&aname(top); &attachref(./12leopold.png,nolink, ,100x249);
CV：浜田賢二
&size(18){''慌てない、慌てない。&br;人生を豊かにしてくれるものは、&br;どこにだって隠れているからね。''};
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#contents
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*プロフィール [#prof]
|~所属グループ|ハプスブルク|
|~身長|185cm|
|~体重|68kg|
|~趣味|オペラ・音楽鑑賞|
|~好きなもの|ティータイム|
|~攻撃回数|1|
|~キャラクターソング|toi,toi,toi|
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*カード [#card]
|~カード名|~レア度|~属性|
|[[悠然の貴銃士−I>カード/レオポルト/★3 悠然の貴銃士−I]]|★★★|&color(blue){青};|
|[[悠然の貴銃士−II>カード/レオポルト/★3 悠然の貴銃士−II]]|★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[身支度>カード/レオポルト/★3 身支度]]|★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[偵察者>カード/レオポルト/★3 偵察者]]|★★★|&color(red){赤};|
|[[夏を描く>カード/レオポルト/★3 夏を描く]]|★★★|&color(blue){青};|
|[[悠々と>カード/レオポルト/★3 悠々と]]|★★★|&color(red){赤};|
|[[老朽の智慧>カード/レオポルト/★4 老朽の智慧]]|★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[舞台へのいざない>カード/レオポルト/★4 舞台へのいざない]]|★★★★|&color(red){赤};|
|[[墨塗りの笑顔>カード/レオポルト/★4 墨塗りの笑顔]]|★★★★|&color(blue){青};|
|[[鳴り止まぬ喝采>カード/レオポルト/★5 鳴り止まぬ喝采]]|★★★★★|&color(blue){青};|
|[[ほとばしる憤怒>カード/レオポルト/★5 ほとばしる憤怒]]|★★★★★|&color(red){赤};|
//&color(red){赤}; &color(blue){青}; &color(darkorange){黄};
&aname(top){上へ戻る};
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*自己紹介 [#introduction]
やぁ。初めまして、マスターくん。ご機嫌いかがかな？
私は神聖ローマ皇帝、レオポルト1世に仕えていた古い銃だ。
気軽にレオポルト、と呼んでくれたまえ。
ご覧の通り私はもうおじさんでね、
なかなか他の貴銃士くん達のように元気いっぱいとはいかないが……
その代わり、長い時間を生きてきただけの経験と知恵は持っているよ。
もし君が不安になるようなことがあれば、いつでも相談してくれたまえ。
必ず君の力になろう。
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*銃 [#gun]
南ドイツの有名な彫刻家でもある鉄砲鍛冶が制作した最高傑作のひとつ。
全体に動植物をモチーフとした繊細なレリーフが施され、
パッチボックスの蓋にあたる象牙製のパネルには
神話に伝わる女神の姿が描かれてる。
レオポルト1世は音楽や芸術に造詣の深い優れた文化人であった。
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*絶対高貴 [#noble]
|~開放できる貴銃士ランク|1|
|~開放に必要なエピソード|第1話：知識と経験|
&aname(top){上へ戻る};
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*セリフ [#talk]
**日常 [#talk_daily]
|~初対面の挨拶|
|私は神聖ローマ皇帝、レオポルト1世に&br;仕えていた古い銃だ。君のように&br;素敵な人の手に渡るとは、私も運がいいね。|
|>|~マイページ会話|
|~1|芸術は、どんなものも素晴らしい。&br;私はなかでも、オペラを愛していてね。&br;熱のある歌声には、心が震えるよ。|
|~2|グレートルに、『ぱりぴ』になってみせてと&br;言われてしまってね……。&br;ぱりぴとは何か、ご存じかな？|
|~3|マスターくんが困っていたら、私は&br;つい話を聞きたくなってしまうだろうね。&br;おじさんってやつは、お節介焼きなのさ。|
|~ひとこと|
|慌てない、慌てない。&br;人生を豊かにしてくれるものは、&br;どこにだって隠れているからね。|
|~レベルアップ|
|私みたいなおじさんが、&br;まだまだ頑張れるのは……&br;マスターくんの存在があってこそだよ。|
|~勲章授与のお礼|
|ふふ、困ったなあ……&br;柄にもなく、照れてしまうね。&br;君に評価されたことが、素直に嬉しいんだ。 |
|~基地でのお誘い|
|マスターくん、ちょっといいかね？&br;おじさんの長話に、&br;少しだけ付き合ってくれないかな。|
|>|~衛生室|
|~回復依頼|マスターくんも忙しいのに、すまないね。&br;少し、君の時間をもらえるかい？&br;……少しばかり、張り切りすぎたようだ。|
|~回復お礼|手間を掛けさせてしまったね。&br;……さて、何で埋め合わせを？|
|~全快お礼|ありがとう、マスターくん。&br;もう、すっかりいいよ。|
|>|~基地あいさつ|
