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CV:山本一慶
&size(18){''僕は、その場で一番強い人に従います。&br;なので、マスターの命令は聞きませんよ。''};
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#contents
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*プロフィール [#prof]
|~所属グループ|オスマン|
|~身長|175cm|
|~体重|59kg|
|~趣味|人間観察|
|~好きなもの|ホットミルク|
|~攻撃回数|1|
|~キャラクターソング|as a wind|

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*カード [#card]
|~カード名|~レア度|~属性|
|[[漂流する貴銃士−I>カード/エセン/★3 漂流する貴銃士−I]]|★★★|&color(red){赤};|
|[[漂流する貴銃士−II>カード/エセン/★3 漂流する貴銃士−II]]|★★★|&color(blue){青};|
|[[潜入者>カード/エセン/★3 潜入者]]|★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[物憂げな眼差し>カード/エセン/★4 物憂げな眼差し]]|★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[望みとあらば>カード/エセン/★4 望みとあらば]]|★★★★|&color(blue){青};|
|[[幻惑の怪猫>カード/エセン/★4 幻惑の怪猫]]|★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[宵闇を歩む>カード/エセン/★4 宵闇を歩む]]|★★★★|&color(red){赤};|
|[[けだるげスノーマン>カード/エセン/★4 けだるげスノーマン]]|★★★★|&color(red){赤};|
|[[遂行する意志>カード/エセン/★5 遂行する意志]]|★★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[揺蕩う宝玉>カード/エセン/★5 揺蕩う宝玉]]|★★★★★|&color(darkorange){黄};|
|[[氷の柩に眠る風>カード/エセン/★5 氷の柩に眠る風]]|★★★★★|&color(blue){青};|
|[[心許した距離>カード/エセン/★5 心許した距離]]|★★★★★|&color(red){赤};|

//&color(red){赤}; &color(blue){青}; &color(darkorange){黄};
&aname(top){上へ戻る};
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*自己紹介 [#introduction]
はじめまして、マスター。僕……ごくごくフツーのマスケット銃です。
名前とかないんですけど……ここではエセンって呼ばれるみたいですよ。
見た目はなかなか豪華なオスマン帝国風ですけど、実はフランス出身だったりします。
まぁ……マスターが僕にとって、
多少なりとも有益である限りは、ここにいますから……よろしくどうぞ。

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*銃 [#gun]
来歴不明の銃。
金銀やサファイア、真珠で象られた美しい植物模様はトルコ風のものであるが、
撃発装置はフランス製という、異なる文化・地域の部品が組み合わさった銃となっている。
例えば、アリ・パシャはナポレオンのような権力者から贈られた銃であっても、
見た目が自分の高貴な身分に相応しくないと思った場合、
より豪華な装飾に仕立て上げさせたという。
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*絶対高貴 [#noble]
|~開放できる貴銃士ランク|2|
|~開放に必要なエピソード|第2話:長いものに巻かれる|
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*セリフ [#talk]

**日常 [#talk_daily]
|~初対面の挨拶|
|……僕? ただのマスケット銃ですよ。&br;何者かって、話す必要あります?&br;とりあえず、挨拶くらいはしておきますね。|

|>|~マイページ会話|
|~1|この後、アリ・パシャに呼ばれてるんです。&br;彼、やけに楽しそうな顔で笑っていたので&br;僕も、忙しくなりそうですね……。|
|~2|僕、マスターには従いませんよ?&br;それを許すばかりか、普通に話をするなんて&br;……あなたって、やっぱり不思議です。|
|~3|マフムトの話に付き合っていたら……&br;あっという間に、時間が過ぎていました。&br;何をするにも、のんびりしてるんですよね。|

|~ひとこと|
|僕は、その場で一番強い人に従います。&br;なので、マスターの命令は聞きませんよ。|

|~レベルアップ|
|強くなれと言われたら、&br;僕は強くなりますよ。&br;……これで、ちょっとは楽できるかなあ。|

|~勲章授与のお礼|
|はあ……僕でいいんですかね?&br;ま、もらえるものはもらっておきますよ。&br;……別に、嬉しくないわけじゃありません。|

|~基地でのお誘い|
|あの、少し……お話が。&br;大した話ではありませんが、せっかくなので&br;あなたに聞いてもらおうかな……と。|

|>|~衛生室|
|~回復依頼|マスターに頼りすぎるのも嫌なんですけど&br;……命令を遂行するためなら&br;多少の傷は、仕方ありませんよね。|
|~回復お礼|なんだか、眠くなって……すぅ……&br;……はっ、危ないところでした。&br;あなたの手が、温かすぎるせいですよ。|
|~全快お礼|ふぅ……正直、助かりました。&br;……その、ありがとうございます。|

|>|~基地あいさつ|
|~1|……何か用ですか?&br;僕からは、特に報告するようなことも&br;ありませんけど……。|
|~2|……あ。あんなに高いところを&br;鳥が飛んで……え?&br;すみません、ぼーっとしてました。|

|>|~基地あいさつ(親愛Lv高)|
|~1|マスター、もしかして……&br;僕で暇を潰そうとしてません?&br;ふふっ……ま、付き合ってもいいですよ。|
|~2|あなたって、つくづくお人好しですよね。&br;いくら暇だからって……僕なんかの話を&br;真剣に聞こうとするんですから。|
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**バトル [#talk_battle]
|~戦闘開始|高貴に戦え! Be noble!|

|~とどめを刺す|これで、問題ありませんね?|

|>|~バトル:回復お礼|
|~1|へぇ……さすがはメディックですね。&br;身体が軽くなりましたよ。|
|~2([[望みとあらば>カード/エセン/★4 望みとあらば]])|いちいち気にされるのは、少し面倒ですけど&br;……マスターの手は、嫌いじゃないですよ。|

