イベント/DOUBLE FACE ―或る男の裏切り―/エピソード の編集 Top > イベント > DOUBLE FACE ―或る男の裏切り― > エピソード **第2話 契約を勝ち取れ! [#episode2] #region(ネタバレ注意) &attachref(アルバム/イベント/2019/第2話 契約を勝ち取れ!.jpg,zoom,第2話 契約を勝ち取れ!,259x200); |イエヤス|──ここが例の基地か。&br;我が社の浄水しすてまを売り込む絶好の機会&br;……なんとしても契約を取り付けるぞ!| |アリ・パシャ|“しすてま”ではなく“システム”だ。&br;そんなことよりも、なぜ俺様が&br;鞄持ちなどせねばならんのだ!| |イエヤス|いいではないか。&br;君は新人営業マンという設定なのだから、&br;それらしくあらねばな。| |アリ・パシャ|チッ……覚えていろよ……!| |ラップ|──先程の言葉、聞き捨てなりませんね。&br;成約するのは我が社です。&br;あなた方には譲りませんよ。| |イエヤス|君は……&br;クリスタル・ヴァッサー社のエリート、&br;ラルフ・ホフマンか。| |イエヤス|我が社のエースだった君が、&br;競合会社に引き抜かれ、&br;こうして対立することになるとはな……。| |ラップ|商売の世界ではよくある話かと。&br;……お手柔らかに頼みますよ、“部長”。| |アリ・パシャ|…………。| |アリ・パシャ|くだらん茶番はもういいだろう!&br;さっさとこの爆薬を届けて帰るぞ。| |イエヤス|いや、さっさと出ていってはまずかろう。&br;相応に時を稼がなければなるまい。| |イエヤス|俺達が基地のお偉方を相手に&br;売り込みをしている間……&br;キセルが爆薬を設置するのだからな。| |ラップ|ええ、ですから、役になりきり&br;真剣に売り込みバトルを繰り広げなくては。&br;……スーツ、お似合いですよ。| |アリ・パシャ|くっ……&br;何故この俺様がこんなふざけた作戦に……!| |>|──5日前| |恭遠・グランバード|世界帝軍が新たな兵器の開発を&br;進めているという情報が入った。&br;完成間近という噂もあるようだ。| |恭遠・グランバード|兵器についての詳細は不明だが、完成して&br;しまえば、我々レジスタンスにとって&br;非常に不味い事態になる。| |恭遠・グランバード|そこで、新兵器及びその製造技術の&br;抹消作戦を決行する。基地には既に、軍部の&br;人間になりすましたキセルが潜入済みだ。| |アリ・パシャ|それは結構だが、あとはどうするんだ。&br;内部構造を把握した上で&br;奇襲でも仕掛けるか?| |恭遠・グランバード|いや、こちらの被害を最小限に抑えるため、&br;大掛かりな襲撃はしない方針だ。| |ラップ|ふむ……となると、&br;妥当なのは爆破でしょうか。| |ラップ|内部にも爆薬はあるでしょうから、&br;小規模な爆破から&br;大爆発を引き起こすことも可能かと。| |恭遠・グランバード|ああ。君たち3人にはそのための&br;遠隔起爆装置付き爆弾を&br;基地へ運び込む役割を頼みたい。| |アリ・パシャ|……待て、俺様もか?&br;配達業者という風貌ではあるまい。| |恭遠・グランバード|いや、君たちに頼みたいのは&br;配達業者ではない。&br;浄水器の営業マンだ。| |アリ・パシャ|はぁ……!?| |恭遠・グランバード|やり手の若手ビジネスマンに見えそうな&br;顔ぶれということで、&br;〇〇たちと考えたんだが……。| |アリ・パシャ|はっ、冗談はそこまでに──| |イエヤス|なあ、アリ・パシャ。耳を貸してくれ。| |アリ・パシャ|む……?&br;いきなり何だ!| |イエヤス|まあまあ。時には君風の流儀で行くのも&br;手かと思ってな。&br;実は俺は、君が──で、──を──……| |アリ・パシャ|なっ……、貴様がなぜそれを知って……!?| |イエヤス|はっはっは。さて……どうだ?&br;レジスタンスのための重要な作戦、&br;君も手を貸してくれるだろうか。| |アリ・パシャ|チッ……!| |イエヤス|応、だそうだぞ。&br;〇〇、恭遠。| |恭遠・グランバード|……?&br;た、助かるよ。それじゃあ、&br;作戦について細かく詰めていこう。| |ラップ|そろそろ時間ですね。&br;“本物”を捕らえに行きますか。基地では&br;リハーサルした通りにお願いしますよ。| |イエヤス|うむ。俺は上司で、&br;アリ・パシャは新人の部下だったな。&br;……期待しているぞ、アリ・パシャ。| |アリ・パシャ|イエヤス……よもや貴様も&br;情報線を得手としているとはな……。| |イエヤス|なに。