|~1|おや、こんにちは。|
|~2|グレートルとカールに&br;新しい茶葉のお披露目をすると&br;約束しているんだよ。|
|>|~基地あいさつ(親愛Lv高)|
|~1|ごきげんよう、マスターくん。&br;今日も頑張っているね。|
|~2|ドライブの相手がいなくて&br;困っているんだ。&br;マスターくん、私を助けてくれるかい？|
&aname(top){上へ戻る};
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**バトル [#talk_battle]
|~戦闘開始|高貴に戦え！ Be noble！|
|~とどめを刺す|これ以上、好きにはさせないよ。|
|>|~バトル：回復お礼|
|~1|おじさんが、迷惑をかけてすまないね。&br;さあ、行くとするかな。|
|~2([[舞台へのいざない>カード/レオポルト/★4 舞台へのいざない]])|マスターくんが、後ろにいてくれるからこそ&br;私も、ゆったりと構えていられるんだよ。 |
|~バトル：回復お願い|あいたた……どうにも&br;具合がよろしくない。|
|~絶対高貴発動|悠然──&br;それが私の役割だ。|
|~心銃発動|遠い日の&br;喝采が甦る……！|
|~仲間を庇う|そう焦ってはいけないよ。|
|~バトル：勝利|そら、&br;舞台がはねたぞ。|
|~バトル：敗北|年甲斐もなく動いて、&br;これか……情けない。|
|~戦闘不能|いやぁ……&br;おじさんは嫌だねぇ。|
&aname(top){上へ戻る};
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**勲章 [#talk_medal]
|~甘い言葉([[舞台へのいざない>カード/レオポルト/★4 舞台へのいざない]])|マスターくんの隣にいると、&br;心が穏やかに、凪いでいくような心地だね。|
|~優しい言葉([[鳴り止まぬ喝采>カード/レオポルト/★5 鳴り止まぬ喝采]])|私が一番気に入っている茶葉を教えようか？&br;グレートル以外は、誰も知らないんだ。 |
**期間限定 [#limited_time]
|~ハロウィン 1|この年になると、足るを知ることも&br;大切でね。このお菓子は、君にあげよう。|
|~ハロウィン 2|グレートルが、お化けの仮装をすると&br;張り切っていたよ。楽しそうで何よりだ。|
|~ハロウィン(基地)|イタズラには気をつけるんだよ？|
|~クリスマス 1||
|~クリスマス 2||
|~クリスマス(基地)||
&aname(top){上へ戻る};
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*エピソード [#episode]
**親愛 [#episode_affection]
***第1話：知識と経験(親愛レベル1) [#z36c538b]
#region(ネタバレ注意)
やぁ、マスターくん。&br;ご機嫌はいかがかな？&br;
ふむ、顔色もいいね。良いことだ。&br;
君は人が見ているところでも、&br;いないところでも……。&br;
いつも一生懸命頑張っているからね。&br;尊い行いだとは思うけれど、&br;無理はしないようにね、マスターくん。&br;
自分でも気付かないうちに、&br;疲れを溜め込んでしまうこともあるからね&br;
まぁ私がそばにいれば、&br;そうなる前に忠告してあげよう。&br;
私は、今は亡き神聖ローマ帝国の皇帝に&br;仕えていた、とても古い銃だから……&br;ご覧の通り、おじさんでね。&br;
マスターくんや他のみんなのように、&br;元気いっぱいとはいかないが、&br;その代わりに得たものもあるんだよ。&br;
そう、知識と経験だ。それも膨大な量のね。&br;
だから、何か困ったことや、&br;不安なことがあったら、&br;ひとりで溜め込まずに相談しに来なさい。&br;
きっと、力になれると思うよ。&br;
……ああ、いいことを思い付いた。&br;マスターくん、私は、紅茶を淹れるのが&br;好きでね。&br;
午後にはうちの小さな皇帝とグレートル……&br;ああ、カールとマルガリータのことだ。彼ら&br;とティータイムを取ることが多いんだよ。&br;
君ならいつでも歓迎するから、&br;息抜きにでもおいでなさい。&br;美味しい紅茶とお菓子をご馳走しようね。&br;
さぁ、引き留めてすまなかった。&br;
君は私や貴銃士たち、そしてレジスタンスの&br;メンバーの大切な仲間だ。&br;
君の周りには私たち貴銃士がいることを、&br;どうか忘れないでね。
#endregion
***第2話：おじさん 頑張る(親愛レベル3) [#o34f8898]
#region(ネタバレ注意)
おやおや、〇〇くん。&br;また大きな木箱だね。&br;
ああ、医療器具の補充なのか。それは&br;重たいことだろう。さ、私に渡してくれ。&br;代わるよ。&br;
……う、なかなか重いね。君、よくここまで&br;持って歩いてこれたな。少し驚いたよ。さ、&br;どこに運んだらいいか案内してくれるかい？&br;
それにしても、&br;君は体力仕事にも積極的だね。&br;
さすが私たちのマスターだ。&br;君を見ていると、&br;とても誇らしい気持ちになるよ。&br;
……く……うーん、しかし重いよね、コレ。&br;……と。&br;
ははは……君の前でいい恰好を&br;したかったんだが……ちょっと休憩、っと。&br;
ふう……実はね、先日初めて戦闘に出たら、&br;気付いてしまったのだよ。私が周りの&br;貴銃士と比べて体力が劣っていることにね。&br;
まあ、もちろん、私は皆より随分と年嵩&br;だから仕方がないし、体力以外のところで&br;力になれるという自負はあるのだけど。&br;
だからといってこのままでは、&br;〇〇くんを守る貴銃士として、&br;足りないのではないかと思い……。&br;
ということで、ひとまず体力アップなぞ&br;図ろうとしているんだよ。&br;
