キャラクター/マフムト の編集 Top > キャラクター > マフムト **親愛 [#episode_affection] ページの更新 ビジュアル編集モードに切り替える &aname(top); &attachref(./16mahmut.png,nolink, ,100x249); CV:古川慎 &size(18){''平和こそ、余の望む世界……。''}; //--------------------------------------------------- #contents //--------------------------------------------------- *プロフィール [#prof] |~所属グループ|オスマン| |~身長|180cm| |~体重|66kg| |~趣味|祈り| |~好きなもの|美しいもの、コーヒー、ナッツ| |~攻撃回数|1| |~キャラクターソング|祈りの風| //--------------------------------------------------- *カード [#card] |~カード名|~レア度|~属性| |[[祈りの貴銃士−I>カード/マフムト/★3 祈りの貴銃士−I]]|★★★|&color(darkorange){黄};| |[[祈りの貴銃士−II>カード/マフムト/★3 祈りの貴銃士−II]]|★★★|&color(blue){青};| |[[静かなる怒り>カード/マフムト/★3 静かなる怒り]]|★★★|&color(darkorange){黄};| |[[憩いのとき>カード/マフムト/★3 憩いのとき]]|★★★|&color(red){赤};| |[[泰然とした構え>カード/マフムト/★4 泰然とした構え]]|★★★★|&color(blue){青};| |[[厭わしいもの>カード/マフムト/★4 厭わしいもの]]|★★★★|&color(red){赤};| |[[優雅な午睡>カード/マフムト/★4 優雅な午睡]]|★★★★|&color(darkorange){黄};| |[[煌めく宝飾>カード/マフムト/★4 煌めく宝飾]]|★★★★|&color(red){赤};| |[[平和への祈り>カード/マフムト/★5 平和への祈り]]|★★★★★|&color(red){赤};| |[[華やかなる宴>カード/マフムト/★5 華やかなる宴]]|★★★★★|&color(red){赤};| |[[厳かな祈り>カード/マフムト/★5 厳かな祈り]]|★★★★★|&color(blue){青};| //&color(red){赤}; &color(blue){青}; &color(darkorange){黄}; &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- *自己紹介 [#introduction] 余はマフムト。オスマン帝国皇帝に捧げられた高貴なる銃だ。 さて、あなたはこの銃を彩る金銀宝玉を見て、何を思うのかな。 素晴らしい芸術品……当然そのように思うはずだね。 その通り、余は戦場で戦うには適さない。 余は平和を祈ることしかできない、無力な貴銃士なのだから……。 その代わり、金銭面では力になろう。 さあ、良き魂の持ち主よ。いくら欲しいのか言ってごらん。 //--------------------------------------------------- *銃 [#gun] ダイヤモンド、ルビー、エメラルドなどの宝石で彩られた豪華絢爛な装飾は、 まさしく皇帝の権力を象徴するものである。 銃尾の蓋内側にはオスマン帝国皇帝マフムト1世のモノグラムが入っている。 銃と同じく宝石があしらわれた短剣やペン、スプーンなどの道具類も付属しており、 これらは床尾内に収められている。 //--------------------------------------------------- *絶対高貴 [#noble] |~開放できる貴銃士ランク|1| |~開放に必要なエピソード|第1話:平和を祈る者| &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- *セリフ [#talk] **日常 [#talk_daily] |~初対面の挨拶| |余は、オスマン帝国が皇帝、マフムト1世に&br;捧げられた、儀礼用のマスケット銃だ。&br;さあ……平和のため、共に祈ろう。| |>|~マイページ会話| |~1|余は、美しきものを愛しているのだ。&br;良き魂の持ち主は、美しいだろう?&br;だから余は、マスターを気に入っているよ。| |~2|余の、ポケットの中身が知りたいのか?&br;ペンと、お菓子と……そういえば、余も&br;全てを確認したことはないな。ふむ……。| |~3|余の身体から、宝石が出てくるのが&br;そんなに不思議かな? 余にとっては&br;当たり前のことなのだが……。| |~ひとこと| |平和こそ、余の望む世界……。| |~レベルアップ| |いくら力を得ようとも、&br;余にできるのは、祈りを捧げることだけ……。| |~勲章授与のお礼| |勲章か……余の銃のように&br;輝いているのだね。戦った結果とはいえ&br;美しいものは、美しい……。 | |~基地でのお誘い| |余のもとに来ておくれ。&br;共に、語り合おうではないか。| |>|~衛生室| |~回復依頼|ああ、なんということだ。&br;余の身体に傷が……。&br;マスター、早く癒やしておくれ。| |~回復お礼|あなたの、手のあたたかさに&br;いつでもまどろんでいたいものだ……&br;そうだマスター。ともに、お昼寝をしよう。| |~全快お礼|あなたの癒しは、あたたかいな。&br;ありがとう、良き魂の持ち主よ。| |>|~基地あいさつ| |~1|どうした?&br;金が欲しいのかな?| |~2|よろしい、後で&br;いくらでも用意してあげよう。| |>|~基地あいさつ(親愛Lv高)| |~1|ふふ。マスターの魂は&br;いつでも美しいのだね。| |~2|あなたと話すと、&br;時の流れが速くなるようだ。| &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **バトル [#talk_battle] |~戦闘開始|高貴に戦え! Be noble!| |~とどめを刺す|余には祈ることしかできない。| |>|~バトル:回復お礼| |~1|……ああ、夢心地だ。&br;この戦争も、夢であったらなあ。