&aname(top); &attachref(./14ali-pasha.png,nolink, ,100x249);
CV：小野友樹
&size(18){''どいつもこいつも、跪け！ 俺様こそが、唯一絶対の支配者だ！''};
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#contents
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*プロフィール [#prof]
|~所属グループ|オスマン|
|~身長|180cm|
|~体重|64kg|
|~趣味|政治経済、ダガーのコレクション|
|~好きなもの|金、権力|
|~攻撃回数|1|
|~キャラクターソング|反逆の華〜Black Rebellion〜|
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*カード [#card]
|~カード名|~レア度|~属性|
|[[孤高の貴銃士−I>カード/アリ・パシャ/★3 孤高の貴銃士−I]]|★★★|&color(blue){青};|
|[[孤高の貴銃士−II>カード/アリ・パシャ/★3 孤高の貴銃士−II]]|★★★|&color(red){赤};|
|[[万物を掌握する者>カード/アリ・パシャ/★4 万物を掌握する者]]|★★★★|&color(red){赤};|
|[[虎視眈々>カード/アリ・パシャ/★4 虎視眈々]]|★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[不屈の眼光>カード/アリ・パシャ/★4 不屈の眼光]]|★★★★|&color(blue){青};|
|[[厄を払う刃>カード/アリ・パシャ/★4 厄を払う刃]]|★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[砕氷の拳>カード/アリ・パシャ/★4 砕氷の拳]]|★★★★|&color(blue){青};|
|[[気苦労フレッシュマン>カード/アリ・パシャ/★4 気苦労フレッシュマン]]|★★★★|&color(red){赤};|
|[[真の支配者>カード/アリ・パシャ/★5 真の支配者]]|★★★★★|&color(blue){青};|
|[[帽子屋の狂宴>カード/アリ・パシャ/★5 帽子屋の狂宴]]|★★★★★|&color(blue){青};|
|[[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]|★★★★★|&color(blue){青};|
|[[砂の海を征く>カード/アリ・パシャ/★5 砂の海を征く]]|★★★★★|&color(red){赤};|
//&color(red){赤}; &color(blue){青}; &color(darkorange){黄};
&aname(top){上へ戻る};
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*自己紹介 [#introduction]
黙ってよく聞け。皇帝をも恐れぬ振る舞いから、ヤニナのライオンと恐れられた……
それが、アリ・パシャという男だ。
俺様が貴銃士アリ・パシャとしてお前の前に現れたのは、この世の支配者となるため。
世界帝から世界を奪い取るためだ。
お前たちが唱える平和だの自由だのそんなものには興味はない。
俺様を豊かにするのは金と権力のみ。
俺様を動かすことができるのは、俺様だけだ。
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*銃 [#gun]
全長約170cmと非常に長く、
曲線でデフォルメされた花や植物の美しい幾何学模様が銀で象嵌されている。
アリ・パシャはオスマン帝国の領主のひとりで、バルカン半島南西部を治めた人物。
権謀術数をめぐらせ支配権を拡大し、
フランスのナポレオンやイギリスと巧みに手を結みながらその勢力を維持し続けた。
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*絶対高貴 [#noble]
|~開放できる貴銃士ランク|1|
|~開放に必要なエピソード|第1話：世界をこの手に|
&aname(top){上へ戻る};
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*セリフ [#talk]
**日常 [#talk_daily]
|~初対面の挨拶|
|ヤニナのライオン、アリ・パシャに仕えた銃&br;……それこそが俺様だ。お前がマスターか？&br;俺様のために、せいぜい働くがいい。|
|>|~マイページ会話|
|~1|お前らの手ぬるいやり方を見ていると&br;ため息が出そうになる……&br;俺様は、貴様らほど甘くはないぞ。|
|~2|マフムトの体質は、利用価値がある。&br;だが……あいつと喋っていると&br;あまりの能天気さに虫唾が走るっ……！|
|~3|俺様はいずれ、世界を手にする。&br;俺様の元で甘い蜜を吸いたいなら&br;今のうちに、媚びを売っておくことだな。|
|~ひとこと|
|どいつもこいつも、跪け！&br;俺様こそが、唯一絶対の支配者だ！|
|~レベルアップ|
|レジスタンスをも支配せんとする俺様に&br;みすみす力を与えるとはなぁ……&br;くっくっく、後悔するなよ？|
|~勲章授与のお礼|
|俺様の力を見抜いた慧眼だけは評価しよう。&br;だが……こんなお飾りの栄誉で&br;俺様が満足するとでも?|
|~基地でのお誘い|
|おい、お前。&br;のんきな面を晒している暇があるなら&br;俺様に付き合え。|
|>|~衛生室|
|~回復依頼|……なんの用だ。&br;俺様が、本調子ではないうちに&br;とどめを刺しておこうという腹か？|
|~回復お礼|ふん、俺様を始末する&br;最高のチャンスをふいにするとは……&br;頭に『バカ』が付くほどのお人好しだな。|
|~全快お礼|マスター……お前の持つ癒しの力、&br;俺様が有効に使ってやろう！|
|>|~基地あいさつ|
|~1|……なんだ？|