ふふ、笑わないでくれよ。&br;おじさんはこれでも真剣なんだから。&br;
我が家の小さな皇帝にも『前進し続けろ』と&br;言われていることだし、射撃の訓練なども&br;久々にやってみたりしてね。&br;
しかしこれがなかなか、&br;若い頃を思い出して、楽しくて。&br;
次の作戦では若い貴銃士に劣らない働きを&br;披露できるよう頑張るよ。&br;
さぁ、無駄話で体力も回復したことだし、&br;これを運ぶことにしよう。
#endregion
***第3話：無理は禁物(親愛レベル5) [#v5bf8fb4]
#region(ネタバレ注意)
……ふう。……やあ、マスターくん。&br;いや、恥ずかしいところを&br;見られてしまったな……あいたた……。&br;
いや、あれから体力作りに励んでいたらね、&br;どうも気分が若返ってしまったようで……。&br;
この前の作戦では、&br;つい無茶をしてしまったのだよ。&br;
グレートルは『今日はよく動いてるじゃん』&br;と言ってくれたよ。&br;それなりに活躍もできたと思うんだが……。&br;
普段トレーニングで使わない部分も激しく&br;動かしてしまったせいかな、&br;身体を痛めてしまった。&br;
あちこち軋んでるような感覚でね、&br;腕が肩より上に上がらないし、&br;膝も……あいたたた。&br;
そんなの聞いてないって？ それは&br;そうだろう。他の貴銃士たちの前では、何も&br;ないというように振る舞っていたからね。&br;
作戦で活躍した手前、少しは格好を&br;つけたい気持ちをわかってくれるかい？&br;ありがとう。&br;
まぁ、少し大人しくしていれば&br;治るだろうからね、私なら大丈夫だ。&br;
君の限りある特別な力を、こんなことで&br;浪費させるわけにはいかないからね。&br;
いやいやそれにしても、&br;年甲斐もないことをしてしまったなあ。&br;
……ん？ なんだい、&br;〇〇くん。……シップ？&br;……を、つけてくれる？ ふむ……。&br;
その『シップ』というものは&br;どういうものなんだい？&br;……はあ、その白い布が……。&br;
なるほど、その布に、生薬を含ませている&br;のか。痛みの緩和に効果があるんだね。&br;
なんと、君の手作り？ 忙しい時間を&br;割いてわざわざ作っておいてくれたのかい？&br;
ああ……ありがとう、&br;〇〇くん。&br;それならぜひ、甘えさせてもらおう。&br;
皮膚に直接貼るのか。よし……&br;このくらいはだければいいかな？&br;
……ほ、ひやっとするね。&br;とても気持ちがいい。&br;
……ところで、この件はグレートルには&br;内緒にしてもらえないだろうか。&br;だって情けないからねぇ。&br;
ありがとう、〇〇くん。&br;後日、内緒にしてくれたことと、&br;この『シップ』のお礼をさせてもらうよ。
#endregion
***第4話：デートのお誘い(親愛レベル8) [#i86ea850]
#region(ネタバレ注意)
やあ、〇〇くん。&br;今、少しいいかな？&br;
先日は手製のシップをありがとう。&br;とてもよく効いて、&br;もうすっかり治ってしまったよ。&br;
君のメディックとしての腕は素晴らしいね。&br;本当に頼もしいマスターだと心から思うよ。&br;
さて、お礼の件だけれど、&br;このチケットを受け取ってくれるかい？&br;
そう、待ちの小さなホールに、オペラ歌手が&br;来てね。歌声を披露してくれるらしい。&br;
私はオペラを愛しているが、&br;このご時世、上演できるような劇場は&br;閉鎖されているからね……。&br;
戦いが終わるまでは見られないものと諦めて&br;いたんだが……こんな機会に恵まれた。&br;
これを逃す手はないと思ってね。&br;レジスタンスのメンバーに協力してもらって&br;チケットを手に入れたのだよ。&br;
ああ、それにしても楽しみだよ。&br;演奏は無理にしても、歌声だけでも&br;オペラの雰囲気を感じることができる。&br;
君はオペラを堪能したことが？&br;ほう、ないなら、是非体験してみたまえ。&br;
オペラは素晴らしい芸術だよ。&br;人間の情熱を肌で感じることができる……。&br;
まぁ、ストーリーは高潔とは&br;言い難いものもあるが、&br;それも含めてオペラという文化なんだ。&br;
１度観たら、&br;病みつきになってしまうだろうね。&br;
君も忙しいだろうが、&br;たまには息抜きだって必要さ。&br;
私とのデートに付き合ってくれるかい、&br;〇〇くん？&br;
──ああ、ありがとう。&br;君と観るオペラ、今からとても楽しみだよ。
#endregion
***第5話：夢のような時間(親愛レベル11) [#had1e7e3]
#region(ネタバレ注意)
……………………。&br;
……ああ、すまない、&br;〇〇くん。あまりに素晴らしい&br;歌声に心を持っていかれてしまってね……。&br;
小さな会場だったけれど、隅々にまで&br;響きわたる歌声が夢のようだったね。&br;
……本当に素晴らしかった……&br;それしか言葉が出てこない。&br;
遠い昔……、幕が下りても&br;喝采が鳴りやまなかった&br;煌びやかな劇場を思い出したよ。&br;
あ、いや、&br;私自身が体験したわけではないのだが。&br;
私の以前仕えていたレオポルト１世は、&br;音楽や芸術を愛する人でねぇ……。&br;
彼が語る、夢のような光景に&br;私はいつも思いを馳せていたんだ。&br;
今は世界帝軍に支配された不自由な&br;世の中だから、ああいう文化に触れる機会が&br;減ってしまって、本当に残念だよ。&br;
オペラのような素晴らしい芸術は、&br;衰退させてはいけない。&br;
美しいものも心を乱されるものも……。&br;
触れることで人生を豊かに、&br;その人を成長させてくれるものこそ、&br;後世に伝えなければ、と思うよ。&br;