| |~2([[厭わしいもの>カード/マフムト/★4 厭わしいもの]])|この戦場で……あなたの手のあたたかさが&br;余の心に染み入るようだ。| |~バトル:回復お願い|汝の癒しを&br;余に与えておくれ。| |~絶対高貴発動|争いのない&br;世界を……!| |~心銃発動|平和への&br;祈りを捧げよ。| |~仲間を庇う|見て見ぬふりはできんなあ。| |~バトル:勝利|余の祈りが&br;通じたようだ。| |~バトル:敗北|ああっ!&br;罪人の穢れが……!| |~戦闘不能|うっ……ちゃんと&br;直しておくれよ……。| &aname(top);上へ戻る //--------------------------------------------------- **勲章 [#talk_medal] |~甘い言葉([[厭わしいもの>カード/マフムト/★4 厭わしいもの]])|マスターの美しさは、内側から&br;にじみ出るものだ。見飽きることがないよ。| |~優しい言葉([[平和への祈り>カード/マフムト/★5 平和への祈り]])|マスターの魂は、美しいね。&br;その清らかな輝きは、得難いものだ。| **期間限定 [#limited_time] |~ハロウィン 1|カボチャのグラッセには、くるみが合うね。&br;あなたも、食べてみるかい?| |~ハロウィン 2|あいにく、菓子は食べてしまったんだ。&br;代わりに、この宝石をあげよう。| |~ハロウィン(基地)|はは、イタズラされてしまった。| |~クリスマス 1|| |~クリスマス 2|| |~クリスマス(基地)|| &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- *エピソード [#episode] **親愛 [#episode_affection] ***第1話:平和を祈る者(親愛レベル1) [#t8512513] #region(ネタバレ注意) ……ふむ。あなたがマスターか。&br; じー……。&br; じーーー…………。&br; ああ、初対面だというのに&br;じっと見つめたりして、すまなかったね。&br; 少し見とれてしまった。&br; あなたは、とても美しい魂を持っているね。&br;気に入ったよ。&br; さて、改めて自己紹介をしよう。&br; 余の名はマフムト。&br;偉大なるオスマン帝国皇帝、&br;マフムト1世陛下に捧げられた銃だよ。&br; 余の銃を彩る金銀宝石を見たまえ。&br;贅の限りを尽くした、&br;素晴らしい芸術品だろう。&br; 当然のごとく……余が戦うための武器とは&br;一線を画す存在であることはおわかりだね。&br; 余は争いは好まん。戦争というものは&br;世の中でいっとう、虚しい行為だ。&br; 人々が傷つけ合う姿を見ると、余は悲しみで&br;心が張り裂けそうになる。怒りや憎しみを&br;ぶつけ合っても、虚しさは増す一方……。&br; 余は……世界の全ての者たちが、&br;そのような愚かな行いから&br;解き放たれることを望んでいる。&br; 武器としての力を持たぬ余にできること&br;といえば……この戦いが1日も早く&br;終わるよう、祈りを捧げることだけ。&br; さぁ、今日も祈ろう。世界が平和を&br;取り戻し、皆がただ1つの幸せを&br;見つけることができるように……。&br; …………。&br; 祈ろうと思ったけれど……、&br;少し長く話したら喉が渇いてしまった。&br; 確かポケットにコピ・ルアクが&br;入っていたはず……ああ、あったあった。&br; コーヒーの王様と呼ばれる、&br;芳醇な香りと味わい……が&br;たまらなく美味なのだよ。&br; あなたも一緒に飲むかい? #endregion ***第2話:平和を祈る者II(親愛レベル3) [#l659e95e] #region(ネタバレ注意) すや……。&br; ん……?&br;ああ、〇〇か。いつの間にか&br;眠ってしまっていたみたいだね。&br; 同胞たる貴銃士たちが訓練をすると聞いたの&br;でね、見学させてもらっていたんだが……。&br; 気が付いたら、〇〇に&br;肩を叩かれていたというわけだ。&br; 訓練であっても、余は戦うことそのものに&br;興味がないようだ。&br; 余は不思議だよ。&br;皆、戦うという行いについて、&br;思うところはないのだろうか。&br; 手にある冷たく固い武器を手放し……。&br; こうしてうららかな日差しの中で、&br;流れ行く雲を眺める。&br; その方がよほど有益だと思わないか、&br;〇〇。&br; いや、それは皆も&br;わかっているのだろうな……。&br; 全ては世界帝とやらが、世界を支配しよう&br;などと身に余る野心を抱いたからだろう。&br; それも、力で抑え込むという&br;最も忌むべき愚かな方法で……。&br; 統治に必要なのは、武力による恐怖ではなく&br;寛容による友和なのだよ。&br; この世はいったい&br;どう進んでいくのだろうか……。&br; 戦う力を持たない余にできることは、&br;ただ祈ることのみ。&br; さあ、祈りを捧げよう。&br;世界が平和であるように……。&br; …………。&br; …………すやぁ。&br; はっ。&br; また眠ってしまったね。ははは。 #endregion ***第3話:不思議なポケット(親愛レベル5) [#ne0f3f6c] #region(ネタバレ注意) おっと! これは失礼をした。&br; 曲がり角でぶつかりそうになるとは、&br;〇〇と余は&br;よほど縁があるように見える。&br; どれ、怪我はないかな?&br; ん? 余の服が乱れている?&br; 今、逃げてきたところだったのでね。&br; ああ、違う違う。&br;別に敵が来たわけではない。&br; 逃げてきたのは、他の貴銃士たちからだ。&br; おっと……説明する前に、&br;まずは乱れた服を直さねばな。&br; ……ん? 余の服から宝石が落ちた?&br;それはいつものことだが……今&br;こうやって追われてきた原因もそれなのだ。&br; 余の服のポケットや隙間からは、&br;なぜかこのように宝石が出てくるのだよ。&br; それを知った貴銃士たちに服をあちこち&br;探られてね。なに、彼らもいたずら半分で&br;やったことはわかっている。&br; そのように余を受け入れる証を&br;見せてくれるのは嬉しいことだよ。&br; ただ、興が乗ったのか、&br;危うく全て脱がされそうだったのでね。&br;逃げてきたわけだ。&br; そんなことをしなくても、こんなもので&br;いいのなら、いくらでも下賜するのに。