|~2|気安く呼び止めるな。&br;俺様は、他の貴銃士どもほど暇ではない。|
|>|~基地あいさつ(親愛Lv高)|
|~1|そんなに大きな声を出さずとも&br;ちゃんと聞こえている。|
|~2|いいだろう……特別に、3分やる。&br;さあ、話せ。|
&aname(top){上へ戻る};
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**バトル [#talk_battle]
|~戦闘開始|高貴に戦え！ Be noble！|
|~とどめを刺す|俺様の力、見せてやろう。|
|>|~バトル：回復お礼|
|~1|……礼は言わんぞ。&br;利害が一致しただけだ。|
|~2([[虎視眈々>カード/アリ・パシャ/★4 虎視眈々]])|ふん……俺様が世界を手にしたあかつきには&br;お前にも、多少の褒美をくれてやろう。|
|~バトル：回復お願い|世界帝が憎いか？&br;ならば俺に力を貸せ。|
|~絶対高貴発動|この世を…全てを我が手に！|
|~心銃発動|俺様こそが&br;真の支配者だ！|
|~仲間を庇う|面倒をかけさせるな。|
|~バトル：勝利|ふん、&br;戦利品も上々……。|
|~バトル：敗北|……この俺様が&br;敗北などありえん！|
|~戦闘不能|……俺様が&br;膝を折るとは、な。|
&aname(top){上へ戻る};
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**勲章 [#talk_medal]
|~甘い言葉([[虎視眈々>カード/アリ・パシャ/★4 虎視眈々]])|お前にも、宝石ひとつ分程度の価値はある。&br;これからも、利用させてもらうとしよう。|
|~優しい言葉([[真の支配者>カード/アリ・パシャ/★5 真の支配者]])|望むなら、いつでも部下にしてやろう。&br;少々興醒めだが、俺様には好都合だ。|
**期間限定 [#limited_time]
|~ハロウィン 1|トリック・オア・トリート、か。&br;ふん……この騒ぎを利用しない手はないな。|
|~ハロウィン 2|エセンに仮装をさせた。今のあいつなら&br;どこにでも潜り込めるだろう……くくっ。|
|~ハロウィン(基地)|俺様に悪戯とは、いい度胸だ。|
|~クリスマス 1||
|~クリスマス 2||
|~クリスマス(基地)||
&aname(top){上へ戻る};
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*エピソード [#episode]
**親愛 [#episode_affection]
***第1話：世界をこの手に(親愛レベル1) [#g8f1814d]
#region(ネタバレ注意)
お前がマスターか。&br;
俺様はアリ・パシャ。フン……&br;よくぞ、俺様を貴銃士にしてくれたな。&br;
まったく、俺様は運がいい……!&br;この世界を、己が手に掴めるのだから。&br;
今、この世界は世界帝とやらが&br;支配した気になっているようだが……。&br;
フッ……！ 笑止なことよ。&br;
世界の頂点の座は、俺様にこそふさわしい。&br;
くっくっく、全てを手に入れたと&br;錯覚している世界帝……。&br;
俺様にそれを奪われ、絶望に震える顔を&br;見られるかと思うと胸が躍るな。&br;
貴様らレジスタンスも、&br;世界帝を倒そうとしているらしいが……。&br;
随分と眠たい戦果しか&br;あげていないようじゃないか？&br;
フッ、所詮は無能の集まりか。&br;
だが、貴様ら無能も、&br;使いようによっては役に立つ。&br;
１頭のライオンに率いられた1000匹の&br;羊の群れは、１匹の羊が率いる1000頭の&br;ライオンに打ち勝つという。&br;
わかるか？ 俺様という有能な指導者が&br;貴様ら無能を使ってやれば、&br;結果はついてくるということだ。&br;
心配するな、世界帝を倒すという目的は&br;俺様も貴様らも同じだ。&br;
……そのあとのことは保証しないがな。&br;くっくっく。
#endregion
***第2話：手段は選ばない(親愛レベル3) [#x98e88d8]
#region(ネタバレ注意)
よく来たな、マスター。&br;
ふふん、隠さずとも良い。&br;
俺様から宝石をもらえると聞いて&br;やって来たんだろう？&br;
なんだ、違うのか。まったく……&br;あれほど他の奴らにも教えてやれと&br;言ったのに使えん奴だ。&br;
それとも、これを独り占めしたい&br;業突く張りか……まあいい。&br;
ときに……レジスタンスの基地とは&br;随分とみすぼらしいな。家具はボロボロ。&br;食事は質素なものだ。&br;
薄いスープと硬いパンでは&br;隊員の士気も上がらぬだろう。&br;だから俺様が施しをくれてやったのだ。&br;
最初は断った奴でも、いつまでも&br;硬いパンと野菜くずが浮くだけのスープで&br;いいのかと言ったら……。&br;
宝石を受け取った奴もいたぞ。&br;
わかっただろう？&br;この世にお金で買えないものなどないのだ。&br;
なんだ……宝石の出所が気になるのか。&br;
マフムトだ。お前もマスターなら&br;知っているだろう。あのエセ聖人のことを。&br;
あいつの服からは、&br;宝石などいくらでも出てくるぞ。&br;
だが、マフムトは&br;最も有効な金の使い方を知らん。&br;
まったく、祈るしか能のないふざけた男だ。&br;平和だの信頼だの……バカバカしい！&br;
俺と奴の差……それは、昔仕えていた&br;人間の位だ。皇帝と領主という&br;かけ離れたものだったが……。&br;
貴銃士となった今や、昔のことなど一切&br;関係ない。俺様と奴の地位は、平等なのだ！&br;
そう思っていたのに……なぜ！&br;俺様は……。&br;
初めて奴を見たとき、&br;とっさに頭を下げてしまったのか……！&br;
いや……俺様は認めん！&br;
あんな間の抜けた男、&br;話題に出すだけで興が削がれるわ！&br;
……まあ、いい。いずれは奴をも傅かせる。&br;
この世の全てを支配するのは……&br;この俺様だ！
#endregion
