イベント/DOUBLE FACE ―或る男の裏切り―/エピソード のバックアップ(No.4)


第1話 新たな幹部補佐官 Edit

+  ネタバレ注意
兵士1中佐、大変申し訳ありません……。
明朝までに
代わりの車両を手配してまいります。
世界帝軍・上官当然だ。まったく……
今度は予備のタイヤも多めに積んでおけ。
この辺りは随分と道が悪いようだからな。
兵士2はっ、はしこまりました。本日は急ぎ
この先の宿を取っておりますので、
そこまで案内させていただきます。
世界帝軍・上官必要ない。早く行け!
兵士1・2はっ!
世界帝軍・上官宿は……角のあれか。
フン……まともなサービスは
期待できそうにないな。
キセル──安心しな。アンタは別の所で
しばらく眠ることになるんだからよ。
世界帝軍・上官なっ……何だ貴様は……!
キセルハッ、答える義理はないねェ。
世界帝軍・上官ぐっ……ぅ……!
???コードネームは“スモーク”か。
……これで俺も、
世界帝軍の仲間入りってわけだな。

 

兵士1今日からだったっけか?
新しい幹部補佐官が来るのって。
兵士2ああ。名前は……なんて言ったかな。
確か、モ……?
いや、フ……?
兵士3“スモーク”だろ。技術面にも理解がある
優秀な中佐だって聞いたぜ。
兵士1ふぅん、スモーク中佐か。
……特別幹部と同じで、
コードネームっぽい感じだな。
兵士3しっ! 来たみたいだぞ。
スモーク……ん? 出迎えか。
いい心がけじゃねぇか。今日から着任する
幹部補佐官のスモークだ。話は聞いてるな?
兵士たちはっ!
スモークてめえらは荷物を運べ。
1人は基地の案内を頼むぜ。
兵士1・3了解しました!
兵士2では、自分が案内をさせていただきます。
ええと、まずは……。
スモーク基地の大まかな構造は資料で見ておいた。
詳しく案内してもらいてぇのは、
研究室と工場部分だな。
スモークこの基地は、
新兵器製造のために作られたんだろ?
スモークだが、重要機密に当たるからって、
そのあたりの施設について
ほとんど資料が渡されてねぇんだ。
兵士2かしこまりました。ご案内します。
……こちらへどうぞ。

 

兵士2こちらが研究室です。現在は、
大量生産が容易な、小型で威力の大きい
新型通常兵器の試作を進めています。
スモークほう……通常兵器を優先してるのか。
兵士2はい。
ミルラミサイルの製造よりも費用を抑え、
量産もしやすくなっております。
兵士2ミルラと同様、局所的に高威力の攻撃が
可能です。帝府へ反抗的な輩へ使うのに
もってこいですよ。
スモーク……へぇ。そいつは随分と
頼もしい兵器になるんだろうな。
兵士2ええ。開発チームによると、完成は
目前だそうです。地上階にある工場で、
随時試作品を製造しています。
兵士2完成したあかつきには、
褒賞も出るかもしれませんね。
中佐はいい時期にいらっしゃいましたよ。
スモークははっ……まったくその通りだな。
兵士2スモーク中佐、
次は工場の方へご案内しますね。
少尉──おい、
浄水業者のリストアップは済んだか?
兵士4はい、こちらです。週明けに
取り急ぎ2社が来訪予定となっております。
スモークん……? 浄水業者?
兵士2ああ……新たに掘った井戸の件ですね。
飲用にも使えるようにするには、
特殊な浄水装置が必要なんだそうです。
スモークほう……なるほどな……。

第2話 契約を勝ち取れ! Edit

+  ネタバレ注意

第2話 契約を勝ち取れ!
 

