イベント/湯の花舞う癒しの秘湯/エピソード の編集 Top > イベント > 湯の花舞う癒しの秘湯 > エピソード **第5話 幻の秘湯 [#episode5] #region(ネタバレ注意) |ヒデタダ|く……っ、&br;あの不届き者はまだ帰らぬのですか!&br;もう子の刻になりますぞ!?| |ヒデタダ|今日という今日は、&br;厳しく言ってやらねば気が済みませぬ……!| |イエヤス|まあまあ。そう怒るな、ヒデタダ。&br;ホールにも何か事情があるのだろう。| |ヒデタダ|大御所様……っ!&br;大御所様の寛大さに甘えたあやつの無礼、&br;やはり許すまじ……!| |ホール|ただいま~。ああ、よかった。&br;○○もイエヤスも&br;まだ起きてたんだね。| |ホール|明日、ふたりを連れて行きたいところが&br;あるんだ。動けそうかな?&br;無理なら俺が背負って――。| |ヒデタダ|ホール! 帰ってくるなり何なのですか!&br;大御所様はあなたを庇って&br;大怪我をされたのですぞ!| |ヒデタダ|○○殿も傷を負いながら&br;我々を治療し、休息が必須……。&br;そんな時に何を言っているのです!| |ヒデタダ|フラフラ街で遊び歩いていたかと思えば、&br;次はこれですか!&br;寝言ならば寝ていいなされ!| |ホール|……え? 遊び歩いて……?| |ホール|ち、違う違う! そんなワケないだろ?&br;俺を庇ってくれたイエヤスには&br;感謝しているし、申し訳なくも思ってる。| |ホール|○○のこともすごく心配で……&br;だから、街で傷に効く薬を探してたんだ。| |ヒデタダ|…………!| |ホール|でも、街にはまだ世界帝軍がたくさんいて、&br;病院や薬局は特に監視が厳しかった……。| |ホール|薬は手に入らなかったけど、&br;街の女の子たちから&br;気になる話を聞いたんだ。| |ホール|なんでも、このあたりの山奥に、&br;傷によく効く幻の秘湯があるんだって。| |ホール|何十年も前だけど、実際に行ったことがある&br;っていうおじいさんにも会ったんだ。&br;彼から大体の場所も聞いてる。| |ホール|だから、すぐにでもふたりを&br;そこへ連れていきたいと思って……。&br;それに、ヒデタダも温泉好きだろ?| |ヒデタダ|お、温泉……。&br;しかも、幻の秘湯とは……!| |ヒデタダ|……い、いえいえ!&br;そんなに昔の話では、&br;今も本当にあるかどうか怪しいものです。| |ヒデタダ|大御所様の傷も癒えていないというのに、&br;険しい山道を進むのは&br;危険ではありませんか?| |イエヤス|いや……行ってみよう。俺の傷は随分と&br;癒えたし、ずっと休んでいては体もなまる。&br;少しは動かねばな。| |イエヤス|○○は今しばらく&br;安静にしておく必要があるから、&br;まずは俺たちで確かめに行こう。| |イエヤス|本当に温泉があればよし。&br;そのときは、戻って〇〇も&br;連れて行けばよい。| |ヒデタダ|なるほど……。&br;それもそうでございますな。&br;では、朝を待って出立いたしましょう。| |ホール|それじゃ、行ってくるよ。&br;いい知らせを楽しみにしててね、&br;○○♥| |ケイン|皆さん、どうぞお気をつけて。&br;○○さんのことは、&br;我々にどうぞお任せくださいね。| |イエヤス|ああ。留守の間をよろしく頼むぞ。| #endregion //------------------------------ ページの更新 ビジュアル編集モードに切り替える &embed(31); **第1話 生き残るために [#episode1] #region(ネタバレ注意) |サカイ|くっそ……撃っても撃ってもキリないわ。&br;あいつらどんだけ大人数で来てんねん!| |クニトモ|このままやと……&br;身動き取れへんようになるんも、&br;時間の問題やね。| |ホール|○○、傷の具合は?&br;見せてごらん。| |クニトモ|え……っ! 手の傷が腕まで……!&br;これ、相当まずいんやない!?| |ホール|ああ。……〇〇、&br;ここは一時撤退しよう。&br;俺がサムライたちに伝える。