だからね、レジスタンスには君やグレートル&br;若い者たちも多いが……本来なら、&br;戦いに参加させたくないのだがね。&br;
君はよくわからないかもしれないけど、&br;若い頃には、若い頃にしか味わえない&br;特別な時間があるからねぇ。&br;
好きなことを楽しんで、素敵に笑ってくれる&br;ような、そんな君たちを見守る大人で&br;ありたかったと思うね……。&br;
……ああ、なんだか感傷に浸ってしまって&br;すまないね。&br;おじさんはどうも後ろ向きでいけない。&br;
オペラや演劇、絵画に彫刻……&br;さまざまな文化に皆が触れられる時代を&br;取り戻そう、〇〇くん。
#endregion
***第6話：グレートルは反抗期？(親愛レベル14) [#ja184ce9]
#region(ネタバレ注意)
おや、ここで会うとは偶然だね、&br;〇〇くん。&br;
先日のオペラはとても楽しかったね。&br;付き合ってくれてありがとう。&br;
またあんなふうに出かけたり、&br;たまには音楽でも聞きながら&br;お茶を飲もうじゃないか。&br;
君はもっともっと伝えたい、&br;触れてほしい芸術がたくさんあるからね。&br;その話をしよう。&br;
……ああ、そうだ。〇〇くん、&br;ちょうどいい、少し相談に乗ってもらえるかい？&br;
この間出かけた帰りに立ち寄った&br;可愛い雑貨屋で、&br;グレートルへの土産を買っただろう？&br;
そう、切れたときに願いが叶うという、&br;紐でできたリングだよ。&br;
早速グレートルにプレゼントしたんだが、&br;まだ開封していないようでね……。&br;袋のままほっぽってあるのだよ。&br;
いつもならすぐさま開けて、礼なり文句なり&br;何かしら言ってくるものなのだが……。&br;
どうしたのだろうか。今までにないことだから、&br;気になってしまって。&br;
……え？ グレートルに理由を聞いてくれるのかい？&br;
なるほど……うーむ、&br;いや、やはりやめておこう。&br;
やはりそれも含めて私の役目だよ。&br;それに君に余計な仕事を増やしてもね。&br;
わがままばかり言ってしまってすまない。&br;でも優しい心遣いに感謝するよ。&br;
私の話を聞いてくれて、ありがとう、&br;〇〇くん。
#endregion
***第7話：おじさん、見守る(親愛レベル17) [#ybd18657]
#region(ネタバレ注意)
……すまない、〇〇くん。&br;休憩中のところ悪いけれど、&br;話を聞いてくれるかい？&br;
ありがとう。助かるよ。その……&br;自分でどうにかしようと思ったのだが、&br;どうも難しそうでね。&br;
お土産を渡してからというもの、&br;やけにグレートルがそっけないのだよ。&br;
先日、君に言った通り理由を尋ねてみた&br;のだが、教えてもくれないんだ。&br;
私が何を話しかけても、&br;短い返事だし、顔を背けているし……！&br;
ハァ。私は何かしてしまったのだろうか？&br;〇〇くんは、&br;グレートルの反応をどう思う？&br;
まあ、完全に無視というわけではないよ。&br;……ふむ、考え事をしているのかも、か。&br;
たしかに君の言う通り、そういうときは&br;優しく黙って見守っている方がいいね。&br;
きっと気分が落ち着いたら、&br;以前と同じになるさ。&br;
ああ、そうだ。あの子もひとりで考え、&br;答えを出す時間が必要だろう。&br;
私が今、あの子のためにできることは……&br;あの子の気が済むまで、&br;じっと待つことだね。&br;
まったく恥ずかしい。&br;私は過保護になりすぎていたようだ。&br;
君のアドバイス通り、しばらく黙って&br;見守るよ。それが一番いいだろう。&br;
じれったいと思う気持ちは否めないが、&br;おじさんは待つことは得意だからね。&br;
ああ、〇〇くん。&br;今回はアドバイスをありがとう。&br;とても助かったよ。
#endregion
***第8話：かわいいグレートル(親愛レベル21) [#bda7f3af]
#region(ネタバレ注意)
〇〇くん！ ここにいたのか。&br;随分、基地の中を探し回ってしまったよ。&br;
君に伝えたいことがあってね。&br;少しいいかい？&br;
実は……グレートルと仲直りできたのだよ！&br;
ああ、ありがとう！&br;
あの子の気が済むまで静かに待っていたら、&br;ついに話してくれた。&br;
どうも、〇〇くんと私の仲に、&br;少し妬いていたようなんだよねぇ。&br;
以前、私が君を誘って&br;一緒に出かけただろう？&br;それがあの子には面白くなかったらしい。&br;
それで拗ねていたんだと、うつむいて&br;つっかえながらも話してくれたよ。&br;
今までにない姿がかわいらしくてね、&br;思わず頭を何度も撫でてしまった。&br;
それで、私が君を誘って出かけた理由を&br;頭から説明したんだが……シップの件だね。&br;
年甲斐もなく無理をするなと&br;怒られてしまったよ。はは。&br;
まあ……年齢も考えずトレーニングをして&br;戦場で張り切ってしまったことは、&br;失敗だったな。&br;
あの子や君に心配をかけるのも&br;よろしくないし、&br;今後は無理しない程度に……ね。&br;
君のアドバイス通り、&br;待っていてよかったよ。&br;
いろいろと相談に乗ってくれてありがとう、&br;〇〇くん。&br;
君もなにか困ったことや悩むことがあったら、&br;私を頼ってくれたまえ。&br;
前にも言ったけれど、あの頃よりも、&br;さらに強く思っているのだよ。&br;
私はいつでも&br;君の力になってあげたいと、ね。&br;
はぁ、それにしても、これで心配事が&br;片付いたよ。ようやくゆっくりと&br;紅茶が飲めそうだ。
#endregion
***第9話：紳士の心構え(親愛レベル25) [#j8e01e02]
#region(ネタバレ注意)
ふぅ……これはいい紅茶だねえ。&br;とてもおいしい……。&br;