&br;他の情報を追う中で偶然知り得ただけさ。| |ラップ|……さあ、行きましょうか。| #endregion //------------------------------ ページの更新 ビジュアル編集モードに切り替える &aname(top); **第1話 新たな幹部補佐官 [#episode1] #region(ネタバレ注意) |兵士1|中佐、大変申し訳ありません……。&br;明朝までに&br;代わりの車両を手配してまいります。| |世界帝軍・上官|当然だ。まったく……&br;今度は予備のタイヤも多めに積んでおけ。&br;この辺りは随分と道が悪いようだからな。| |兵士2|はっ、はしこまりました。本日は急ぎ&br;この先の宿を取っておりますので、&br;そこまで案内させていただきます。| |世界帝軍・上官|必要ない。早く行け!| |兵士1・2|はっ!| |世界帝軍・上官|宿は……角のあれか。&br;フン……まともなサービスは&br;期待できそうにないな。| |キセル|──安心しな。アンタは別の所で&br;しばらく眠ることになるんだからよ。| |世界帝軍・上官|なっ……何だ貴様は……!| |キセル|ハッ、答える義理はないねェ。| |世界帝軍・上官|ぐっ……ぅ……!| |???|コードネームは“スモーク”か。&br;……これで俺も、&br;世界帝軍の仲間入りってわけだな。| |兵士1|今日からだったっけか?&br;新しい幹部補佐官が来るのって。| |兵士2|ああ。名前は……なんて言ったかな。&br;確か、モ……?&br;いや、フ……?| |兵士3|“スモーク”だろ。技術面にも理解がある&br;優秀な中佐だって聞いたぜ。| |兵士1|ふぅん、スモーク中佐か。&br;……特別幹部と同じで、&br;コードネームっぽい感じだな。| |兵士3|しっ! 来たみたいだぞ。| |スモーク|……ん? 出迎えか。&br;いい心がけじゃねぇか。今日から着任する&br;幹部補佐官のスモークだ。話は聞いてるな?| |兵士たち|はっ!| |スモーク|てめえらは荷物を運べ。&br;1人は基地の案内を頼むぜ。| |兵士1・3|了解しました!| |兵士2|では、自分が案内をさせていただきます。&br;ええと、まずは……。| |スモーク|基地の大まかな構造は資料で見ておいた。&br;詳しく案内してもらいてぇのは、&br;研究室と工場部分だな。| |スモーク|この基地は、&br;新兵器製造のために作られたんだろ?| |スモーク|だが、重要機密に当たるからって、&br;そのあたりの施設について&br;ほとんど資料が渡されてねぇんだ。| |兵士2|かしこまりました。ご案内します。&br;……こちらへどうぞ。| |兵士2|こちらが研究室です。現在は、&br;大量生産が容易な、小型で威力の大きい&br;新型通常兵器の試作を進めています。| |スモーク|ほう……通常兵器を優先してるのか。| |兵士2|はい。&br;ミルラミサイルの製造よりも費用を抑え、&br;量産もしやすくなっております。| |兵士2|ミルラと同様、局所的に高威力の攻撃が&br;可能です。帝府へ反抗的な輩へ使うのに&br;もってこいですよ。| |スモーク|……へぇ。そいつは随分と&br;頼もしい兵器になるんだろうな。| |兵士2|ええ。開発チームによると、完成は&br;目前だそうです。地上階にある工場で、&br;随時試作品を製造しています。| |兵士2|完成したあかつきには、&br;褒賞も出るかもしれませんね。&br;中佐はいい時期にいらっしゃいましたよ。| |スモーク|ははっ……まったくその通りだな。| |兵士2|スモーク中佐、&br;次は工場の方へご案内しますね。| |少尉|──おい、&br;浄水業者のリストアップは済んだか?| |兵士4|はい、こちらです。週明けに&br;取り急ぎ2社が来訪予定となっております。| |スモーク|ん……? 浄水業者?| |兵士2|ああ……新たに掘った井戸の件ですね。&br;飲用にも使えるようにするには、&br;特殊な浄水装置が必要なんだそうです。| |スモーク|ほう……なるほどな……。| #endregion //------------------------------ **第2話 契約を勝ち取れ! [#episode2] #region(ネタバレ注意) &attachref(アルバム/イベント/2019/第2話 契約を勝ち取れ!.jpg,zoom,第2話 契約を勝ち取れ!,259x200); |イエヤス|──ここが例の基地か。&br;我が社の浄水しすてまを売り込む絶好の機会&br;……なんとしても契約を取り付けるぞ!| |アリ・パシャ|“しすてま”ではなく“システム”だ。&br;そんなことよりも、なぜ俺様が&br;鞄持ちなどせねばならんのだ!