イエヤス──ここが例の基地か。
我が社の浄水しすてまを売り込む絶好の機会
……なんとしても契約を取り付けるぞ!
アリ・パシャ“しすてま”ではなく“システム”だ。
そんなことよりも、なぜ俺様が
鞄持ちなどせねばならんのだ!
イエヤスいいではないか。
君は新人営業マンという設定なのだから、
それらしくあらねばな。
アリ・パシャチッ……覚えていろよ……!
ラップ──先程の言葉、聞き捨てなりませんね。
成約するのは我が社です。
あなた方には譲りませんよ。
イエヤス君は……
クリスタル・ヴァッサー社のエリート、
ラルフ・ホフマンか。
イエヤス我が社のエースだった君が、
競合会社に引き抜かれ、
こうして対立することになるとはな……。
ラップ商売の世界ではよくある話かと。
……お手柔らかに頼みますよ、“部長”。
アリ・パシャ…………。
アリ・パシャくだらん茶番はもういいだろう!
さっさとこの爆薬を届けて帰るぞ。
イエヤスいや、さっさと出ていってはまずかろう。
相応に時を稼がなければなるまい。
イエヤス俺達が基地のお偉方を相手に
売り込みをしている間……
キセルが爆薬を設置するのだからな。
ラップええ、ですから、役になりきり
真剣に売り込みバトルを繰り広げなくては。
……スーツ、お似合いですよ。
アリ・パシャくっ……
何故この俺様がこんなふざけた作戦に……!

 

──5日前
恭遠・グランバード世界帝軍が新たな兵器の開発を
進めているという情報が入った。
完成間近という噂もあるようだ。
恭遠・グランバード兵器についての詳細は不明だが、完成して
しまえば、我々レジスタンスにとって
非常に不味い事態になる。
恭遠・グランバードそこで、新兵器及びその製造技術の
抹消作戦を決行する。基地には既に、軍部の
人間になりすましたキセルが潜入済みだ。
アリ・パシャそれは結構だが、あとはどうするんだ。
内部構造を把握した上で
奇襲でも仕掛けるか?
恭遠・グランバードいや、こちらの被害を最小限に抑えるため、
大掛かりな襲撃はしない方針だ。
ラップふむ……となると、
妥当なのは爆破でしょうか。
ラップ内部にも爆薬はあるでしょうから、
小規模な爆破から
大爆発を引き起こすことも可能かと。
恭遠・グランバードああ。君たち3人にはそのための
遠隔起爆装置付き爆弾を
基地へ運び込む役割を頼みたい。
アリ・パシャ……待て、俺様もか?
配達業者という風貌ではあるまい。
恭遠・グランバードいや、君たちに頼みたいのは
配達業者ではない。
浄水器の営業マンだ。
アリ・パシャはぁ……!?
恭遠・グランバードやり手の若手ビジネスマンに見えそうな
顔ぶれということで、
〇〇たちと考えたんだが……。
アリ・パシャはっ、冗談はそこまでに──
イエヤスなあ、アリ・パシャ。耳を貸してくれ。
アリ・パシャむ……?
いきなり何だ!
イエヤスまあまあ。時には君風の流儀で行くのも
手かと思ってな。
実は俺は、君が──で、──を──……
アリ・パシャなっ……、貴様がなぜそれを知って……!?
イエヤスはっはっは。さて……どうだ?
レジスタンスのための重要な作戦、
君も手を貸してくれるだろうか。
アリ・パシャチッ……!
イエヤス応、だそうだぞ。
〇〇、恭遠。
恭遠・グランバード……?
た、助かるよ。それじゃあ、
作戦について細かく詰めていこう。

 

ラップそろそろ時間ですね。
“本物”を捕らえに行きますか。基地では
リハーサルした通りにお願いしますよ。
イエヤスうむ。俺は上司で、
アリ・パシャは新人の部下だったな。
……期待しているぞ、アリ・パシャ。
アリ・パシャイエヤス……よもや貴様も
情報線を得手としているとはな……。
イエヤスなに。
他の情報を追う中で偶然知り得ただけさ。
ラップ……さあ、行きましょうか。

