アレクサンドル | ごきげんよう、マスター。 いよいよリハーサルが始まりますね。 | アレクサンドル | あとは、エカチェリーナの支度が 整うのを待つだけ……。 少し緊張してきました。 | アレクサンドル | 今回も、エカチェリーナの ドレスに対する情熱は凄まじいものでして。 | アレクサンドル | 私も連日連夜、 ドレス作りを手伝っておりましたよ…… ははは……。 | アレクサンドル | ですが、苦労の甲斐もあって、 素晴らしいドレスになったと 自負しております。 | アレクサンドル | きっと、カーチャによく似合うでしょうね。 ふふ、楽しみです。 | アレクサンドル | ……おや? | エカチェリーナ | アレク、ますたー……おまたせしました。 | エカチェリーナ | 支度がととのいましたよ。 ……ふふ、どうです? |
File not found: "006-1.jpg" at page "アルバム/イベント"[添付]
アレクサンドル | カーチャ! ああ……なんと美しいのでしょう! | アレクサンドル | まさしく天使のようで…… 本当に、本当によく似合っていますよ。 | アレクサンドル | しかし、この麗しいカーチャを 新郎へ委ねるというのは、 誇らしくもあり惜しくもありますね……。 | アレクサンドル | 新婦の父君や兄君は、このような気持ちに なるものでしょうか……。 | エカチェリーナ | まったく…… アレク、何をめそめそしているのです? | エカチェリーナ | ぼくがうつくしいのはとーぜんですが、 ほんとうにお嫁に行くわけでは ないのですから。おおげさです。 | アレクサンドル | 申し訳ございません……。 美しいカーチャをエスコートするのに、 相応しくあらねばなりませんね。 | エカチェリーナ | ふふ、それでいいのです。 ……アレク、おまえもよく似合っています。 | エカチェリーナ | そうしていると、 ほんとうの王子さまのようですね。 さあ、エスコートは頼みますよ。 |
|