|~バトル:回復お願い|あの、すみません。&br;手をお借りできます?|

|~絶対高貴発動|お望みであれば&br;強くなりますよ。|

|~心銃発動|大丈夫......&br;僕は、やれます。|

|~仲間を庇う|油断……。|

|~バトル:勝利|こっち側について&br;正解でしたね。|

|~バトル:敗北|申し訳ありません、&br;勝てと言われたのに。|

|~戦闘不能|……どこで選択を&br;誤ったんですかね。|
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**勲章 [#talk_medal]
|~甘い言葉([[望みとあらば>カード/エセン/★4 望みとあらば]])|僕に命令したくなったら、いつでもどうぞ。&br;代わりに、あなたとの時間を貰いますから。|
|~優しい言葉([[遂行する意志>カード/エセン/★5 遂行する意志]])|マスターは、他人を油断させる天才ですね。&br;……僕としては、褒めたつもりです。|
**期間限定 [#limited_time]
|~ハロウィン 1|カボチャのランタン? 作りませんけど。&br;あれ、地味に大変じゃないですか……?|
|~ハロウィン 2|僕、お菓子とか持ってないので……&br;悪戯したければ、お好きにどうぞ。|
|~ハロウィン(基地)|命令なら、仮装でもなんでも。|
|~ハロウィン(心銃)|甘くはできませんので&br;悪しからず。|
|~クリスマス 1||
|~クリスマス 2||
|~クリスマス(基地)|クリスマス? ……そうですか。|
|~クリスマス(心銃)|いい子かどうかなんて&br;僕には関係ないので。|
|~年末 1||
|~年末 2||
|~年末(基地)||
|~年末(心銃)|命令は、必ず&br;完遂しますよ。|
|~年始 1||
|~年始 2||
|~年始(基地)||
|~年始(心銃)|お正月くらい&br;楽させてください。|
|~バレンタイン 1|僕に贈り物……賄賂のつもりですか?&br;取り次いでほしい人物がいるとか?|
|~バレンタイン 2|マスターって、心底不思議な人ですよね。&br;僕なんかに、贈り物って……ふふっ。|
|~バレンタイン(基地)||
|~バレンタイン(心銃)|敵に誠意を向けるほど&br;優しくないもので。|
|~ホワイトデー 1|強くもないマスターに、贈り物の必要性を&br;感じませんので……手紙で済ませようかと。|
|~ホワイトデー 2|マスターに、返す愛なんてありませんが……&br;多少の感謝くらいは、伝えてもいいかと。|
|~ホワイトデー(基地)||
|~ホワイトデー(心銃)|敵に返すべき借りなら&br;いくらでもあります。|