***第3話：この歩みは止まらない(親愛レベル5) [#pf4bf652]
#region(ネタバレ注意)
……声を出すな。&br;
指１本でも動かせば、首をへし折る。&br;
お前の命は俺様の気分次第よ。&br;
……お前の集めた貴銃士どもは&br;馬鹿の集まりか？&br;
俺様のくれてやる宝石に&br;心を動かそうとする奴がいない。&br;
プライドなど、&br;なんの足しにもならんというのに……。&br;
損得を考えられない無能は始末に負えんな。&br;
頭の固い無能どもを買収しようなど、&br;俺様が甘かった。それは認める。&br;
だが、おかげで思い出すことができたよ。&br;支配とは力だ。&br;
お前を人質に取り、レジスタンスの&br;実権をいただくことにしたのだ。&br;
お前は貴銃士のマスターであり、&br;レジスタンスの要……。&br;
お前を人質として脅せば、&br;リーダーであるあの恭遠とかいう男も、&br;俺に従うしかあるまい！&br;
……なんだと？ あの男は脅しには屈しない&br;自信でもあるのか。&br;
レジスタンスの信頼と絆……とやらが、&br;この窮地をも救うというのか？&br;
…………。&br;
は！ 何が信頼だ！ 絆だ！&br;もう１度言ってみろ。首をへし折るぞ！&br;
俺様の前で、その胸糞の悪い言葉は&br;２度と並べるな！ わかったな？&br;
ふん……レジスタンスのリーダーには&br;ここに来るよう伝えてある。&br;
お前が言う、絆の力、&br;確かめさせてもらうとしよう。
#endregion
***第4話：選び取った覇道(親愛レベル8) [#veead1c7]
#region(ネタバレ注意)
……お前か。&br;
……ふん、俺様の働きはどうだ。&br;
目覚しい活躍ぶりに驚いたか？&br;
貴様ごときに褒められるなど片腹痛いが&br;……まあ、いい。&br;
この程度、当然のこと。俺様は強い。&br;寝ていてもこなすわ。&br;
それだけの実力がなければ、&br;世界を手中に治めるなど、大言はしない。&br;
そして、この実力を見せつければ、&br;レジスタンスの連中も&br;俺様を認めるというものだ。&br;
そうだ、今の目的はレジスタンスの頂点。&br;
ピラミッドの下から上下をひっくり返す&br;よりも、上の層から頂点へ乗り移る方が&br;早いからな。&br;
信頼だ、絆だと抜かすここの連中には&br;虫唾が走るが……。&br;
貴銃士の戦闘能力だけは&br;認めやらんこともない。&br;
特にエセンだ。&br;
奴の能力は戦闘に限らず高い。&br;何より命令遂行能力が他とは違う。&br;
あいつは自分の高い能力を自覚している。&br;だからこそ、自分より強い力を&br;感じ取ることができるのだ。&br;
わかっただろう。&br;純粋な力こそ、人を従える源なのだ。&br;
俺様の力に忠誠を誓う部下は増えつつある。&br;
貴銃士と距離が近い者の中にもな。&br;
そいつらが、貴銃士のどんな情報を&br;掴んでくるか……楽しみだ。
#endregion
***第5話：計略(親愛レベル11) [#u11d30f9]
#region(ネタバレ注意)
ふむ……。&br;
……ブラウン・ベスは&br;アメリカに関するものに拒否反応を示す。&br;
エカチェリーナは、服が地味だと&br;弱くなる……？ なんだそれは。はっ。&br;
なんだ、〇〇。&br;俺様は部下からの報告書を見ているのだ。&br;
ここにはな、基地にいる貴銃士の&br;ウィークポイントが記されている。&br;
さすが俺様の部下、といったところか。&br;あらゆる貴銃士について&br;よくもここまで調べたものだ。&br;
この情報を使って弱みに付け込み、&br;俺様の配下にするのは簡単だが……。&br;
俺様はそんな効率の悪いことはしない。&br;
確かにこの報告書の内容は、&br;いい脅迫の材料にもなるだろう。&br;
だが、脅迫で得た手駒は&br;反抗心を持ったままだ。&br;
それに、脅迫に屈するような連中ではない&br;ことは、お前を人質に取ったときに&br;よくわかった。&br;
この報告書の使い道そんなに気になるか？&br;
それはな……この弱点を使って、&br;貴銃士どもの戦意を削ぐのさ。&br;
別に世界帝軍を有利にしてやろう&br;などというつもりはない。&br;
俺様の今の目標は、&br;レジスタンスで確固たる信頼を得ることだ。&br;
弱った貴銃士たちの代わりに、&br;俺様が颯爽と敵を討つ。&br;そうなれば……言わなくてもわかるな？&br;
次の作戦で、俺は基地の者たちから&br;一挙に信頼と尊敬を集めるぞ。&br;
くっくっく……見ていろ、&br;レジスタンスはもうすぐ俺様のものになる。&br;
その時は、この組織の絆の力とやら……&br;存分に使わせてもらうとしよう。
#endregion
***第6話：不覚(親愛レベル14) [#l002c4ab]
#region(ネタバレ注意)
くっ、まさかこの俺様が負傷するとは……。&br;
触るなッ！ 大した傷じゃない。&br;
報告書の情報通り、貴銃士たちの力を&br;削ぐことには成功していた。&br;
奴らのウィークポイントを突くことで、&br;集中力を下げ、心銃を弱らせてやったのだ。&br;
あとは、俺様が活躍すればそれで終わり&br;……のはずだったんだが。&br;
なぜ……&br;俺様はマフムトなどを庇ったりしたんだ。&br;
戦いは嫌いだなどほざく奴が&br;戦場に足を踏み入れるとは、&br;死にたいと言っているようなもの。&br;
そのまま死なせてやったら&br;よかったものを……。&br;
奴に銃口が向けられたとき……&br;なぜか、身体が動いて……クソッ！&br;
俺様が怪我をしたことでこれで終いかと&br;思ったら、マフムトが絶対高貴になり……&br;敵を倒してしまった。&br;
……戦功は全て、奴の独り占めだ。&br;
まさか、あいつにあんな力があるとは……！&br;
俺様が人を見誤るなど、&br;過去には１度たりともなかったことだ！&br;
ああ、忌々しいマフムトめ……。&br;
しかし……。&br;
なぜ、俺は奴を庇ったりしたのだ。&br;
資金力を失わないため……それだ。&br;