| |ホール|イエヤス、ヒデタダ! 一時撤退だ!&br;心銃で敵を牽制して、&br;その隙に山あいの隠れ家まで逃げるんだ。| |イエヤス|撤退か……それが最善だろうな。&br;――よし。&br;ヒデタダ、ホール。合わせてくれ。| |ヒデタダ|はっ!&br;このヒデタダ、全力で参りますぞ!| |ホール|OK、任せて!| |イエヤス|では、いざ――!| (心銃発動) |ホール|わーお! バッチリだね。&br;これで少しは時間が稼げるはずだ。&br;今のうちに――| |イエヤス|……っ!&br;ホール、伏せろ!| |イエヤス|くっ……!| |ホール|サムライっ!!!| |ホール|……あいつか、撃ち漏らしたヤツは!| (心銃発動) |ヒデタダ|お、大御所様っ! お怪我を!!| |イエヤス|くっ……案ずるな……ッ、大事ない。&br;さあ、行こう。| |ヒデタダ|はっ、お支えいたします!| |イエヤス|……ホール? どうした。&br;敵はまたすぐに追ってくるぞ。| |ホール|……俺は、少し別行動するよ。&br;○○にはサカイたちが&br;ついてるけど、重傷だ。| |ホール|イエヤスもその怪我じゃ、&br;逃げるのに時間がかかるだろ。| |ホール|……俺は一番軽傷だからさ。&br;囮になって、時間稼ぎするよ。&br;ほら、ふたりは早く行って。ね?| |ヒデタダ|……やむを得ませんな。&br;ホール。必ず、無事に戻るのですよ。| |ホール|あったりまえさ! こんなところで&br;スターがやられるわけないだろ?&br;さあ、早く!| |ヒデタダ|参りましょう、大御所様!| |ホール|さてと……。&br;それじゃあ俺は、もう一仕事してこようか。| |ホール|みんなのピンチを救うのも、&br;スターの役目だからね☆| |ファル|まったく、レジスタンスというのは&br;どうしてこうも諦めが悪いんでしょうねぇ。| |ファル|森に逃げ込んだか、そうと見せかけて&br;市街地へ逃げたか……。| |エフ|面倒ねぇ。&br;ね、ファルちゃん。森ごと焼いちゃえばぁ?| |ファル|駄目ですよ。あちらに「マスター」が&br;同行していたら死んでしまうでしょう?&br;あれは生け捕りにしなければ。| |きゅるちゅ|……あっ! 見て見て! 人影はっけーん!&br;古銃だったら捕まえて、&br;いーっぱい苛めちゃおっと♥| #endregion //------------------------------ **第2話 帰ってこないスター [#episode2] #region(ネタバレ注意) |カトラリー|ケインさん、&br;○○の具合はどう?| |ケイン|……良くありませんね。&br;止血は済みましたが、傷の状態も&br;今まで以上に悪化していますし……。| |ケイン|何よりマスター自身も、かなりの怪我を……&br;とにかく、絶対安静で療養が必要でしょう。| |カトラリー|そっか……。&br;イエヤスさんも心配だね。&br;彼、一番重症でしょ。| |キセル|うん……俺がここに駆けつけたときに、&br;ちょうどイエヤスさんが&br;目を覚ましたんだけどね。| |キセル|○○の様子を見るなり、&br;手当てを拒んだんだよ。| |キセル|イエヤスさんは酷い傷だけど、あのままじゃ&br;○○も危なかったから……。| |ケイン|……おふたりが少しでも早く&br;回復できるように、私たちは&br;出来る限りのお手伝いをしましょう。| |キセル&カトラリー|うん。| |イエヤス|はは……庇っておいて自分がこれでは&br;格好がつかないな。○○にも、&br;負担をかけてしまった。| |ヒデタダ|大御所様、&br;今はどうか、無理をなさらず……!| |ヒデタダ|それにホールとて、&br;大御所様のとっさのご判断がなければ、&br;どうなっていたことか。| |イエヤス|ああ……。&br;俺が気付けたからよかったが&br;彼からは死角の攻撃だったからな……。| |イエヤス|して、ホールは戻っていないのだろうか。&br;彼一人に囮を任せてしまったが……。| |ヒデタダ|彼なら数刻前に戻ってきました。&br;ですが……今はいませんね。&br;どこかへ出掛けたようです。| |イエヤス|そうか。