キャラクター/ミカエル の変更点

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&size(18){''ノン。きみがお撃ちよ。僕は曲の続きを待たせているので。''};

#contents

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*自己紹介 [#introduction]
僕はミゼルリスト・N・ミカエル。ごくシンプルな機関銃さ。
これならば、どんな兵士にも撃てるだろう? 
だから、僕の銃の操作は彼らに任せているよ。
戦場では、銃を撃つよりも、ピアノを弾くほうが有意義だからね。
美しいピアノの音色で、戦う兵士たちの脳を活性化させるんだ
……なんとも高貴な行いだろう?

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*世界帝軍エピソード [#t4111ade]
**第1話:「諜報員は見た!〜気まぐれなピアニスト〜」 [#episode1]
#region(ネタバレ注意)
……わか……ら、早くおしよ。&br;くれぐれも、慎重にね。&br;
ふぅ……疲れてしまったな。&br;兵士というものには、&br;粗野な輩が多すぎるよ。&br;
せめて力仕事くらいは、&br;まともにこなしてほしいものだけど……。&br;
彼らときたら、僕のグランドピアノを&br;戦場に運ぶだけなのに、いったい何を&br;手間取っているんだろう?&br;
僕、使えない駒はいらない……。&br;ハークスに言って、&br;人員を入れ替えさせるとしよう。&br;
それにしても……どうも兵士たちは、&br;僕が奏でるクラシックの必要性を、&br;真に理解できていないらしい。&br;
僕が戦場でピアノを弾くのは、&br;彼らのためだというのにね。&br;
……クラシックの旋律は、人間の脳波に&br;素晴らしい影響を及ぼす。&br;
美しいメロディによって、&br;脳はαの揺らぎに共鳴し……。&br;
リラックスした兵士たちは、&br;その潜在能力を大いに開花させるんだ。&br;
ああ……戦場に響くクラシック、&br;ハーモニーを奏でるマシンガンの銃声。&br;想像するだけで、心が震える……。&br;
ん……気が変わった。&br;
さっきは、ピアノをすぐ戦場に運ぶよう&br;言ったけれど……呼び戻すことにしよう。&br;
今すぐ、1曲弾きたくなってしまったよ。&br;
……そこの兵士。きみ、ピアノの搬送を&br;中止するよう、上官に伝えておいで。
#endregion
**第2話:「諜報員は見た!〜上官殿の憂鬱〜」 [#episode2]
#region(ネタバレ注意)
|ミカエル|……を……るの? きみたち、&br;遅いじゃないか。僕はもう10分も、&br;ピアノが運ばれてくるのを待っていたのに。|
|兵士A|も、申し訳ございません。ですが……。|
|ミカエル|ノン、言い訳は聞きたくないよ。&br;……おや、ピアノの椅子はどうしたの?|
|兵士B|それが……ひと足先に、&br;戦場へ送られてしまったようでして……。|
|ミカエル|もうここにはない、と……仕方がないね。|
|ミカエル|それなら、きみが椅子におなりよ。&br;ほら、ここの四つん這いになって。|
|兵士B|え!? い、いえ。それは、さすがに……!|
|兵士A|……あ、あの!|
|兵士A|そ、そそ、それでは僭越ながら自分が!&br;ミカエル様の椅子を務めさせていただいても&br;よろしいでしょうか!?|
|ミカエル|うん、僕は誰でも構わないよ。|
|ミカエル|ああ、その前に……&br;そっちのきみ、清潔な布を持っておいで。|
|ミカエル|この兵士に直接座ると、&br;僕の服が汚れてしまいそうだからね。|
|兵士A|ああっ、ミカエル様! 自分、感激ですぅう!|
|ミカエル|静かにおしよ。僕の演奏を邪魔する気?|
|兵士A|……っ! ~~~~~っ!!|
|兵士B|そ、それでは、私は布を探して&br;まいりますので……失礼します。|
 
|兵士B|やれやれ……ああいう兵士、&br;だんだん増えてないか?|
|兵士B|あの屈強な上官殿が、&br;胃薬を手放せないわけだ。|
#endregion
**第3話:「諜報員は見た!〜 〜」 [#episode3]
**第3話:「諜報員は見た!〜迷子のピアニスト〜」 [#episode3]
#region(ネタバレ注意)

|ミカエル|……ね……の兵士……誰か……いないの。|
|89|……ん? ミカエル。こんなとこにひとりで、&br;どうしたんだよ。お前の部下誰もいねーぞ。|
|ミカエル|きみ……89か。|
|89|珍しいな、&br;お付きが誰もいないなんてよ……って、&br;うわ。|
|89|お前、ガスマスクに口紅付いてんぞ……&br;またエフにやられたのか?|
|ミカエル|うん。わかっているなら話が早いね。&br;うっかり触ってしまって、&br;手がベタベタするんだ。|
|ミカエル|これじゃあピアノが弾けない。&br;さあ、89。早く拭いておくれ。|
|89|拭くぐらいは構わねーけどさあ……&br;なあ、こういうの嫌ってちゃんと言えよ?|
|89|あの変態カマ野郎、お前に会うたびに&br;その……アレしてるじゃねーか。|
|ミカエル|……? キスのこと?&br;エフさんは構わないよ。&br;彼、いい香りがするもの。|
|89|……え!? は、はぁ……?&br;いや、別にいいなら、いいけど……。|
|89|マジかよ……文化の違い……か……?|
|89|……ほら、拭けたぞ。&br;お前の上官のところまで見送ってやるよ。|
|ミカエル|うん、よろしく。|
|89|あ、ちょっと待て、&br;このタオル、そこのゴミ箱に捨ててくるから。|
|ミカエル|ああ……僕のピアノ……。|
#endregion