| |イエヤス|いいではないか。&br;君は新人営業マンという設定なのだから、&br;それらしくあらねばな。| |アリ・パシャ|チッ……覚えていろよ……!| |ラップ|──先程の言葉、聞き捨てなりませんね。&br;成約するのは我が社です。&br;あなた方には譲りませんよ。| |イエヤス|君は……&br;クリスタル・ヴァッサー社のエリート、&br;ラルフ・ホフマンか。| |イエヤス|我が社のエースだった君が、&br;競合会社に引き抜かれ、&br;こうして対立することになるとはな……。| |ラップ|商売の世界ではよくある話かと。&br;……お手柔らかに頼みますよ、“部長”。| |アリ・パシャ|…………。| |アリ・パシャ|くだらん茶番はもういいだろう!&br;さっさとこの爆薬を届けて帰るぞ。| |イエヤス|いや、さっさと出ていってはまずかろう。&br;相応に時を稼がなければなるまい。| |イエヤス|俺達が基地のお偉方を相手に&br;売り込みをしている間……&br;キセルが爆薬を設置するのだからな。| |ラップ|ええ、ですから、役になりきり&br;真剣に売り込みバトルを繰り広げなくては。&br;……スーツ、お似合いですよ。| |アリ・パシャ|くっ……&br;何故この俺様がこんなふざけた作戦に……!| |>|──5日前| |恭遠・グランバード|世界帝軍が新たな兵器の開発を&br;進めているという情報が入った。&br;完成間近という噂もあるようだ。| |恭遠・グランバード|兵器についての詳細は不明だが、完成して&br;しまえば、我々レジスタンスにとって&br;非常に不味い事態になる。| |恭遠・グランバード|そこで、新兵器及びその製造技術の&br;抹消作戦を決行する。基地には既に、軍部の&br;人間になりすましたキセルが潜入済みだ。| |アリ・パシャ|それは結構だが、あとはどうするんだ。&br;内部構造を把握した上で&br;奇襲でも仕掛けるか?| |恭遠・グランバード|いや、こちらの被害を最小限に抑えるため、&br;大掛かりな襲撃はしない方針だ。| |ラップ|ふむ……となると、&br;妥当なのは爆破でしょうか。| |ラップ|内部にも爆薬はあるでしょうから、&br;小規模な爆破から&br;大爆発を引き起こすことも可能かと。| |恭遠・グランバード|ああ。君たち3人にはそのための&br;遠隔起爆装置付き爆弾を&br;基地へ運び込む役割を頼みたい。| |アリ・パシャ|……待て、俺様もか?&br;配達業者という風貌ではあるまい。| |恭遠・グランバード|いや、君たちに頼みたいのは&br;配達業者ではない。&br;浄水器の営業マンだ。| |アリ・パシャ|はぁ……!?| |恭遠・グランバード|やり手の若手ビジネスマンに見えそうな&br;顔ぶれということで、&br;〇〇たちと考えたんだが……。| |アリ・パシャ|はっ、冗談はそこまでに──| |イエヤス|なあ、アリ・パシャ。耳を貸してくれ。| |アリ・パシャ|む……?&br;いきなり何だ!| |イエヤス|まあまあ。時には君風の流儀で行くのも&br;手かと思ってな。&br;実は俺は、君が──で、──を──……| |アリ・パシャ|なっ……、貴様がなぜそれを知って……!?| |イエヤス|はっはっは。さて……どうだ?&br;レジスタンスのための重要な作戦、&br;君も手を貸してくれるだろうか。| |アリ・パシャ|チッ……!| |イエヤス|応、だそうだぞ。&br;〇〇、恭遠。| |恭遠・グランバード|……?&br;た、助かるよ。それじゃあ、&br;作戦について細かく詰めていこう。| |ラップ|そろそろ時間ですね。&br;“本物”を捕らえに行きますか。基地では&br;リハーサルした通りにお願いしますよ。| |イエヤス|うむ。俺は上司で、&br;アリ・パシャは新人の部下だったな。&br;……期待しているぞ、アリ・パシャ。| |アリ・パシャ|イエヤス……よもや貴様も&br;情報線を得手としているとはな……。| |イエヤス|なに。&br;他の情報を追う中で偶然知り得ただけさ。| |ラップ|……さあ、行きましょうか。| #endregion //------------------------------ **第3話 侵食する傷 [#episode3] #region(ネタバレ注意) |ベルガー|アリンコが17匹~アリンコが18匹~、&br;アリン……&br;うおっ、一気に出てくんなっての!| |ベルガー|はぁ~あ、連続プチプチ記録&br;途切れちまったじゃねぇかよ~。&br;つまんねぇの。| |ラブ★ワン|……あれ?&br;ベルぴょーん。こんなとこで何してんの?| |ベルガー|それがよ~!&br;虫を喰うおもしれぇ草があったから&br;あの人んとこ持ってったらよぉ。