とにかく、無事ならばよかった。| |ヒデタダ|ええ。ホールは大丈夫ですので、&br;大御所様は御身をご案じなされませ……!| |クニトモ|ただいま戻りました~。&br;……あ、イエヤスさん目ぇ覚めたんやね!&br;よかったわぁ。| |サカイ|森で果物見つけてきたんやけど、&br;食べられそうやったらどーです?&br;俺、皮剥いてくるで。| |イエヤス|ほう、美味そうだな。お願いしようか。| |サカイ|よしきた、任しとき!&br;……あ、せや。途中でホールに&br;会うたんやけど、あいつどないしたん?| |サカイ|なんか知らんけど用事がある~言うて、&br;急いで街の方に行ったで。| |ヒデタダ|街の方へ……?&br;このような非常事態に……?| #endregion //------------------------------ **第3話 街での逢瀬 [#episode3] #region(ネタバレ注意) |エフ|……レジスタンスを見失ったですって?&br;やぁね、これだから愚図は。&br;躾直しが必要かしら?| |兵士|ひぃっ!それだけはお許しを……!&br;兵を増員して捜索範囲を広めますので!| |エフ|はいはい、口だけなら何とでも言えるのよ。&br;……さっさと行って見つけてきなさい!| |兵士|は、はいっ!| |きゅるちゅ|あーあ、せっかくいいおもちゃが&br;手に入ると思ったのになぁ~。&br;逃げちゃうなんてつまんなーい!| |ファル|この街に潜んでいる様子がないとなると、&br;麓の町まで下ったのかもしれませんね。| |ファル|雑魚どもを深追いするのも面倒ですが……&br;もうしばらくは行方を追ってみますか。| |ホール|…………。| |ホール|街には兵士がうろついてるし……。&br;もうしばらくは身動きできそうにない、か。| |少女|ねえねえ、お兄さん。&br;こんなところで何してるの?| |ホール|えっ?&br;……えーとねぇ、&br;幸せの青い鳥を探しにきたんだよ。| |少女|へぇ~。それ、見つけられた?| |ホール|ああ、バッチリさ☆| |少女|ふぅん……じゃあ、幸せになれたの?| |ホール|ああ。&br;今日も、君みたいな可愛い子に出会えた。&br;これも青い鳥のおかげかな?| |少女|うふふ! お兄さんってば、面白い人ね!&br;ね、一緒に遊んでよ!| |ホール|OK~!&br;君のことをいろいろ教えてね。子猫ちゃん♥| #endregion //------------------------------ **第4話 賑やかな心遣い [#episode4] #region(ネタバレ注意) |クニトモ|…………さん、〇〇さん。&br;……んー、まだちょっと熱あるなぁ。| |クニトモ|……あ、〇〇さん!&br;よかったぁ……もうだいぶ長いこと&br;眠ってたから心配してたんやで。| |クニトモ|包帯交換してもええ?&br;あと、お水も飲んどこうな。ほらサカイ、&br;ぼさっとしとらんと水持ってきぃや!| |サカイ|お前に言われんでも用意しとるわ!&br;ほい、〇〇さん。&br;いっぱい飲んでな!| |クニトモ|森に食べ物探しに行ったら&br;綺麗な湧き水があってな~。&br;そこで汲んできたんよ。| |サカイ|イエヤスさんも喉乾いてへん?&br;ほい、どーぞ!| |イエヤス|ありがとう。&br;……ふたりも怪我をしていただろう。&br;傷の具合はどうだ?| |サカイ|ぜーんぜん!&br;俺らの怪我はかすり傷みたいなもんやから、&br;気にせんといて!| |クニトモ|もうほとんど治ってるから大丈夫やで。&br;おおきに、イエヤスさん。| |ヒデタダ|失礼しますぞ。&br;そろそろ夕餉の支度に取り掛かりますが、&br;何かご所望のものは――。| |ヒデタダ|……おや? 何やら雰囲気が明るくなった&br;気が……なるほど、窓辺に花を&br;飾ったのですか。これはクニトモが?| |クニトモ|さすがヒデタダさん、&br;ええとこに気付かはったなぁ!&br;そうなんです~。綺麗やろ?| |サカイ|いやいやいや! それやったの俺やから!&br;何テキトーなこと言うとんねん!| |ヒデタダ|ほう……。