そう、それだけだ……！
#endregion
***第7話：より強い力(親愛レベル17) [#e0adce36]
#region(ネタバレ注意)
…………。&br;
……なんだ、〇〇か。&br;なんの用だ。&br;
ちょうどいい。退屈をしていた。&br;茶を用意させよう。&br;
おい、エセン……。&br;
…………。&br;
……そうだ、エセンはいないのだった。&br;
俺様としたことが……。&br;
エセンの奴が気になるか。&br;
あいつはマフムトのところだ。&br;
先日の戦いで、マフムトが&br;劣勢をひっくり返す力を見せただろう。&br;
ふっ、エセンの目には、俺様より&br;マフムトの力の方が強いと見えたらしい。&br;
力だけでつながる関係なんてもろい……&br;とでも思うか？&br;
はっ、お前の常識と俺様の常識は違うのだ。&br;理解などされなくて結構。&br;
何度も言ったろう、お前たちの言う、&br;絆だの信頼だのには虫唾が走るとな！&br;
エセンが俺様の力を見限ったというので&br;あれば、より強い力をあいつに見せてやれば&br;いいだけだ。&br;
マフムトなど問題にもならん、&br;圧倒的な力を見せてやる。&br;
次の戦いを楽しみにしておくことだな！
#endregion
***第8話：頂点の器(親愛レベル21) [#i5d5d505]
#region(ネタバレ注意)
……俺様の怪我がそんなに心配か？&br;
この程度なんということはない。&br;少し休めば治る。&br;
……今日はエセンに、マフムトをはるかに&br;凌ぐ俺様の真の力を見せつけてやる&br;つもりだったのだ。&br;
なに、難しいことじゃない。&br;いつも通りにするだけだ。&br;
だが……今日のところは認めよう。&br;功を焦るあまり、深追いしすぎたと。&br;
倒したと思った敵兵に根性のある奴が&br;いてな、瀕死ながらも俺様に銃口を向け&br;引き金を引いたのだ。&br;
どうしたわけか、エセンが飛び込んできた。&br;いつも億劫そうに控えているあやつがな。&br;
エセンの功績で、この程度の怪我で&br;済んだのだ。まったく不甲斐ない。&br;
……なんだ？&br;悔しそうに見えない、とでも？&br;
ふ……エセンがあまりにも笑えることを&br;言うものでな……。&br;
奴が言うにはな、助けに入るのに&br;主従関係は起因しなかったと。&br;
ただ、俺様が危なかったから&br;踏み出してしまったのだと&br;……そう言っていた。&br;
生ぬるいことを言う……。&br;
いつの間にあいつは、そんな甘っちょろい&br;考えを持つようになったのだろうな。&br;
ああ、俺様の治療は後でいい。&br;先にエセンの怪我を見てやってくれ。&br;
こんなことで貸しを作ったと思われては&br;困るからな。&br;
……あいつもいつの間にか、&br;レジスタンスにはびこる風に染まったか。&br;
絆？ 信頼？ まったく気に食わない。&br;
……それもお前のせいなのかもしれないな。
#endregion
***第9話：砂漠の民(親愛レベル25) [#j71bbfee]
#region(ネタバレ注意)
……俺様がここにいるのがそんなに&br;珍しいか、〇〇。&br;
今一度、自分の置かれている場所を&br;確認したかっただけだ。&br;
粗末な建物、コンクリートの床、&br;埃っぽい空気、薄暗い明かり……。&br;
満足に飲める酒もないのに、夜毎&br;わけもなく集まり、熱く語らう者ども……。&br;
ここは俺様が生まれた育った砂漠とは&br;違いすぎる。&br;
砂漠では力こそが全てだ。&br;
弱い者は死ぬ。&br;わかりやすく、シンプルな世界だ。&br;
だがここでは、弱い連中が集まり、&br;絆だ信頼だなどとほざいて助け合っている。&br;
そんなもの、俺様の性に合わん。&br;
そして、そんな組織を乗っ取るには&br;手間がかかりすぎる。&br;
俺様は、俺様の行く道を見つけた。&br;
俺様は……いずれここを出て行く。&br;
十分な金と手勢が確保でき次第、&br;独自に軍を作るつもりだ。&br;
なんだ、不思議なことではないだろう。&br;俺様はここの連中は好かん。&br;
それとも俺様がいないと心細いか？ ん？&br;
……は！&br;
……準備を整えるには、まだ時間がかかる。&br;
それまではお前が必要だ。&br;お前の、治癒の力がな。&br;
使い道がある限りはそばに置いてやる。&br;せいぜい利用させてもらおう。
#endregion
***第10話：覇道の行方(親愛レベル30) [#mfe8f98e]
#region(ネタバレ注意)
またお前は馬鹿なことをしたのだな、&br;〇〇。&br;
学習しない奴だ。&br;
お前が治療したあの男……、&br;あいつは俺様の配下のものだぞ。&br;
奴がいなくなれば、俺様の野望の実現が&br;１歩後退したというのに、&br;お前はどうしようもないお人好しだ。&br;
ふん、一応、礼を言おう。&br;敵に塩を送ってくれたお前にな。&br;
……まったく。いずれ独立し、お前たちの&br;敵になるかもしれない俺様を助けるとは。&br;
……何度言っても、お前は一向に&br;俺様の言う通りにならない……。&br;
……俺様はいずれ、&br;この世界の全てを手に入れてみせる。&br;
そのためならば手段を選ばないし、&br;立ちふさがる者は何者であろうと叩き潰す。&br;
その一番の障害になるのは……、&br;レジスタンスでも世界帝軍でもなく……。&br;
〇〇、&br;お前なのかもしれないな。&br;
俺様の覇道とお前の絆の力……。&br;
もしその２つが結びつけば……。&br;
……ふっ。馬鹿なことを口走ったものだ。&br;
忘れろ。少々血迷ってしまった。&br;
あれほど嫌っていた絆を&br;自ら求めるなど……&br;それもお前のせいかもしれないな。
#endregion
&aname(top){上へ戻る};
//---------------------------------------------------