| |ベルガー|モーゼルの野郎が&br;「雑菌まみれのものを持ってくるな!」とか&br;怒鳴って、追い返しやがって……。| |ベルガー|あいつマジうぜぇ~!&br;ヒマだから、ここで蟻潰して遊んでんの。| |ラブ★ワン|あらら……モーたんピリピリしてるねぇ。&br;マスターの傷、かなり悪化してるみたいだし&br;無理もないか。| |ベルガー|あー、そういやちらっと見えたとき、&br;あの人肩のあたり押さえて呻いてたぜ。| |ラブ★ワン|おいらたちを呼び覚ました時は、&br;まだ腕におさまってたと思うんだけど……&br;だいぶ進行してるねぇ。| |ベルガー|ニンゲンは修理できないから不便だよなー。&br;それよかさぁ、なんか面白いことねぇ?&br;暇すぎて死にソ!| |ラブ★ワン|んー……、あ、そうだ!&br;どっかの基地で新しい激アツな兵器作ってる&br;って話があったよん★| |ベルガー|お、いーじゃん!&br;試し撃ちでもして遊ぼうぜ。&br;あひゃひゃひゃ!| |エフ|……あら、アンタたちも来たのね。| |ベルガー|うげ! お前もいたのかよ。&br;……つか、そいつダレ? 新入り?| |エフ|異動してきた新しい幹部補佐官。&br;コードネームはスモークですって。&br;このコ、あんまり可愛げがないのよねぇ。| |スモーク|…………。| |ラブ★ワン|おっと、クール系なカンジ?&br;エフちんの好みは、おっちょこちょいで&br;イジメ甲斐のある子だもんねー。| |ベルガー|ぷぷっ。&br;調教されないように&br;せいぜい気をつけろよ~。| |エフ|……で、マスターの調子はどうなの?| |ラブ★ワン|一言で言うと、絶不調。&br;なーんでどんどん傷が悪化してんだろうね?| |ラブ★ワン|ファルるんが言うには、この間見たとき&br;向こうのマスターはピンピンしてたって。| |ラブ★ワン|それどころか、&br;前に見た時より傷が治ってたらしいよ?&br;何が違うんだろ。| |エフ|アタシもその話は聞いたわ。でも──&br;……あ。&br;スモーク、アンタはもう戻っていいわよ。| |スモーク|はい。| |エフ|……アタシたちを貴銃士にした力の源って、&br;あの傷でしょ?| |エフ|ファルちゃんが言ってたの。&br;傷が治ったら、&br;貴銃士も消えちゃうんじゃないかって……。| |エフ|マスターのことは心配だけど、&br;きっとあの傷は治らない方がいいのよ。| |ラブ★ワン|フゥ~★ ってことは、ドブネズミちゃん、&br;おいらたちが退治する前に&br;自滅するかもジャ~ン!?| |スモーク|……っ!| #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **第4話 3人の営業マン [#episode4] #region(ネタバレ注意) |イエヤス|13時からの商談で参りました、&br;ピュア・ウォーター社の&br;スルガ・ウィリアムズです。| |アリ・パシャ|同じく、アリー・パターソンです。| |ラップ|私はクリスタル・ヴァッサー社の&br;ラルフ・ホフマンです。| |門兵|ああ、例の浄水器業者だな。&br;話は聞いている。&br;まずは来訪者名簿に名前を。| |ベルガー|ん? そいつら何だ?| |アリ・パシャ|……っ!| |イエヤス|こちらの基地で&br;高性能な浄水装置が必要とのことで、&br;弊社製品のご案内に参りました。| |イエヤス|不純物を取り除き、&br;必要なミネラルはしっかり残し、&br;美容と健康に良い水を──。| |エフ|美容に良い、ですって……?&br;それは素敵ね!&br;アタシからも口添えしといてあげるわ♥| |ラブ★ワン|フゥ~!&br;エフちんってば美意識高~い!| |兵士1|よし、名前は書いたな。&br;セキュリティチェックへ進め。| |イエヤス|……はい。| |アリ・パシャ|(おい、“あいつ”がいないではないか!&br;あいつがセキュリティチェックを&br;パスさせる段取りだろう!)| |ラップ|(ええ……&br;何か、トラブルでもあったのでしょうか)| |イエヤス|(さて、どうするか……&br;鞄の中身が露見するとまずいことになるぞ)| |兵士1|おい、どうした? 早く進め。| |全員|…………。| |スモーク|お、ここが噂のセキュリティチェックだな。&br;最新の探知機を使ってるんだろ?&br;見学するぜ。| |兵士1|スモーク中佐!&br;ええ、最近導入したばかりのものでして──&br;あれ? 探知機がないな……。| |兵士1|さっきまではここに……&br;いえ、急ぎ予備の機材を取ってまいります!| |スモーク|……鞄をこっちに。| |イエヤス|やれやれ、&br;序盤から危ういところであったなぁ。