&br;掃除だけでなくここまで気を回せるとは、&br;存外細やかなのですね。| |サカイ|せやろ~?&br;ボケーッとしたクニトモには、&br;到底できん芸当ですわ~!| |クニトモ|はあ? ボクはボケーッとしとるんやなくて&br;落ち着いとるんです~!&br;雑なくくりせんといてくれる!?| |サカイ|あ~ん? なんやて~!?| |ヒデタダ|こら、静かになさい!&br;大御所様と〇〇殿は&br;療養中なのですぞ!| |サカイ&クニトモ|す、すんません!| |ヒデタダ|はぁ……褒めてもすぐこれですからな。&br;仲がいいのやら悪いのやら。| |イエヤス|はっはっは。賑やかでいいことではないか。&br;ふたりがいると、空気が明るくなる。| |イエヤス|鬱々と療養しているよりも、&br;ずっと心身に良さそうだ。&br;なぁ、〇〇。| |ヒデタダ|ぐぬぬ点…&br;大御所様がそうおっしゃるならば、&br;致し方ありませぬ。| |ヒデタダ|それはそうと、ホールは一体&br;どこをふらついているのです?&br;昨夜から帰って来ていないようですが……。| |カトラリー|……ねえ、ホールのこと探してるの?| |カトラリー|それなら、街で見たよ。&br;知らない女の子と一緒に、&br;どこかへ歩いていったけど……。| |ヒデタダ|なっ……なんですと!?| #endregion //------------------------------ **第5話 幻の秘湯 [#episode5] #region(ネタバレ注意) |ヒデタダ|く……っ、&br;あの不届き者はまだ帰らぬのですか!&br;もう子の刻になりますぞ!?| |ヒデタダ|今日という今日は、&br;厳しく言ってやらねば気が済みませぬ……!| |イエヤス|まあまあ。そう怒るな、ヒデタダ。&br;ホールにも何か事情があるのだろう。| |ヒデタダ|大御所様……っ!&br;大御所様の寛大さに甘えたあやつの無礼、&br;やはり許すまじ……!| |ホール|ただいま~。ああ、よかった。&br;○○もイエヤスも&br;まだ起きてたんだね。| |ホール|明日、ふたりを連れて行きたいところが&br;あるんだ。動けそうかな?&br;無理なら俺が背負って――。| |ヒデタダ|ホール! 帰ってくるなり何なのですか!&br;大御所様はあなたを庇って&br;大怪我をされたのですぞ!| |ヒデタダ|○○殿も傷を負いながら&br;我々を治療し、休息が必須……。&br;そんな時に何を言っているのです!| |ヒデタダ|フラフラ街で遊び歩いていたかと思えば、&br;次はこれですか!&br;寝言ならば寝ていいなされ!| |ホール|……え? 遊び歩いて……?| |ホール|ち、違う違う! そんなワケないだろ?&br;俺を庇ってくれたイエヤスには&br;感謝しているし、申し訳なくも思ってる。| |ホール|○○のこともすごく心配で……&br;だから、街で傷に効く薬を探してたんだ。| |ヒデタダ|…………!| |ホール|でも、街にはまだ世界帝軍がたくさんいて、&br;病院や薬局は特に監視が厳しかった……。| |ホール|薬は手に入らなかったけど、&br;街の女の子たちから&br;気になる話を聞いたんだ。| |ホール|なんでも、このあたりの山奥に、&br;傷によく効く幻の秘湯があるんだって。| |ホール|何十年も前だけど、実際に行ったことがある&br;っていうおじいさんにも会ったんだ。&br;彼から大体の場所も聞いてる。| |ホール|だから、すぐにでもふたりを&br;そこへ連れていきたいと思って……。&br;それに、ヒデタダも温泉好きだろ?| |ヒデタダ|お、温泉……。&br;しかも、幻の秘湯とは……!| |ヒデタダ|……い、いえいえ!&br;そんなに昔の話では、&br;今も本当にあるかどうか怪しいものです。| |ヒデタダ|大御所様の傷も癒えていないというのに、&br;険しい山道を進むのは&br;危険ではありませんか?| |イエヤス|いや……行ってみよう。俺の傷は随分と&br;癒えたし、ずっと休んでいては体もなまる。&br;少しは動かねばな。| |イエヤス|○○は今しばらく&br;安静にしておく必要があるから、&br;まずは俺たちで確かめに行こう。| |イエヤス|本当に温泉があればよし。