おや、〇〇くん。&br;時間があるなら、お茶でもいかがかな？&br;
いい葉をもらったんだ。&br;試しに淹れてみたんだが、香りが抜群だ。&br;
いいものは誰かと分かち合いたい。&br;付き合ってくれないかな？&br;
ありがとう。さあ、こちらに掛けて。&br;
……〇〇くん、&br;眉間に皺が寄っているねえ。&br;
今はお茶を飲んでいる、つまり休憩中だ。&br;そんなふうに難しい顔は似合わない。&br;もっと楽にしたらどうかな。&br;
私も、あれから戦場では無理に動くことは&br;していない。皆を俯瞰する形で、&br;全体を見るようにしたのだよ。&br;
そういうやり方にしてみたら、自陣の綻びを&br;見つけることができたり、危機を&br;予見できたりといいことづくめなんだ。&br;
おっと、別に動きたくないわけじゃ&br;ないよ？ ははは。&br;
ただ、私は積極的に動いていくよりも、&br;蓄積してきた知識と経験をもって全体を&br;見渡している方が役に立つと学んだんだ。&br;
皆が焦るような状況でも、私だけは&br;いつでもゆったりと構えていようと思う。&br;
私が落ち着いていれば、みんなも&br;私を見て気持ちが静まるだろう、とね。&br;
これが私の高貴さなんだが……わかってくれる&br;かい、〇〇くん？&br;
……ふふ、ありがとう。&br;君はそう言ってくれると思っていたよ。&br;
私は、君にもその役割があると思う。&br;君が笑顔でいてくれると、&br;みんなの士気が高まるんだよ。&br;
だから〇〇くんも……&br;こうしてお茶を飲んだり、&br;心を休める時間も大切にしてほしいね。&br;
ふむ、いい顔になった。&br;どうやら私が言いたいことが&br;ちゃんと伝わったようだ。
#endregion
***第10話：かけがえのない存在(親愛レベル30) [#c110664e]
#region(ネタバレ注意)
おや、私の部屋まで訪ねてきて、&br;どうかしたのかい、○○くん。&br;
……これは……私の指揮棒じゃないか！&br;なぜ君が持って……外に落ちていた？&br;
ああ、あのとき落としたのか……。君と&br;オペラ歌手の歌声を楽しんでからというもの&br;オペラが頭で鳴り響いて止まらなくてね。&br;
つい指揮棒を振りたくなってしまって……。&br;
こっそり楽しんでいたのだが……&br;そのときに落としたようだ。拾ってくれて&br;ありがとう、○○くん。&br;
その指揮棒は気に入っていてね。&br;なくさなくて本当によかったよ。&br;
さ、部屋の中へどうぞ、&br;○○くん。届けてくれた&br;お礼に、淹れたての紅茶をごちそうしよう。&br;
そこに掛けてくれたまえ。&br;この間の葉がまだあったはずだ。&br;さっ、さっと。&br;
はい、どうぞ。熱いから、火傷しない&br;ようにね、○○くん。&br;
あれから、グレートルは&br;すっかり以前と同じ調子に戻ってるよ。&br;
私にとってのグレートルは、&br;可愛くてしょうがない相手なんだ。&br;我が子を慈しむような……ね。&br;
君に対する感情も、&br;似たようなものかと思っていたんだよ。&br;
だから頼りにしてほしいと言ってきたけれど&br;……どうやら今は少し違うらしい。&br;
君とグレートルに対する思いは別物なんだ。&br;君には、なんでも話してしまえるような、&br;不思議な魅力があるのだよね。&br;
本当に不思議だ。いったい君は私にとって&br;どこまでの存在なのだろうね……。&br;
変なことを言ってすまないね。混乱させた&br;かな。ああ、その、またマスターくんと&br;どこか行きたいものだね！&br;
ほら、グレートルが妬いてくれるかも&br;しれないし。ハハハ、冗談だよ。&br;
けれど、また一緒に出かけたいというのは、&br;本当の気持ちだよ、○○くん。&br;
#endregion
&aname(top){上へ戻る};
//---------------------------------------------------
**勲章 [#episode_medal]
***お手柔らかに([[悠然の貴銃士−I>カード/レオポルト/★3 悠然の貴銃士−I]]) [#nd691b66]
#region(ネタバレ注意)
|カール|今日の作戦では、&br;レオの判断に助けられたな！|
|カール|もし、あの場で僕らが出ていたら……&br;間違いなく敵に囲まれていただろうからね。|
|レオポルト|ふふ……お褒めにあずかり、光栄だよ。|
|マルガリータ|まー確かに、&br;あれはグッジョブだったよねー。&br;でもさぁ、おじさんってば……。|
|マルガリータ|オレらの部隊を呼び止めたあと、&br;こっそり腰さすってたでしょ？&br;あれ、どしたの？|
|レオポルト|これはこれは……&br;情けないところを見られてしまったな。|
|レオポルト|慣れない大声を出したら、&br;どうにも腰に響いてね。&br;いや、大したことはないのだけれどね。|
|カール|はっはっは！&br;レオ、衰えるにはまだ早いぞ？ 明日は僕と&br;一緒にトレーニングをしようではないか。|
|マルガリータ|あ、オレもオレも！&br;ストレッチとか手伝ってあげてもいーよー？|
|レオポルト|はは、お手柔らかに頼むよ……。|
#endregion
//----------
***ふさわしい方法で([[悠然の貴銃士−II>カード/レオポルト/★3 悠然の貴銃士−II]]) [#l173213e]
#region(ネタバレ注意)
○○くん、ありがとう。&br;君には、感謝してもしきれないよ。&br;
私のようなおじさんにも、&br;勲章を授与してくれて……ふふ。&br;
ああ、すまないね……年甲斐もなく、&br;気持ちが浮ついてしまっているんだ。&br;
すぐに、いつもの私に戻るから……&br;今しばらくは、許してくれるかい？&br;
私は私にふさわしいやり方で、&br;貴銃士としての務めを&br;まっとうするつもりだったけれど……。&br;