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*エピソード [#episode]
**親愛 [#episode_affection]
***第1話:弱い人(親愛レベル1) [#tb81a666]
#region(ネタバレ注意)
はじめまして、マスター……&br;僕、ごくごくフツーのマスケット銃です。&br;
まぁ……一応、それなりの権力者に&br;仕えてはいましたけど。&br;
こんなふうに宝石を銃に飾りつけるなんて、&br;よっぽどお金が余っていたんですかねぇ。&br;
ま、興味ないのでどうでもいいです。&br;
あとは……特に名前とかないんですけど……&br;ここではエセンって呼ばれるみたいですよ。&br;
そういうわけで……どうぞよろしく。&br;
…………。&br;
…………いえ、あの……&br;思ってたのと違うというか……。&br;
……やっぱり、どう見ても……&br;マスターって……強い人には見えませんし&br;……実際そうですよね?&br;
マスター、急にこんなことを言われて&br;驚くかもしれませんが、&br;僕、あなたに付き従う気はありません。&br;
だって、弱い人に従っているとロクなことが&br;ないでしょう? 襲われたり、争いに&br;巻き込まれたりして不幸になるんですよね。&br;
だから、自分の周囲にいる中で&br;一番強い人に従うのが安全です。&br;
僕は与えられた命令は絶対にこなしますが、&br;自分が認めた強い人の命令しか&br;聞きませんから。そのつもりで。&br;
それで、マスター。&br;この基地で一番強い人って誰ですか?
#endregion
***第2話:長いものに巻かれる(親愛レベル3) [#fce34ccf]
#region(ネタバレ注意)
どうも、〇〇。&br;ああ、補給品を運んでいるんですか。&br;大変ですね。頑張ってください。&br;
……え? 僕がのんきに&br;散歩しているように見えます?&br;ハァ……違いますよ。&br;
基地にいる他の貴銃士がどれほどの&br;強さなのか、僕が従うべき貴銃士は誰か、&br;この目で確かめていました。&br;
そうですね、&br;下に付くのも悪くないと思わせる、&br;有能な貴銃士が何人かいましたよ。&br;
アリ・パシャ、ナポレオン、マフムトは、&br;すでに絶対高貴に目覚めて、&br;実際にたくさん敵を倒していました。&br;
なので候補としてはアリ・パシャと&br;ナポレオンというところでしょうね。&br;
僕は『皇帝ナポレオンからアリ・パシャに&br;贈られた銃』なので、どちらに付くことに&br;なっても自然です。&br;
え……言ってませんでしたっけ?&br;別に嘘じゃありませんよ。……たぶん。&br;
さて、そうと決まれば、どちらに付くかを&br;見極めなければいけません。&br;
僕が従うに足る、&br;揺るぎない強さを持つのはどちらか。&br;
付き従うのがそのような人物であれば、&br;僕は命令されることで絶対高貴に&br;目覚めることができるでしょう。&br;
僕自身、高貴になりたいとか&br;そんな気持ちは一切ありませんが……&br;強い者の命令には従うんです。&br;
僕に命令を下す存在には、常に強さを持って&br;いてもらわないと。それは僕にとっての&br;処世術で……絶対的なルールです。&br;
だから、あなたの命令では動くことは&br;できませんよ、〇〇。&br;
え……&br;もともと僕に命令する気なんてなかったと?&br;
……じゃあ、あなたは僕に&br;何を望むというのです……。&br;
あなたの考えていることは、&br;よくわかりませんね……。
#endregion
***第3話:従属関係(親愛レベル5) [#fc018f57]
#region(ネタバレ注意)
あ……〇〇、偶然ですね。&br;
そうだ……&br;以前、僕が従うべき人物を見定めていると&br;話したことを覚えていますか?&br;
実は数日前から、候補をふたりに絞って&br;最終的な精査をしていたんです。&br;
ええ、アリ・パシャとナポレオンです。&br;
ふたりと行動をともにし、どちらがより&br;強い人なのかを調べていたんですよ。&br;
とりあえず、もともと知っている&br;アリ・パシャを選ぶことにしました。&br;
どうやら彼は、レジスタンスの支配者になる&br;野望を持っているようですね。&br;
それを隠しもせず&br;堂々と言ってのけるのだから、&br;胆力がある男です。&br;
それに、頭脳明晰な上、&br;戦闘能力も高いですからね。&br;
なので、今は彼に従っているのが&br;一番いいと結論づけました。&br;
彼のもとで命令を貰い、&br;レジスタンスの作戦や日常生活を&br;送っていこうと思います。&br;
命令されることは、&br;僕にとっては当たり前のことなので……&br;別になんともありませんよ。&br;
僕、自分の意思とかないんで。&br;逆に楽ですね。&br;
そういえば、先日、&br;アリ・パシャの命令を受けて、&br;絶対高貴になりました。&br;
戦闘で役立つ能力だから身につけろと&br;命令されたので。&br;
貴銃士といえども、そう簡単に&br;なれるものではないらしいですね。&br;
ですが、&br;僕は与えられた命令には絶対に従います。&br;
あなたは僕が従う人ではないですけど、&br;一応貴銃士である僕のマスターですし、&br;まあ報告くらいはしておこうかなと……。&br;
ええ……それだけです。では。
#endregion
***第4話:強者の取引(親愛レベル8) [#d084d1af]
#region(ネタバレ注意)
〇〇。&br;
少し、時間を頂戴しても?&br;
別にあなたに報告する義務があるという&br;わけではないのですが……。&br;一応近況をお話しておきますよ。&br;
いま、アリ・パシャに従って&br;いろいろ動いています。順調です。&br;
先日は……アリ・パシャとナポレオンの&br;裏取引の現場に立ち会いました。&br;
珍しいものやレジスタンス内の情報を&br;密かに交換したりしていました。&br;
アリ・パシャは何事にも常に優位でいられる&br;よう、基地内のすべてのことを&br;把握していたいのでしょうね。&br;
いずれナポレオンも手中に収めるつもりでは&br;ありそうですが、まずは友好の姿勢を見せて&br;仲間だと錯覚させているのかもしれません。&br;
侵略の基本だと言っていましたよ。&br;
さすがはアリ・パシャと言わざるを&br;得ませんが、ナポレオンも策士ですからね。&br;
強者同士の腹の探り合いというのは&br;スリリングなものです。&br;
見ているだけなら、なかなか楽しいですよ。&br;
ナポレオンも鋭い返しをして、&br;アリ・パシャを黙らせることがあります。&br;
強さは拮抗しているようなので、&br;アリ・パシャが失脚するようなことがあれば&br;彼に鞍替えするのもありかもしれませんね。&br;
……そういえば、ナポレオンは、&br;随分あなたのことを&br;買っているようでしたが……。&br;
どうやって取り入ったんですか?&br;
まさか、賄賂もなしに&br;懐柔できるような男ではないでしょう。&br;
はあ……信じられませんね。&br;だとしたらナポレオンの評価も&br;見直すべきかな……。&br;
だって、あなたって強くないし……&br;むしろ弱いし……&br;まぁ、治療は上手いようですけど。&br;
メディックなら他にもいるのに……&br;はぁ、あなたのこと、&br;ますますよくわからなくなりますよ。
#endregion
***第5話:金の出所(親愛レベル11) [#s0d14292]
#region(ネタバレ注意)
あ、〇〇……ちょっと。&br;
え……と、いつもの報告でもしようかと。&br;そんなに時間は取らせませんよ。&br;
忙しかったら、別にいいですけど……。&br;
いいですか?&br;
では……アリ・パシャのことなんですけど。&br;彼の軍資金、どこから出てるのかと&br;探ってみたら……。&br;
案の定というか、マフムトから&br;宝石をネコババしているんですよ。&br;
マフムトの体質は知っていますか?&br;彼、服の隙間から宝石が零れ落ちるという&br;変わった体質の持ち主でして……。&br;
僕の銃にも宝石が散りばめられていますが、&br;そのようなことはありませんね。&br;
マフムトは特別なのでしょう。確かに、&br;彼の銃にあしらわれている宝石の多さ&br;は尋常ではないですからね。&br;
それで……僕はなぜか&br;マフムトに気に入られていまして、&br;宝石を握らされることがあります。&br;
マフムトからすれば、金も銀も宝石も、&br;そこらの石と変わらないのでしょうね。&br;
アリ・パシャもわざわざ盗むなんて&br;危険を冒さずともいいでしょうに。&br;
……〇〇、&br;資金力があるというのも、&br;強さの1つではありますよね?&br;
マフムトはめったなことでは&br;動じないところもいいですが……。&br;
あまりにも人が良すぎるし、戦闘も&br;嫌がっているようですから、僕が付き従う&br;存在としては少し物足りないのです。&br;
有力な候補になりそうなのに、惜しいな。&br;
そういえば、マフムトもあなたのことを&br;気に入ってるようでした。&br;
自分の気に入っている宝石をあげてもいい、&br;などと話していましたよ。&br;
……ナポレオンといいマフムトといい、&br;あなた本当にいったいどんな賄賂を&br;渡しているんです?&br;
#endregion
***第6話:付き従う存在は慎重に(親愛レベル14) [#rd22b604]
#region(ネタバレ注意)
〇〇、&br;困ったことになりました。&br;
アリ・パシャが作戦で失敗して&br;しまいまして……内々に働いていた悪事も&br;いくつか、表沙汰になりましてね……。&br;
これからしばらく、彼の立場は悪そうです。&br;矛先が僕の方に向く前に、&br;手を打たなくては。&br;
彼は強い人だと思っていたのに、&br;こんなところでしくじるなんて……&br;まったく予想外の展開ですよ。&br;
風向きのいい人を見つけなければ。&br;
さて、誰にしましょうか。&br;やはりナポレオン……&br;
いえ……ここはマフムトがいいかもしれません。&br;
人が良すぎるきらいがありますし、&br;戦闘嫌いでもありますが、資金力や、&br;人望を考えると……。&br;
