イベント/Escape!! レジスタンス救出作戦/エピソード のバックアップソース(No.5)

**第1話 捕えられた仲間 [#episode1]
#region(ネタバレ注意)
|恭遠・グランバード|──みんな、聞いてくれ!|
|ドライゼ|恭遠、どうした?&br;そこまで取り乱すとは……緊急事態か。|
|恭遠・グランバード|ああ。&br;……今日の作戦に出ていた補給部隊の&br;3名が、世界帝軍に捕らえられてしまった。|
|ユキムラ|なっ……! やべーじゃんか!&br;早く助けにいかねーと!|
|ローレンツ|お、俺も行きます! みなさんには、&br;いつも励ましてもらってるんです。&br;たまには俺が、恩返ししないと……!|

|アリ・パシャ|……チッ、敵の手に落ちるとは、&br;あの間抜けめ……。|
|エセン|アリ・パシャ様……どうなさいますか。|
|アリ・パシャ|作戦の地域を考えると、&br;奴らが囚われているのは例の基地か。|
|アリ・パシャ|あそこなら敵戦力はそう多くないはずだ。&br;それに、潜入すれば有益な情報を&br;持ち帰ることもできるやもしれん。|
|アリ・パシャ|まったく腹立たしいが……ついでに、&br;間抜けな部下も連れ帰ってやるとしよう。&br;エセン、出発の用意をしろ!|
|エセン|はい、アリ・パシャ様。&br;仰せの通りに。|

|恭遠・グランバード|皆、ありがとう!&br;他の作戦に出ている者も多いから、&br;極力手を貸してもらえると助かる!|
|ドライゼ|ああ。無論、俺も行こう。&br;彼らを放っておくことなどできない。|
|恭遠・グランバード|それから……〇〇、&br;君も一緒に行ってくれるだろうか。|
|ドライゼ|……恭遠、&br;それは危険すぎるのではないだろうか。|
|恭遠・グランバード|危険は承知だが、貴重な戦力である&br;貴銃士の皆を失うわけにはいかない。|
|恭遠・グランバード|君の助けがあれば、&br;全員無事に戻れる可能性も&br;大いに高まるだろう。|
|恭遠・グランバード|……ありがとう。&br;俺たちも近くで待機しておく。&br;どうか、気を付けてくれ。|
|ドライゼ|承知した。マスター、あなたも来るならば、&br;用意しておいた『あれ』を使おう。&br;敵の目を誤魔化せるはずだ。|
|ユキムラ|『あれ』? って、なんだっけ?|
|ユキムラ|……あー、あれか!&br;俺、取ってくるよ。&br;そんじゃ、皆気合入れて行こうぜ!|
#endregion

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**第2話 次への布石 [#episode2]
#region(ネタバレ注意)
|ローレンツ|ここが世界帝軍の基地……&br;ううっ、雰囲気からして怖いですぅ。&br;人も少なくて余計に不気味で……。|
|ユキムラ|だいじょーぶだって!&br;今の俺らはどっからどー見ても、&br;世界帝軍の兵士と捕虜だからな!|
|ドライゼ|ああ。&br;見つかってもそう怪しまれはしないだろう。&br;あとは、収容所へ辿り着くだけだ。|
|ドライゼ|マスターたちの方も順調だといいが……。|
|ドライゼ|……む!?|
|アインス|来たな……捕らえろ!|
|ローレンツ|はわわわわっ! 現代銃の貴銃士!?&br;それに、敵の兵士があんなにたくさん……!|
|ドライゼ|完全に囲まれている……罠か!|
|ユキムラ|ちくしょー!&br;こうなったら全員ぶっとばして、&br;突破するしかねーだろ!|
|ドライゼ|いや……待て、ユキムラ!|
|ユキムラ|えっ! な、なんでだよ!?|
|ドライゼ|俺に考えがある。&br;ここはおとなしく、奴らに捕まっておこう。|
|兵士A|……全員捕らえました!|
|アインス|よし、牢へ連れて行け。&br;セキュリティチェックを忘れるなよ。|
|兵士A・B|はっ!|
|ドライゼ|……ローレンツ、君の眼鏡を貸してくれないか。|
|ローレンツ|えっ、眼鏡……ですか?|
|ドライゼ|ああ。&br;……ちょっとした細工をさせてもらう。|
#endregion