**勲章 [#episode_medal]
***勝手にしろ！([[孤高の貴銃士−I>カード/アリ・パシャ/★3 孤高の貴銃士−I]]) [#i255e090]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|マフムト！ 貴様……！|
|アリ・パシャ|火薬も弾丸も持たずに作戦に参加するとは、&br;一体どういうことだ！|
|マフムト|なに、余は非力な貴銃士だからね。&br;そのように物騒なものを持っていても&br;仕方がない。|
|マフムト|余はもともと、祈りを捧げるために&br;作戦へ赴いたのだよ。|
|アリ・パシャ|……祈りを捧げるため、だと？&br;我々がいたのは、戦場だ！|
|アリ・パシャ|エセンを見ろ！&br;火薬、弾丸はもちろんのこと……。|
|アリ・パシャ|予備の整備用品まで持参して……&br;与えられた役割をすべて、&br;完璧にこなしていたぞ！|
|マフムト|おお、そうかそうか。エセンはえらいね。&br;ご褒美に、この宝石をあげよう。|
|エセン|はあ……どうも。|
|アリ・パシャ|くっ……勝手にしろ！&br;貴様など戦場で野垂れ死ぬがいい！|
#endregion
//----------
***懐柔できると思うなよ？([[孤高の貴銃士−II>カード/アリ・パシャ/★3 孤高の貴銃士−II]]) [#oa5c4eb0]
#region(ネタバレ注意)
〇〇……なんのつもりだ？&br;俺様に、勲章を授与するなど……。&br;
俺様が、レジスタンスの乗っ取りを&br;企てていること……&br;よもや、忘れたわけではあるまい。&br;
……ふん。つくづく、呑気な奴だ。&br;
だが、俺様の力を目の当たりにしたなら、&br;当然の判断とも言えるか。&br;
最も賞賛に値する貴銃士は、&br;この俺様に他ならないのだからな。&br;
……勲章を得た貴銃士は、&br;その力を増すこともあるという……。&br;
勲章になど興味はないが、&br;使えるのであれば別だ。&br;ありがたく受け取っておくとしよう。&br;
言っておくが……勲章ごときで、&br;俺様を懐柔できるとは思うなよ？&br;
俺様は、この力を、俺様のためだけに使う。&br;
……まあ、お前がどうしてもと願い乞う&br;ならば、助力を考えんでもないがな。&br;くっくっく。
#endregion
//----------
***マフムトの休日([[万物を掌握する者>カード/アリ・パシャ/★4 万物を掌握する者]]) [#h6cf6ba5]
#region(ネタバレ注意)
|エセン|○○……&br;僕、休日といっても、&br;特にすることはないんですが……。|
|アリ・パシャ|……む、エセンに○○か。&br;何をしている？|
|エセン|アリ・パシャ様、いいところに……&br;あの、何か仕事とかありませんか？|
|アリ・パシャ|くっくっく。休日でさえ仕事を求めるとは、&br;お前は本当に働き者だな。|
|アリ・パシャ|それでは、マフムトの調査でも頼もうか。|
|アリ・パシャ|奴は休日になると、&br;いつもどこかに出かけて行くのだ。|
|アリ・パシャ|そして、日が落ちる頃には&br;フラッと帰ってくる……。|
|アリ・パシャ|日中に、どこで何をしているのか。&br;それを調べてこい。|
|エセン|はぁ……わかりました。|
|アリ・パシャ|くっくっく……報告を楽しみにしているぞ。&br;俺様のために、しっかりと働いてこい！|
#endregion
//----------
***思わぬお土産([[万物を掌握する者>カード/アリ・パシャ/★4 万物を掌握する者]]) [#y2af124e]
#region(ネタバレ注意)
|エセン|……アリ・パシャ様。ただいま戻りました。|
|アリ・パシャ|うむ、ご苦労。それで……&br;マフムトの尾行は、成功したのだな？|
|エセン|はい、問題なく。あ、その前に……&br;これ、お土産です。|
|アリ・パシャ|なっ！&br;これは……金の延べ棒ではないかっ！？|
|アリ・パシャ|マフムトの服からも、これほど大きなものは&br;零れ落ちてこないぞ……。|
|アリ・パシャ|エセン、これをどうやって手に入れたのだ？|
|エセン|特別なことはしていないのですが……。&br;マフムト様から……&br;なんて言うんでしょうね。話の流れで……？|
|アリ・パシャ|くくっ……はっはっは！&br;お前の気に入られようは、大したものだな！&br;褒めてやろう！|
|エセン|……どうも、ありがとうございます。|
|アリ・パシャ|エセン、これからも俺様のために&br;力を尽くすがいい。くっくっく……！|
#endregion
//----------
***石油王とのパイプ([[真の支配者>カード/アリ・パシャ/★5 真の支配者]]) [#d0b1c40d]
#region(ネタバレ注意)
○○、マフムトに&br;余計なことを吹き込んだのはお前か？&br;
……なんだ、違うのか。&br;
奴が『次の休暇はどこかへ旅行しよう』&br;などと突然言い出したのは、&br;ただの気まぐれということだな。&br;
ふん……旅行には俺様も同行してやるが、&br;貸しを作ったなどと思い上がるなよ。&br;
俺様は、休暇にも旅行にも興味はない。&br;
だが、奴が旅先で石油王と会う予定だと&br;エセンから聞いて、&br;それならばと思ったのだ。&br;
先に行われた核戦争のせいで、&br;今や資源は希少になっている。&br;
石油王と顔見知りになっておけば、&br;今後も何かと役にたつだろう。&br;
マフムトの腑抜けた面を&br;旅先でも見ることになるのは業腹だが……&br;まあ、仕方あるまい。&br;
石油王とのコネクションには&br;変えられんからな。&br;
この旅行、お前も同行するのだろう？&br;
○○、くれぐれも、&br;俺様の邪魔をしてくれるなよ。
#endregion
//----------
***石油王を待ちわびて([[真の支配者>カード/アリ・パシャ/★5 真の支配者]]) [#ja2070b9]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|まったく！ マフムトは、&br;いつになったら石油王に会うのだ！ |
|アリ・パシャ|街では妙なじじいと祈りを捧げて、&br;子供たちに宝石をばらまき……。|