あの人もアリ・パシャやナポレオンとは&br;別のところで、とても強い存在です。&br;
とくに今はアリ・パシャの不道徳が&br;問題になっていますからね。&br;清廉潔白であるということは重要……。&br;
……やはりここは&br;マフムトに従ってみましょう。&br;
今のところ、&br;それが得策に感じられますから。&br;
罪悪感? なぜ僕がそんなもの感じる&br;必要が? 付き従う相手の乗り換えに&br;罪悪感なんてありません。&br;
僕は命令をこなすことで役に立つ。その&br;代わり安全な居場所を得る。彼にそれが&br;できないなら、付き従う必要など皆無です。&br;
出生の不透明な僕が、&br;ひとりで生き抜くために……&br;自分の身は自分で守らないと……。&br;
……って、少ししゃべりすぎました。&br;〇〇、今のは忘れてください。&br;
なんですか。同情なんかいりませんよ。&br;
これが僕の生き方です。&br;これまでもそうしてきたし、&br;これからもそうです。&br;
それに比べてあなたときたら、僕みたいな&br;命令を聞かない貴銃士でも、作戦で&br;怪我したら治療してくれるんですから……。&br;
あなたって、アリ・パシャに言わせたら、&br;『お人よし』って感じですよね……ふふ。
#endregion
***第7話:暇潰し(親愛レベル17) [#wf310652]
#region(ネタバレ注意)
〇〇。&br;少しだけ、探しましたよ。&br;
この宝石で作ったアクセサリー、あげます。&br;
暇で暇で仕方無くて、&br;今はこんな手遊びに耽るしかないんですよ。&br;
アリ・パシャの失脚からこっち、&br;マフムトのそばにいるように&br;しているんですがね……。&br;
とにかく時間を持て余すんです。&br;
基本的に彼はぼーっとしているか&br;寝ているか祈っているかなので、&br;命令がないんです。&br;
外に出るのも億劫がるので、作戦が&br;なければ引きこもってばかりですし……。&br;
1日中、平和で平和で、&br;何もなくて、もう暇すぎて……。&br;
アリ・パシャのそばにいた頃はいろいろと&br;忙しくしていましたからね。&br;ギャップがすごくて。&br;
そんなわけであまりに時間を持て余して&br;いたので、マフムトにもらった宝石を&br;加工して作りました。&br;
何も考えずにいじっていたら、&br;なんとなくあなたのイメージに合いそうな&br;ものになったので持ってきたんです。&br;
こんなものを作ったのは初めてですし、&br;素人が暇つぶしに作ったものですから……。&br;いらなければ捨ててくださって結構。&br;
べつに……&br;お礼を言われる筋合いはありませんよ。&br;本当に、ただの暇つぶしなんですからね。&br;
はぁ……。明日は何をしましょう……。&br;
マフムトのそばにいると&br;楽なのはいいことなのですが、&br;暇すぎて暇すぎてもはや苦痛です。&br;
そろそろ、アリ・パシャの立場も&br;落ち着いてきたようですし……。&br;
……もう少ししたら、&br;アリ・パシャのもとに戻りましょうかね。&br;
#endregion
***第8話:命令ではなく(親愛レベル21) [#v9628340]
#region(ネタバレ注意)
……ああ、〇〇。いえ、&br;別に。ただ空を見上げていただけです。&br;
マフムトのそばにいるから、&br;彼のぼんやり癖がうつったんですかね。&br;
……別に、本当に、&br;今話した通り、空を見ていただけで……。&br;
…………。&br;
あなたも人が悪いですね、&br;〇〇。&br;知っているならそうおっしゃればいいのに。&br;
陰口を言われてるのなんて知ってますよ。&br;当然でしょう。&br;
『自分の意思はないのか』&br;『金魚のフンだ』&br;『命令されないと何もできない』&br;
皆、僕をよく見ている。その通りですよ。&br;
でもこれは僕の生き方だ。&br;貴銃士になったからといって、&br;すぐに自分を変えられるはずありません。&br;
……アクセサリー?&br;ああ、この前、&br;あなたに差し上げたものですか?&br;
あれはマフムトのもとで&br;暇潰しに作ったんです。別に&br;誰かに命令されたわけじゃありませ……っ!&br;
……いつもあなたに話をするのも、&br;たまたま暇だからで……。&br;
やめてください。確かにどちらも&br;命令されてはいませんが……&br;そんなの僕の行動の一割にも満たないです。&br;
だから、僕に意思はないし、僕が優しい、&br;だなんて……もってのほかです。&br;
あなたに話をするのも、アクセサリーも、&br;ぜんぜん、深い意味はなくて……。&br;
…………あれ? なんだこれ……。&br;僕……泣いてる?&br;
おかしいな……。泣くような話なんて&br;していないですよね?&br;なんで涙が止まらないんだろう……。&br;
これはきっと……&br;〇〇のせいですね。&br;
あなたが変なことを言うから、きっと&br;びっくりして、涙が出てしまったんですよ。&br;
……ふふっ、&br;あなたは本当に、不思議な人だ。
#endregion
***第9話:仲直り?(親愛レベル25) [#x74a3e70]
#region(ネタバレ注意)
……〇〇、探しましたよ。&br;
時間ができたので、あなたにお話でも&br;しようかと……よろしいですか?&br;
お隣、失礼しますね。&br;
僕、アリ・パシャのもとに戻りました。&br;
マフムトには仲直りしたんだなとか&br;見当違いなことを言われました。&br;相変わらず彼はおっとりしすぎています。&br;
仲直りのご褒美だって宝石をもらって……&br;あの人僕のことを&br;なんだと思ってるんでしょうね。&br;
ああ、すみません。&br;話がずれてしまいましたね。&br;
この間、アリ・パシャと僕、&br;一緒に治療してもらって……。&br;そのときに久々に話をしたんです。&br;
彼、『お前の陰口を言った奴に1撃&br;食らわせておいてやったぞ』、って……。&br;
正直閉口しましたね。&br;自分の立場が良くないときだったのに、&br;それを差し置いて何やってんだろうって。&br;
彼って自分の立ち位置にこだわる方ですし、&br;一刻も早く汚名返上しなければ&br;いけなかったっていうのに。&br;
なんていうか、意外と部下思いなところが&br;あるんですね、彼。&br;
ああ、自分の部下が悪く言われるのが&br;嫌なタイプなのかな……。&br;
僕にはその気持ちは&br;全く理解できないですけど。&br;
まあ彼の評判も持ち直してきたところ&br;ですし、しばらくはまた付き従っても&br;いいかと思っているんです。&br;
よく考えてみれば、ここに来て&br;僕にエセンという名前をつけたのも&br;彼でしたからね。&br;
そよ風のような奴だから、って……&br;褒めているんだか、けなしているんだか。&br;ま……別にいいけど。&br;
そういうことで……&br;僕はまた元気にやっておりますので。&br;
先日、泣いてしまった件は、&br;その……もう大丈夫ですから。&br;
忘れて……くださいね?
#endregion
***第10話:無意識の信頼(親愛レベル30) [#ld29aad8]
#region(ネタバレ注意)
今日は部屋にいるんですね、&br;〇〇。&br;
アリ・パシャのおつかいのついでに、&br;お菓子を買ってきたので、&br;一緒に食べませんか?&br;
へぇ、レオポルトさんからいただいた&br;紅茶なんですね。ありがとうございます。&br;
……いい香りですね。&br;
最近は……相変わらず、アリ・パシャとの&br;関係は良好ですよ。&br;このあとは訓練に呼ばれています。&br;
マフムトやナポレオンとの付き合い……?&br;ああ、言われてみれば、続いていますね。&br;
時々、お茶をしたりしていますよ。&br;
ナポレオンの話は演説じみていて退屈だし、&br;マフムトはちょっと黙ったかと思えば&br;眠っていたりしますけどね。&br;
まあ、そんな時間も悪くはないです。&br;
あなたと初めて会ったときは……。&br;強い意志に呼ばれたと思ったのに、&br;実際のあなたはあまりに弱そうで。&br;
この基地でひとり&br;どうやって生き抜こうかと、&br;不安に思ったものですが……。&br;
今はこんなふうに、平穏な時間を&br;過ごせている……本当に、&br;〇〇は不思議なひとです。&br;
つい、いろいろなことを&br;話したくなってしまうんですから。&br;
あなたといると、&br;損得のことを考えないんです。&br;そんな人付き合いは初めてで……。&br;
でも嫌な気持ちではありません。&br;心が落ち着く感じがするんです。&br;
ああ、だけど、勘違いしないでください。&br;
あなたはやっぱり弱いですし、&br;付き従うにふさわしいとは、&br;今も思っていません。&br;
ですが……まぁ、たまになら、&br;あなたの命令も聞きますよ。&br;
こういう時間と交換にね。
#endregion
&aname(top){上へ戻る};
//---------------------------------------------------
**勲章 [#episode_medal]
***大切な装備……?([[漂流する貴銃士−I>カード/エセン/★3 漂流する貴銃士−I]]) [#ua8281e2]
#region(ネタバレ注意)
|エセン|アリ・パシャ様。&br;次の作戦の支度ができました。|
|エセン|いつもの装備に加え、長期化に備えて&br;保存が利く食料を多めに用意してあります。|
|アリ・パシャ|……ご苦労。さすがはエセン。&br;万事ぬかりないな。|
|マフムト|ふむふむ、何を準備してくれたんだい?|
|マフムト|……おや?&br;食料の用意と言っていたが……&br;大切なものが入っていないようだ。|
|エセン|え……そうですか? 必要なものは、&br;全て揃えたはずですけど……。|
|マフムト|ふふ……&br;エセンでも、間違えることがあるのだね。&br;菓子が入っていないよ?|
|マフムト|……ほら、クルミ菓子だ。&br;これも入れておいておくれ。|
|エセン|え……ええと……&br;アリ・パシャ様も、召し上がります?|
|アリ・パシャ|いらん!&br;おいマフムト、俺様の部下に、&br;無駄な荷物を背負わせるんじゃない!|
#endregion