| |ラップ|小型爆弾6個と&br;遠隔起爆装置が入っています。| |スモーク|……ああ。| |アリ・パシャ|……あいつ、&br;何やら様子がおかしくはなかったか。| |イエヤス|うむ……もう5日も敵の基地にいるのだ。&br;気が張っているのかもしれんな。| |兵士1|大変おまたせし──&br;あれ、スモーク中佐は……?| |ラップ|特別幹部の方に呼ばれたそうで、&br;慌てて行かれましたよ。| |兵士1|あー……そういうことか。&br;セキュリティチェックをする。&br;鞄を開けて台の上に並べるように。| |全員|…………。| |兵士1|──よし、問題ないな。&br;真っすぐ進んで、右手の第3会議室へ進め。| |イエヤス|あいわか……かしこまりました。| #endregion //------------------------------ **第5話 連携プレー [#episode5] #region(ネタバレ注意) |少尉|えー、それでは&br;クリスタル・ヴァッサー社の方から&br;始めてください。| |ラップ|承知いたしました。| &attachref(アルバム/イベント/2019/第5話 連携プレー.jpg,zoom,第5話 連携プレー,259x200); |ラップ|この度は我が社へお声がけいただき、&br;誠にありがとうございます。| |ラップ|我が社が誇る浄水器は、どこよりも高性能な&br;ろ過フィルターを搭載し、&br;不純物を超微粒子まで除去できるのです!| |ラップ|ご覧ください。この泥水、&br;この通り濁っており&br;飲めるものではありませんが……。| |ラップ|我が社の浄水器を使えば……この通り!| |兵士たち|おお~!&br;綺麗で美味そうな水になったぞ……!| |ラップ|ええ。泥水すらもたちまち、&br;清浄な飲料水に変わるのです!| |兵士たち|これはすごいな……!| |ラップ|ありがとうございます。フィルター掃除や&br;交換などの面倒なメンテナンスも、&br;我々にお任せください。| ||~略~| |イエヤス|──さらに今なら、&br;オプションのオゾン処理装置まで加えて&br;お値段はそのまま!| |少尉|ほうほう……!| |ラップ|くっ……では、こちらは高品質の&br;粒状活性炭フィルターを付けましょう……!| |少尉|ふむふむ……&br;どちらも実に興味深い……!| |アリ・パシャ|……くだらん。さっさと決めてしまえ。&br;どうせ大差はあるまい。| |少尉|む……?&br;何か言ったかね、君。| |イエヤス|おっと、これは失礼。&br;アリーくんの独り言は&br;気にしないでいただければと。| |ラップ|ええ。どうぞじっくりご検討ください。&br;よろしければ、&br;水の飲み比べはいかがでしょう。| |少尉|そうだな、試してみるとしよう。| |スモーク|研究室、武器庫。&br;残りは試作品に取り付けて──。| |スモーク|……ん?&br;これは……どっかの城の見取り図か?&br;ずいぶんと警備が堅いが……。| |スモーク|……!&br;まさか……!| |マルガリータ|……あ、来た来た!&br;お疲れ様、トレーガー。&br;はい、おやつにカボチャの種だよ。| |マルガリータ|んで、手紙は──っと。&br;よかった、ちゃんと付いてる!&br;さっすがドライゼさんが訓練した鳩だね!| |マルガリータ|外すから、そのままじっとしててね。&br;……よし、と!| |マルガリータ|それじゃ、急いで皆のところに行こう!| #endregion //------------------------------ **第6話 森の中で [#episode6] #region(ネタバレ注意) |ベルガー|おーい、お前!&br;そこのお前だよ!| |兵士|……はっ!&br;なんでしょうか?| |ベルガー|ここで新しい兵器作ってんだろ?&br;10発くらい寄越せよ。&br;試し撃ちしてやっからさぁ! アヒャヒャ!| |兵士|い、いえ! それは無理です!| |ベルガー|あぁ? なんでだよ!&br;別に減るモンでもねぇし、&br;それくらいいいだろ!?| |エフ|はぁ……お馬鹿ね。&br;撃ったらどう考えても減るでしょうよ。| |ラブ★ワン|エフちん、ツッコミナイスゥ~ッ!&br;フゥ~!| |ベルガー|うるっせぇな! 一発くらいいいだろ?&br;ケチケチすんなよ。| |兵士|出し惜しんでいるのではなく&br;不可能なんです! まだ試作段階の&br;未完成品なので、発射できる状態では……。| |ベルガー|はぁ~あ! つっまんねぇーの!&br;わざわざここまで来てやったのによぉ!| |ベルガー|お前あとで罰金な!&br;コーク1ダース買ってきやがれこの野郎!