&br; そうだ、驚かせた詫びに、&br;この宝石を〇〇にあげよう。&br; 遠慮することはないよ。いくらでも&br;ポケットから出てくるのだからね。&br; そうだな……美しいとは思うが、どれほどの&br;価値になるものかは余にはわからぬ。&br; 店に持っていけば金に換えてくれるだろうが&br;自分ではわざわざ向かう気にならなくてな。&br; アリ・パシャが出かける時があれば、&br;ついでにおつかいを頼むのだが、&br;いまだ成功したことがないのだよ。&br; 街の人混みですられたり、&br;換金しても帰りに襲われて&br;奪われてしまうようでね……。&br; 世が荒んでいる証なのだろう……&br;どうにも遣り切れない気持ちになるよ。 #endregion ***第4話:余のできること(親愛レベル8) [#a406371e] #region(ネタバレ注意) ……ふむ。&br; …………ふむむむむ。&br; ふむむむむー……。&br; ……ああ、〇〇。&br;すまなかったね、考えごとをしていて&br;気付かなかったよ。&br; レジスタンスの皆の働きぶりを見ていて、&br;余はこうしていていいのだろうかと&br;思ったのだ。&br; 世界帝軍と戦うための組織にいるというのに&br;戦う力のない余はなんら役に立てていない。&br; それで、余にできることは&br;何かないかと考えていた。&br; まず考えたのは、&br;この有り余る宝石を使うことだ。&br; 人が生きていくには金がかかることくらい、&br;余も知っている。&br; そこで、余が生み出す宝石をレジスタンスの&br;軍資金にしてはどうかと思うのだが。&br; こんなにも勇志が集って&br;共に戦っているのだ。&br;金はいくらあっても足りぬのではないかな。&br; なに……レジスタンスには他に出資者が&br;いるというのか? それもたくさん?&br; 余の友人には石油王もおるぞ?&br;便りを出そうか?&br; なんと、金は足りているのか……。余も、&br;そちら側で支援をしたかったなぁ……。&br; だが、そのように平和を求める者たちが&br;たくさんいるのは心強いことだ。&br; 平和はひとりの力で&br;生み出せるものではない。&br;人々の思いが生むべきものであるからな。&br; しかし……&br;余が役に立てることがなくなってしまった。&br; 余は平和を祈ることしかできない、&br;無力な貴銃士だ。&br; その祈りとて、世界帝軍の力の前には&br;無力だ……はたして、どうすれば……。 #endregion ***第5話:鞄の中身(親愛レベル11) [#ad54824b] #region(ネタバレ注意) 〇〇。&br;今度、決行予定の作戦があるようだね。&br; その作戦なのだが……&br;余も参加させてもらうことにしたよ。&br; ああ、いや、&br;戦闘自体に加わるわけではないのだ。&br; 戦いが嫌だとばかりも&br;言っていられないだろう?&br;作戦を見学して、慣れようと思ってね。&br; 立派? そうか、余は立派なのか。&br;そうかそうか、〇〇に&br;褒められるとは嬉しいものだな。&br; ほら、このように戦いに必要な荷物も&br;まとめたし、準備も万端だ。&br; どうだろう、〇〇に荷物を&br;確認してもらえると安心なのだが。足りない&br;ものがあれば教えてくれると助かる。&br; さ、中を開けてみてごらんなさい。&br;どうかな。&br; ん? 火薬が入っていない?&br;当然。あのようなもの、&br;燃えたら危ないではないか。&br; 弾? 余はあの質感が気に入らないんだ。&br;美しくないよ。弾なんていらん、いらん。&br; もっと必要なものが入っているだろう?&br; まずは、余の身分に即した金のナイフ。&br;美しいだろう。余のために特別に作られた&br;特注品だよ?&br; それに、宝石があしらわれた金のペン。&br;戦場から手紙を書きたいときもあるだろう&br;と思ってね。&br; はて、この金のスプーンは……ああ、&br;これは火薬を入れるための道具だ。&br;まぁ、美しいから入れておこう。&br; それからトルコ特産のお菓子に、&br;クルミ割り人形……&br;余はナッツ系の実が好物なのだ。&br; 最後に……寝転がるためのトルコ絨毯も&br;入っている。うむ、我ながらカンペキだな。&br; ピクニックみたいだって? 何を言う、&br;これも大事な作戦に向けての準備だよ。&br; そういえば、作戦の前に皆で&br;必要物資の買い出しに行くと聞いたなぁ。&br; 余の準備は万端だが、&br;皆の準備も手伝うことにしよう。&br; お出かけかぁ。楽しみだね。ははは。 #endregion ***第6話:スリリングな買い出し (親愛レベル14) [#f3c4c2d9] #region(ネタバレ注意) やあ、〇〇。やはり&br;レジスタンスの基地は居心地がいいね……。&br; ずっと遠い場所から&br;戻ってきたように感じるよ……。&br; いや、すぐそこの町までの買い出しから&br;帰ってきたばかりなんだけどね。&br; 今度決行する作戦で必要な、物資の&br;買い出しについて行ったのだけど……。&br; 実は……恥ずかしながら、&br;街で皆とはぐれてしまってね。&br; だって、全てが初めて見るものばかりで、&br;気になってしまうじゃないか。&br; 気付いたら余は1人ぼっちになっていたよ。&br; それにしても、最近は町の中にまで&br;世界帝軍が幅を利かせているんだね。&br; レジスタンスを警戒しているようで、&br;あちこちに警備の兵を立たせていたよ。&br; 気をつけてはいたんだけど、&br;余も世界帝軍に出くわしてしまってね。&br; 慌てて木の上に登って隠れたおかげで、&br;うまくやり過ごせたよ。&br; ただ……そのあと降りられなくなったのは&br;失敗だったね、ははは。&br; アリ・パシャが通りかかって、一瞬&br;目が合ったと思ったのだが、気付かなかった&br;ようで行ってしまったときは焦ったなぁ。&br; さてどうすべきかと思案しているところに、&br;エセンが来てくれてね。余を助けてくれた。&br; きっと、アリ・パシャがエセンに、&br;余を助けるよう言ってくれたんだろうね。&br; あの者は照れ屋な面があってね、いつも&br;そうやって陰から余を助けてくれるんだ。&br; 今度の作戦もふたりが一緒に来てくれるから&br;大丈夫だと思っているのだ。&br; 〇〇と皆と、&br;共に作戦に行くのが、&br;少し楽しみになってきたよ。 #endregion ***第7話:戦場にて (親愛レベル17) [#uc03d12d] #region(ネタバレ注意) …………。&br; ……ん? その声は……&br;ああ、〇〇……。&br; 祈りに集中するあまり、&br;気が付くのに遅れてしまった。&br; ところで……いったいどうしたことだ、&br;この状況は……。&br; 余の周りを囲むように、&br;世界帝軍の兵士が倒れているが……。&br; はて、どうしてこんな状況に&br;なっているのか……?&br;余はただ祈っていただけだが……。&br; ああ、わかった。落ち着いて最初から思い&br;出してみよう……。余は、作戦に参加し……&br;戦場で、皆の戦いを後方で見ていたのだ。&br; 皆、勇ましく戦っていた。だが、&br;戦えない余は動くべきではないと思い、&br;そこに留まった。&br; 皆の姿が遠くなったころ、&br;余は自分が動き損ねたことに気付いた。&br; だから、移動せねばと森を歩いたのだ。&br; そうしたら……&br;物音を聞きつけられてしまったのだろうな。&br;周りを世界帝軍に取り囲まれていた。&br; 余は戦いなど悲しい行いはやめるべきだと&br;説得した。心からの言葉を紡いだつもりだ。&br; だが、彼らは……彼らは、あのガスマスクの&br;内でどんな顔をしていたのだろう。&br; 一切の動揺も見せることなく、&br;人は人を殺めることができるのか?&br; 戦いは……人をそんなふうに&br;変えてしまうのか? 罪を感じることすら&br;できなくなるのだろうか?&br; なんと虚しい時代だろう。なんと虚しい&br;戦いか。余は……それでも余は、武器を&br;手に取ることはできなかったのだ……。&br; 余には、祈ることしかできぬ。だから、&br;撃たれる覚悟で、最後に平和を祈ったのだ。&br; いつか戦いが終わり、&br;誰も傷付け合うことのない、&br;平和な世が来るようにと……。&br; そうしたら……。&br; 目を開けたときには……、&br;この状況だ。敵が、倒れておる。&br; 余が彼らを倒したというのか……?&br; まさか……絶対高貴を? 余が?&br;いや、それはあるまい……&br;余はただひたすらに祈り続けただけ……。&br; 余は、&br;祈ることしかできぬ貴銃士なのだ……。 #endregion ***第8話:秘めた力 (親愛レベル21) [#ha185fb8] #region(ネタバレ注意) 〇〇、アリ・パシャとエセンが&br;撃たれたと聞いたが……ふたりは……?&br; ああ、よかった……寝ているが、貴銃士の&br;姿を取り戻すまでに回復したのだね。&br; 余の大切なふたりが……貴銃士の姿を&br;保てないほどに、戦場で酷く傷を負って……&br;どんなに辛く、恐ろしかったことだろう。&br; 作戦の最中、&br;世が皆からはぐれてしまったとき……。&br; 戦場で世界帝軍に囲まれ&br;祈りを捧げているとき、彼らも同じように&br;危険な目に遭っていたのだな。&br; 余は自分のことで精一杯で、&br;皆のことを考える余裕もなかったが……。&br; もし……あのとき、&br;余が二人の無事を祈っていれば、&br;彼らは傷つかなくても済んだのだろうか?&br; 余が祈ることで……&br;ふたりを守ることができたのだろうか?&br; 〇〇には話したが……&br;余を取り囲んでいたはずの世界帝軍が皆&br;倒れていたという、不思議な出来事……。&br; もしかすると、余の祈りには&br;なにか特殊な力があるのかもしれない、&br;と思えてならないのだ。&br; その力が……絶対高貴と言うのか、&br;他の何かなのかはわからないが……。&br; 大切な同朋を守ることのできる力で&br;あるならば。余は、もう恐れない。&br; 皆と共に、平和のために戦おう。&br; 余は祈り続ける。世界の平和を……。 #endregion ***第9話:決意 (親愛レベル25) [#t88df3be] #region(ネタバレ注意) 〇〇。遅ればせながら、&br;余は自覚したぞ。&br;余という貴銃士に与えられた使命を。&br; 先日、新たな作戦に参加し、わかった。&br;やはり、余の祈りには特別な力が&br;あったようなのだ。&br; その作戦でも、&br;世界帝軍は我々を見るやいなや&br;滅ぼさんと攻撃を仕掛けてきた。&br; 余は少し離れたところでそれを見ていたが&br;……世界帝軍の銃が味方の肌を掠っていく。&br; 大切な同朋が傷つく瞬間というものは、&br;心が凍りつくような痛みを感じるのだ……。&br; 余は悲しみに耐えながら、ひたすらに&br;祈った。世界が平和になるようにと……。&br; 気が付いたら、レジスタンスが敵の基地を&br;陥落させたところだった。&br; 後から、エセンが教えてくれたよ。余が&br;祈りを始めたとき、身体が強く光を放ち、&br;輝いていたと……。&br; そして、無数の光の銃が敵を貫いた&br;というのだ。この現象は、&br;絶対高貴というほかあるまい。&br; 祈ることしかできぬ、無力な余が、&br;まさか絶対高貴に目覚めるとは……。&br; 世界や皆の平和へと願いを込めた祈りが、&br;強い力を発揮させてくれるのだろうと&br;理解したよ。&br; 嬉しいことに、&br;この頃エセンが前よりなついてくれてね。&br; 力を持っているからではなく、&br;同朋を守りたいという余の想いを&br;理解してくれたのだろうね。&br; エセンも優しい心を持っているから……&br;きっと、そのような部分で&br;余と通じ合っているのだろう。&br; とても、素敵なことだ。&br;この調子で、アリ・パシャとも&br;より親密になれそうな気がするぞ。&br; 仲間を守り、共に戦い、信頼を得る……。&br; 貴銃士にとって、&br;これほど嬉しいことはない。&br; 向けてくれた信頼に応えようと思うことで、&br;もっと余の力も強くなるだろう。&br; 祈りの力で平和を得る。その日は&br;遠くなさそうだよ、〇〇。 #endregion ***第10話:永遠の絆(親愛レベル30) [#f3e49d32] #region(ネタバレ注意) この大地に恒久の平和が訪れんことを……。&br; ああ、〇〇。&br;いや、祈りの邪魔なんてしていないよ。&br; たまに戦場に出てみると……&br;基地での日々が、本当に素晴らしいものだと&br;実感するよ。&br; できることなら、こうして&br;我が家のように思える基地で&br;平和を祈っていたいが……。