//----------
***([[漂流する貴銃士−II>カード/エセン/★3 漂流する貴銃士−II]]) [#j193ea56]
***礼儀は尽くします([[漂流する貴銃士−II>カード/エセン/★3 漂流する貴銃士−II]]) [#j193ea56]
#region(ネタバレ注意)

あの……&br;〇〇、ちょっといいですか。&br;
先日いただいた、&br;勲章のことなんですけど……。&br;
まあ、なんて言うんでしょうかね……&br;お礼、とか。&br;言ってなかったなぁと思いまして。&br;
あなたが、いきなり勲章なんて&br;寄越すものだから……&br;僕も、ちょっと驚いたんですよ。&br;
だって、そうでしょう?&br;僕みたいな貴銃士に、勲章だなんて。&br;
僕って、あなたじゃなくて&br;アリ・パシャに従ってますし……。&br;
高貴とか名誉とか、&br;そういうものとは、縁がないので。&br;
……でも、あなたは&br;そう思ってないみたいですね。&br;勲章をくれるって、そういうことでしょう?&br;
だから、一応……&br;僕も最低限の礼儀は、尽くそうかと。&br;
……ありがとうございます、&br;〇〇。&br;
あなたにもらった勲章……&br;粗末に扱ったりはしないって、&br;約束しますよ。
#endregion

//----------

***休日らしい仕事([[物憂げな眼差し>カード/エセン/★4 物憂げな眼差し]]) [#v7c235d8]
#region(ネタバレ注意)
|マフムト|やあ、○○。&br;今日は、休みをもらっているから……。|
|マフムト|余は今日も、&br;例の場所で祈りを捧げてくるよ。|
|マフムト|あなたも素晴らしい1日を過ごしておくれ。&br;……では、失礼。|
|エセン|…………ふぅ。|
|エセン|……あ、○○。どうも。|
|エセン|今日は、マフムトの尾行をするんです。&br;ええ、アリ・パシャの命令で。|
|エセン|一応、マフムトの視界に入らないよう、&br;気をつけてはいますけど……。|
|エセン|彼、とにかくぼんやりしてますからね。&br;こんなの、尾行とは呼べません。|
|エセン|あまりにも楽すぎ……っと。&br;のんびりしていると、&br;さすがに見失ってしまいますね。|
|エセン|では……僕も、失礼しますよ。|
#endregion