| |兵士|は、はぁ……。| |ラブ★ワン|ちょちょ、ベルぴょんどこ行くの?| |エフ|はぁ……バカの相手は疲れるわぁ。&br;あらやだ、爪が割れてる。磨かないと~。| |ベルガー|あ゛~~~っ、クソ! 外した!&br;逃げんな焼き鳥!| |ラブ★ワン|え、ベルぴょん、小鳥食べるつもり?&br;美味しくなさそうじゃ~ん??| |ベルガー|だってやることねーしー。&br;鳥じゃなくて熊とか鹿とか?&br;なんかでかくて食えそうなのいねーかな。| |ベルガー|にっくにく~コークー♪&br;……あ? 何だこいつら。おい、ラブワン。&br;こっちで3人昼寝してんぞー。| |ラブ★ワン|おおっと、侵入者?&br;端っこも端っこだけど、世界帝軍基地の&br;敷地内で昼寝なんて大胆だね~★| |ラブ★ワン|何かIDは……お、名刺はっけーん!&br;えーっと、ピュア・ウォーター社……?| |ラブ★ワン|これ、さっき門のところにいた業者と&br;同じじゃ……?&br;ってことは……。| |ベルガー|ん?&br;なんかオモシロそうなやつ??| |ラブ★ワン|フゥ~! オモシロそうなやつキタ~★&br;基地に戻るよ~ん!| #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **第7話 迫る危機 [#episode7] #region(ネタバレ注意) |ラップ|えー……続きまして、&br;ランニングコストについての説明を&br;させていただきます。| |ラップ|資料を配布しますので、&br;そちらを見ながらお聞きください。| |アリ・パシャ|(……おい、あいつからの合図はまだか?&br;一体いつまでこの茶番を続ければいい)| |イエヤス|(わからん。&br;何か問題が起きたのかもしれんな……)| |アリ・パシャ|(であれば、予備隊を呼んで&br;突入に切り替えないと、あいつも危ういぞ)| |イエヤス|(うむ……よきところで話を切り上げて、&br;キセルの状況を確認するとしよう)| ||──バンッ!| |スモーク|侵入者を捕縛しろ。| |兵士たち|はっ!| |アリ・パシャ|……っ、いきなり何をする!&br;我々はあなた方軍部の招集で&br;商談に来たのに──| |スモーク|──黙れ。&br;お前らが偽物だということはわかっている。| |イエヤス|…………!| |ラブ★ワン|残念だったね~。&br;おいらたち、森の中散歩してたら&br;“本物”見つけちゃってさぁ★| |ラブ★ワン|殴ってみても起きないし、&br;君たちが薬でも使って眠らせたんでしょ。| |ラブ★ワン|……森の中に隠しとけば&br;見つからないとでも思った?&br;ハッ、甘すぎー!| |ベルガー|うくく……ザマァ!&br;お前らの尋問が終わったらぁ~、&br;俺が的にして遊んでやんよ! あひゃひゃ!| |ラブ★ワン|スモーク。おいら尋問下手っぴだし、&br;お前に任せちゃうよぉん!| |ラブ★ワン|基地に潜り込んで何をしようとしてたのか、&br;そいつらの目的と正体……&br;きっちり聞き出せ。いいな?| |スモーク|承知。| |スモーク|……おい、こいつらを連れていけ。| |アリ・パシャ|くっ……! 離せ! 気安く触れるな!| |イエヤス&ラップ|……ッ!| |スモーク|喚くな。話ならたっぷり聞いてやる。&br;──地下牢の中で、な。| #endregion //------------------------------ **第8話 地下に響く苦悶の声 [#episode8] #region(ネタバレ注意) |兵士|入れ! ぐずぐずするな!| |ラップ|くっ……!| |スモーク|鎖で繋いだら、お前たちは外してろ。| |兵士たち|はっ、かしこまりました!&br;……こちらお使いください!| |スモーク|鞭か。さぁて……お楽しみの時間だな。&br;泣くも喚くも好きにしろ。&br;情報だけはきっちり吐いてもらうぜ?| |スモーク|さあ、言え!&br;誰の差し金でこの基地に来た。目的は何だ?| |アリ・パシャ|ふん……俺は何も話さない!| |スモーク|へぇ……その決意がいつまで保つか、&br;見ものだな。| |アリ・パシャ|……ぐぅっ!| |スモーク|どうだ?&br;これで少しは気が変わってきたか?| |アリ・パシャ|……っ、黙れ下郎。&br;……ぐああああっ!!| |アリ・パシャ|俺は、何も……っ、っく……!&br;あ゛ぁああっ!!!| |兵士1|う……、&br;スモーク中佐は割と穏やかな人だと&br;思ってたけど……。| |兵士2|ああ……&br;やっぱり、幹部補佐官まで上り詰めるだけは&br;あるよな……。| |エフ|ウフ♥&br;拷も──じゃなくて、尋問してるって&br;聞いて来たんだけど。