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**第3話 虎穴に入らずんば……? [#episode3]
#region(ネタバレ注意)
|エセン|なんというか……&br;思ったよりすんなり入れましたね。&br;案外手薄ですし。|
|アリ・パシャ|油断するな。何かの罠かもしれん。&br;レジスタンスならば仲間を助けに来ると&br;読んでいる可能性もある。|
|エセン|はいアリ・パシャ様。|
|エセン|…………っ!!|
|エフ|……あらぁん?&br;やだ、ラッキー!&br;ネズミちゃん、みーつけた♥|
|アリ・パシャ|チッ、見張りの兵士は&br;通らないルートのはずだが……現代銃か。&br;……おいエセン!|
|エセン|…………失礼します。|
|エフ|あら〜、仲間をあっさり見捨てるなんて。&br;薄情ねぇ?|
|アリ・パシャ|フン、ほざけ。|
|アリ・パシャ|…おい、〇〇。&br;固まっている場合か。&br;お前もエセンについて行け。|
|アリ・パシャ|構うな。&br;敵ひとり程度、心銃で……。|
|ファル|おっと、銃を下ろしていただけますか?&br;でないと……そちらの方もまとめて、&br;蜂の巣にしますよ。|
|アリ・パシャ|……クソッ、いつの間に……!|
|エフ|ウフ、イイ子ね♥&br;……さ、お二人様ご案内よ〜ん♥|
|ファル|エフ、その前にセキュリティチェックを。&br;さてと、あなたは……&br;ほう、メディックなんですね。|
|ファル|メディックは尊重かつ保護される存在、&br;ですが……。&br;レジスタンスともなれば有罪ですよねぇ。|
|ファル|手袋に何か仕込んではいませんか?&br;……ん?&br;これはこれは。思わぬ収穫です。|
|エフ|ねぇ、ファルちゃん、どうしたの?|
|ファル|ご覧なさい。&br;この薔薇の傷跡……。|
|エフ|あらん♥ あなた、レジスタンスの&br;マスターのひとりってわけねぇ。&br;そっちの彼は古銃ちゃんかしら。|
|アリ・パシャ|ふっ……&br;知りたく場聞き出してみせることだな。|
|ファル|さあ、行きましょうか。&br;あなた方とは、楽しいお話ができそうです。&br;ふふふ……。|
#endregion

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**第4話 薔薇の傷跡 [#episode4]
#region(ネタバレ注意)
|ファル|侵入者と聞いて張り切っていましたのに……&br;あまりにも、手応えがありませんでしたね。|
|アインス|まったくだ。ファル、エフはどうした。|
|ファル|捕らえたふたりの見張りをしていますよ。|
|アインス|……ほう、あいつが見張りとは珍しいな。|
|ファル|兵士に任せるには&br;少し荷が勝るかと思いまして。&br;……実は、その侵入者なんですがね。|
|ファル|古銃の貴銃士ともうひとり……&br;手の甲に薔薇の傷がある人物だったんです。|
|アインス|なに? そいつはまさか……&br;レジスタンス側のマスターか?|
|ファル|ええ、そのひとりであることは&br;間違いないでしょう。|
|アインス|レジスタンスにも"あの方"と同じ力を&br;持ってる奴がいるとはわかっていたが……&br;向こうからやってくるとはな。|
|ファル|しかし、気になることが……。&br;その人物の傷跡は、あの方のそれとは&br;ずいぶん様子が異なっていました。|
|ファル|状態が……『軽い』んですよねぇ。&br;傷ができたばかりなのか、&br;なんなのか……。|
|アインス|なるほどな。まぁ、いい機会だ。&br;レジスタンス側のマスターの人数、&br;そいつらの名前に、潜伏場所。|
|アインス|それと、傷跡について……&br;洗いざらい吐かせて、&br;あの人のところに連れていくぞ。|
|ファル|ええ。&br;そう言うかと、既に護送と尋問の準備を&br;進めていますよ。|
|アインス|はは、流石だな、ファル。&br;……尋問は、お前に任せる。|
|ファル|お任せを。&br;どんな手を使っても聞き出してみせます。&br;……ふふ、腕がなりますねぇ。|
#endregion