//----------

***驚きの行き先([[物憂げな眼差し>カード/エセン/★4 物憂げな眼差し]]) [#v7c235d8]
#region(ネタバレ注意)
|マフムト|ふんふふ〜♪|
|マフムト|……ふわ!?|
|マフムト|あいたた……&br;どうして、こんなところに穴が?|
|マフムト|足が抜けないな……う〜ん。&br;むむ……むむむむむ……!|
|エセン|……はぁ。何をやっているんでしょう。|
|エセン|あの……マフムト様、大丈夫ですか?|
|マフムト|おや、エセン。こんなところで会うとは。&br;どうしたんだい?|
|エセン|……まあ、偶然通りかかりまして。&br;足、引き上げますね。……よいしょ、っと。|
|マフムト|おお、助かったよ。ありがとう。|
|マフムト|お礼に、そこの洞窟から、&br;なんでも好きなものを持っていきなさい。|
|エセン|洞窟? ……って、うわ。&br;なんですか、あれ。&br;財宝だらけですけど。|
|マフムト|美しいだろう? 祈りを捧げるには、&br;ぴったりの場所だ……&br;余のお気に入りなのだよ。はっはっは。|
#endregion

//----------

***命令ですから([[遂行する意志>カード/エセン/★5 遂行する意志]]) [#feae69d0]
#region(ネタバレ注意)
〇〇も、次の休暇は&br;マフムトの旅行に付き合うんですか?&br;暇な人ですね。&br;
まあ、僕も行くんですけど。&br;アリ・パシャに、&br;ついてこいと言われましたので。&br;
従うべき者がついてこいと言うなら、&br;僕は行きます。&br;もちろん、異論はありませんよ。&br;
それに……あなたも来るんでしょう?&br;
なら、&br;話相手に困ることもなさそうですしね。&br;
休暇……というものに、僕はそもそも、&br;あまり興味がないんですけど……。&br;
あなたがいるなら、まあ……&br;気晴らしくらいには、なるかもしれません。&br;
そんなわけで……よろしくお願いします。&br;
僕は基本的に、&br;アリ・パシャについていきますけど……。&br;
もし、暇になったら……&br;そのときは、あなたとお喋りして、&br;時間を潰すことにしますから。
#endregion

//----------

***毒味が必要なのは?([[遂行する意志>カード/エセン/★5 遂行する意志]]) [#d27e6129]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|ふむ……おいエセン。新しい皿が来たぞ。|
|エセン|はい、アリ・パシャ様……ごくん。|
|エセン|……問題なさそうですね。&br;ただの、おいしいスープです。|
|マフムト|はっはっは。アリ・パシャは優しいね。|
|アリ・パシャ|……は?|
|マフムト|おいしいものを、まずエセンに&br;食べさせてあげているんだろう?&br;友を大切にする、素晴らしい心がけだよ。|
|アリ・パシャ|はぁ……貴様のそういうところが、&br;俺様は一番気にくわん……!|
|エセン|まあまあ、アリ・パシャ様。&br;スープが冷めますよ。|
|エセン|ああ、そういえば……&br;旅行先なんですし、今は&br;〇〇の方が危ないですよね。|
|エセン|世界帝軍にとって一番の邪魔者なわけで……&br;毒を盛られるなら、&br;まずあなただと思いません?|
#endregion

//----------

***あなたと見る景色([[遂行する意志>カード/エセン/★5 遂行する意志]]) [#p2255514]
#region(ネタバレ注意)
ああ……人が、たくさんいるなぁ。&br;
……あ、〇〇。どうも。&br;
何をしていたわけでもありませんが……&br;強いて言えば、道行く人を&br;ぼーっと見てました。&br;
都会には、&br;こんなに大勢の人がいるんですね。&br;基地近くの街とは、大違いですよ。&br;
……そういえば、&br;石油王はとうとう現れませんでしたね。&br;
アリ・パシャも、途中で半ば諦めて、&br;あなたと休暇を楽しんでいたようですし。&br;
あなたがずーっと彼の相手をしていたせいで&br;……僕、暇だったんです。&br;
ですから……&br;今からは、僕に付き合ってくれません?&br;それとも、僕のエスコートじゃ不満ですか?&br;
……ふふ、冗談です。&br;あなたならそう言うと思ってましたよ。&br;
じゃあ……そうですねぇ。&br;と、言っても、実は特に……あ。&br;
あそこの塔……&br;上から見渡す街の景色、&br;なかなか見ものだそうですよ。&br;
普段だったら、&br;景色なんて興味ないですけど……。&br;
あなたと一緒なら……もしかしたら、&br;素敵に見えるかもしれません。
#endregion

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***秘められた思惑([[揺蕩う宝玉>カード/エセン/★5 揺蕩う宝玉]]) [#x50254f3]
#region(ネタバレ注意)
〇〇、少しいいですか?&br;
……へぇ。&br;あなたもそれ、読んでるんですか。&br;
レジスタンスが発行している地下雑誌……&br;だそうですけど、毎度よくできてますよね。&br;
ええ、僕も知っていますよ。&br;『月刊NOBLE』には、&br;貴銃士もよく取り上げられていますから。&br;
強い貴銃士や、勢いのある貴銃士の情報を&br;チェックするのに役立つんです。&br;
それに、特集やインタビューからも&br;得られるものは多いですよ。&br;
好きなものや興味のあるもの、趣味……。&br;相手に取り入るために、&br;知っておくと便利な情報ですからね。&br;
あ……そういえば僕も、&br;今度載ることになったんです。&br;
何って、&br;もちろん『月刊NOBLE』にですよ。&br;
この間の作戦帰りに、記者だという人から&br;取材を申し込まれまして。&br;
アリ・パシャも許してくれましたし、&br;僕の命令遂行能力を示すにもいい機会かな&br;……と思って、了承しました。&br;
……これで、従う相手を変えるときにも&br;役に立つかな。&br;
いえ、なんでもありませんよ。では、また。
#endregion