| |アリ・パシャ|やめ、ろ……っぐ、……ぁああ゛っ!| |エフ|あら……いい声で鳴くじゃない♥&br;ゾクゾクしてきちゃった……&br;アタシも楽しんじゃおうかしら♥| |兵士2|うわぁ……終わったな、あいつら。| |兵士1|……外に出とくか。| |兵士3|そうだな……。| |エフ|新入りちゃん、&br;アンタなかなかやるじゃな──&br;んぐっ!| |エフ|んんんん、んんんん゛!| |キセル|何言ってるかさーっぱりわからねぇぜ、&br;特別幹部サンよぉ。| |キセル|まあ、言いてェことは見当がつくがな。&br;「裏切ったのか」「グルだったのか」とか、&br;そんなとこだろ?| |キセル|ハッ……俺は最初っから、てめぇらの&br;仲間なんかじゃねぇ。本物の仲間を&br;傷つけるわけもねぇ。そういうことだ。| |アリ・パシャ|ふん、間抜けめ。俺様の芝居に騙されたな。&br;……貴様のことはよーく覚えているぞ。| |エフ|……!&br;んぅ、んーんんんー!?&br;(アンタ、あの時の!?)| |アリ・パシャ|さて、立場が逆転したわけだが……&br;どう料理してやろうか。ククク……。| |アリ・パシャ|爪を剥ぎ、末端からじわじわと肉を削ぎ、&br;なぶり殺しにしてやりたいところだが……&br;あいにく俺様は忙しい。| |ラップ|ええ。彼はここに吊るしておきましょう。&br;どの道爆発で吹き飛びます。| |イエヤス|そういうわけだ。&br;君にはしばらく眠っていてもらおうか。| |エフ|んんん~~~~~!&br;(やめなさいよ~~~~~!)&br;ん゛っ!| |キセル|さーて、最後の仕上げといくぜ!| #endregion //------------------------------ **第9話 業火 [#episode9] #region(ネタバレ注意) |兵士1|……あっ、スモーク中佐!| |スモーク|奴らが吐いたぜ。基地内に&br;他にも仲間が潜り込んでいる、だとよ。| |兵士2|なっ、どうやってセキュリティを……!?&br;急ぎ全室の点検を行います!| |スモーク|いや、その必要はない。奴らがなぜ&br;この基地に来たか──それは&br;ここにしかないものが目当てだからだ。| |兵士1|まさか、新型兵器を……!?| |スモーク|ああ。俺は尋問を続ける。&br;お前ら、ここはいいから、全兵士を&br;大至急で研究室と武器庫に向かわせろ!| |兵士たち|はっ!!| |キセル|……よし、誰もいないな。| |イエヤス|おお……ドライゼからの合図が出ているぞ。&br;脱出の準備は整ったようだ。| |ラップ|では、最終仕上げに入りましょう。| |兵士1|……中佐ー!&br;スモーク中佐!| |兵士1|えっ!? そいつらがなんで……&br;尋問されているはずでは……!?&br;スモーク中佐、一体何を……。| |キセル|そいつはなぁ……。| &attachref(アルバム/イベント/2019/第9話 業火1.jpg,zoom,第9話 業火1,259x200); |キセル|レジスタンスのお仕事さァ!| |兵士1|なっ! なにぃぃぃ!?| |兵士2|爆発!?&br;どういうことだ!! いったい何が!!| |兵士1|き……貴様!&br;スモーク! 裏切り者め……!| |兵士1|ぐあぁっ!| |イエヤス|背中を狙うなど卑怯なことを。| |アリ・パシャ|変装して侵入している男の言うセリフか?| |キセル|あんがとよ!&br;助かったぜ、イエヤスさん。| |兵士たち|に、逃がすか!&br;捕らえろーッ!| |キセル|おうおう。てめえら道を開けな!&br;退勤の時間だぜ!| &attachref(アルバム/イベント/2019/第9話 業火2.jpg,zoom,第9話 業火2,259x200); |兵士たち|うわぁああっ!| |兵士たち|だめだ!&br;逃げろぉ!| |ラップ|やれやれ、騒がしい職場でしたね。&br;おまけに2時間も残業です。| |イエヤス|はっはっは。&br;しかし時にはこういう労働も悪くない。&br;そうであろう、キセル。| |キセル|おうよ! これで忌々しい兵器とも&br;ガスマスクともおさらばだ。&br;いい気分だぜ!| |アリ・パシャ|チッ……&br;契約外のオーダーばかりでうんざりだ。&br;俺はこんな仕事、二度とやらんからな。| |ドライゼ|さあ、車に乗れ!| |キセル|おう、〇〇!&br;大丈夫だぜ。俺たちは全員無傷さァ!| |キセル|よっしゃ!&br;そんじゃあ、基地へ戻ろうぜェ!!| |エフ|ハァ……ハァ……&br;あっぶないところだったわ……。| |ラブ★ワン|ちょっ……! うっそぉん!&br;これ何の騒ぎ!?| |ベルガー|ずっりー!