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**第5話 脱走計画、始動 [#episode5]
#region(ネタバレ注意)
|ローレンツ|はぁあ……世界帝軍に捕まるなんて……&br;ぐすっ……!|
|レジスタンスA|俺たちがしくじったせいで、&br;皆に迷惑かけちまってすまねぇ。&br;ローレンツ、泣き止んでくれよ。|
|ローレンツ|ううっ……でも俺、助けに来たのに&br;全然役に立てなかったのが&br;不甲斐なくて……。|
|ユキムラ|だよなぁ。&br;はぁ……世界帝軍の策に引っ掛かるとは……&br;ユキムラ、一生の不覚!|
|ユキムラ|俺が調子に乗って、&br;どんどん進んだからだよなぁ……くっそー!|
|ユキムラ|策って、上手くいくと嬉しいもんだけど……&br;自分が嵌められるとこんな気持ちなんだな。&br;ヒデタダには、いっつも悪いことを……。|
|ユキムラ|……ん?&br;いや、そうでもねぇか。|
|ユキムラ|俺がなんもしてなくても、&br;あいつ勝手に嵌ってるし。うん!|
|ローレンツ|ユ、ユキムラくん……。&br;こんな状況なのに、ある意味すごい……!|
|レジスタンスB|ローレンツは落ち着いたか?&br;それじゃ、どうやって脱出するか&br;考えないとなぁ。|
|ローレンツ|で、ですよねっ!&br;どどど、どうしましょう……!|
|ユキムラ|なー、ドライゼ!&br;お前も一緒に考えよーぜ!&br;つーか、さっきから何してるんだ?|
|ドライゼ|静かに。&br;……見張りの兵士の動きを&br;チェックしているんだ。|
|ドライゼ|どんなパターンで、&br;どのルートを巡回しているか……&br;よし、おおよそ見当はついた。|
|ユキムラ|おおっ!&br;今度は俺たちが策を練る番だな!&br;任せとけ!|
|ドライゼ|ああ、その意気だ。|
|ドライゼ|……皆、必ず全員で、ここから脱出するぞ。|
#endregion

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**第6話 世界帝軍の尋問 [#episode6]
#region(ネタバレ注意)
|ファル|さあ、レジスタンスのマスターさん。&br;私とふたりきりで、&br;楽しくお喋りいたしましょうか。|
|ファル|とぼけても無駄ですよ?&br;あなたが貴銃士を従えている&br;マスターであることは明白です。|
|ファル|その、手の甲の傷跡……&br;それは、貴銃士を呼び起こす力の証。|
|ファル|私のマスターにも同じ傷がありますからね。&br;ひと目見てすぐにわかりましたよ。|
|ファル|……私のマスターが誰なのか、&br;気になっているようですねぇ。&br;ふふ、残念ですが、お答えしかねます。|
|ファル|質問をしているのは、私の方ですしねぇ。&br;さて……あなたはいつ、どこでこの傷を?|
|ファル|例の結晶に触れ、生き残ることができる人間は、&br;極めて稀だと聞いていますが……。|
|ファル|あなたの他にも、&br;何人かいるのではないですか?&br;古銃の貴銃士を使役するマスターが。|
|ファル|彼らの名前と、居場所……&br;ああ、もしご存じでしたら、&br;弱みなんかもお教え願いたいですね。|
|ファル|……はぁ。何も話してくださらない、と。&br;退屈ですねぇ……&br;手遊びに、これを使ってみても?|
|ファル|新しく調達した特注品で、&br;傷がほとんどできない割に&br;痛みは抜群だそうですよ。ふふ……。|
|ファル|どうです?&br;お気に召したなら、&br;これでしばらく遊んでみましょうか。|
|ファル|ああ、そういえばあなた、&br;話はできるんですよね?|
|ファル|……もっとも、この分だと&br;声が出るかの確認からになりそうですが……&br;大丈夫ですよ。|
|ファル|きっと、悲鳴を上げているうちに&br;喋り方も思い出すでしょう。&br;……ね?|
|ファル|おやまぁ……気絶だけはお上手ですねぇ。|
#endregion