//----------

***謎多き貴銃士([[揺蕩う宝玉>カード/エセン/★5 揺蕩う宝玉]]) [#ad0ecadb]
#region(ネタバレ注意)
|記者|本日はよろしくお願いいたします。&br;謎に包まれたエセンさんのことを、&br;いろいろとお聞かせください!|
|エセン|謎に……? そうですかね。|
|記者|ええ、各地のレジスタンスからも、&br;『エセンさんについて詳しく知りたい』と、&br;よくお問い合わせをいただきます。|
|記者|まずは……ずばり、エセンさんの出自や&br;来歴について教えていただけますか?|
|エセン|えーっと……僕の銃は、&br;発火装置がフランス製で、&br;銃身は……どこでしたかね。|
|エセン|見ての通りオスマン風の装飾なので、&br;ざっくり『オスマン帝国』と&br;お答えしておきます。|
|記者|ざ、ざっくりですか……。&br;では、どういった経緯で、異なる文化が&br;融合した銃になったのでしょう?|
|エセン|それはですね……僕は、&br;『皇帝ナポレオンからオスマン帝国の&br;アリ・パシャへ贈られた銃』。|
|エセン|……ということになっているので、&br;まあ、そういうことじゃないかと。|
|記者|『ということになっている』……?&br;え、ええと……?|
|エセン|大丈夫です?&br;コーヒーでも頼みましょうか。|
|記者|あ、ありがとうございます……。&br;取材の結果、かえってエセンさんの謎が&br;深まってきました……。|
 
|エセン|はあ……すごいですね、この場所。&br;レジスタンスって案外……&br;いえ、なんでもないです。|
|記者|エセンさん、お待たせしました!&br;撮影も無事完了です。&br;取材へのご協力、ありがとうございました!|
#endregion

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***不慣れなこと([[揺蕩う宝玉>カード/エセン/★5 揺蕩う宝玉]]) [#h5e373fd]
#region(ネタバレ注意)
……あの、〇〇。&br;少しいいですか?&br;
これ……、&br;さっき広報部の方に貰ったんです。&br;先日取材を受けた、例の雑誌ですよ。&br;
発行日はまだですが、取材のお礼にと&br;一足先に持ってきてくれたんです。&br;
〇〇、見てみます?&br;……はい、どうぞ。&br;
……撮影も取材も&br;かなり気合が入っている感じだったので、&br;薄々そんな気はしてましたけど。&br;
僕が表紙だなんて、&br;柄じゃないというかなんというか……&br;不思議な感じです。&br;
相変わらずよくできてるなぁと&br;感心はしますか……。&br;
自分が、しかも表紙に載ってるというのが、&br;なんだか……落ち着かないんですよね。&br;
アリ・パシャには、本が出来たら&br;見せろと言われているんですが……。&br;
……うーん……。&br;
あなた、見終わったら、それ……&br;アリ・パシャに渡しておいてください。&br;
はぁ……。&br;もしまた取材が来たら、&br;そのときは断ろう……。
#endregion

//----------

***小さな煌めきを胸に([[氷の柩に眠る風>カード/エセン/★5 氷の柩に眠る風]]) [#je97dcd3]
#region(ネタバレ注意)
あの……〇〇、&br;少しいいですか?&br;
いえ、大した用事ではなくて。&br;この間の……ペンダントの件、です。&br;
ペンダントなら、メディックが身につけていても&br;邪魔にならないかなと思って……。&br;
最近あまり大きな命令もなくて暇でしたし、&br;空いた時間に少しずつ作ってたんです。&br;
昨日、基地に帰ったあとに&br;仕上げが終わったので……&br;はい、どうぞ。&br;
マフムトにもらったものですから、&br;石は本物の宝石ですよ。&br;
あと、一応……&br;○○が好きと言っていた&br;モチーフなんですけど。&br;
気に入らなければ、&br;どこか適当なところで売れば&br;お金に――……。&br;
――って、その必要はないみたいですね。&br;
そんなに喜んでもらえるとは&br;思わなかったので、少し驚きました。&br;
…………。&br;
じゃあ、僕はこれで。&br;
……また、&br;何か作ったら持ってきますね。
#endregion

//----------

***イレギュラーな作戦([[心許した距離>カード/エセン/★5 心許した距離]]) [#cc65389d]
#region(ネタバレ注意)
|エセン|……え、僕と○○で&br;諜報ですか……?|
|恭遠・グランバード|ああ。&br;大きめの作戦が重なって、昨日から&br;大半の貴銃士が出払っているだろう?|
|恭遠・グランバード|動ける貴銃士は数人いるんだが、&br;マフムトをはじめ、&br;諜報を頼むには不安がある面々で……。|
|エセン|あー……なるほど。&br;それは確かに不安ですね。|
|恭遠・グランバード|それで、○○とも相談して、&br;諜報も得意な君となら&br;問題なく作戦に当たれるだろうと判断した。|
|恭遠・グランバード|いつもと勝手が違うかもしれないが、&br;頼めるだろうか。|
|エセン|問題ありませんよ。○○なら、&br;物覚えもいいですし。|
|恭遠・グランバード|ありがとう、助かるよ。&br;君たちに頼みたいのは、世界帝軍&br;中堅幹部と軍事企業の動きを探る任務だ。|
|恭遠・グランバード|最近頻繁に会合を開いているという&br;情報が入ったんだ。&br;新兵器の開発か、軍事行動か……。|
|恭遠・グランバード|何かしらの動きがあることも考えられる。&br;彼らの次の一手を探る&br;足がかりにしたいんだ。|
|エセン|わかりました。……○○、&br;よろしくおねがいしますね。|
|エセン|目的地は……ああ、あそこですか。&br;移動に時間がかかりそうですし、&br;急いで準備を始めた方がいいですね。|
|エセン|○○、昼食後には&br;基地を発てるようにしましょうか。|
|エセン|準備ができたら、迎えに行きますね。&br;それでは、またあとで。|

#endregion

//----------
***優しい香り([[心許した距離>カード/エセン/★5 心許した距離]]) [#kaf68a73]
#region(ネタバレ注意)
○○、一旦止まってください。&br;対象の方を見ずに、&br;お店の商品を眺めて……そうです。&br;
……あちらも、かなり警戒している&br;ようですね。怪しまれないように&br;もう少し距離をとりましょうか。&br;&br;
……○○、大丈夫ですか?&br;諜報とか尾行って気が張るから、&br;不慣れだと大変かもしれません。&br;
彼らは僕がちゃんとマークしているので、&br;○○は気負わず、&br;自然に振る舞えば大丈夫ですよ。&br;
あれ……カフェに入るみたいですね。&br;僕たちもどこかお店に寄りましょう。&br;んー……ここの雑貨屋でいいかな。&br;
あの人達、&br;しばらく出てきそうにありませんし、&br;本当に買い物していても大丈夫ですよ。&br;
僕も、適当にお店の中を見てきますね。&br;&br;
……○○。&br;彼ら、お会計をしているようです。&br;僕たちもそろそろ出ましょうか。&br;
あと……これ、どうぞ。&br;ラベンダーのサシェ、だそうです。&br;
いい香りでしたし、リラックスや安眠の&br;効果があるって書いてあったので……。&br;
不慣れな作戦中は&br;寝付きが悪くなることもありますから、&br;今日の夜にでも使ってください。&br;
……っと、移動し始めました。&br;僕たちも行きましょう。
#endregion