&br; だが、それは間違っていたのだな。&br;平和は祈るだけでは訪れない。&br; 平和を脅かすもの……&br;それはこの世の支配者たる、世界帝。&br; そして彼の駒である兵士……奴らは、&br;言ってもわからぬ愚か者の集まりだ。&br; あのような罪人には、力のあるものが&br;裁きの鉄槌を下さねばならん。&br; 余たち、貴銃士は&br;それぞれ強い力を持っている。&br; だが、その力の正しき奮い方は、&br;〇〇……、&br;あなたが導いてくれるのだ。&br; 余は同朋を守るため、そして、&br;皆を正しく導くマスターのために、&br;持てる力の限りを尽くそうと思う。&br; ともに平和を追い求める同胞として。&br; ……これは余に大切なことを教えてくれた&br;〇〇への褒美だ。&br; 金剛石。ダイヤモンドとも呼ばれている。&br; 実は、アリ・パシャやエセンに&br;見立てを頼んだのだ。&br;余は宝石の良し悪しに疎いものだから。&br; 余のポケットから取り出した宝石の中でも、&br;このダイヤモンドは特に貴重なものらしい。&br; これを、〇〇、&br;あなたに受け取ってもらいたい。&br; もっとも硬い宝石であるという&br;ダイヤモンドには、『永遠の絆』&br;という意味があるそうだよ。&br; 余と〇〇の絆が永遠に&br;紡がれるよう……今、祈りを捧げよう。 #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **勲章 [#episode_medal] ***祈りが通じたね([[祈りの貴銃士−I>カード/マフムト/★3 祈りの貴銃士−I]]) [#j9d29e74] #region(ネタバレ注意) |アリ・パシャ|ふん……今日の作戦も、&br;素晴らしい勝利だったな。&br;まあ、当然の結果だが。| |エセン|そうですね。すべて想定通り……あ。| |マフムト|アリ・パシャ、エセン。おかえり。| |マフムト|ふたりとも、&br;今日の作戦ではよく頑張ったようだね。| |マフムト|無事に帰ってきたご褒美に、&br;宝石をあげよう。&br;さあ、好きなものを持っていきなさい。| |アリ・パシャ|貴様……まさか、ずっと基地にいたのか?| |アリ・パシャ|戦場で邪魔な姿が見えんと思ったら……。| |マフムト|ああ、そうだよ。&br;留守番をしながら、&br;皆の無事を祈っていたのだ。| |マフムト|ふふ……皆の元気な姿を見て、&br;ほっとしたよ。&br;余の祈りが通じたのかもしれないね。| |アリ・パシャ|くっ……&br;貴様にはほとほと呆れてものも言えん……。| #endregion //---------- ***守りの証([[祈りの貴銃士−II>カード/マフムト/★3 祈りの貴銃士−II]]) [#wc473138] #region(ネタバレ注意) ……はぁ……。&br; ん? ……おお、〇〇。&br;すまないね、ため息などついて。&br; 実はね……&br;〇〇から授与された&br;勲章について、考えていたんだ。&br; ほら、見ておくれ。&br;この勲章の輝きを……なんとも美しい。&br; だがこの勲章は、戦果の証……&br;この世に悲しい戦いが蔓延していることの&br;証とも言える。&br; それを考えると、余は……なんとも言えない&br;心持ちになってしまうのだよ。&br; ……む?&br;なるほど。同朋を守った証、か……。&br; そう考えれば、確かに心が安らかになるね。&br; ふふ……あなたと話すと、余の心はいつも、&br;温かな気持ちで満たされるよ。&br; 勲章の輝きも、&br;いっそう純粋な美しさを得たようだ……&br;ありがとう、〇〇。 #endregion //---------- ***お使いを頼むよ([[泰然とした構え>カード/マフムト/★4 泰然とした構え]]) [#x02f1917] #region(ネタバレ注意) |マフムト|ふぅ……なんとも穏やかで、&br;素晴らしい休日だね。| |マフムト|こんな日には、コーヒーを飲んで、&br;のんびりとまどろむに限るよ。| |マフムト|……おや?&br;なんということだろう。&br;豆がもうなくなってしまったようだ……。| |マフムト|……アリ・パシャよ、余のために、&br;コーヒー豆を買ってきてくれないかい?| |マフムト|ああ、&br;もちろんコピ・ルアクでお願いするよ。| |アリ・パシャ|は? なぜ俺様が……。| |マフムト|ほら、豆の代金だ……&br;おつりは、お駄賃として取っておきなさい。| |アリ・パシャ|……ふむ。いいだろう。&br;金はもらっておこう。| |マフムト|うん、ありがとう。よろしく頼むよ。| |エセン|……アリ・パシャ様。本当に行くんですか?| |アリ・パシャ|はっ……行くわけがないだろう。&br;この金は、くだらん話を聞かされた&br;迷惑料としてもらっておくがな。| #endregion //---------- ***コーヒーと深い悲しみ([[泰然とした構え>カード/マフムト/★4 泰然とした構え]]) [#y4bda1cd] #region(ネタバレ注意) |マフムト|……アリ・パシャよ。&br;余が頼んだコーヒー豆は、&br;もう買ってきてくれたかな?| |アリ・パシャ|は? コーヒー豆?| |エセン|……あれですよ。今朝お金をもらった……。| |アリ・パシャ|む……、ああ! あれか!| |アリ・パシャ|あー、あれはだな。もちろん買ったが、&br;基地へ帰る途中に盗まれてしまったのだ。&br;悪いが、諦めることだな。| |マフムト|そ、そうか。&br;悲しいことだが、仕方がないね。&br;そうか、そうか……。| |マフムト|あの豆は……味も香りも、絶品で……。&br;日々の癒しであったのに……。| |エセン|あー、ええと……おいしいコーヒーなのに、&br;飲めなくて残念ですね。&br;またきっと、手に入りますよ。たぶん。| |マフムト|ああ、そうだね……ありがとう、エセン。&br;はぁ……。| |アリ・パシャ|あいつが、ここまで落ち込むとは。&br;コーヒーが、マフムトの弱点だったか……!| #endregion //---------- ***石油王の友人([[平和への祈り>カード/マフムト/★5 平和への祈り]]) [#f161c114] #region(ネタバレ注意) おお、〇〇。&br;余は、休暇が待ちきれないよ。&br; 同胞たるアリ・パシャとエセンを誘って、&br;遠出するつもりなのだ。&br;もちろん、あなたも一緒にね。