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**第7話 水面下の攻防 [#episode7]
#region(ネタバレ注意)
|エフ|ウフフ♥ アンタ、踏ん張るわねぇ。&br;早く喋っちゃいなさいな。|
|エフ|それとも、そんなに鞭の味がお好き?&br;癖になっちゃったのかしら?|
|アリ・パシャ|くっ……!&br;外道が……図に乗るなよ。|
|エフ|やぁん♥ そんな怖い顔されると……&br;もっと酷くしてあげたくなっちゃうわぁ♥|
|ファル|エフ、お楽しみ中、失礼しますよ。&br;……首尾はどうです?|
|エフ|ダメねぇ。&br;この子、すっごく口が堅いんだものっ!|
|アリ・パシャ|ふん……世界帝軍の奴らに&br;話すことがあるとでも思っていたのか?&br;たわけ。|
|ファル|おやまあ。&br;威勢のいい人は嫌いではありませんが……&br;お相手はまたの機会に。|
|ファル|エフ、マスターから連絡が入りました。&br;彼は後回しでいいので、いらっしゃい。|
|エフ|あら……&br;それじゃ古銃ちゃん、続きはまた後でね♥|
|アリ・パシャ|貴様ら……よくよく覚えておくがいい。|
|アリ・パシャ|……死んだ方がマシだと思うほどに、&br;後悔させてやろう。&br;近いうちに、必ずな。|
|エフ|ウフ……どう? ファルちゃん。&br;アタシ、調教しがいのある子って&br;好きよ……♥|
|ファル|相変わらず、悪趣味ですねぇ。&br;あなたがそんなだから、&br;世界帝軍の風紀が……。|
|アリ・パシャ|チッ…………。|
|アリ・パシャ|おいエセン、もう出てきても構わんぞ。|
|エセン|お待たせしました、アリ・パシャ様。&br;まずは手錠を……失礼します。|
|アリ・パシャ|やれやれ……現代銃ども、&br;随分と好き放題してくれたものだ。|
|アリ・パシャ|エセン、状況を報告しろ。&br;〇〇はどうなっている?|
|エセン|そちらも、手分けして動いていますよ。&br;きっと今頃……。|
#endregion

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**第8話 一難去ってまた一難 [#episode8]
#region(ネタバレ注意)
|ローレンツ|…………ん!&br;〇〇さんっ。&br;目を覚ましてくださいぃ……!|
|ローレンツ|あっ……〇〇さんっ!&br;気がついたんですね!&br;よ、よかったぁ……!|
|ローレンツ|助けるのが遅くなってしまって、&br;ごめんなさい。&br;本当に、ご無事でなによりですぅ……!|
|ユキムラ|おーい、ふたりともっ!&br;今がチャンスだ!&br;〇〇、動けるか?|
|ユキムラ|あっちにはエセンが行ってる。&br;今頃もう逃げてるはずだ。&br;俺たちも急ぐぞ!|
|ローレンツ|よぉし……誰もいませんね。&br;〇〇さん、こっちですよ。|
|ユキムラ|ドライゼが上手く引き付けてくれてる&br;みたいだな。|
|ユキムラ|しっかし、ドライゼってすっげーよな!&br;やべーときでも、&br;冷静に見張りの行動を見てさ!|
|ローレンツ|ええ。俺の眼鏡に隠した針金で、&br;檻の鍵もぱぱっと開けちゃって……!|
|ユキムラ|あれ、かっこよかったなー!&br;帰ったら、俺も教えてもらおーっと。|
|ローレンツ|はぁ、それに比べて俺は……&br;〇〇さんを探しに行く途中で&br;敵とぶつかっちゃうし……。|
|ローレンツ|あ、でもでも、大丈夫でした!&br;白衣のおじさんが、薬の瓶みたいなのを&br;運んでたんですけど……。|
|ローレンツ|俺とぶつかった拍子に瓶が割れて、&br;薬がおじさんの口に入っちゃったんですよ!|
|ローレンツ|そうしたら、その人がいきなり&br;〇〇さんの居場所を&br;話しだして……びっくりでした。|
|ユキムラ|あーいうの、自白剤っていうんだっけ?&br;あははっ、ミラクルだったなー!|
|ローレンツ|あれ、俺たちに使う気だったのかな……&br;うぅ、怖いから考えないようにしよう……。|
|兵士A|……おい! いたぞ!&br;脱出したレジスタンスだ!|
|ユキムラ|げっ、ヘルメット野郎!&br;まだそんなにいたのかよ!&br;……うわああ、いっぱい出てきたー!|
#endregion