|アリ・パシャ|海に来たかと思えば、&br;のんきに日光浴……！|
|マフムト|おお、アリ・パシャ。&br;そんなところに立っていないで、君も横に&br;なりなさい。海の風が、気持ちいいよ。 |
|アリ・パシャ|断る！&br;何が悲しくて貴様と並んで日光浴など&br;せねばならんのだ。 |
|アリ・パシャ|……くそっ、&br;今か今かと神経をすり減らしているのが&br;馬鹿らしくなってきた！ |
|アリ・パシャ|こうなったら、&br;俺様も休暇とやらを満喫してやる。|
|アリ・パシャ|まずは何か食べるか。……ん？&br;あの浮かれた看板の店は……ケバブか。 |
|アリ・パシャ|まあ、手軽でいいだろう。&br;あれで腹を満たすぞ！|
|アリ・パシャ|……おい、○○、付き合え。&br;毒見薬としてお前にも買ってやろう。 |
|アリ・パシャ|エセン、お前は荷物を見張っていろ！|
|エセン|はい、アリ・パシャ様。|
#endregion
//----------
***月夜の散歩を共に([[真の支配者>カード/アリ・パシャ/★5 真の支配者]]) [#uddbffec]
#region(ネタバレ注意)
腑抜けた面だな。&br;そんなに、ここの飯がうまいか？&br;……ハァ……。&br;
……ため息をつきたくもなる。&br;マフムトが石油王に会うというから、&br;この旅行に参加してやったのに……。&br;
まさか、街で奴と一緒に祈っていたじじいが&br;石油王だったとは！&br;
くそ……マフムトめ。&br;どこまで俺様を馬鹿にするつもりだ……！&br;
……ふん。&br;お前の慰めなど、なんの足しにもならん。&br;
だが……そうだな。&br;どうしてもと言うなら……。&br;
このあと、俺様に付き合え。&br;今宵の月は美しいからな……&br;夜の海でも歩きたい気分だ。&br;
お前ならば、&br;供をさせても邪魔にはならんだろう。&br;
……待て、その格好で行く気か？&br;
貴様が風邪でも引けば、&br;帰路に無駄な時間がかかる。&br;もう１枚、何か着て来い。
#endregion
//----------
***新しいアイディア([[帽子屋の狂宴>カード/アリ・パシャ/★5 帽子屋の狂宴]]) [#kdd883fa]
#region(ネタバレ注意)
おい、○○。&br;次の作戦、あいつは大丈夫なのか。&br;
ローレンツのことだ。&br;作戦会議の最中に寝こけるとは……。&br;まったく。&br;
……だが、面白い話もあった。&br;お前、あいつの見た夢の内容を聞いたか？&br;
くくっ……、&br;俺があいつを捕らえて、世界帝軍との&br;取引材料にしようとしたらしい。&br;
貴銃士を取引の道具に使うというのは&br;なかなか良いアイデアではないか。&br;
……はっ、本気にしたか？ 馬鹿め。&br;この俺様が、敵に塩を送るような真似を&br;するわけがなかろう。&br;
お前と俺の目的は、世界帝軍を倒す&br;という点で一致しているのだからな。&br;……今のところは。&br;
喜べ、○○。&br;俺様の力と才……当面の間は、&br;お前に貸しておいてやろう。
#endregion
//----------
***([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#u3f405ee]
***目論見([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#u3f405ee]
#region(ネタバレ注意)
……おい、〇〇。&br;来てやったぞ。&br;
俺様をわざわざ呼びつけるとは……&br;よほど重要な用事なのだろうな？&br;
なに……雑誌の取材だと？&br;謝礼はあるんだろうな？&br;
は！ くだらん。&br;何が悲しくてそんな慈善活動など……。&br;
……しかし、『月刊NOBLE』か。&br;レジスタンスの地下雑誌というだけあって、&br;読んでいる奴を基地でもよく見るな。&br;
他の支部にも広まっていると聞く。&br;……ふむ、多少は利用価値があるか？&br;
よし……気が変わった。&br;その取材とやら、受けてやろう。&br;
俺様の知名度が高まれば、&br;有能な部下を集めるにも&br;役立ちそうだからな。&br;
各地に部下ができれば&br;一層動きやすくなり……&br;世界の掌握へ、また一歩近づくことになる。&br;
くくっ……〇〇、&br;俺様に取材の話を伝えたこと、&br;後悔するなよ？
#endregion
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***([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#ibeefcdc]
***重要なもの([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#ibeefcdc]
#region(ネタバレ注意)
|記者|『月刊NOBLE』の取材をお受けくださり&br;ありがとうございます！&br;本日はよろしくお願いいたします。|
|記者|アリ・パシャさんは、&br;オスマン帝国のご出身と伺いましたが……。|
|アリ・パシャ|いかにも。&br;俺様は『ヤニナのライオン』と呼ばれた、&br;テペデレンリ・アリ・パシャの銃だ。|
|記者|オスマン帝国ゆかりの貴銃士というと、&br;マフムトさんやエセンさんもそうですよね。|
|アリ・パシャ|ああ。エセンは有能で、俺様の力と&br;なることも多い。……まぁ、マフムトも、&br;力のある貴銃士と言える。|
|記者|信頼を置かれているのですね！&br;他に何か大切にしている物事はありますか？|
|アリ・パシャ|ふむ……この基地にいる者たちの多くは、&br;絆だのなんだのと&br;耳触りの良い言葉を口にするのだろう。|
|アリ・パシャ|だが、俺様はあえて言おう。&br;勝利を手にするためには、&br;金と権力こそが重要だと。|