&br; あのふたりは、&br;こころよく旅行に同意してくれたよ。&br; ふふ……。&br;きっと、素晴らしい旅になるだろう。&br;楽しみにしていておくれ。&br; ああ、そういえば……&br;余に石油王の友人がいることは、&br;あなたも知っているね?&br; 彼の別荘が、旅先の近くにあるらしいのだ。&br; だから、運が良ければ、&br;彼に会えるかもしれないね。&br; 彼曰く、別荘の近くには海もあるらしい。&br; ビーチでのんびりと、&br;日光浴がしたいものだなあ。&br; ふふ……トルコ絨毯を、&br;忘れずに持っていかなければいけないね。 #endregion //---------- ***彼だけのこだわり([[平和への祈り>カード/マフムト/★5 平和への祈り]]) [#s90e277d] #region(ネタバレ注意) |マフムト|……お、おおお……!| |マフムト|皆、見ておくれ。&br;この、輝くコピ・ルアクの豆を!| |アリ・パシャ|コピ・ルアク?&br;ああ、貴様が好んで飲んでいる、&br;コーヒーのことか。| |マフムト|なんと美しい……&br;この豆の艶、香り、絶妙な焙煎具合!&br;どれをとっても一級品だよ。| |マフムト|基地の近くでは、&br;なかなかお目にかかれるものではないね。| |エセン|はあ……そうなんですか?&br;アリ・パシャ様、どうです?| |アリ・パシャ|ふん、仮に美味かったとしても、&br;出来上がるまでを考えると&br;飲む気は起きんな。| |マフムト|物知らぬ者どもは黙っておれ──。| |アリ・パシャ&エセン|……え!?| |マフムト|ふふ……ああ、本当に良い香りだ……。| |マフムト|買えるだけ、買っていこうね。&br;〇〇にも、あとで飲ませてあげよう。| #endregion //---------- ***この海に祈りを([[平和への祈り>カード/マフムト/★5 平和への祈り]]) [#hac87b2b] #region(ネタバレ注意) ふふ……この凪いだ海のように、&br;心が穏やかになる旅行だったよ。&br; 街にある祈りの場では、先に話した&br;石油王の友とも会うことができたのだ。&br; 祈りを捧げたあと、&br;少しばかり言葉を交わしたが……。&br; 世界では相変わらず、世界帝軍の横暴な&br;支配によって悲しみが生まれているようだ。&br;本当に嘆かわしい……。&br; この休暇のように、素晴らしい日々を……&br;皆が平等に享受できるわけではないのだよ。&br; ねえ、〇〇。&br;早く平和な世の中を取り戻したいものだね。&br; 人々が、心から安らげる世界を……。&br; さあ、〇〇。&br;この海に、祈りを捧げよう。&br; 余と〇〇が、&br;心をひとつに祈れば……。&br; きっと、いつか。我々の願う平和が、&br;この世界に満ちることだろう。 #endregion //---------- ***コーヒー日和([[華やかなる宴>カード/マフムト/★5 華やかなる宴]]) [#yae28c9a] #region(ネタバレ注意) おや、〇〇。&br;あなたもここで休んでいるのかい?&br; うむ。今日は素晴らしい陽気だものね。&br;こんな清々しい日には、外で風を感じながら&br;コーヒーを飲むのが格別だ。&br; ほら、見ておくれ。&br;外でもコーヒーが飲めるよう、&br;エセンがポットに入れてくれたのだよ。&br; さあ、〇〇の分も&br;いれてあげようね。お飲み。&br; ……はっ。なんと……コーヒーが1杯分しか&br;入っていなかったようだ……余の分が……。&br; …………いや、&br;余はいつも飲んでいるからね。&br;それは〇〇が飲むといいよ。&br; また次の機会に、&br;一緒にいただくとしようね。&br; はて……&br;そういえば、〇〇に&br;何か話したいことがあるのだったが……。&br; うーん……なんのことだっただろうか……。&br; ……おお、思い出した。&br;『NOBLE』という雑誌のことだったよ。&br;〇〇は知っているかい?&br; なんでも……貴銃士の活躍や作戦の成功を&br;載せ、レジスタンスの人々に希望を与える&br;素晴らしい雑誌だそうだよ。&br; それに、今度余を載せたいと言われてね。&br;余は戦わぬ貴銃士だから、&br;助力になるか……。&br; ……まあ、求められるならば、&br;応えてみようと思うのだ。&br;ね、〇〇。 #endregion //---------- ***豪華すぎる返礼([[華やかなる宴>カード/マフムト/★5 華やかなる宴]]) [#kb8fa698] #region(ネタバレ注意) |マフムト|取材というのは初めてだ。&br;よろしく頼むよ。| |記者|こちらこそよろしくお願いします。&br;本日の取材にあたり、お礼の品として&br;ジェズヴェをご用意しました!| |記者|オスマン帝国流のコーヒーに&br;欠かせないものだと伺いまして……。| |マフムト|そうだよ、素晴らしい贈り物をありがとう。&br;基地に帰ったら、&br;さっそく使わせてもらうとしよう。| |記者|はい、ぜひ! それでは早速取材ですが……&br;マフムトさんへ、質問がたくさん届いておりまして。| |マフムト|へえ、余に質問か。&br;構わないよ、なんでも話してみなさい。| |記者|は、はい……! マフムトさんは戦場でも&br;祈りを……おや、何か落ち……&br;って、うわぁ! ほ、宝石!?| |マフムト|ああ。また零れてしまったね。&br;拾ってくれたお礼に、それは君にあげよう。| |記者|う、噂は本当だったのか……!&br;い、いえ! 勝手に財宝を受け取っては、&br;問題になりますので……!| |マフムト|ん? マスターは良き魂の持ち主だ。&br;きっと気にしないさ。| |マフムト|ああ、そうだ。ジェズヴェのお礼に、&br;皆へひとつずつあげようか。&br;宝石など、いくらでもあるからね。| |記者|うっ、マフムトさんの輝きが神々しい……!&br;この取材、庶民の僕に務まるのか……?&br;い、いっそ、先に撮影から……!?| |記者|マフムトさんらしい&br;素敵な写真が撮れました!&br;本日は、ありがとうございました!| |マフムト|うん、こちらこそありがとう。&br;とても楽しい時間だったよ。| #endregion //---------- ***穏やかな時間を([[華やかなる宴>カード/マフムト/★5 華やかなる宴]]) [#vf8c0951] #region(ネタバレ注意) ……おや、〇〇。偶然だね。