第3話 侵食する傷 Edit

+  ネタバレ注意
ベルガーアリンコが17匹~アリンコが18匹~、
アリン……
うおっ、一気に出てくんなっての!
ベルガーはぁ~あ、連続プチプチ記録
途切れちまったじゃねぇかよ~。
つまんねぇの。
ラブ★ワン……あれ?
ベルぴょーん。こんなとこで何してんの?
ベルガーそれがよ~!
虫を喰うおもしれぇ草があったから
あの人んとこ持ってったらよぉ。
ベルガーモーゼルの野郎が
「雑菌まみれのものを持ってくるな!」とか
怒鳴って、追い返しやがって……。
ベルガーあいつマジうぜぇ~!
ヒマだから、ここで蟻潰して遊んでんの。
ラブ★ワンあらら……モーたんピリピリしてるねぇ。
マスターの傷、かなり悪化してるみたいだし
無理もないか。
ベルガーあー、そういやちらっと見えたとき、
あの人肩のあたり押さえて呻いてたぜ。
ラブ★ワンおいらたちを呼び覚ました時は、
まだ腕におさまってたと思うんだけど……
だいぶ進行してるねぇ。
ベルガーニンゲンは修理できないから不便だよなー。
それよかさぁ、なんか面白いことねぇ?
暇すぎて死にソ!
ラブ★ワンんー……、あ、そうだ!
どっかの基地で新しい激アツな兵器作ってる
って話があったよん★
ベルガーお、いーじゃん!
試し撃ちでもして遊ぼうぜ。
あひゃひゃひゃ!

 

エフ……あら、アンタたちも来たのね。
ベルガーうげ! お前もいたのかよ。
……つか、そいつダレ? 新入り?
エフ異動してきた新しい幹部補佐官。
コードネームはスモークですって。
このコ、あんまり可愛げがないのよねぇ。
スモーク…………。
ラブ★ワンおっと、クール系なカンジ?
エフちんの好みは、おっちょこちょいで
イジメ甲斐のある子だもんねー。
ベルガーぷぷっ。
調教されないように
せいぜい気をつけろよ~。
エフ……で、マスターの調子はどうなの?
ラブ★ワン一言で言うと、絶不調。
なーんでどんどん傷が悪化してんだろうね?
ラブ★ワンファルるんが言うには、この間見たとき
向こうのマスターはピンピンしてたって。
ラブ★ワンそれどころか、
前に見た時より傷が治ってたらしいよ?
何が違うんだろ。
エフアタシもその話は聞いたわ。でも──
……あ。
スモーク、アンタはもう戻っていいわよ。
スモークはい。
エフ……アタシたちを貴銃士にした力の源って、
あの傷でしょ?
エフファルちゃんが言ってたの。
傷が治ったら、
貴銃士も消えちゃうんじゃないかって……。
エフマスターのことは心配だけど、
きっとあの傷は治らない方がいいのよ。
ラブ★ワンフゥ~★ ってことは、ドブネズミちゃん、
おいらたちが退治する前に
自滅するかもジャ~ン!?
スモーク……っ!