|アリ・パシャ|世界帝に牛耳られたこの世界で、&br;綺麗事など通用しない。方法にこだわらず、&br;あらゆる手段を講じるべきだ。|
|記者|なるほど……確かに、正攻法だけで&br;敵う相手なら、私たちもこれほど&br;苦しい境地には立たされていない……。|
|記者|もう少し詳しく話を伺って、&br;撮影に入らせていただこうと思います。|
|アリ・パシャ|大々的に載る写真とあらば、&br;俺様の力をわかりやすく&br;演出する必要があるな……。|
|アリ・パシャ|さて、宝石はこれくらいか。&br;……いいぞ、撮れ。|
|カメラマン|はい、目線はそのままで……&br;いいですね、ラストもう１枚お願いします。&br;……OKです！|
|記者|これは……&br;素晴らしい表紙写真になりそうです！|
|アリ・パシャ|ふん……そうだな。&br;記事を見て俺様のもとへ集いたいという者が&br;いれば、基地へ来るよう伝えておけ。|
#endregion
//----------
***([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#sb224715]
***取材の効果([[Ottoman Night>カード/アリ・パシャ/★5 Ottoman Night]]) [#sb224715]
#region(ネタバレ注意)
おい、〇〇。&br;こんな所に座り込んで何をしている。&br;
……む？ ああ、例の雑誌か。&br;そういえば、お前も読んでいると&br;エセンが言っていたな。&br;
俺様も数日前に、&br;完成した雑誌を受け取ったが……&br;なかなかいい出来だったな。&br;
出来栄えもあるが、&br;やはりこういう媒体に載ること自体に&br;それなりの宣伝効果があるようだ。&br;
早速、俺様に近付こうと&br;やって来る奴もいてな……くくっ。&br;
マフムトは自分の宝石が&br;撮影に使われて嬉しいなどと……&br;フン、どこまでも気楽な奴め。&br;
……しかし、&br;お前も呑気なものだな。&br;
俺様は、世界帝とやり合うのに十分な手勢が&br;できれば、レジスタンスに用はない。&br;
取材の話を伝えたのは、レジスタンスから&br;俺様の力が失われるのを早めたも同然……&br;わかっているのか？&br;
……まぁいい。心配せずとも、&br;もうしばらくは力を貸してやる。&br;
今はまだその時期ではない。&br;それに、お前の持つ治癒の力は&br;それなりに惜しいからな。&br;
ふっ……お前も、今しばらくの安寧を&br;謳歌するがいい。
#endregion
//----------
***砂漠の招き([[砂の海を征く>カード/アリ・パシャ/★5 砂の海を征く]]) [#v51b6deb]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|エセン、例の物はどうだ。&br;仕上がりを見せてみろ。|
|エセン|はい、アリ・パシャ様。&br;こちらです。|
|アリ・パシャ|ふむ……&br;肌触りも良いし、贅沢な仕立てではないか。&br;良い働きをしたな、エセン。|
|エセン|……ありがとうございます。|
|アリ・パシャ|む……〇〇、なんの用だ。&br;……これか？ これは遠征の準備だ。|
|アリ・パシャ|今度の国へは、王子と従者に変装して&br;入り込む必要があるからな。|
|アリ・パシャ|……お前も聞いているだろう、&br;とある王国の使者から、&br;我々に対して極秘でコンタクトがあったと。|
|アリ・パシャ|世界帝軍による計略との見方もあるが……&br;罠ならばわざわざこんな&br;回りくどいルートを辿っては来るまい。|
|アリ・パシャ|それにこの国は、&br;前国王が世界帝に逆らったことで、&br;制裁の対象にされたと聞いている……。|
|アリ・パシャ|国土を破壊し、父を処刑した世界帝に対して&br;いつまでも従順でいるわけがない……&br;そう考えるのが普通だろう。|
|アリ・パシャ|ともかく、まずは実際に会って&br;話を聞いてやるつもりだ。その後で、&br;使える使えないは俺様が判断する。|
|アリ・パシャ|指定された場所は、砂漠を渡った先だ。&br;その間、俺様とエセンだけで&br;砂漠の旅というわけだ。|
|アリ・パシャ|なんだと？&br;……万が一罠だとしても、俺様達が&br;みすみすやられることなど有り得ない。|
|アリ・パシャ|心配だかなんだか知らんが、&br;お前がついて来たところで、&br;足を引っ張るだけだ。やめておけ。|
|アリ・パシャ|……はぁ、勝手にしろ。&br;だが、邪魔になるようなら&br;砂漠の真ん中に置いていくからな。|
|アリ・パシャ|その覚悟で来い。&br;わかったか？|
#endregion
//----------
***デザートローズ([[砂の海を征く>カード/アリ・パシャ/★5 砂の海を征く]]) [#sa956655]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|どうだ、〇〇。&br;罠などではなかっただろう？&br;交渉も成功だ。|
|アリ・パシャ|フ……予想はしていたが、&br;出てきたのは現国王。&br;ずいぶんと大物が釣れたことだな。|
|アリ・パシャ|詳しい話は、宿についたらしてやろう。|
|アリ・パシャ|ん？&br;……見ろ、砂の中に何か落ちているが……。|
|アリ・パシャ|ああ、これは……デザートローズか。&br;砂漠の薔薇、と言われるが要は鉱物だ。|
|エセン|たしか……&br;これってさっきお土産の店に&br;売っていましたよね。|
|エセン|本当に薔薇のような形をしていますね……&br;不思議だな。|
|アリ・パシャ|ふん……&br;わざわざ買うような代物ではないが、&br;砂漠に来た土産としては適しているな。|
|アリ・パシャ|〇〇、お前にやろう。&br;お前の手の甲に刻まれているような……&br;薔薇の石だ。|
|アリ・パシャ|この旅の記念にでも、持ち帰るといい。|
#endregion
//----------
***思い出の贈り物([[砂の海を征く>カード/アリ・パシャ/★5 砂の海を征く]]) [#qd806eff]
#region(ネタバレ注意)