&br; ちょうどいい。これから部屋で&br;コーヒーを楽しもうと思っていたのだよ。&br;今日こそ、一緒にどうだい?&br; さあ、お入り。&br;〇〇、そこに座っておくれ。&br; ん? ……ああ、その雑誌は、&br;広報部の方が持ってきてくれたのだよ。&br;見ての通り、余が表紙だから、とね。&br; 撮影は、実に楽しかったよ。&br;皆が工夫して、それはそれは&br;美しい部屋をあつらえてくれていたのだ。&br; オスマン風の食事まで用意してあってね、&br;撮影が終わったあと皆で食べたよ。&br;とても美味しかった。&br; 今コーヒーを入れている道具は、&br;ジェズヴェというのだが……&br;これも、取材のときにもらったのだよ。&br; ……おお、いい頃合いになってきたね。&br;見ておくれ。&br;この細かい泡が、美味しいところなのだ。&br; 泡は丁寧にカップへ移して、&br;コーヒーをそっと注いで……完成だ。&br;さあ、お飲み。&br; ……うん、実に美味だね。&br;あなたと共に美味しいコーヒーを飲む時間は&br;素晴らしいものだ……。&br; この穏やかな時が、いつまでも続くよう……&br;今日も、祈りを捧げよう。 #endregion //---------- ***午後のまどろみ([[煌めく宝飾>カード/マフムト/★4 煌めく宝飾]]) [#m32c65c7] #region(ネタバレ注意) |エセン|あれ、ここにもいない……&br;〇〇、&br;マフムトを見ていませんか?| |エセン|実は、『月刊NOBLE』の記者の方から、&br;取材の依頼がありまして……。| |エセン|もし彼を見かけたら、&br;伝えておいてください。&br;……では、僕はこれで。| |マフムト|……すぅ、すぅ…………。| |マフムト|……パシャ……&br;いけないよ、天井が……バナナ……。| |マフムト|…………なんと、テーブルも……!| |マフムト|…………。| |マフムト|……む?&br;おや……〇〇。&br;あなたも昼寝をしにきたのかな?| |マフムト|ふふ……&br;何かおもしろいことでもあったかい?&br;あなたが嬉しそうで、余も嬉しいよ。| |マフムト|なんと、エセンが余を探していたのか……&br;それは悪いことをしてしまったね。| |マフムト|雑誌の取材……&br;というと、前に会った彼らのことかな?| |マフムト|以前の取材も、実に楽しいものだったよ。&br;広報部の皆は、&br;心の美しい良い者ばかりでね。| |マフムト|皆と語らいながら、&br;とても楽しい時間を過ごしたのだ。| |マフムト|……そうだ。再開を祝して、&br;彼らにコーヒーの差し入れをするとしよう。&br;エセンにお願いしてこなければね。| #endregion //---------- ***本物のコピ・ルアク([[煌めく宝飾>カード/マフムト/★4 煌めく宝飾]]) [#ec409132] #region(ネタバレ注意) |記者|本日は『月刊NOBLE』、&br;貴銃士のこだわりについての取材です。&br;よろしくお願いいたします!| |記者|マフムトさんは&br;コーヒーがお好きとのことでしたが……。| |マフムト|いかにも。以前あなたたちが&br;贈ってくれたジェズヴェで、&br;エセンがよくコーヒーを淹れてくれてね。| |マフムト|それを飲んで心穏やかに過ごすのが、&br;午後のお気に入りの時間なのだよ。| |マフムト|……おお、そうだ。&br;此度は君たちに、&br;お土産のコーヒーを持ってきたのだった。| |マフムト|コピ・ルアクだよ。&br;……用意は済んでいるかな?&br;持ってきておくれ。| |店員|かしこまりました。&br;少々お待ちください。| |記者|コピ・ルアク、ですか!?&br;まさかそれって、超高級コーヒーの……!?| |マフムト|ん……? 安心しなさい。&br;……ごらん、&br;これは本物のコピ・ルアクだよ。| |マフムト|熟した美味しいコーヒーの実を、&br;ジャコウネコ自らが選び食したもの。&br;無理に食べさせたものではないのだよ。| |記者|ええと、&br;気になっているのは、そこではなく……。| |マフムト|まあまあ、&br;味わってみればわかるだろう。&br;さあ、お飲み。| |記者|で、では……&br;んんっ、おいしいっ!&br;……はっ! いけない、取材が……!| |カメラマン|それでは、撮影に入ります!&br;今回は、銃がよく見えるように&br;お願いいたします。| |マフムト|銃を……ふむ、こうかな? 余の銃には&br;宝石が散りばめられているからね。&br;美しいだろう。| |マフムト|この赤いのはルビー。&br;緑はエメラルド。&br;これは……えーと、そう。ダイヤモンドだ。| |カメラマン|す……素晴らしいです!&br;では、最後にもう1枚……&br;ありがとうございます!| |マフムト|ああ、こちらこそありがとう。&br;今回も楽しい時間を過ごせて、&br;感謝しているよ。| #endregion ***悲しみの街([[厳かな祈り>カード/マフムト/★5 厳かな祈り]]) [#tf50bf8b] #region(ネタバレ注意) むむむ………………。&br; ……ああ、〇〇。&br;うむ……少し考え事をしていたよ。&br;この間の作戦で赴いた街のことだ。&br; あそこは世界帝府の抑圧が厳しく、&br;物資も不足しているようでね……。&br; 腹を空かせた子供らが、&br;市場で盗みをはたらくところを見たのだ。&br; そこで余は、何か力になれたらと&br;宝石を与えようとしたのだよ。&br; ……だが、彼らにとって重要なのは、&br;今日を生きるための糧。&br; そんなものはいらない、と&br;断られてしまった。&br; 確かに、飢えた者たちにとっては、&br;宝石よりも一切れのパンの方が&br;価値があるのだろう。&br; 余は、祈ることしかできぬ無力な貴銃士。&br;助けになれるのは、&br;宝石を与えることくらいなのだが……。&br; 苦しんでいる彼らのために、&br;何かできることはないだろうか。&br; ……むむ?&br;炊き出し……?&br; ほう……!&br;温かく美味しい食事をふるまうのか。&br;それは良さそうだね。&br; ○○、ありがとう。&br;早速、手伝ってくれる者を募るとしよう。 #endregion ***時に美しいものよりも([[厳かな祈り>カード/マフムト/★5 厳かな祈り]]) [#u7c7d14b] #region(ネタバレ注意) ○○、今日は手伝ってくれて&br;本当にありがとう。