ですとも。ええ!|
||○○さん、&br;なんでも好きな景品を選んでくださいね?|
||あ! これなんて、&br;ブラウン・ベス先輩への贈り物に&br;良さそうじゃありませんか?|
||あとでお渡しするのが楽しみですね!&br;ええ!|
|エンフィールド|おっと。皆さん、声援と祝福を&br;どうもありがとうございます。|
|エンフィールド|この程度、優秀なこの僕にかかれば&br;当然ですとも。ええ!|
|エンフィールド|〇〇さん、&br;なんでも好きな景品を選んでくださいね?|
|エンフィールド|あ! これなんて、&br;ブラウン・ベス先輩への贈り物に&br;良さそうじゃありませんか?|
|エンフィールド|あとでお渡しするのが楽しみですね!&br;ええ!|
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**第8話 夜空に咲く花 [#episode8]
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|ラップ|……お待たせしました。&br;着替えてまいりましたよ。|
|ナポレオン|おお! 似合っているではないか!&br;流石は私の副官だっ!|
|ノエル|まあ……そこそこ、かな。&br;〇〇の見立てたやつ、&br;だもんね……。|
|ニコラ|ふんっ……悪くはない、よ。&br;……一応|
|ナポレオン|さて、ラップも来たことだ。&br;まだ回っていない店に行ってみるとするか!|
|ニコラ&ノエル|はい、陛下!|
||(爆発音)|
|ナポレオン|──伏せろ!|
|ラップ|〇〇!|
|ラップ|……花火、でしたか。&br;敵の襲撃かと思いましたよ……まったく。|
|ノエル|わぁ、花火だ……!&br;あっちから上がってる……!|
|ナポレオン|ふむ……位置的に、&br;数キロ先にある世界帝軍基地だな。|
|ナポレオン|そういえば、&br;セレモニーをするという&br;情報があったか……。|
|ニコラ|えっ、&br;世界帝軍の花火、ですか……?|
|ナポレオン|うむ。フランス歴代の君主たちも、&br;民衆を楽しませ王権を増強するために&br;花火を用いたものだ。|
|ナポレオン|無論余も、自らの名君ぶりと&br;帝国の繁栄を象徴するものとして、&br;花火を打ち上げた。|
|ニコラ|陛下……&br;この花火は、世界帝を称えるもの&br;なのでしょうか……?|
|ナポレオン|おそらくな。&br;……しかし、気にする必要はないぞ。|
|ナポレオン|花火のひとつやふたつ程度、&br;怖じずに楽しむ心の余裕は&br;必要であるからな!|
|ノエル|はい……!&br;いつか世界帝を倒したら、その時は&br;僕達が花火を上げる番ですね……!|
|ナポレオン|うむ! その意気だぞ!&br;さすが、私の愛しいピストルである!|
|ラップ|マスター……、&br;世界帝軍の上げた花火とあっては、&br;やはり複雑でしょうか。|
|ラップ|しかし、ご覧ください。&br;夜空に浮かぶ色とりどりの花……。|
|ラップ|人々の思惑はどうあれ、&br;確かに綺麗なものです。|
|ラップ|陛下が言うように、美しいものを&br;美しいと……ただ楽しむということに、&br;私は異論ありませんよ。|
|ラップ|……基地に戻ればまた、&br;レジスタンスとして厳しい戦いへ身を投じる&br;日々に否応なく戻ります。|
|ラップ|……ですが、今このひとときだけは、&br;どうか私と共に……&br;穏やかな時を過ごしてください。|
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**第9話 『クソゲー』 [#episode9]
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|ミカエル|おや?&br;これは……。|
|ファル|ああ、花火ですね。&br;……そういえば今日、近くの基地で&br;セレモニーをするとか言っていましたっけ。|
|ファル|意図せずして&br;祭りに華を添えてしまいましたか。|
|ファル|少々癪な……。&br;さて、あの基地の責任者は誰でしたかねぇ。|
|ゴースト|そのセレモニーとやらも&br;フィナーレっちゅうわけか。&br;しっかし、キレーやなぁ……。|
|ミカエル|ふむ……体を揺さぶるような音の響き……&br;いいね、&br;新しい曲のアイディアが湧いてきたよ。|
|ゴースト|パッと咲いて、&br;キラキラ光って散っていって……&br;花火ってこないに綺麗なもんやったんか。|
|ゴースト|なあ、ファルはん、ミカエルくん。|
|ゴースト|こーゆう綺麗なモンを見ると、&br;世界は捨てたもんやないなーって思わへん?|