それでも、やはり他の貴銃士たちと比べて、&br;体力面で劣るということは事実だからねぇ。&br;
こんな私でも、君の役に立てている……&br;そう実感できたことが、&br;何よりも嬉しいんだ。&br;
本当に、○○くんは……&br;私にたくさんの喜びを与えてくれるね。&br;
ふふ……君の期待に、これからも&br;しっかりと戦果で応えてみせよう。&br;
この勲章にふさわしいと君が評価してくれた&br;……私なりのやり方で、ね。
#endregion
//----------
***音楽鑑賞会？([[老朽の智慧>カード/レオポルト/★4 老朽の智慧]]) [#f52dc939]
#region(ネタバレ注意)
|マルガリータ|ねー、おじさんも〇〇も&br;聞いてよー！&br;オレ、今日の夜は、街へ行くんだ〜♪|
|マルガリータ|こないだ知り合った……友達の友達？&br;そのコに、お呼ばれしてんの！|
|マルガリータ|おうちに、大きなプールがあるんだって！&br;ちょー楽しみっ♥&br;今日がお休みでよかった〜♥|
|レオポルト|ふむ……。しかしグレートル、&br;夜のプールでは泳げないのでは？|
|マルガリータ|もー、これだからおじさんは！&br;泳ぐんじゃなくて、&br;プールサイドでパーティするの！|
|マルガリータ|プールをライトアップして〜、&br;みんなで音楽聞いたりして、&br;ワイワイはしゃいじゃうんだよ！|
|レオポルト|ほう……夜のプールで、音楽鑑賞か。&br;……月に照らされた水面を眺めながら、&br;穏やかな夜を過ごす……。|
|レオポルト|それは、実に趣のある催しだね。&br;ぜひ、私も参加してみたいな。|
|マルガリータ|ええっ！？ おじさんはダメだよ！|
|レオポルト|そ、そうなのかい？ それは残念だな……。|
|マルガリータ|う……え、えっとねー、&br;今回は若者限定なの！&br;だから、おじさんはまた今度ね！|
#endregion
//----------
***参加禁止のパーティ([[老朽の智慧>カード/レオポルト/★4 老朽の智慧]]) [#qa5fc2db]
#region(ネタバレ注意)
|レオポルト|……まったく。&br;グレートル、もうあんなパーティに&br;行ってはいけないよ。|
|マルガリータ|もー、&br;だからついてきちゃダメって言ったのに。|
|マルガリータ|……あ、〇〇。&br;ちょっと聞いてよー、おじさんがさぁ……。|
|レオポルト|〇〇くん、&br;ちょうどいいところに。聞いてくれるかい？|
|レオポルト|グレートルが誘われていた、&br;夜のプールで行われる音楽鑑賞会だが……。|
|レオポルト|会場の外から、様子だけでも……と、&br;こっそり見に行ってみたんだ。|
|レオポルト|そうしたら、肌をみだりに露出した、&br;水着の男女が……！|
|マルガリータ|おじさんってば大袈裟すぎ！&br;プールなんだから、&br;水着なのは当たり前でしょ〜？|
|レオポルト|……とにかく！&br;もう絶対に、あのパーティに参加しては&br;いけません。わかったかい、グレートル。|
|マルガリータ|あーあ、つまんな〜い！&br;おじさんの尾行に気付けなかったなんて、&br;オレいっしょーの不覚だよ〜！|
#endregion
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***大人の楽しみ方([[鳴り止まぬ喝采>カード/レオポルト/★5 鳴り止まぬ喝采]]) [#o3b4d0b8]
#region(ネタバレ注意)
ああ、〇〇くん。&br;勲章のみならず、休暇まで&br;もらえるなんてね……ありがたい話だよ。&br;
マルガリータやカールと連れ立って、&br;旅行をする予定なんだけれど……。&br;
君も、一緒に来てくれるんだろう。&br;ふふ、今からとても楽しみだよ。&br;
グレートルも、カールも、&br;旅行を心待ちにしていてね。&br;
どこに行きたい、あの場所を見たい……と、&br;大はしゃぎしていたよ。&br;
あの元気な子たちに、ついていけるかどうか&br;……おじさんは、それだけが悩みの種さ。&br;
ああやって、はつらつと飛び回るのは&br;難しいだろうから……。&br;
私はあのふたりの後について、&br;ゆっくりと旅の雰囲気を楽しめたら……と、&br;思っているんだよ。&br;
大人には大人の、&br;旅行の楽しみ方があるからね。&br;
彼らがおおいに楽しめるよう、&br;おじさんは旅の後衛を務めるとしよう。&br;君も、気負わず楽しんでね。
#endregion
//----------
***海の神秘……？([[鳴り止まぬ喝采>カード/レオポルト/★5 鳴り止まぬ喝采]]) [#s61148ef]
#region(ネタバレ注意)
|レオポルト|素晴らしい天気だね、&br;〇〇くん。&br;海辺で遊ぶにはうってつけの天気だ。|
|レオポルト|しかし……これでは日焼けをしてしまうな。|
|レオポルト|グレートル、カール！&br;遊ぶなら、麦わら帽子をかぶりなさい。|
|マルガリータ|えー？ そんなの要らないし！&br;ほらカール、行こ！|
|カール|む……悪いね、レオ。僕も行ってくる！|
|レオポルト|やれやれ、仕方がない……&br;ふたりとも、すっかり海に夢中だね。&br;……おや？|
|カール|……うわ！ レオ、レオー！&br;マルガリータが、ヘ、ヘンなものを！|
|マルガリータ|アハハッ！ 待ってよカール！&br;なんだろコレ！？|
|マルガリータ|あ、おじさーん！ これ、海に落ちてた！&br;黒くて細長くて、ふにふにしてるのー！|
|レオポルト|こ、これは……ナマコ、かな？|
|カール|マルガリータ！ それを僕に近づけるな！&br;き、気持ち悪い！|
|マルガリータ|えー、なんで？&br;ほらほら、柔らかくって面白いよー？&br;アハハハハ♥|
#endregion