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**第9話 救世主 [#episode9]
#region(ネタバレ注意)
|ローレンツ|ううっ……&br;ど、どうしましょう、ユキムラくん!|
|ユキムラ|どうって……戦うしかねーだろ!&br;〇〇は死んでも守る!|
|ローレンツ|そ、そうですっ!&br;〇〇さん、&br;俺の後ろに……っ!!|
||──ブロロロロ……!|
|ローレンツ|な、なんなんですかっ!?&br;このおっきいエンジン音……&br;ハッ! まさか、敵の援軍が!?|
|ユキムラ|……いや、違う! あいつは……!|
|ドライゼ|──むんっ!|
|ドライゼ|皆、無事か!?&br;……すまない、遅くなった!|
|ローレンツ|ド、ドライゼさぁぁん!?|
|ユキムラ|ドライゼ!&br;なんだその乗り物!&br;すっげー! かっけー!|
|アリ・パシャ|おい、貴様ら……&br;こんなところで何を遊んでいる。&br;呑気にはしゃいでいる場合か。|
|アリ・パシャ|こんな雑魚兵ども、&br;さっさと蹴散らして突破するぞ!|
|ドライゼ|ああ。&br;皆、俺たちの高貴をひとつに!|
|全員|心銃!|
|世界帝軍兵士|…………!!!|
|アリ・パシャ|……フン、他愛ない。&br;長居は無用だ。行くぞ!|
|ドライゼ|マスター、あなたはこっちだ! 乗れ!|
|ユキムラ|よぉし!&br;レジスタンスの兄さんらも、ついてーい!|
#endregion

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**第10話 皆の真心、戻った日常 [#episode10]
#region(ネタバレ注意)
|シャスポー|〇〇、&br;〇〇……!&br;ああ、目が覚めてよかった……!|
|シャスポー|作戦から戻って、君がドライゼたちと&br;敵基地に乗り込んだと聞いた時は、&br;心臓が止まるかと……。|
|シャスポー|おいドライゼ! 君は一度に&br;ひとつのことしかできないっていうのかい?&br;僕ならちゃんと守りながら──。|
|タバティエール|まあまあ、そう言うなってシャスポー。&br;〇〇ちゃんも、&br;捕まってた奴らも無事だったんだ。|
|ドライゼ|だが確かに、マスターには&br;大変な思いをさせてしまったな。&br;……すまない。|
|ローレンツ|で、でも……&br;ドライゼさんがいて本当に助かりました!|
|ローレンツ|囮になったり……追い詰められて、&br;もうダメかもって思った時にも、&br;助けに来てくれましたし!|
|ユキムラ|あの乗り物でビューンって&br;飛び込んできたの、痺れたぜ〜!|
|ドライゼ|む……、ありがとう。&br;車両整備のバイトをしていたのが&br;役に立った。|
|イエヤス|〇〇、目が覚めたのだな。&br;ちょうどよかった。&br;この薬湯を飲むといい。|
|ヒデタダ|大御所様が&br;手ずからお淹れになった薬ですぞ!&br;しっかり飲んで、休みなされ。|
|アリ・パシャ|……まったく、&br;様子を見に来てやったら、&br;なんだこの混雑は。|
|エセン|マスターの一大事、ですからね。&br;無理もないことかと。|
|マフムト|アリ・パシャも&br;〇〇を心配して来たのだろう?&br;優しい子だね。|
|アリ・パシャ|…………チッ。|
|恭遠・グランバード|〇〇、&br;君が無事で本当によかった……。&br;しばらく安静にして、休養に専念してくれ。|
|恭遠・グランバード|……ああ。&br;君のことが敵に知られたのは&br;確かに痛手だな。|
|恭遠・グランバード|だが、向こうはどうやら、&br;こちらに複数のマスターがいると&br;思っているようなのだろう?|
|恭遠・グランバード|君こそが唯一のマスターだと、&br;悟られずに済んだのは、君のおかげだ。&br;……苦しいなか、よく耐えてくれた。|
|恭遠・グランバード|皆、君のことを心配している。&br;落ち着いたら、顔を見せてやってくれ。|
#endregion