&br;そのときは、戻って〇〇も&br;連れて行けばよい。| |ヒデタダ|なるほど……。&br;それもそうでございますな。&br;では、朝を待って出立いたしましょう。| |ホール|それじゃ、行ってくるよ。&br;いい知らせを楽しみにしててね、&br;○○♥| |ケイン|皆さん、どうぞお気をつけて。&br;○○さんのことは、&br;我々にどうぞお任せくださいね。| |イエヤス|ああ。留守の間をよろしく頼むぞ。| #endregion //------------------------------ **第6話 スターの流儀 [#episode6] #region(ネタバレ注意) |ホール|えーっと……&br;あの大きな木のところを右だね。&br;イエヤス、大丈夫かい?| |イエヤス|ああ、問題ない。先へ進もう。&br;しばらくは道なりだな。| |ヒデタダ|……ホール。&br;その地図はあなたが作ったのですか?| |ホール|ん? そうだよ。&br;知ってる人もあんまりいない温泉だし、&br;当然地図にも載ってないからね。| |ホール|いろんな人から話を聞いて作ったから、&br;シンプルな地図だけど&br;要点は押さえてるはずさ☆| |ヒデタダ|あなた……本当に、&br;街で情報収集をしていたのですね……。| |ホール|え~!&br;まだ疑ってたのかい? ひどいなぁ。| |ホール|……だって、&br;庇われっぱなしなんてカッコ悪いだろ?&br;ばっちり恩返ししてこそスターだよね♪| |ヒデタダ|そうですか。&br;……大御所様を思っての働き、&br;感謝いたします。| |ヒデタダ|……その温泉が本当に見つかれば、&br;の話ですが!| |ホール|はははっ!&br;こういう時のスターは『持ってる』ものさ。&br;だから、ノープロブレム!| |クニトモ|ボク、温泉なんて初めてやわ~。&br;なんかドキドキするなぁ。| |サカイ|俺も初めてやわ。&br;ま、火縄銃をお湯に浸けるアホはおらんし、&br;当たり前やけどな。| |サカイ|そもそも温泉って&br;どんくらい効き目あるもんなんやろ?&br;ゆーてお湯やしなぁ。| |イエヤス|ははっ。確かに一見ただの湯だが、&br;湯治の効果は本物だという。| |イエヤス|家康様も大の温泉好きで、&br;半月以上湯治場に留まることもあった。| |イエヤス|家臣が病に倒れた時などは、&br;見舞いの品として温泉の湯を届けたほどだ。| |サカイ|お湯を届ける!? ひゃ~!&br;さすが徳川さん、やることがデカいなぁ!| |クニトモ|その家臣さんも嬉しかったやろうねぇ。&br;徳川さんは家臣想いやなぁ。| |サカイ|温泉楽しみんなってきたわ~!&br;おいクニトモ!&br;どっちが早く温泉見つけられるか勝負や!| |クニトモ|はぁ? なんやのいきなり。&br;……まあでも、徳川さんのためやし、&br;お前に負けるんは癪やしな。やったるよ。| |サカイ|よっしゃ。ほな徳川さん、俺らでぱぱーっと&br;温泉見つけてきますんで、&br;ちょーっとだけ待っとってください!| |イエヤス|これは頼もしいな。&br;足を滑らせぬよう、気をつけて行くのだぞ。| |サカイ&クニトモ|はーい!| |サカイ|……ん!? おいクニトモ!&br;向こうの方、&br;ちょっとモヤかかっとるように見えへん!?| |クニトモ|ほんまや……!&br;よーし、ボク行ってくるわ~!| |サカイ|あっ、コラ!&br;待てやクニトモ!!| #endregion //------------------------------ **第7話 可愛い相客 [#episode7] #region(ネタバレ注意) |サカイ|こっちこっちー!&br;足元滑りやすいから気ぃ付けてなー。| |クニトモ|はい、イエヤスさん、手ぇどうぞー。&br;あとちょっとやからね。| |ヒデタダ|おお……!&br;なんと見事な……!| |イエヤス|これは……ここまで歩いた甲斐があったな。&br;○○によい報告ができそうだ。| |サカイ|なっ、すごいやろ!&br;これ、お湯結構熱いんかな?&br;入る前に、湯加減チェックせな。| |サカイ|……おっ!