(以下、全てブラウン・ベスの台詞)
はぁ、やっと一息つけるな……ん? ああ、〇〇。来てたのか。
俺は、少しだけ休憩中。 またすぐ戻んなきゃなんねーだろうけどな。
カフェのバイトって、もっと のんびりしてるもんかと思ってたけど…… これは戦場だな。
テーブルの配置やら客の人数やらを 把握して、メニューを暗記して……。
特にデザート…… なんだよ、あの呪文みたいに長い名前!
ジュレ・ド・なんとかだとか、シャンティ なんとかだとか……フランス野郎は、 よくあんなの覚えられるもんだ。
……まあ、デザート系はあいつに任せて、 俺は配膳や会計をメインでやってる。 適材適所ってやつだ。
さーて……うっし、休憩終わり! おまえも来てることだし、 気合入れてかねーとな。
……ん? いや、手伝う必要はない。 あー、えっと、そうじゃなくてだな。
おまえ、基地にいるときだって、 いつも忙しくしてるだろ?
今日くらい、客としてゆっくりしていけよ。
……よし、わかればいいんだ。 おまえはおとなしく、俺にもてなされてろ。

あ……、そうだ。これやるよ。
ここのサンドイッチ、評判いいんだぜ。 これでも食いながら、のんびり座っとけ。
おまえには…… その、世話になってるからな。 特別に、俺からのおごりだ。
……う、美味いからって、慌てて食うなよ! じゃーな!
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