//----------
***穏やかなまどろみ([[心許した距離>カード/エセン/★5 心許した距離]]) [#k334a4e3]
#region(ネタバレ注意)
ふぅ……疲れましたね。&br;あの人達、今日1日で&br;どれだけ動き回るんだか……。&br;
……つきましたよ。今日の宿はここです。&br;けっこう綺麗なところですね。&br;&br;
………………。&br;
……ベッドがひとつしかない……。&br;
あ……そうでした。経費を減らすために、&br;2~3人なら一部屋しか&br;取らないんでしたね……。&br;
元々○○が参加する予定は&br;なかったし、恭遠さんもここまで&br;気が回らなかったんでしょう。&br;
いえ……○○がいくら&br;気にしなくても、シングルベッドで&br;窮屈に寝ては、ちゃんと休めませんよ。&br;
僕はこっちのカウチで寝るので大丈夫です。&br;宿の人に毛布を借りてきますね。&br;&br;
あれ……いい匂いですね。&br;サシェ、使ってくれたんですか。&br;気に入ってもらえたみたいで良かったです。&br;
寝間着も借りてきましたよ。明日も早朝から&br;動きますし、早めに寝ましょうか。&br;
僕、ホットミルク作りますけど……&br;○○も飲みます?&br;寝付きが良くなりますよ。&br;
……わかりました。&br;少し待っててください。&br;&br;
はい、どうぞ。熱いので、&br;やけどしないように気をつけてくださいね。&br;
あ……○○、口のところ……。&br;ふふ。ちょっと、失礼しますね。&br;&br;
ほら……牛乳ひげができてましたよ。&br;……落ち着いてゆっくり飲んでくださいね。&br;
ふぅ……。&br;やっぱりホットミルクって落ち着きますね。&br;これで、僕もぐっすり眠れそうです。&br;
……ああ。でも、もしも誰かが来たら&br;僕が気づきますので。○○は&br;安心して眠っていてください。&br;
では……おやすみなさい。&br;
#endregion
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**日常 [#episode_daily]
***てこずる相手 [#bb0498ba]
#region(ネタバレ注意)
発生場所:訓練所付近
|アリ・パシャ|……それで、だ。マフムトよ、&br;その書類を俺にも見せてもらえないか?|
|マフムト|余は構わないよ。ただ、この書類はレジス&br;タンスの重要機密だと聞いているから……。|
|マフムト|まずは、恭遠に効いてみなければ&br;いけないね。&br;アリ・パシャ、少し待っていてくれるかい?|
|アリ・パシャ|奴の許可は、もう取っている。&br;なあ、エセン?|
|エセン|え? ……ああ、ええ。はいはい。&br;取ってます。|
|エセン|むしろ、僕たちから恭遠さんに返して&br;おきますよ。ですよね、アリ・パシャ様?|
|アリ・パシャ|……そういうことだ。&br;さあ、書類を渡してもらおうか。|
|マフムト|そうだったのか。&br;これは親切に、ありがとう。&br;それでは……|
|マフムト|……おや、噂をすれば恭遠ではないか。|
|アリ・パシャ|くそっ! もう少しだったというのに……!|
#endregion
***暫定1位 [#gab54b03]
#region(ネタバレ注意)
|アリ・パシャ|エセン! この封筒を食堂に置いてこい。&br;誰にも見つかるなよ。|
|エセン|わかりました。……でも、いいんですか?|
|エセン|この中には、それなりに時間をかけて集め&br;た重要な情報が入っていたはずですが……。|
|アリ・パシャ|構わん。元々これは基地にいるレジスタンス&br;どもにくれてやる予定だったからな。|
|アリ・パシャ|この情報が、&br;奴らに噂話として広まれば……。|
|アリ・パシャ|いったい何人が、&br;俺様の配下となるだろうな?|
|エセン|……これをそんな風に使うとは。&br;あなたの豪胆さには驚かされますよ。|
|アリ・パシャ|くっくっく……! さあ、早く行ってこい!&br;結果の報告を楽しみにしているぞ。|
 
|エセン|僕が苦労して手に入れた情報を&br;ばらまくなんて……と思いましたが、&br;そういう使い道もあるのですね。|
|エセン|やはりここでは、彼に従うのが&br;正解のようです……今のところは。|
#endregion
***もしものときは [#va8de136]
#region(ネタバレ注意)
発生場所:作戦室付近
|エセン|ナポレオン様……どうも。|
|ナポレオン|む? お前は……エセンか。&br;アリ・パシャはどうした?|
|エセン|いつも一緒にいるわけじゃありませんよ。&br;僕だって、ひとりになりたいときも&br;ありますし。|
|ナポレオン|ふん、嘘だな!&br;おおかた、アリ・パシャに私の様子を&br;うかがってこいと命令されたのだろう?|
|エセン|……まあ、解釈はご自由に。|
|ナポレオン|心配せずとも、約束の情報はくれてやる。&br;お前の主人に、妙な勘繰りはよせと&br;伝えておけ。|
|ナポレオン|私は忙しいのだ!&br;さて、次の仕事は……!|
|エセン|……はぁ。あっさりバレちゃいましたね。&br;ま、いいです。取引の用意はある……と、&br;それだけわかれば十分ですし。|
|エセン|それにしても、ナポレオン……&br;さすがの鋭さです。|
|エセン|もしアリ・パシャが失脚したら……。&br;次は、彼に従いましょうかね。|
#endregion

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*グッズ [#item]
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//*メモ・雑記
//あれば

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