おい、〇〇。&br;俺様に用があるとエセンが言っていたが。&br;
……！ それは俺様のペンだ。&br;どこで失くしたかと……&br;お前が拾っていたのか。礼を言おう。&br;
……ん？&br;
その小箱は……&br;ああ、デザートローズか。&br;
そんな入れ物をわざわざ用意したのか？&br;……砂漠に埋もれているような石ころ、&br;大した価値もないというのに。&br;
……確かに、俺様からお前に&br;何かやったことなどなかったな。&br;
他の貴銃士どもは、食べ物から日用品まで、&br;なんだかんだと贈っているようだが……&br;俺様はそんなことはしない。&br;
荷物になるものも、&br;過去を思い返して感慨に浸るようなものも、&br;不要だ。&br;
……俺様はいつの日か、&br;この基地を離れるのだからな。&br;
…………。&br;
さて、用はそれだけか。&br;俺様はもう行く。&br;
……お前がどう扱おうが、&br;俺様には関係ないが……。&br;
デザートローズは柔らかく、壊れやすい。&br;……扱いには注意するべきだろう。&br;
まあ、壊れた所でどうということもない&br;品だが……お前にとっては、&br;そうではないようだからな。
#endregion
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**日常 [#episode_daily]
***秘密の取り引き [#m3adfe66]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：衛生室付近
|ナポレオン|アリ・パシャよ、例のモノは&br;手に入れてきたかっ！？|
|アリ・パシャ|ふ……私が約束を違えるとでも？&br;……無論、こちらに。|
|ナポレオン|確認させてもらおう！|
|ナポレオン|……むむっ、確かに質の良いワインだ。&br;どこで手に入れた？|
|アリ・パシャ|質問はしない、という決まりだろう。&br;さあ、次はそちらの番だ。|
|ナポレオン|いいだろう！ さて……私は寛大だからな。&br;対価は、お前に選ばせてやる！|
|ナポレオン|武器、経路、物資……3択だ！&br;さあ、どのカードを選ぶかね？|
|アリ・パシャ|ふむ……では、経路に関する情報を。|
|ナポレオン|よかろう！ この封筒を持っていくがいい。&br;世界帝軍の貨物列車が走る経路に関する&br;情報だ。|
|アリ・パシャ|確かに頂戴した。&br;それにしても……よくも毎回、&br;このような情報を手に入れられるものだ。|
|ナポレオン|フッフッフ……&br;私には、優秀な副官がついているのでな！|
#endregion
***一生の不覚 [#vb822997]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：訓練所付近
|マフムト|おや、君は確か……アリ・パシャだね。|
|アリ・パシャ|む？ お前……いや、あなたは……。|
|マフムト|はっはっは。礼儀正しい貴銃士だ。&br;だが、そのようにかしこまる必要はないよ。|
|アリ・パシャ|……ッ！|
|マフムト|余と君は、世界の平和を願う仲間同士……&br;さあ、もっと近くにおいで。|
|アリ・パシャ|……そうさせてもらおう。&br;『仲間同士』……仲良くやろうじゃないか。|
|マフムト|何よりも嬉しい言葉だ。君は、実に有能な&br;貴銃士だと聞いているよ。さあ……我らが&br;友好の証に、この宝石をあげようね。|
|アリ・パシャ|ああ、ありがたく受け取ろう。&br;では……急いでいるので、俺は失礼する。|
|アリ・パシャ|マフムト……オスマン皇帝の銃であった&br;とはいえ、奴も今は俺様と同じ、&br;ただの貴銃士に過ぎん。|
|アリ・パシャ|そんな相手になぜ、つい頭を下げる&br;などということを……。くそっ！|
|アリ・パシャ|俺様としたことが、元の持ち主の立場に&br;引き摺られたか。……まあいい。|
|アリ・パシャ|いずれ奴は、俺様の前に跪くことに&br;なるのだからな。くっくっく……。|
#endregion
***優秀な部下 [#n579d680]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：衛生室付近
|エセン|……アリ・パシャ様。ご命令通り、世界帝軍&br;兵士の集まる食堂に忍び込んできました。|
|アリ・パシャ|仕事が早いな、エセン。&br;……それで、どうだった？|
|エセン|あなたの読み通りでしたよ。世界帝軍の&br;指揮官が贔屓にしているバーを&br;突き止めてきました。|
|アリ・パシャ|やはりな。次は、その店の経営者と&br;コンタクトを取るとしよう。&br;……エセン、何も問題はなかったろうな？|
|エセン|ええ、何も。食堂に入るとき、&br;見張りに声を掛けられましたが……。|
|エセン|食材の運搬業者に変装していましたし、新入&br;りだと言ったら疑いなく信じていましたよ。|
|アリ・パシャ|ふん、間抜けな見張りだな。&br;それにしても……その落ち着いた対応と、&br;群衆に紛れ気配を消す力。|
|アリ・パシャ|さすがはエセン、俺様の見込んだ貴銃士&br;だ。お前の命令遂行能力は、&br;貴銃士の中でも群を抜いている。|
|エセン|はあ……それは、どうも。|
|アリ・パシャ|その能力で、今後も俺様に尽すことだ。&br;なに、存分に甘い汁を吸わせてやろう。&br;くっくっく……！|
#endregion
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*グッズ [#item]
[[アリ・パシャのグッズ>https://amzn.to/2ME1e0D]]
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//*メモ・雑記
//あれば
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*コメント [#comment]
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