&br;ちょい熱めやけど、ええ湯加減やで!&br;みんな、はよ入ろ~!| |ホール|よかった……&br;秘湯の話は、本当だったんだ……。| |ホール|……よーし!&br;さっっそく俺も、楽しんじゃおうかな☆| |サカイ|あああ~……。&br;ええなあ、温泉。こら癖になるわ~。| |ホール|はぁ~……&br;身体だけじゃなくて、心にも染みるね~。| |クニトモ|ふたりとも寛ぎだすの早すぎやわ。&br;……でも、そんなにええなら&br;ボクも入ってみよか。| &attachref(アルバム/イベント/第7話 可愛い相客.jpg,zoom,第7話 可愛い相客,259x200); |クニトモ|ふぅ~。&br;確かにこれは、気持ちええわあ……!| |クニトモ|お、リスがおる!&br;リスさんも温泉に浸かりに来はったん?&br;可愛いらしいなぁ~。| |クニトモ|でも、やけどしたらあかんから&br;君はボクの腕の上な?&br;ほら、果物もあるで。いっぱい食べや。| |クニトモ|ああ~。温泉って、心がこんなに&br;ふわ~ってするもんなんやねぇ。| |クニトモ|イエヤスさんの言ってた通り、すごいわ~。&br;山道歩いてきた疲れも取れた気ぃする……!| |クニトモ|あの厳格なヒデタダさんが&br;そわそわしてまうのもわかるなぁ。&br;……温泉、最高やん!| |クニトモ|○○さんが&br;動けるようになったら、また来んとな……!| #endregion //------------------------------ **第8話 温かな幸せ [#episode8] #region(ネタバレ注意) &attachref(アルバム/イベント/第8話 温かな幸せ.jpg,zoom,第8話 温かな幸せ,259x200); |ヒデタダ|大御所様、お背中失礼いたします。| |ヒデタダ|傷に効く湯でしたら、&br;たっぷりとかけておかねばなりませぬな!| |イエヤス|すまんな、ヒデタダ。&br;……ああ、いい湯だ。&br;心なしか、傷も良くなってきたようだ。| |ヒデタダ|ふふっ、それはようございました……!&br;素晴らしき湯に浸かると、&br;やはり心が安らぎますな!| |ヒデタダ|かく言うヒデタダも、&br;気力がみなぎってまいりましたぞ!| |イエヤス|はは、ヒデタダは本当に&br;温泉が好きなのだなあ。| |ヒデタダ|ええ。以前の『さうな』とやらでは&br;大変な目に遭いましたが、&br;ここは私の知る温泉そのもの!| |ヒデタダ|○○殿に&br;本当の温泉を楽しんでいただく、&br;またとない機会にもなりましょう!| |イエヤス|ははっ、さうなも興味深い体験だったな。&br;あれはあれで良いが、&br;傷のある今は、穏やかな湯治が有り難い。| |イエヤス|○○も、&br;きっと気に入ることだろう。| |ヒデタダ|違いありませぬな! 〇〇殿も&br;日に日に回復してきておりますから、&br;数日の後には来られるでしょう。| |ヒデタダ|しかし……最初はとんだ眉唾ものの&br;噂話かと思いましたが、&br;かように素晴らしき湯があるとは。| |ヒデタダ|ホールにも、今回ばかりは&br;礼を言っておかねばなりませぬな。| |イエヤス|ああ、そうだな。さぁ、ヒデタダ……&br;俺の世話ばかりではなく、&br;君もしっかりと楽しんでくれ。| |ヒデタダ|お、大御所様……!&br;ありがたき幸せ!| |ヒデタダ|ですが、ご心配には及びませぬ。&br;大御所様のお世話をするのも、&br;ヒデタダの楽しみでございますれば!| |イエヤス|はっはっは、それはありがたい。&br;……俺は、いい仲間を持ったなあ。| #endregion //------------------------------ **第9話 True or False ? [#episode9] #region(ネタバレ注意) |きゅるちゅ|……はい、ぼく上がり~!&br;エフ、富豪のポジション、ぼくと交代ね!| |エフ|んもう!&br;ファルちゃんもきゅるちゅちゃんも強~い!&br;せっかく勝てたと思ったのにっ。| |ファル|ふふ。あと一歩でしたねえ、エフ。| |兵士|……失礼いたします。