&br; 余ひとりでは、&br;あのように多くの者たちを集め、&br;束ねることはできなかっただろう。&br; おかげで、今日は善き日になったよ。&br;大きな鍋を借り受けて、&br;食材を刻みスープの味を調えて……。&br; 作っているうちに、&br;いつの間にか街の皆も自然と集まり&br;手伝ってくれた……。&br; 皆で大鍋を囲んで、&br;語らいながら食事をするひとときは、&br;誰もが笑顔で……満ち足りた表情だった。&br; 子供らは、宝石を与えようとしたときよりも&br;ずっと嬉しそうにしていたよ。&br; 温かな食事や人の想いは、&br;時に宝石よりも価値を持つのだね……。&br; ○○。&br;今日が善き日になったのは、&br;あなたの助力の賜物だ。ありがとう。&br; ……おお、そうだ。〇〇、&br;このあと、立ち寄りたい場所があってね。&br; 街の外れに、&br;実に美しい祈りの場があったのだ。&br;あなたもきっと気に入るはずだよ。 #endregion ***天に祈りを([[厳かな祈り>カード/マフムト/★5 厳かな祈り]]) [#k187c258] #region(ネタバレ注意) ……どうだい?&br;とても美しいところだろう。&br; さきほど、家々を回って炊き出しを&br;知らせて回っている時に見つけたのだ。&br; 静謐で、慈愛に満ちた光が差す……&br;祈りの場として&br;これ以上相応しいところはそうあるまい。&br; さあ、〇〇も共に&br;祈りを捧げようではないか。&br; この世に蔓延する悲しみが&br;少しでも早く薄らぎ、&br;人々が心穏やかに過ごせることを……。&br; そして、真の意味で、&br;武器が必要とされなくなるような&br;世が来ることを……。 #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **日常 [#episode_daily] ***優しい美味を共に [#u8970008] #region(ネタバレ注意) 発生場所:食堂付近 |マフムト|やあ、レオポルト。いいところに来たね。| |マフムト|ちょうど、コピ・ルアクを飲もうと思って&br;いたところだよ。君も一緒にどうだい?| |レオポルト|……いや、せっかくだが遠慮しておこう。| |マフムト|そうか……残念だよ。とても美味なのに……| |マフムト|それに、これを飲むと……&br;世界に蔓延する悲しい争いのことを、&br;ひととき忘れることができる。| |マフムト|皆とこの美味を分かち合い、平和を祈る……&br;そんな日が、早く訪れんことを……。| |レオポルト|平和を……? そう、か……。&br;オスマン出身といえど、君のような&br;考えをもつ貴銃士もいるのだね。| |レオポルト|申し訳ない。私はどうも、&br;君のことを誤解していたようだ。| |レオポルト|マフムト……。&br;周りには隠しているのだが、&br;実は私もコーヒーが好きでね。| |レオポルト|君と語らいながら、コピ・ルアクを&br;共に楽しみたい。いいだろうか?| |マフムト|もちろんだとも……。&br;共に楽しみ、共に語り合おうではないか。| #endregion ***祈りを捧げよう [#mf99029a] #region(ネタバレ注意) 発生場所:作戦室付近 |アリ・パシャ|マフムトよ。小耳に挟んだのだが……。| |アリ・パシャ|街に潜むレジスタンスのシンパに、宝石を&br;渡しているらしいな。施しのつもりか?| |マフムト|余が力になれることといえば、&br;宝石くらいのものだからね。| |マフムト|宝石なら、いくらでもある……。それが&br;皆の生きる糧となれば、余も嬉しいよ。| |アリ・パシャ|フン……いつもは平和だのなんだのとほざ&br;いているが、結局は金頼みということか。| |マフムト|はっはっは。心配せずとも、&br;もちろん祈ることも忘れてはいないよ。| |マフムト|そうだ、アリ・パシャよ。&br;共に祈りを捧げるかい?| |アリ・パシャ|まったく……、どこまでも平和ボケしている&br;な。祈りに頼るのは貴様くらいのものよ。| |マフムト|うむ。余は祈ることしかできない、&br;無力な貴銃士だからね。| |マフムト|だが……あなたは、悲しみの溢れる&br;戦場から目を逸らさないね。強い子だ。| |アリ・パシャ|たわけ、目を逸らしては戦えまい。&br;……くそっ、お前と話していると&br;調子が狂いそうだ。| #endregion ***美しいそよ風 [#kaf23a0c] #region(ネタバレ注意) 発生場所:宿舎付近 |マフムト|ふむ……これは困った。遅刻だ……。| |エセン|……マフムト様、どうかしました?&br;さっきから、同じルートを&br;ぐるぐる回ってますよね。| |マフムト|おお、エセン!&br;いや実はな、道に迷ってしまったのだよ。| |エセン|道に? ここ、基地の中ですけど……。| |マフムト|作戦会議が、おそらくもう始まっているのだが&br;……作戦室がどこにあるか、&br;知っているかな?| |エセン|……まあ、覚えてないっていうのも、&br;らしいと言えばらしいかな。| |マフムト|おや……エセン、すまない。&br;聞き逃してしまったようだ。| |エセン|ああ、すみません。ただの独り言ですよ。&br;えっと、作戦室ですよね……&br;あの建物を過ぎて、右ですよ。| |マフムト|そうかそうか……助かったよ、エセン。&br;君は美しいだけではなく、&br;優しい心を持っているのだね。| |エセン|どうも……ありがとうございます。ほら、&br;急がないと。作戦を聞き逃しますよ。| #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- *グッズ [#item] [[マフムトのグッズ>https://amzn.to/2INjG4r]] //--------------------------------------------------- //*メモ・雑記 //あれば //--------------------------------------------------- *コメント [#comment] #pcomment(./コメント,reply,10) &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- データ参照プラグイン 入力支援ツールを表示 ▼参照先ページ選択:データを表示 元データの書式(インラインプラグイン)を継承する