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第4話 3人の営業マン Edit

+  ネタバレ注意
イエヤス13時からの商談で参りました、
ピュア・ウォーター社の
スルガ・ウィリアムズです。
アリ・パシャ同じく、アリー・パターソンです。
ラップ私はクリスタル・ヴァッサー社の
ラルフ・ホフマンです。
門兵ああ、例の浄水器業者だな。
話は聞いている。
まずは来訪者名簿に名前を。
ベルガーん? そいつら何だ?
アリ・パシャ……っ!
イエヤスこちらの基地で
高性能な浄水装置が必要とのことで、
弊社製品のご案内に参りました。
イエヤス不純物を取り除き、
必要なミネラルはしっかり残し、
美容と健康に良い水を──。
エフ美容に良い、ですって……?
それは素敵ね!
アタシからも口添えしといてあげるわ♥
ラブ★ワンフゥ~!
エフちんってば美意識高~い!
兵士1よし、名前は書いたな。
セキュリティチェックへ進め。
イエヤス……はい。
アリ・パシャ(おい、“あいつ”がいないではないか!
あいつがセキュリティチェックを
パスさせる段取りだろう!)
ラップ(ええ……
何か、トラブルでもあったのでしょうか)
イエヤス(さて、どうするか……
鞄の中身が露見するとまずいことになるぞ)
兵士1おい、どうした? 早く進め。
全員…………。
スモークお、ここが噂のセキュリティチェックだな。
最新の探知機を使ってるんだろ?
見学するぜ。
兵士1スモーク中佐!
ええ、最近導入したばかりのものでして──
あれ? 探知機がないな……。
兵士1さっきまではここに……
いえ、急ぎ予備の機材を取ってまいります!
スモーク……鞄をこっちに。
イエヤスやれやれ、
序盤から危ういところであったなぁ。
ラップ小型爆弾6個と
遠隔起爆装置が入っています。
スモーク……ああ。
アリ・パシャ……あいつ、
何やら様子がおかしくはなかったか。
イエヤスうむ……もう5日も敵の基地にいるのだ。
気が張っているのかもしれんな。
兵士1大変おまたせし──
あれ、スモーク中佐は……?
ラップ特別幹部の方に呼ばれたそうで、
慌てて行かれましたよ。
兵士1あー……そういうことか。
セキュリティチェックをする。
鞄を開けて台の上に並べるように。
全員…………。
兵士1──よし、問題ないな。
真っすぐ進んで、右手の第3会議室へ進め。
イエヤスあいわか……かしこまりました。

第5話 連携プレー Edit

+  ネタバレ注意
少尉えー、それでは
クリスタル・ヴァッサー社の方から
始めてください。
ラップ承知いたしました。

 
第5話 連携プレー
 

ラップこの度は我が社へお声がけいただき、
誠にありがとうございます。
ラップ我が社が誇る浄水器は、どこよりも高性能な
ろ過フィルターを搭載し、
不純物を超微粒子まで除去できるのです!
ラップご覧ください。この泥水、
この通り濁っており
飲めるものではありませんが……。
ラップ我が社の浄水器を使えば……この通り!
兵士たちおお~!
綺麗で美味そうな水になったぞ……!
ラップええ。泥水すらもたちまち、
清浄な飲料水に変わるのです!
兵士たちこれはすごいな……!
ラップありがとうございます。フィルター掃除や
交換などの面倒なメンテナンスも、
我々にお任せください。
~略~
イエヤス──さらに今なら、
オプションのオゾン処理装置まで加えて
お値段はそのまま!
少尉ほうほう……!
ラップくっ……では、こちらは高品質の
粒状活性炭フィルターを付けましょう……!
少尉ふむふむ……
どちらも実に興味深い……!
アリ・パシャ……くだらん。さっさと決めてしまえ。
どうせ大差はあるまい。
少尉む……?
何か言ったかね、君。
イエヤスおっと、これは失礼。
アリーくんの独り言は
気にしないでいただければと。
ラップええ。どうぞじっくりご検討ください。
よろしければ、
水の飲み比べはいかがでしょう。
少尉そうだな、試してみるとしよう。

 

スモーク研究室、武器庫。
残りは試作品に取り付けて──。
スモーク……ん?
これは……どっかの城の見取り図か?
ずいぶんと警備が堅いが……。
スモーク……!
まさか……!

 

マルガリータ……あ、来た来た!
お疲れ様、トレーガー。
はい、おやつにカボチャの種だよ。
マルガリータんで、手紙は──っと。
よかった、ちゃんと付いてる!
さっすがドライゼさんが訓練した鳩だね!
マルガリータ外すから、そのままじっとしててね。
……よし、と!
マルガリータそれじゃ、急いで皆のところに行こう!

第6話 森の中で Edit

+  ネタバレ注意

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第7話 迫る危機 Edit

+  ネタバレ注意

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第8話 地下に響く苦悶の声 Edit

+  ネタバレ注意

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第9話 業火 Edit

+  ネタバレ注意

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第10話 決戦は目前に Edit

+  ネタバレ注意

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