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***自覚がなくとも([[鳴り止まぬ喝采>カード/レオポルト/★5 鳴り止まぬ喝采]]) [#xaa89e21]
#region(ネタバレ注意)
ふぅ……&br;おじさんはもう、お腹がいっぱいだよ。&br;
カールとマルガリータは、&br;まだ食べるみたいだね。&br;ふふ、食欲旺盛で良いことだ。&br;
ねえ、〇〇くん。&br;今日は、色々あったけれど……&br;楽しかったね。&br;
それに昼間の海では、冷たい飲み物を&br;差し入れてくれて、ありがとう。&br;
君が気を利かせてくれたおかげで、&br;私もバテずに済んだよ。&br;
ふふ……グレートルやカールの面倒を&br;見るつもりでいたけれど、&br;なかなか体力が追いつかなくてね。&br;
結局、ずいぶん君に助けられてしまったよ。&br;最後は、私から君を頼ってしまったほどだ。&br;
……〇〇くんは本当に、&br;しっかりした子だね。&br;
基地でも、旅先でも……&br;私は君から、いろんなものを貰っているよ。&br;君に、その自覚がなくともね。&br;
だからこの旅行、君にも思いっきり&br;楽しんでほしいんだ。この恩を君に&br;少しでも返したいと、そう思っているよ。
#endregion
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***帰ってこないふたり([[ほとばしる憤怒>カード/レオポルト/★5 ほとばしる憤怒]]) [#tf608ed7]
#region(ネタバレ注意)
|カール|レオ、〇〇と&br;マルガリータは……っと、&br;そっちも見つからなかったようだね。|
|レオポルト|ああ。ふたりとも一体&br;どこに行ってしまったんだか……。&br;向こうも探してみよう。|
|ローレンツ|たたた、大変です！&br;〇〇さんとマルガリータくんを&br;見たっていう人が見つかりました！|
|カール|でかしたぞ、ローレンツ。&br;それで……ふたりはどうした？|
|ローレンツ|それが……最近街で横行している&br;人攫いの現場に居合わせて、&br;犯人を追いかけたそうなんです……。|
|レオポルト|なんだって……！？|
|ローレンツ|こんな時間まで戻ってこないってことは……&br;〇〇さんたちも&br;捕まってしまったんでしょうか……。|
|カール|マルガリータは強い。そう簡単に&br;捕まるとも思えないけれど、ただの外出で&br;銃を持っていないとなると……。|
|レオポルト|ああ……もし奴らが&br;世界帝軍と通じているようなことがあれば、&br;武器を融通されているかもしれない。|
|レオポルト|グレートルでも、武装した大人数が相手では&br;下手に動けないだろうね……。|
|カール|となると、自力での脱出には&br;期待しすぎない方がいいねー。&br;さて、僕らはどう動くか……。|
|？？？|……おい。|
|カール＆レオポルト|……！|
|アリ・パシャ|話は聞いた。&br;手っ取り早い方法があるが……&br;興味はあるか？|
|レオポルト|…………。&br;策があるなら、聞かせてもらいたいね。|
|アリ・パシャ|フッ……単純な話だ。&br;連中の親玉と商談をして、&br;人を買うふりをすればいい。|
|アリ・パシャ|この辺りで人攫いを生業にする輩といえば、&br;思い当たるのはひとつ──。|
|アリ・パシャ|奴らの根城の情報ならば掴んでいるが、&br;乗り込むのはそっちでやるか？|
|レオポルト|ああ。&br;……ありがとう。礼を言うよ。|
|レオポルト|さて……&br;そういった輩のところへ赴くとなると、&br;相応の格好をしなければね。|
#endregion
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***静かな怒り([[ほとばしる憤怒>カード/レオポルト/★5 ほとばしる憤怒]]) [#z5c89370]
#region(ネタバレ注意)
|レオポルト|──取引成立、だね。&br;さあ、その子を渡してもらおうか。|
|人攫い|おうよ。……しかし、旦那も物好きだな。&br;こいつは、見た目は娘っ子みたいだが、&br;男ときたもんだ。|
|人攫い|どこぞの好事家が気に入れば&br;高くつきそうだとは思っていたが、&br;暴れるわ喚き散らすわのじゃじゃ馬だぞ？|
|人攫い|旦那も扱いには気をつけな……って、&br;そういうのがお好みかい？ ヘヘッ。|
|レオポルト|……ああ。そういうところも含めて、&br;この子の良さだと知っているからね。|
||──カシャン！|
|人攫い|な……っ！？|
|レオポルト|この子は活発で、明るくて、&br;それでいて繊細で、誰よりも優しい。|
|レオポルト|そして、たとえ自分が傷つこうとも&br;人を守ろうとする、&br;真の強さも持っているんだ──！|
|レオポルト|実に不味いワインをごちそうさま。&br;さて、お代を渡すとしようか。&br;……カール。|
|カール|ああ。愚劣な者たちに&br;お似合いの鉛玉をたっぷりと、な！|
|人攫い|ひっ！&br;お前らは一体……！？|
|レオポルト|君たちに聞かせる名などないね。&br;さあ、今すぐに残りの者たちが&br;捕らえられている場所を吐かないと……。|
||（心銃発動）|
|人攫い|ぎゃあぁっ！&br;しょ、商品は港の倉庫に……っ！|
|カール|行くぞ、レオ。&br;……マルガリータ、いま猿ぐつわを外す。|
|マルガリータ|ぷはっ！ ありがと、カール。&br;オレも行けるよ！|
|レオポルト|さて……急いで〇〇くんたちを&br;助けに行くとしようか。|
#endregion
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***笑顔の再会([[ほとばしる憤怒>カード/レオポルト/★5 ほとばしる憤怒]]) [#w78e9b00]
#region(ネタバレ注意)
|マルガリータ|〇〇ーっ！！&br;大丈夫？ 痛いとこない？&br;怪我してないよね！？|