&br;逃亡中のレジスタンスについて、ご報告が。| |エフ|レジスタンス? ……ああ、遅かったわね。&br;もう忘れかけてたわよぉ。&br;それで、見つかったの?| |兵士|い、いえ、まだですが……&br;有力な情報を入手しました。| |兵士|複数の街の住人が、&br;負傷者を連れた見慣れない人物を&br;目撃しています。| |兵士|怪我人を病院へ連れて行くよう促すと、&br;断って麓の方へ下りていったとのことです。| |エフ|麓ねぇ……。&br;そっちの方が大きい街があるし、&br;身を潜めるには向いてるわね。| |エフ|レジスタンスと通じてる闇医者も&br;いるのかもしれないし……。&br;あんたたちでもう少し調べなさい。| |兵士|はっ! 了解しました!| |ファル|ふふ……&br;街の病院には見張りがいましたからね。&br;避けていった可能性は高いでしょう。| |きゅるちゅ|でもさ~怪我してたんでしょ?&br;麓の街に着く前に野垂れ死んでたりしてぇ。| |ファル|その可能性もありますね。&br;さて……名残惜しいですが、私は先に&br;帰ります。次の任務も控えていますし。| |エフ|うそぶいちゃってやぁね。&br;ファルちゃんってば、&br;お兄様を独り占めしようと――。| |エフ|ちょっと! ファルちゃん待って!&br;アタシも一緒に行くわ~!| |きゅるちゅ|きゅるちゅもパパとお出かけの約束あるしー&br;早く帰って準備しよーっと!| |兵士|次は麓の街か……。&br;奴ら、どこに逃げたんだ?&br;麓へのルートも押さえているんだがなぁ。| |兵士|麓へ行ったと見せかけて、別の方向へ……?&br;いや、目撃情報も多く上がっているし、&br;それはないか……。| #endregion //------------------------------ **第10話 癒しの湯 [#episode10] #region(ネタバレ注意) |ホール|○○、こっちだよ!&br;このあたりは足場が悪いから、ゆっくりね?| |ヒデタダ|もうすぐですぞ、〇〇殿。| |ヒデタダ|一歩一歩、無理せず慎重に進むのですぞ!&br;ヒデタダもお支えしますゆえ、&br;遠慮なさらず。| |イエヤス|歩くのがきついようなら、俺が背負おう。&br;なに、心配はいらない。| |イエヤス|湯の効能は本物だったようでな。&br;俺の肩の傷も、すっかりよくなったのだ。| |サカイ|あの温泉っちゅーやつ、ホンマに効いたで!&br;疲れも取れるし傷も治る!&br;先生も元気んなること間違いなしや!| |クニトモ|うんうん。サカイの胡散臭い口上も、今回は&br;ぜーんぶホントのことやから安心してな?| |ホール|おっ、見えてきたよ!| &attachref(アルバム/イベント/第10話 癒しの湯.jpg,zoom,第10話 癒しの湯,259x200); |サカイ|くぅ~っ!&br;何回入ってもええ湯やな~!&br;もーすっかり温泉の虜やわ。| |クニトモ|ボクもや~……。&br;3人もはよ、服脱いで入り!| |カトラリー&キセル|う……うん……。| |ケイン|はい……、いえ……、&br;……はい……。| |ホール|いや~、ちょっと街に出ただけで、&br;幻の秘湯の情報をゲットできるなんて。&br;さすがスター☆| |ホール|ついでにいろいろ情報も撒いとくあたり、&br;スターなうえにヒーローって感じだね♪&br;あっはっは!| |ヒデタダ|まったく、あなたは……&br;目立つ自覚があるのなら、&br;少しは控えてはどうなのです。| |ヒデタダ|そんな調子だから、&br;戦場でも狙われるのですよ。&br;……聞いているのですか!?| |ホール|はいはい、聞いてるよ。&br;でも、スターのオーラは隠せないもんな~。| |ヒデタダ|くっ……ユキムラの方が&br;まだ聞き分けがあるかもしれませぬな……!| |イエヤス|○○、湯の温度には慣れたか?&br;では、あなたもこちらへ。| |イエヤス|転ばぬように、俺が支えよう。&br;……さあ、おいで。| #endregion データ参照プラグイン 入力支援ツールを表示 ▼参照先ページ選択:データを表示 元データの書式(インラインプラグイン)を継承する