&br;俺にはダメだって言いやがったクセに、&br;新兵器試したのかよ!?| |エフ|違うわよお馬鹿!&br;侵入者にやられたのよ!| |ラブ★ワン|侵入者って、さっき捕まえた奴らのこと?&br;つかエフちん、その手錠どしたの。| |エフ|奴らにかけられたのよ!&br;意識が戻って、怒りに任せて&br;引きちぎってやったわ!| |ベルガー|うお……お前すげぇな、変態野郎……。| |エフ|殴るわよ駄ウサギ!&br;さっさとあいつらを&br;捕まえてきなさい~~~ッ!!!| #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- **第10話 決戦は目前に [#episode10] #region(ネタバレ注意) |キセル|た、ただいまぁ……。| |ケイン|おや、キセルさん!&br;潜入任務、お疲れ様でした。| |カトラリー|聞いたよ。こっちの被害はゼロで、&br;基地と武器を破壊してきたんでしょ。| |キセル|う、うん……!&br;研究室も壊したから、&br;これでしばらくは大丈夫、なはず……。| |キセル|緊張したけど……&br;う、上手くいって良かったよ……。| |マルガリータ|たっだいま~! あ、キセルおかえり!&br;お手紙バッチリ受け取ったよ。| |キセル|えへへ……ちゃんと届いてよかった……。| |ドライゼ|マルガリータ、素早い伝令をありがとう。&br;助かったぞ。| |マルガリータ|えっへへ~、どういたしまして!&br;ねね、キセル。&br;手紙についてた図面ってどこの?| |ドライゼ|……図面?| |マルガリータ|これだよ!&br;今回潜入してた基地とは全然違うし、&br;お城っぽい形なんだけど……。| |キセル|あ、うん……&br;基地で爆弾を仕掛けてるときに&br;見つけたんだ。| |ドライゼ|……待て、この形……&br;まさか、イレーネ城か!?| |ブラウン・ベス|おい、〇〇、恭遠。&br;急に全員を呼び出すなんて、&br;何かあったのか?| |恭遠・グランバード|ああ、世界帝軍の新型兵器破壊作戦のことは&br;皆知っているな?&br;その作戦中に、キセルが重大な情報を得た。| |キセル|おうよ。皆、こいつを見てくれ。&br;世界帝軍の親玉の根城……&br;イレーネ城の見取り図だ。| |キセル|俺が潜入してた基地では、&br;新型兵器の開発をしてたんだが……&br;どうもそれだけじゃなかったようだ。| |キセル|イレーネ城に配備するための&br;新しい迎撃装置も研究してたみてぇだな。| |キセル|この見取り図には、警備兵の位置や数、&br;既存の迎撃装置の在り処が記載されてる。| |キセル|警備強化のために&br;必要な情報だったんだろうが……俺たちが&br;入手するとは思ってもみなかっただろうな。| |恭遠・グランバード|──この情報をもとにすれば、&br;イレーネ城攻略の可能性が&br;かつてなく高まる。| |恭遠・グランバード|絶対的な権力を有する世界帝さえ&br;押さえてしまえば、&br;軍部も簡単には動けない。| |アレクサンドル|ですが……&br;世界帝軍に属している“マスター”が&br;動いた場合が気がかりです。| |アリ・パシャ|ああ。世界帝が排除されたのをこれ幸いと、&br;敵のマスターが軍を掌握して、&br;新たな世界帝になるかもしれんぞ。| |恭遠・グランバード|その件なんだが……諜報員からの&br;情報によると、世界帝こそが&br;敵のマスターである可能性が非常に高い。| |全員|……っ!!!| |恭遠・グランバード|世界帝が表舞台にほとんど&br;姿を表さない理由について探る中で、&br;彼が臥せっていることが判明した。| |恭遠・グランバード|状況の詳細は不明だが……手や腕に&br;重度の負傷があり、それが一向に治らない&br;という噂が流れているそうだ。| |ホール|治らない傷って──〇〇の&br;薔薇の傷も、そうだったよね。| |キセル|……現代銃の貴銃士たちも、奴らの&br;マスターについて話してたぜ。傷がどんどん&br;悪化して絶不調だとかなんとか。| |恭遠・グランバード|そうか……『世界帝=マスター』の情報は&br;ほぼ確実だな。| |ケンタッキー|──……っつーことは、&br;イレーネ城に侵入して世界帝を倒せば……?| |ブラウン・ベス|俺たちは、この戦いに&br;終止符を打てる、のか……?| #endregion &aname(top){上へ戻る}; //--------------------------------------------------- データ参照プラグイン 入力支援ツールを表示 ▼参照先ページ選択:データを表示 元データの書式(インラインプラグイン)を継承する