|マルガリータ|はぁ～、よかったぁ……。|
|レオポルト|〇〇くん、グレートル、&br;よく頑張ったね。&br;それで……一体何があったんだい？|
|マルガリータ|えっと……オレと〇〇と&br;ふたりで、街のお店で&br;買い物したりしてたんだよね。|
|マルガリータ|そしたら、怪しい人たちが&br;子供を攫うところを見かけて……。|
|マルガリータ|人攫いが出るって話は聞いてたから、&br;他に捕まってる子がいるかもって思って&br;アジトまで尾行したんだ。|
|マルガリータ|みんなを助け出そうとしたんだけど、&br;罠が仕掛けられてて、&br;オレたちまで出られなくなって……。|
|カール|なるほどねー。&br;奴らも悪知恵だけは働くということだ。&br;……ま、それも終わりだけどね。|
|レオポルト|心がけはとても立派だ。&br;……しかしね、〇〇くんも&br;いるのに無茶をしてはいけないよ。|
|マルガリータ|はぁい……。&br;でも、思った通りだったね、&br;〇〇♪|
|レオポルト|ん……？ 何の話だい？|
|マルガリータ|いやぁ、オレたちも、捕まっちゃって&br;どうしよ～って超不安だったんだけどね。|
|マルガリータ|おじさんたちなら、絶対ピンチに気付いて&br;助けに来てくれるって、&br;ふたりで話してたんだ。|
|レオポルト|はは……&br;信頼は嬉しいけれど、おじさんを&br;あまりハラハラさせないでおくれよ。|
|レオポルト|ともかく、ふたりが無事で本当に良かった。&br;さ、温かい飲み物でも飲んで、&br;今日はゆっくり休みなさい。|
#endregion
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**日常 [#episode_daily]
***静かな攻防 [#u7183527]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：武器修理所付近
|アリ・パシャ|やあ、レオポルト。|
|レオポルト|アリ・パシャに、エセン……&br;私になんの御用かな？|
|アリ・パシャ|そう身構えないでくれ。なに、ちょっとした&br;挨拶の品を持ってきただけだ。……エセン。|
|エセン|……どうぞ。あなたの好物だと耳にして、&br;アリ・パシャ様が用意させたものです。|
|レオポルト|これは……コーヒー豆……？|
|レオポルト|私が隠れコーヒー好きであることを、&br;なぜ……。&br;いやしかし、ありがたくいただこう。|
|アリ・パシャ|そうしてくれ。&br;次の作戦、共に参加することになった&br;そうだな。|
|アリ・パシャ|かの有名な、ハプスブルク家ゆかりの&br;あなた方と一緒とは……実に心強い。|
|レオポルト|……いえいえ、こちらこそ。|
|レオポルト|あなた方、オスマンの力は……&br;身をもって知っていますからな。|
|アリ・パシャ|国同士に古い因縁があったとしても……。&br;我々貴銃士の交流には関係ないはずだ。&br;そうだろう？|
|レオポルト|その言葉が、真実であることを願っている&br;よ、背中を預ける相手は、味方であって&br;ほしいものだからね。|
#endregion
***懐かしい調べ [#o874e808]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：衛生室付近
|マルガリータ|ふぅ……いい香り！ おじさんって、お茶&br;淹れるのはホント、ちょー上手だよねー。|
|カール|我々の素晴らしいティータイムは、&br;レオがいなければ始まらないな。|
|レオポルト|ふふ……お褒めにあずかり光栄だよ。|
|マルガリータ|あ、そーだ！ おじさんさー、なんか&br;オペラの楽譜？ 欲しがってたじゃん。|
|マルガリータ|アレ、レジスタンスの知り合いが&br;見つけてくれてさ。手に入りそーだよ。&br;感謝してよねー！|
|レオポルト|なんと！ それはありがたい。|
|カール|オペラか……宮廷楽師の演奏を&br;思い出すねー。レオの音楽好きも、&br;ルーツは宮廷音楽かな？|
|レオポルト|きっと、そうだろう。人の身を得る前も、&br;この銃身は麗しい響きを感じ取っていた&br;からね。|
|マルガリータ|音楽っていいよねー。&br;胸がどきどきして、めっちゃアガる！|
|レオポルト|音楽に触れたときの、あの胸の高鳴りを&br;『アガる』というのか……&br;ふふ、確かに音楽は『アガる』ね。|
#endregion
***目が離せない [#o0c3e1c4]
#region(ネタバレ注意)
発生場所：シャワー室付近
|レオポルト|おや？ グレートル、その傷は……。|
|マルガリータ|へ？ ……あー、コレのこと？|
|マルガリータ|作戦のとき、弾がちょい掠ったかなー。&br;ま、へーきへーき！ アハハ♥|
|レオポルト|また無茶をして……だめじゃないか。|
|レオポルト|君はもう少し、自分を大事にしなければ&br;いけないよ？ 周りをよく見て……。|
|レオポルト|いや、まずは傷の手当てだね……&br;ほら、グレートル。こっちに来なさい。|
|マルガリータ|もー、おじさんってば大袈裟すぎ！&br;ウザいんだけど〜。|
|レオポルト|そうは言ってもね、グレートル。&br;小さな怪我だからと油断をしては……。|
|マルガリータ|オレは、戦いをちょーエンジョイしてるだけ&br;だもん！ 水差さないでよね〜！|
|レオポルト|はぁ……困った子だ。あの子を見ていると、&br;おじさんは気の休まる暇がないよ……。|
#endregion
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*グッズ [#item]
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//*メモ・雑記
//あれば
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