|ファル|さあ?&br;生憎、私はそういう情緒に疎いものでして。&br;ああ、光ってるなぁとしか。|
|ミカエル|〜〜〜♪&br;〜♪ 〜〜〜♪|
|ミカエル|……ん?&br;何か言ったかい? ゴースト。|
|ゴースト|…………。&br;花火の美しさを噛み締めとったんに、&br;なんや台無しやわ……。|
|ファル|満足したのなら、もう戻りましょうか。&br;アインスへの報告もありますし。|
|ゴースト|せやな……。|
|ゴースト|……あっ! なんやアレ!?&br;ワイらの射的の得点が、誰かに抜かれとる!|
|ゴースト|くっそー……どないなっとるんや……&br;呪ったる。|
|ファル|ふむ……&br;私達は、自分の高性能な銃を&br;使い慣れていますからねぇ。|
|ボースト|そ、それや。&br;あのポンコツ銃やと、&br;勝手がようわからんかったんや!|
|ミカエル|そういうのを、クソゲーと呼ぶらしいよ。&br;89が言っていた。|
|ゴースト|クソゲー、なるほどなぁ。&br;はぁ……あんなクソゲーのことなんぞ&br;はよ忘れて、さっさと帰ろ。|
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**第10話 来年も、また。 [#episode10]
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|ラップ|陛下、ニコラとノエルを寝かせてきました。|
|ナポレオン|うむ、ご苦労!|
|ナポレオン|よほど遊び疲れたのだろうな、&br;お前に抱えられてもぐっすりとは。&br;ふっふっふ!|
|ラップ|はぁ……。&br;もしかして、彼らの面倒を見させるために&br;私を呼び寄せましたか?|
|ナポレオン|な、何を言う! そのような邪推はよせ!&br;ラップ、信頼とは衝突を乗り越えてこそ&br;生まれるものなのだ。|
|ナポレオン|それをお前ときたら! せっかく皆と&br;非日常的空間で共に過ごすチャンスを&br;自ら避けるような真似をだな……。|
|ラップ|はぁ…………。|
|キンベエ|いやはや、&br;フルサト殿の腕前には驚かされたのお。|
|フルサト|ウフフ、みんなへの&br;プレゼントができてよかったワ〜。|
|フルサト|ゲベールちゃんも、&br;浴衣とっても似合ってたわヨ!&br;お祭りは楽しめた?|
|ゲベール|お、おう……まぁまぁ、な。&br;浴衣も……悪くなかった。|
|キンベエ|のお、ゲベール。&br;フルサト殿はお前の浴衣のために&br;寝る間も惜しんでいたのだからな、|
|キンベエ|お礼はきっちり言うもんだぞ?|
|ゲベール|うっ……!&br;わ、わかてるっつの!|
|ゲベール|その……&br;あ、ありがとな。イカしてるぜ、この浴衣。|
|フルサト|そう? ウフフ、喜んでくれてよかったワ♪|
|キンベエ|がっはっは!&br;お前さん、やればできるじゃないか。|
|ゲベール|チッ……!&br;……〇〇、笑ってんじゃねぇぞ!|
|ブラウン・ベス|おい、〇〇。&br;任務完了だ……&br;って、なんの集まりだ? これ。|
|エンフィールド|ブラウン・ベス先輩っ!&br;作戦、お疲れ様でした! 今日は、&br;先日お話しした夏祭りに行ってきたんですよ。|
|ブラウン・ベス|ああ……&br;そういえば、〇〇やフルサトも&br;行ったんだっけか。楽しめたか?|
|エンフィールド|ええ、とても!&br;……あ、こちらはお土産です。&br;僕が射的で取ったんですよ!|
|ブラウン・ベス|ん? は……派手なクッションだな!&br;いや、こんなのもらっても&br;置くとこないし……。|
|エンフィールド|す、すみません!&br;ご迷惑でしたね……。|
|ブラウン・ベス|……!&br;いや、迷惑とは言ってない。&br;……まあ、もらっといてやるよ。|
|エンフィールド|先輩……!|
|スナイダー|……おまえは何か土産はないのか? 旧式。|
|ゲベール|ああ!?&br;てめえなんかにあるわけねぇだろ!&br;俺は射的はしてねぇよ。|
|スナイダー|なら、おまえは何をしに行ったんだ。&br;何も成果もなく帰ってきたというのか?&br;ん?|
|ゲベール|んだとコラ……&br;俺が何してようが勝手だろうがよ!|
|エンフィールド|まぁまぁ二人とも、落ち着きなよ!|
|エンフィールド|スナイダー、&br;君も来年は行けるといいね。|
|スナイダー|……ふん。|
|フルサト|そうヨ、スナイダーちゃん。&br;今年行けなかったコたちも、&br;今度は楽しみまショ!|
|フルサト|また、みんなの浴衣を作らなきゃ!&br;来年の夏も楽しみネ〜!|
#endregion